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六粒目 幻灯蓮 ~『我が上の星は見えぬ』の巻~
その二 久しぶりの一人と一匹旅です! すると、夏先生が……。
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船が出るまでには、まだ時間があった。
男の子は、一座が休息をとっているという、船着き場の近くの広場に案内してくれた。
男の子は、翼翔と名乗った。姉の青楓と一緒に、一座で軽業を演じているそうだ。
年は十二だと言っているが、本当はもう少し幼いのかもしれない。
「座頭あ、みんなあ! 深緑さんを連れてきたよお! 俺たちと一緒に、廣武まで行くってさあ!」
翼翔が、広場の片隅に敷物を広げ、そこに座ってくつろぐ五人に声をかけた。
中央に座っていた壮年の男の人――座頭が立ち上がり、わたしを手招きした。
わたしが名前を名乗り同行を感謝すると、座頭が座員たちを紹介してくれた。
一座は六人で、翼翔姉弟のほかに、講釈師の肖先生、女奇術師の嘉希さんと弟子の劉洋、そして、物真似師で座頭の福星さんがいる。
「思阿さんから、深緑さんは薬水売りだときいているが、俺たちと一緒に行くなら、座員として振る舞った方が何かと面倒がないと思う。あんた、何か芸はできるかい?」
座頭にきかれたが、わたしは、うーんと唸って考え込んでしまった。
歌と踊りは、天女としての嗜み程度に身につけてはいるが、お金をとって人に見せるようなたぐいのものではない。
曲芸や奇術はもちろん、物真似や講釈だって、とてもできそうにない。
確かに何の芸もないのに、座員を名乗っていいものだろうかと考えていたところ、虫籠の中の夏先生が、「ケロロッ」と鳴いた。
座頭が、おやっという顔で、虫籠を見た。
わっ! 夏先生たら、やたらと人前で声を上げてはだめだと言っているのに……。
「あんた、蛙を連れているのかい?」
「あ、あの……、あ、は、はい……。小さな青蛙ですが……」
「名前を呼んだら、その虫籠から出てくるかい?」
「まあ、そのぐらいなら……」
「そうか。じゃあ、呼んでみてくれるか?」
「わ、わかりました……。ラ、ラ、老夏! 虫籠から出てきてください!」
わたしが呼びかけると、虫籠の蓋が持ち上がり、夏先生が丸い頭をのぞかせた。
急に呼び出したので、少し不機嫌そうな顔をして、座頭をじろりと見た。
「す、すごいじゃないか! これなら『水嬉』ができるんじゃないか? 今、『水嬉』はどこでも人気だからね。すぐに、客が集まるし、上手くすれば料亭やお金持ちの家にだって呼ばれるかもしれない」
座頭によると、『水嬉』というのは、亀や蛙をつかった芸だという。
大きな器に水を張り、小さな銅鑼などで水中の亀や蛙を呼び出し、泳がせたり簡単な占いをさせたりするそうだ。
小さな生き物をよく仕込んだということで、どこでも喜ばれているらしい。
嘉希さんが、荷物の中から小さなたらいを持ち出して、川の水を汲んできた。
座頭が、指にはめていた銀製の指輪と懐から出した銅銭、そして、その辺に落ちていた小さな石ころをたらいの中に落とした。
「このたらいの中に蛙を放して、触れて欲しい物を言うんだ。もし、言われたとおりの物に触れられるようなら、人間の言葉がわかる蛙ってことで、間違いなく評判をとれるよ!」
そんなことか! それぐらいは、夏先生にとっては造作も無いことだろう。
簡単にできすぎて、正体を疑われやしないか心配なぐらいだ。
わたしは、虫籠の縁からこちらを見上げている夏先生と目線を合わせ、少し首を傾げてみせた。
「できますか?」と、問いかけたつもりだったが、夏先生は虫籠から這い出て、目の前のたらいの中に飛び込んだ。
その動きを見ただけで、一座のみんなは感嘆の声を上げた。
「さあ、じゃあ、俺から始めるぞ。そうだな……、老夏、まずは指輪に触ってきてくれ」
水から半分頭を出して、ぷかぷか浮いていた夏先生は、座頭の声を聞くと、ピチャッと水の中に潜り、まっすぐに指輪の所へ泳いでいった。
指輪に前足で掴まると、「どうだ!」と言うように、こちらを見た。
拍手も忘れ、みんな見入っていた。
それが面白くなかったのか、夏先生は、すぐに浮かび上がってくると、水面から顔を出して、「ゲコッ」と一声鳴いた。
「す、すげえや! じゃあ、次は俺だよ! 銅銭に触っておくれ、老夏!」
翼翔の声を聞き、再び水に潜った夏先生は、銅銭にたどり着くと、その上に張り付いて座った。
やだ! それは、いくら何でもやり過ぎですよ! ただの青蛙だってことを忘れないでくださいよ、老夏!
案の定、翼翔は目を丸くし、口をあんぐり開けて、たらいを見つめている。
わたしは、慌てて座頭に頼んだ。
「ざ、座頭! こ、これぐらいでいいですか? 今日はたまたま上手くいきましたけど、いつでもこういうことができるように練習をしておきます。『水嬉』をわたしの芸として、認めてもらえるでしょうか?」
「もちろんだよ! 廣武で、大評判になるぞ! もし良かったら、思阿さんと出会ったあとも、少しうちの一座を手伝ってくれないか?」
「か、考えておきます……」
わたしにだけ理解できる笑顔を浮かべた夏先生は、たらいから這い出すと、虫籠へ跳び移った。さすがに疲れたのか、急いで蓋を閉めて奥に潜ってしまった。
座員たちが、それぞれ、わたしに賞賛の声をかけてくれたけれど、何だか複雑な気持ちだった。
乗船を呼びかける声が聞こえ、わたしは、一座の一員として船に乗り込んだ。
日暮れまでには、州城の船着き場に到着できるそうだ。
座頭からは、思阿さんとは明日の昼に会う約束になっているので、今夜は良ければ一座と一緒に廟の宿舎に泊まって欲しいと言われた。
船が、船着き場を離れて河を下っていく。
思阿さんがいなくなって、不安な気持ちで始まった一日だったが、思わぬ形で旅の仲間を得て、一緒に州城を目指すこととなった。
船の舳先に立ち、昼の光にきらめく川面を見つめていたら、こっそり籠から出た夏先生が、わたしの肩まで這い上ってきた。
「深緑よ、あんなもんでいいかのう?」
「十分ですよ、というか、頑張り過ぎです! もう少し普通の青蛙らしく振る舞ってください」
「わかっておるわい! 人から褒められると、つい調子に乗ってしまってな――」
きついことを言ってしまったけれど、夏先生には、とても感謝している。
夏先生のおかげで、芸のないわたしが、一座の人たちに認められ、受け入れてもらえたのだもの。ありがとうございます、老夏!
「それより、思阿のやつ、誰をつけていったのじゃろう? おぬしに知らせに来る間もなかったということは、ひとときも目を離したくない相手だったということじゃな?」
「思阿さんがつけられるならわかりますけどね。例えば、どこかの酒楼の掛け取りとかが、金を払ってくれと付きまとうとか――」
「いやいや、男と決めてかかってはいかんな。女をつけていったのかもしれないぞ。以前、心を惹かれた女を偶然見かけて、こっそり追いかけていったとか――」
「ま、まさか……」
まさか、そんなことがあるかしら?
でも、それならば、わたしにきちんと説明をしないで行ってしまった理由もわかる……。
つけていく相手のことを、いろいろと訊かれるのが嫌だったからよね……。
廣武で落ち合ったあと、思阿さんは、用心棒を辞めると言い出すかもしれない。
つけていった相手に想いが通じて、向こうも思阿さんを想うようになって――。
もう、わたしなんかと一緒に旅をするのが馬鹿馬鹿しくなって――。
いつまでたってもお子ちゃまのわたしなんて、つまらなくなって――。
急に胸が苦しくなって、気づけば溢れる涙で川面はぼやけていた。
拭っても拭っても、涙は次から次へと頬を伝い、自分ではもう止めることもできない。
「すまぬ、すまぬ、深緑……。冗談じゃよ……。あの朴念仁に限って、そのようなことはありえぬ。それに、あいつは、本当は……、ゲロロロロッ!」
翼翔がこちらに走ってくるのを見て、夏先生は、大慌てで虫籠へ潜り込んだ。
「本当は」って、本当は、何なのですか、老夏?!
男の子は、一座が休息をとっているという、船着き場の近くの広場に案内してくれた。
男の子は、翼翔と名乗った。姉の青楓と一緒に、一座で軽業を演じているそうだ。
年は十二だと言っているが、本当はもう少し幼いのかもしれない。
「座頭あ、みんなあ! 深緑さんを連れてきたよお! 俺たちと一緒に、廣武まで行くってさあ!」
翼翔が、広場の片隅に敷物を広げ、そこに座ってくつろぐ五人に声をかけた。
中央に座っていた壮年の男の人――座頭が立ち上がり、わたしを手招きした。
わたしが名前を名乗り同行を感謝すると、座頭が座員たちを紹介してくれた。
一座は六人で、翼翔姉弟のほかに、講釈師の肖先生、女奇術師の嘉希さんと弟子の劉洋、そして、物真似師で座頭の福星さんがいる。
「思阿さんから、深緑さんは薬水売りだときいているが、俺たちと一緒に行くなら、座員として振る舞った方が何かと面倒がないと思う。あんた、何か芸はできるかい?」
座頭にきかれたが、わたしは、うーんと唸って考え込んでしまった。
歌と踊りは、天女としての嗜み程度に身につけてはいるが、お金をとって人に見せるようなたぐいのものではない。
曲芸や奇術はもちろん、物真似や講釈だって、とてもできそうにない。
確かに何の芸もないのに、座員を名乗っていいものだろうかと考えていたところ、虫籠の中の夏先生が、「ケロロッ」と鳴いた。
座頭が、おやっという顔で、虫籠を見た。
わっ! 夏先生たら、やたらと人前で声を上げてはだめだと言っているのに……。
「あんた、蛙を連れているのかい?」
「あ、あの……、あ、は、はい……。小さな青蛙ですが……」
「名前を呼んだら、その虫籠から出てくるかい?」
「まあ、そのぐらいなら……」
「そうか。じゃあ、呼んでみてくれるか?」
「わ、わかりました……。ラ、ラ、老夏! 虫籠から出てきてください!」
わたしが呼びかけると、虫籠の蓋が持ち上がり、夏先生が丸い頭をのぞかせた。
急に呼び出したので、少し不機嫌そうな顔をして、座頭をじろりと見た。
「す、すごいじゃないか! これなら『水嬉』ができるんじゃないか? 今、『水嬉』はどこでも人気だからね。すぐに、客が集まるし、上手くすれば料亭やお金持ちの家にだって呼ばれるかもしれない」
座頭によると、『水嬉』というのは、亀や蛙をつかった芸だという。
大きな器に水を張り、小さな銅鑼などで水中の亀や蛙を呼び出し、泳がせたり簡単な占いをさせたりするそうだ。
小さな生き物をよく仕込んだということで、どこでも喜ばれているらしい。
嘉希さんが、荷物の中から小さなたらいを持ち出して、川の水を汲んできた。
座頭が、指にはめていた銀製の指輪と懐から出した銅銭、そして、その辺に落ちていた小さな石ころをたらいの中に落とした。
「このたらいの中に蛙を放して、触れて欲しい物を言うんだ。もし、言われたとおりの物に触れられるようなら、人間の言葉がわかる蛙ってことで、間違いなく評判をとれるよ!」
そんなことか! それぐらいは、夏先生にとっては造作も無いことだろう。
簡単にできすぎて、正体を疑われやしないか心配なぐらいだ。
わたしは、虫籠の縁からこちらを見上げている夏先生と目線を合わせ、少し首を傾げてみせた。
「できますか?」と、問いかけたつもりだったが、夏先生は虫籠から這い出て、目の前のたらいの中に飛び込んだ。
その動きを見ただけで、一座のみんなは感嘆の声を上げた。
「さあ、じゃあ、俺から始めるぞ。そうだな……、老夏、まずは指輪に触ってきてくれ」
水から半分頭を出して、ぷかぷか浮いていた夏先生は、座頭の声を聞くと、ピチャッと水の中に潜り、まっすぐに指輪の所へ泳いでいった。
指輪に前足で掴まると、「どうだ!」と言うように、こちらを見た。
拍手も忘れ、みんな見入っていた。
それが面白くなかったのか、夏先生は、すぐに浮かび上がってくると、水面から顔を出して、「ゲコッ」と一声鳴いた。
「す、すげえや! じゃあ、次は俺だよ! 銅銭に触っておくれ、老夏!」
翼翔の声を聞き、再び水に潜った夏先生は、銅銭にたどり着くと、その上に張り付いて座った。
やだ! それは、いくら何でもやり過ぎですよ! ただの青蛙だってことを忘れないでくださいよ、老夏!
案の定、翼翔は目を丸くし、口をあんぐり開けて、たらいを見つめている。
わたしは、慌てて座頭に頼んだ。
「ざ、座頭! こ、これぐらいでいいですか? 今日はたまたま上手くいきましたけど、いつでもこういうことができるように練習をしておきます。『水嬉』をわたしの芸として、認めてもらえるでしょうか?」
「もちろんだよ! 廣武で、大評判になるぞ! もし良かったら、思阿さんと出会ったあとも、少しうちの一座を手伝ってくれないか?」
「か、考えておきます……」
わたしにだけ理解できる笑顔を浮かべた夏先生は、たらいから這い出すと、虫籠へ跳び移った。さすがに疲れたのか、急いで蓋を閉めて奥に潜ってしまった。
座員たちが、それぞれ、わたしに賞賛の声をかけてくれたけれど、何だか複雑な気持ちだった。
乗船を呼びかける声が聞こえ、わたしは、一座の一員として船に乗り込んだ。
日暮れまでには、州城の船着き場に到着できるそうだ。
座頭からは、思阿さんとは明日の昼に会う約束になっているので、今夜は良ければ一座と一緒に廟の宿舎に泊まって欲しいと言われた。
船が、船着き場を離れて河を下っていく。
思阿さんがいなくなって、不安な気持ちで始まった一日だったが、思わぬ形で旅の仲間を得て、一緒に州城を目指すこととなった。
船の舳先に立ち、昼の光にきらめく川面を見つめていたら、こっそり籠から出た夏先生が、わたしの肩まで這い上ってきた。
「深緑よ、あんなもんでいいかのう?」
「十分ですよ、というか、頑張り過ぎです! もう少し普通の青蛙らしく振る舞ってください」
「わかっておるわい! 人から褒められると、つい調子に乗ってしまってな――」
きついことを言ってしまったけれど、夏先生には、とても感謝している。
夏先生のおかげで、芸のないわたしが、一座の人たちに認められ、受け入れてもらえたのだもの。ありがとうございます、老夏!
「それより、思阿のやつ、誰をつけていったのじゃろう? おぬしに知らせに来る間もなかったということは、ひとときも目を離したくない相手だったということじゃな?」
「思阿さんがつけられるならわかりますけどね。例えば、どこかの酒楼の掛け取りとかが、金を払ってくれと付きまとうとか――」
「いやいや、男と決めてかかってはいかんな。女をつけていったのかもしれないぞ。以前、心を惹かれた女を偶然見かけて、こっそり追いかけていったとか――」
「ま、まさか……」
まさか、そんなことがあるかしら?
でも、それならば、わたしにきちんと説明をしないで行ってしまった理由もわかる……。
つけていく相手のことを、いろいろと訊かれるのが嫌だったからよね……。
廣武で落ち合ったあと、思阿さんは、用心棒を辞めると言い出すかもしれない。
つけていった相手に想いが通じて、向こうも思阿さんを想うようになって――。
もう、わたしなんかと一緒に旅をするのが馬鹿馬鹿しくなって――。
いつまでたってもお子ちゃまのわたしなんて、つまらなくなって――。
急に胸が苦しくなって、気づけば溢れる涙で川面はぼやけていた。
拭っても拭っても、涙は次から次へと頬を伝い、自分ではもう止めることもできない。
「すまぬ、すまぬ、深緑……。冗談じゃよ……。あの朴念仁に限って、そのようなことはありえぬ。それに、あいつは、本当は……、ゲロロロロッ!」
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