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六粒目 幻灯蓮 ~『我が上の星は見えぬ』の巻~
その一 ちょっと、ちょっと……、思阿さんがどこかへ行ってしまいました!
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「なんじゃ、深緑! 宵の口からぼうっとしおって! おぬしは、……」
夏先生が、虫籠から出てきて、わたしの膝の上で騒いでいる……。
何を騒いでいるのかしら? 静かにして欲しいのに……。
ウフフフ……、思阿さんたら、「可愛い」ですって……。もう一度見てみようかな……。
わたしは、髪に挿してもらったかんざしの貴石に指で触れながら、寝台から立ち上がった。
「こら、深緑! きゅ、急に立ち上がるでない! わしの話を、……」
膝の上から転げ落ちた夏先生は、床にぺっとり張り付いて、まだ何か叫んでいる。
わたしは、卓の上に置いた行李から手鏡を取り出して、自分の顔を映してみた。
右の耳の上で束ねた髪に、可愛いかんざしが挿してある。
思阿さんにもらったんだ……。思阿さんが挿してくれたんだ……。ウフフフ……。
―― グルギュルグル……ギュルウウウーンッ……。
「お、おう! いつものように腹がなっておるぞ! そろそろ、屋台で何か買うか、ここの隣の料理屋で、腹ごしらえをした方が良いのではないか?」
もう、夏先生ったら、雅味に欠けることばかり言って!
わたしは、今、心が満たされているから、それで十分なのです……。
空腹なんて、そんなことは……。
―― グルグルギュルルルグルグルー……グルギュルギュルグウウウーンッ……。
やだ! さすがに、我慢にも限界があるわね。そろそろ、自分に正直になるべきね。
「わかりました、老夏! 屋台をのぞきに行ってきます」
「うむ! それでこそ、深緑じゃ! 恋情に浸るのは、腹を満たしてからにしろ。恋情から病に至れば、快癒水とて効かないかもしれないぞ!」
「はいはい、わかりましたよ!」
夏先生を床から拾い上げ虫籠に戻すと、わたしは荷物を背負って部屋を出た。
わたしたちは、錝州の州城・廣武行きの船に乗るため、船着き場に隣接する安邑という郷に宿をとった。
安邑は大きな郷で、船で州城に向かう人々が必ず立ち寄るため、立派な宿が何軒も建っていた。
思阿さんは、宿が決まると、明日の船の時刻を確かめてくると言って出かけていった。
なかなか戻ってこないところをみると、たぶん、またいつものように、感じの良い酒楼でも見つけて、お酒を楽しんでいるのだろう。
わたしと夏先生は、屋台で買った揚げ菓子や甘辛く煮た肉を詰めた饅頭を持って、宿の部屋へ戻ってきた。思阿さんは、まだ帰ってきていなかった。
わたしがちぎった饅頭を頬張りながら、夏先生が少し口を尖らせて言った。
「思阿にも困ったものよのう。おぬしを放り出して、どこかへ行ってしまうなんて――」
「どこかって、船の時刻を調べに、船着き場へ行っただけですよ」
「普通は、思いが通い合った相手とは、つねに一緒にいたいと考えるものなのじゃ。遠い昔、わしと妻もそうであった。ひとときも離れたくないと、いつもくっついておったものじゃ」
「そ、そ、そうなのですか?!」
そんなにずっと一緒にいて、飽きないのかしら?
だって、話すことなんて、じきになくなりそうだし、わたしはお酒が全くだめだから、ふたりで盃を重ねるとか無理だし――。
ああ、そうだ! 思阿さんに詩を教えてもらうとかなら、いいかもしれないわね……。
「深緑は、思阿と離れていても寂しくはないのか?」
「べ、別に、そんなふうには思いません。いつも、こんな感じだったし――」
「ううむ……。恋情は芽生えても、まだ、お子ちゃまから抜け出し切れたわけではないようじゃな? これでは、思阿も扱いに困るであろう。 いやいや、そもそも思阿が朴念仁だから、深緑の気持ちが高まらないのじゃ。これは、先へ進むには、そうとう時間がかかりそうな二人じゃな……」
「何を一人で、ぶつぶつ言っているのですか? はい! 揚げ菓子もどうぞ!」
夏先生は、相変わらず何か呟いていたが、揚げ菓子が口に合ったようで、そのうち食べることに夢中になった。ようやく静かになってくれたわ。
お腹が満たされたら、当然眠くなる。
わたしは、そのまま寝台に横たわると、あっという間に寝入ってしまった。
◇ ◇ ◇
「えっ? えっ! ええーっ?!」
結局、朝までぐっすり寝てしまったわたしは、目覚めてびっくりした。
部屋の中に思阿さんがいない……。
ああ、また扉の外で番をしながら、眠っているのかしらと思って、扉を開けてみたけれど、そこにもいない……。どういうことなの?!
ちょうど行き会った宿の下回りの女の人に訊いてみたけれど、今朝は思阿さんを見かけていないという。
「フォッ、フォッ、フォッ、さすがの朴念仁も、昨夜はおぬしと同じ部屋で休むことはためらわれたのじゃな! それだけ意識しているということじゃ。良い、良い。これは、見込みがありそうじゃ!」
「何をおかしなことを言っているんですか! 良くなんかありません! どんなに飲んだって、戻ってこなかったことはないんです! 何かあったのかもしれません。どこかで、怪我をしたり、具合が悪くなっていたりしたらどうしましょう?」
わたしは、身支度を整えて、大急ぎで部屋を出た。
宿の主人を見つけて、こちらにも訊いてみたが、やはり思阿さんを見てはいないという。
こうなれば、近くの酒楼を訪ねて回って、行方を探すしかないだろう。
宿の払いをすませて外に出ようとしたとき、誰かが勢いよくぶつかってきた。
「きゃああ!」
「痛えっ!」
わたしの前で、男の子が尻餅をついていた。
わたしは、男の子に手を貸し、急いで起こしてやった。
男の子は礼を言いながら立ち上がると、じいっとわたしを見た。な、何かしら?
「ちょっとちっちゃめで、男の子みたいな旅姿で……、あ、あんた、深緑さんかい?」
「えっ? あ、ああ、はい、わたしは、確かに深緑ですが――」
「じゃ、じゃあ、思阿さんって人を知っているよね?」
「は、はい! 思阿さんは、わたしの用心棒をしていて……、旅をしながら詩作の修業をしている人で……、ああ見えてとても優しくて……」
「うん、そんな感じの人だ。あんたが、俺の探している深緑さんで間違いないようだな。あんたに思阿さんから伝言だ。よく聞いておくれよ!
『気になることがあるので、今朝、一番早く出る船で、先に廣武へ向かいます。深緑さんは、この少年たちの一座と一緒に、昼前の船で出発してください。廣武で待っています』
ってことだよ。思阿さんとは、俺たちが芸を披露する廣武の広場で落ち合うことになっている。だから、深緑さんは、そこまで俺たちと一緒に来てくれってことだよ」
そ、そんなあ! 思阿さんが、わたしを置いて、一人で先に廣武へむかってしまうなんて……。
男の子は、呆然としているわたしを気の毒に思ったのか、さらに詳しく話してくれた。
「今朝早く、船着き場でちょっとした曲芸を見せていたら、思阿さんが声をかけてきたんだ。時間はあるかってきくから、俺たちは昼前の船で廣武に出発するから、それまでならいいよって言ったのさ。
そうしたら、自分はすぐに船に乗らなきゃならないからって、あんたへの伝言を託してきたんだよ。ついでに、あんたを廣武まで連れてきてくれって頼まれたんだ。結構な礼金をくれたし、別に俺たちに不都合はないから、こうして、あんたに知らせに来たんだよ」
「シ、思阿さんは、どうしてそんなに急いで出発してしまったのでしょう?」
「詳しいことはわからないよ。ただ、誰かをこっそり見張っているようだった。そいつが、その船に乗るんで、つけていったんじゃないのかな?」
思阿さんが、誰かをこっそり見張っていた?
思阿さんは、わたしの用心棒をする以外に、何か仕事を引き受けたのかしら?
でも、それならば、わたしに話してくれるはずよね。
思阿さんに会って直接きくまでは、何もはっきりしたことはわからないわ……。
「わかりました。あなた方と一緒に、廣武へ向かいましょう。よろしく頼みます」
わたしは、男の子と一緒に、船着き場に向かって歩き出した。
夏先生が、虫籠から出てきて、わたしの膝の上で騒いでいる……。
何を騒いでいるのかしら? 静かにして欲しいのに……。
ウフフフ……、思阿さんたら、「可愛い」ですって……。もう一度見てみようかな……。
わたしは、髪に挿してもらったかんざしの貴石に指で触れながら、寝台から立ち上がった。
「こら、深緑! きゅ、急に立ち上がるでない! わしの話を、……」
膝の上から転げ落ちた夏先生は、床にぺっとり張り付いて、まだ何か叫んでいる。
わたしは、卓の上に置いた行李から手鏡を取り出して、自分の顔を映してみた。
右の耳の上で束ねた髪に、可愛いかんざしが挿してある。
思阿さんにもらったんだ……。思阿さんが挿してくれたんだ……。ウフフフ……。
―― グルギュルグル……ギュルウウウーンッ……。
「お、おう! いつものように腹がなっておるぞ! そろそろ、屋台で何か買うか、ここの隣の料理屋で、腹ごしらえをした方が良いのではないか?」
もう、夏先生ったら、雅味に欠けることばかり言って!
わたしは、今、心が満たされているから、それで十分なのです……。
空腹なんて、そんなことは……。
―― グルグルギュルルルグルグルー……グルギュルギュルグウウウーンッ……。
やだ! さすがに、我慢にも限界があるわね。そろそろ、自分に正直になるべきね。
「わかりました、老夏! 屋台をのぞきに行ってきます」
「うむ! それでこそ、深緑じゃ! 恋情に浸るのは、腹を満たしてからにしろ。恋情から病に至れば、快癒水とて効かないかもしれないぞ!」
「はいはい、わかりましたよ!」
夏先生を床から拾い上げ虫籠に戻すと、わたしは荷物を背負って部屋を出た。
わたしたちは、錝州の州城・廣武行きの船に乗るため、船着き場に隣接する安邑という郷に宿をとった。
安邑は大きな郷で、船で州城に向かう人々が必ず立ち寄るため、立派な宿が何軒も建っていた。
思阿さんは、宿が決まると、明日の船の時刻を確かめてくると言って出かけていった。
なかなか戻ってこないところをみると、たぶん、またいつものように、感じの良い酒楼でも見つけて、お酒を楽しんでいるのだろう。
わたしと夏先生は、屋台で買った揚げ菓子や甘辛く煮た肉を詰めた饅頭を持って、宿の部屋へ戻ってきた。思阿さんは、まだ帰ってきていなかった。
わたしがちぎった饅頭を頬張りながら、夏先生が少し口を尖らせて言った。
「思阿にも困ったものよのう。おぬしを放り出して、どこかへ行ってしまうなんて――」
「どこかって、船の時刻を調べに、船着き場へ行っただけですよ」
「普通は、思いが通い合った相手とは、つねに一緒にいたいと考えるものなのじゃ。遠い昔、わしと妻もそうであった。ひとときも離れたくないと、いつもくっついておったものじゃ」
「そ、そ、そうなのですか?!」
そんなにずっと一緒にいて、飽きないのかしら?
だって、話すことなんて、じきになくなりそうだし、わたしはお酒が全くだめだから、ふたりで盃を重ねるとか無理だし――。
ああ、そうだ! 思阿さんに詩を教えてもらうとかなら、いいかもしれないわね……。
「深緑は、思阿と離れていても寂しくはないのか?」
「べ、別に、そんなふうには思いません。いつも、こんな感じだったし――」
「ううむ……。恋情は芽生えても、まだ、お子ちゃまから抜け出し切れたわけではないようじゃな? これでは、思阿も扱いに困るであろう。 いやいや、そもそも思阿が朴念仁だから、深緑の気持ちが高まらないのじゃ。これは、先へ進むには、そうとう時間がかかりそうな二人じゃな……」
「何を一人で、ぶつぶつ言っているのですか? はい! 揚げ菓子もどうぞ!」
夏先生は、相変わらず何か呟いていたが、揚げ菓子が口に合ったようで、そのうち食べることに夢中になった。ようやく静かになってくれたわ。
お腹が満たされたら、当然眠くなる。
わたしは、そのまま寝台に横たわると、あっという間に寝入ってしまった。
◇ ◇ ◇
「えっ? えっ! ええーっ?!」
結局、朝までぐっすり寝てしまったわたしは、目覚めてびっくりした。
部屋の中に思阿さんがいない……。
ああ、また扉の外で番をしながら、眠っているのかしらと思って、扉を開けてみたけれど、そこにもいない……。どういうことなの?!
ちょうど行き会った宿の下回りの女の人に訊いてみたけれど、今朝は思阿さんを見かけていないという。
「フォッ、フォッ、フォッ、さすがの朴念仁も、昨夜はおぬしと同じ部屋で休むことはためらわれたのじゃな! それだけ意識しているということじゃ。良い、良い。これは、見込みがありそうじゃ!」
「何をおかしなことを言っているんですか! 良くなんかありません! どんなに飲んだって、戻ってこなかったことはないんです! 何かあったのかもしれません。どこかで、怪我をしたり、具合が悪くなっていたりしたらどうしましょう?」
わたしは、身支度を整えて、大急ぎで部屋を出た。
宿の主人を見つけて、こちらにも訊いてみたが、やはり思阿さんを見てはいないという。
こうなれば、近くの酒楼を訪ねて回って、行方を探すしかないだろう。
宿の払いをすませて外に出ようとしたとき、誰かが勢いよくぶつかってきた。
「きゃああ!」
「痛えっ!」
わたしの前で、男の子が尻餅をついていた。
わたしは、男の子に手を貸し、急いで起こしてやった。
男の子は礼を言いながら立ち上がると、じいっとわたしを見た。な、何かしら?
「ちょっとちっちゃめで、男の子みたいな旅姿で……、あ、あんた、深緑さんかい?」
「えっ? あ、ああ、はい、わたしは、確かに深緑ですが――」
「じゃ、じゃあ、思阿さんって人を知っているよね?」
「は、はい! 思阿さんは、わたしの用心棒をしていて……、旅をしながら詩作の修業をしている人で……、ああ見えてとても優しくて……」
「うん、そんな感じの人だ。あんたが、俺の探している深緑さんで間違いないようだな。あんたに思阿さんから伝言だ。よく聞いておくれよ!
『気になることがあるので、今朝、一番早く出る船で、先に廣武へ向かいます。深緑さんは、この少年たちの一座と一緒に、昼前の船で出発してください。廣武で待っています』
ってことだよ。思阿さんとは、俺たちが芸を披露する廣武の広場で落ち合うことになっている。だから、深緑さんは、そこまで俺たちと一緒に来てくれってことだよ」
そ、そんなあ! 思阿さんが、わたしを置いて、一人で先に廣武へむかってしまうなんて……。
男の子は、呆然としているわたしを気の毒に思ったのか、さらに詳しく話してくれた。
「今朝早く、船着き場でちょっとした曲芸を見せていたら、思阿さんが声をかけてきたんだ。時間はあるかってきくから、俺たちは昼前の船で廣武に出発するから、それまでならいいよって言ったのさ。
そうしたら、自分はすぐに船に乗らなきゃならないからって、あんたへの伝言を託してきたんだよ。ついでに、あんたを廣武まで連れてきてくれって頼まれたんだ。結構な礼金をくれたし、別に俺たちに不都合はないから、こうして、あんたに知らせに来たんだよ」
「シ、思阿さんは、どうしてそんなに急いで出発してしまったのでしょう?」
「詳しいことはわからないよ。ただ、誰かをこっそり見張っているようだった。そいつが、その船に乗るんで、つけていったんじゃないのかな?」
思阿さんが、誰かをこっそり見張っていた?
思阿さんは、わたしの用心棒をする以外に、何か仕事を引き受けたのかしら?
でも、それならば、わたしに話してくれるはずよね。
思阿さんに会って直接きくまでは、何もはっきりしたことはわからないわ……。
「わかりました。あなた方と一緒に、廣武へ向かいましょう。よろしく頼みます」
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