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五粒目 暴食根 ~『いつも月夜に米の飯』の巻~
その五 「嫁運び競べ」は無理でも、娘たちには夢があるみたいですよ!
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「ちょ、ちょっと、待ってください! そ、その、あなた方は、ふくよかになって困っているわけではないのですか?!」
「しーっ! 声が大きいですよ、深緑さん!」
あわわっと、口に手をやっている間に、わたしは、むちむちもちもちしたものに取り囲まれてしまった!
「里のためにも、誰かが、『嫁運び競べ』に出なきゃいけないことはわかっています。でも、勝つために、もう無理な我慢をしたくはないんです。
今は、いくさや争いごともないから、男たちが兵として連れていかれたり、里の蓄えが兵糧にされたりすることもありません。毎日、穏やかで満ち足りた暮らしができています。少しぐらい税が増えても大丈夫! みんなで一生懸命働けば、なんとかなります」
にこにこしながら、秋琴が明るい声で言った。
たくましいなあ……。男たちと違って、とうに勝負はあきらめて、気持ちを切り替えていたのね。
ひょっとして昨日の涙は、全部、空涙だったってことなのかしら?
「でもね、男たちがそれほど切羽詰まっていて、人攫いまでするとは思っていなかったんです。わたしたちの気持ちをきちんと伝えておけば、こんなことにはならなかったと思うと――。深緑さんたちには、本当に迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい」
苹果の言葉に合わせて、ほかの二人もすまなそうに頭を下げた。
「わかりました。そういうことなら、もう厳しい鍛練は、やめてもいいんですよね? 本当のことを言うと、三人とも頑張ってはいましたが、けっこう辛そうだったのです。わたしから、思阿さんに伝えておきますから――」
許嫁を抱えて、「嫁運び競べ」の出発点に立つぐらいなら、今朝のような鍛練は必要ないと思う。砂袋や水瓶を抱えて、膝を曲げ伸ばしするような鍛練さえしておけば十分なはずだ。
すると、梅蓉が、ぷるんぷるんと丸い顔を横に振ってから言った。
「お二人には世話をかけることになるけれど、お願いですから鍛練はこのまま続けてください。沙包が、思阿さんみたいな体になってくれたら嬉しいし、『嫁運び競争』で走るのは無理でも、わたしを抱え上げて、寝台に運ぶくらいのことはできるようになって欲しいから――」
梅蓉は、ちょっと頬を染めて、うっとりとした顔になった。
秋琴と苹果が、「やだあ!」とか「んっ、もう!」とか言って、こちらも頬を染めていた。
小屋の隅で、糸の片付けをしていた年下の娘たちまで、二人できゃいきゃいはしゃぎだした。
ちょっと……、わたしだけ、取り残されている感じがする……。
「そうそう、深緑さん。あなたと思阿さんって――、そのう、どういう間柄なんですか?」
秋琴が、目をきらきらさせて、わたしにきいてきた。
ほかの二人、そして、年下の娘たちも、興味津々という顔でわたしを見ていた。
「間柄って――、わたしは、都城にいるらしい姉さんに会うために旅をしていて、ちょっとしたご縁で知り合いになった素封家のご隠居様が、わたしの身の安全のために、用心棒として思阿さんを雇ってくださったんです。……そういう間柄です。思阿さんは元々、旅をしながら詩作を学び、詩人の修業をしていた人なんですよ。武芸者みたいに見えますけどね……」
「出会ってどれくらいになるんですか?」
「えぇっと……、ふた月過ぎたくらいかなあ……?」
「ふうん……、それだけ一緒にいると、いろいろあるでしょう? ねぇ?」
五人は、目配せしたり、肘で突き合ったり、クスクス笑ったりしながら、ちらちらとわたしを見た。
そりゃあ、ちょっと危ない目に遭って助けてもらったことは何度もあったけど、それは、用心棒として当然の務めよね。まあ、ほかにもいろいろと心配かけているかもしれないけど――。
「用心棒とその主ってことで、いろいろとありましたけれど、それだけの間柄ですよ」
そう、それだけの間柄だ。
思阿さんは、わたしのために、全力で用心棒をやり抜こうとしてくれている。
昨日、攫われたわたしを見つけてくれたときだって、それがとてもよくわかった――。
年下の娘のうちの一人が、急に立ち上がり、わたしの隣に来て言った。
「じゃ、じゃあ、わ、わたしが、思阿さんを好きになっちゃってもいいですか?!」
「な、何、言ってんのよ、妹丹! 思阿さんは旅人なんだよ?!」
「別にかまわないわよ、若敏! 里はもちろん県城でも見たことないわ、あんな美丈夫! 深緑さんがお姉さんに会えたら、用心棒としてはお払い箱になって自由の身でしょ? そうしたら、わたし、追いかけていって一生彼についていくわ!」
「あんたがそんなこと言うなら、わたしだって――」
わたしは、年下の二人の娘――妹丹と若敏に、「できるものならどうぞご自由に!」という気持ちで、にっこりと微笑んだ。
するとなぜか、二人もにっこりと笑い返してきた。ど、どういう意味?!
思阿さんを好きになるのはかまわないけど、あの人が、すごい底知らずで加減知らずなところがあるって、わかっているのかしら?
わたしは、よく承知していますけれどね――。
そのようなわけで、秋琴たちに快癒水を飲ませるのはやめておいた。
自分たちが承知の上でふくよかになったのなら、快癒水を飲ませても、さらに体調が整って食欲が増すだけで、食べるのを我慢していた頃の姿に戻ることはないだろう。
百合根も、ただのおいしい百合根に過ぎないのだろう。
我慢に我慢を重ねていたところで、美味な物に出会い、たがを外して食べ過ぎてしまったというだけの話のようだ。天の種核とは、関係ないと考えて良いと思う。
わたしは、娘たちに上手いこと利用されてしまった百合根やお婆さんに同情した。
機織り小屋の掃除などを手伝っていたら、昼餉の時刻になった。
少し明るい気持ちになって、わたしは云峰さんの家に帰って来た。
◇ ◇ ◇
野良仕事から戻ってきた思阿さんや雇い人の人たちと一緒に、食堂で昼餉を済ませ、そのあと、わたしは、云峰さんの家の中庭の草むしりを夕刻まで手伝った。
中庭の木の影が長くなり、一緒に働いていた下回りの女の子と片付けをしていると、万松たちが集まってきた。
そこへ、野良仕事を終えた思阿さんが、荷車を引いて帰ってきた。
荷車には、畑の土を詰めたいろいろな大きさの袋が積まれていた。
「袋を肩に担いだり、腕で抱えたりして、立ったりしゃがんだりを繰り返します。無理をして腰を痛めないように、重さを加減してやりましょう!」
袋を持っただけでふらつく男たちを、思阿さんは一人一人励まし、姿勢を直したり力の入れ方を教えたりして、あきらめないで続けるように声をかけていた。
夏先生が言うとおり、思阿さんは面倒見がいい。いかに前途多難であっても、本気で、彼らを「嫁運び競べ」に出られるように鍛えようと思っているのだろう。
言えないわよね。もう、誰も期待していないから、そんなに熱心にならなくてもいいんですよなんて――。
◇ ◇ ◇
次の朝の鍛練は、娘たちが来たこともあって、熱の入ったものとなった。
万松も沙包も、しんがりになるのを嫌がって、必死で理会を追いかけた。昨日よりも一周多く走ったけれど、昨日ほどの差はつかずに走り終えることができた。
途中から、云峰さんも見に来てくれて、娘たちと一緒に声をかけていた。
鍛練が終わって、わたしが万松たちに薬水を配っていると、云峰さんが近づいてきた。
「ありがとうございます、深緑どの。あなたの薬水と思阿どのの教えのおかげで、万松たちも少しずつやる気が出てきたようです。しかし、やはりあと十日では、完走するところまで鍛えるのは難しそうですな。そこで、お願いなのですが――」
「お願い、ですか?」
「ええ。お願いですから、無理ならば断ってくれてかまいません」
「どのようなお願いですか?」
云峰さんは、ちょっと決まり悪そうに、苦笑いを浮かべて言った。
「松柏の里の者として、思阿どのとあなたに、『嫁運び競べ』に出て欲しいのです」
「ええーっ!!」
わたしの叫びを聞くと、妹丹と若敏に両脇からしなだれかかられていた思阿さんが、二人を振り払い、ひどく驚いた顔で走ってきた。
「しーっ! 声が大きいですよ、深緑さん!」
あわわっと、口に手をやっている間に、わたしは、むちむちもちもちしたものに取り囲まれてしまった!
「里のためにも、誰かが、『嫁運び競べ』に出なきゃいけないことはわかっています。でも、勝つために、もう無理な我慢をしたくはないんです。
今は、いくさや争いごともないから、男たちが兵として連れていかれたり、里の蓄えが兵糧にされたりすることもありません。毎日、穏やかで満ち足りた暮らしができています。少しぐらい税が増えても大丈夫! みんなで一生懸命働けば、なんとかなります」
にこにこしながら、秋琴が明るい声で言った。
たくましいなあ……。男たちと違って、とうに勝負はあきらめて、気持ちを切り替えていたのね。
ひょっとして昨日の涙は、全部、空涙だったってことなのかしら?
「でもね、男たちがそれほど切羽詰まっていて、人攫いまでするとは思っていなかったんです。わたしたちの気持ちをきちんと伝えておけば、こんなことにはならなかったと思うと――。深緑さんたちには、本当に迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい」
苹果の言葉に合わせて、ほかの二人もすまなそうに頭を下げた。
「わかりました。そういうことなら、もう厳しい鍛練は、やめてもいいんですよね? 本当のことを言うと、三人とも頑張ってはいましたが、けっこう辛そうだったのです。わたしから、思阿さんに伝えておきますから――」
許嫁を抱えて、「嫁運び競べ」の出発点に立つぐらいなら、今朝のような鍛練は必要ないと思う。砂袋や水瓶を抱えて、膝を曲げ伸ばしするような鍛練さえしておけば十分なはずだ。
すると、梅蓉が、ぷるんぷるんと丸い顔を横に振ってから言った。
「お二人には世話をかけることになるけれど、お願いですから鍛練はこのまま続けてください。沙包が、思阿さんみたいな体になってくれたら嬉しいし、『嫁運び競争』で走るのは無理でも、わたしを抱え上げて、寝台に運ぶくらいのことはできるようになって欲しいから――」
梅蓉は、ちょっと頬を染めて、うっとりとした顔になった。
秋琴と苹果が、「やだあ!」とか「んっ、もう!」とか言って、こちらも頬を染めていた。
小屋の隅で、糸の片付けをしていた年下の娘たちまで、二人できゃいきゃいはしゃぎだした。
ちょっと……、わたしだけ、取り残されている感じがする……。
「そうそう、深緑さん。あなたと思阿さんって――、そのう、どういう間柄なんですか?」
秋琴が、目をきらきらさせて、わたしにきいてきた。
ほかの二人、そして、年下の娘たちも、興味津々という顔でわたしを見ていた。
「間柄って――、わたしは、都城にいるらしい姉さんに会うために旅をしていて、ちょっとしたご縁で知り合いになった素封家のご隠居様が、わたしの身の安全のために、用心棒として思阿さんを雇ってくださったんです。……そういう間柄です。思阿さんは元々、旅をしながら詩作を学び、詩人の修業をしていた人なんですよ。武芸者みたいに見えますけどね……」
「出会ってどれくらいになるんですか?」
「えぇっと……、ふた月過ぎたくらいかなあ……?」
「ふうん……、それだけ一緒にいると、いろいろあるでしょう? ねぇ?」
五人は、目配せしたり、肘で突き合ったり、クスクス笑ったりしながら、ちらちらとわたしを見た。
そりゃあ、ちょっと危ない目に遭って助けてもらったことは何度もあったけど、それは、用心棒として当然の務めよね。まあ、ほかにもいろいろと心配かけているかもしれないけど――。
「用心棒とその主ってことで、いろいろとありましたけれど、それだけの間柄ですよ」
そう、それだけの間柄だ。
思阿さんは、わたしのために、全力で用心棒をやり抜こうとしてくれている。
昨日、攫われたわたしを見つけてくれたときだって、それがとてもよくわかった――。
年下の娘のうちの一人が、急に立ち上がり、わたしの隣に来て言った。
「じゃ、じゃあ、わ、わたしが、思阿さんを好きになっちゃってもいいですか?!」
「な、何、言ってんのよ、妹丹! 思阿さんは旅人なんだよ?!」
「別にかまわないわよ、若敏! 里はもちろん県城でも見たことないわ、あんな美丈夫! 深緑さんがお姉さんに会えたら、用心棒としてはお払い箱になって自由の身でしょ? そうしたら、わたし、追いかけていって一生彼についていくわ!」
「あんたがそんなこと言うなら、わたしだって――」
わたしは、年下の二人の娘――妹丹と若敏に、「できるものならどうぞご自由に!」という気持ちで、にっこりと微笑んだ。
するとなぜか、二人もにっこりと笑い返してきた。ど、どういう意味?!
思阿さんを好きになるのはかまわないけど、あの人が、すごい底知らずで加減知らずなところがあるって、わかっているのかしら?
わたしは、よく承知していますけれどね――。
そのようなわけで、秋琴たちに快癒水を飲ませるのはやめておいた。
自分たちが承知の上でふくよかになったのなら、快癒水を飲ませても、さらに体調が整って食欲が増すだけで、食べるのを我慢していた頃の姿に戻ることはないだろう。
百合根も、ただのおいしい百合根に過ぎないのだろう。
我慢に我慢を重ねていたところで、美味な物に出会い、たがを外して食べ過ぎてしまったというだけの話のようだ。天の種核とは、関係ないと考えて良いと思う。
わたしは、娘たちに上手いこと利用されてしまった百合根やお婆さんに同情した。
機織り小屋の掃除などを手伝っていたら、昼餉の時刻になった。
少し明るい気持ちになって、わたしは云峰さんの家に帰って来た。
◇ ◇ ◇
野良仕事から戻ってきた思阿さんや雇い人の人たちと一緒に、食堂で昼餉を済ませ、そのあと、わたしは、云峰さんの家の中庭の草むしりを夕刻まで手伝った。
中庭の木の影が長くなり、一緒に働いていた下回りの女の子と片付けをしていると、万松たちが集まってきた。
そこへ、野良仕事を終えた思阿さんが、荷車を引いて帰ってきた。
荷車には、畑の土を詰めたいろいろな大きさの袋が積まれていた。
「袋を肩に担いだり、腕で抱えたりして、立ったりしゃがんだりを繰り返します。無理をして腰を痛めないように、重さを加減してやりましょう!」
袋を持っただけでふらつく男たちを、思阿さんは一人一人励まし、姿勢を直したり力の入れ方を教えたりして、あきらめないで続けるように声をかけていた。
夏先生が言うとおり、思阿さんは面倒見がいい。いかに前途多難であっても、本気で、彼らを「嫁運び競べ」に出られるように鍛えようと思っているのだろう。
言えないわよね。もう、誰も期待していないから、そんなに熱心にならなくてもいいんですよなんて――。
◇ ◇ ◇
次の朝の鍛練は、娘たちが来たこともあって、熱の入ったものとなった。
万松も沙包も、しんがりになるのを嫌がって、必死で理会を追いかけた。昨日よりも一周多く走ったけれど、昨日ほどの差はつかずに走り終えることができた。
途中から、云峰さんも見に来てくれて、娘たちと一緒に声をかけていた。
鍛練が終わって、わたしが万松たちに薬水を配っていると、云峰さんが近づいてきた。
「ありがとうございます、深緑どの。あなたの薬水と思阿どのの教えのおかげで、万松たちも少しずつやる気が出てきたようです。しかし、やはりあと十日では、完走するところまで鍛えるのは難しそうですな。そこで、お願いなのですが――」
「お願い、ですか?」
「ええ。お願いですから、無理ならば断ってくれてかまいません」
「どのようなお願いですか?」
云峰さんは、ちょっと決まり悪そうに、苦笑いを浮かべて言った。
「松柏の里の者として、思阿どのとあなたに、『嫁運び競べ』に出て欲しいのです」
「ええーっ!!」
わたしの叫びを聞くと、妹丹と若敏に両脇からしなだれかかられていた思阿さんが、二人を振り払い、ひどく驚いた顔で走ってきた。
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