52 / 80
五粒目 暴食根 ~『いつも月夜に米の飯』の巻~
その二 思阿さんが、本気で怒ったので大変なことになりました!
しおりを挟む
「深緑さん!!」
猿ぐつわをかまされたまま、袋から顔を出し、目を丸くしているわたしを見つけると、泣きそうな顔をして、思阿さんが駆け寄ってきた。
思阿さんは、丁寧に結び目をほどきわたしの猿ぐつわを外したあと、袋を両手で一気に引き裂いた。
手足を縛っていた藁縄を、農機具小屋にあった小さな鎌で切ってもらい、ようやくわたしは自由の身となった。
「ああ、深緑さん……、どこか、痛むところはありませんか? その、何かひどい扱いを受けたりしなかったですか?」
「大丈夫ですよ。荷車で運ばれてくるとき、ちょっと腰を打ちましたけど、ほらこの通り!」
わたしは、その場でぴょんぴょんと跳ねて見せた。
思阿さんは、ホッとした顔でわたしを見た後、口から泡を吹きながら、ひっくり返っている沙包を睨んで言った。
「まったく、こいつらふざけた真似をしやがって! これから、三人ともふん縛って、捕吏の所へ突き出してやります!」
憤懣やるかたない表情で、思阿さんは、沙包の腰をもう一蹴りした。
沙包は、ぴくんと一瞬震えたが、起きる気配はなかった。
「あの、思阿さん……、そのぐらいにしておいてあげてください。わたしは無事だったんだし、この人たち、なんだか退っ引きならない事情を抱えているようでしたから――」
「あなたは、優しすぎます! どんな事情を抱えているにしても、人を攫うなんて、まっとうな人間がすることじゃありません。茶館に行ったら、あなたが消えていて、どれだけ俺は驚いたことか――。いろいろ聞き回って、こいつらがあなたと一緒だったことや、里から荷車を引いて荷物を受け取りに来ていた連中だってことがわかって、必死で追いかけてきたんです。俺は、絶対にこいつらを許しません!」
あーあ、思阿さんを本気で怒らせちゃったんだわ、この人たち――。
容態はよくわからないけれど、もしかすると、快癒水を飲ませる必要があるかもしれない……。
小屋の外が、ざわついていた。大勢の人が集まってきたようだ。
思阿さんが懲らしめた連中を見て、何か話し合っている様子だ。
戸口からのぞき込み、わたしたちを見つけた大柄な男が、小屋の中へ入ってきた。男は、そばにあった鋤を手にとった。
思阿さんは、わたしを後ろに庇いながら、右手を環首刀にかけて身構えた。
「見かけない顔だな? あんたたちは、何者だ? な、何だ、沙包まで、伸びているじゃないか! 三人ともあんたがやったのか?!」
「ああ、そうだ! 船着き場の茶館から、俺の雇い主を攫ったとんでもない連中だ! ここは、人攫いを生業とする賊の里か?! だったら、全員とっ捕まえて、捕吏に引き渡すまでだ!」
思阿さんは、言い終えると、すばやく環首刀を引き抜いた。
刀の切っ先を突きつけ、男を後ずさりさせながら、動きやすい小屋の外へ出た。
左手には、隠すようにして、先ほど使った小さな鎌を持っている。
さすがに、これはかなわないと思ったのだろう。男は、慌てて鋤を手放した。
「お。落ち着け! こ、ここは、そんな物騒な里じゃない! い、今、里正を呼びにやった。ゆ、ゆっくり、おまえたちの話を聞くから……、か、刀を収めてくれないか!」
すっかりおびえた表情になった男を、二十人近い人々が遠巻きに見つめていた。
その中には女の人もいたし、倒れている二人を介抱している人もいた。
ざっと見た感じ、人攫いや盗人の里という雰囲気ではない――。
思阿さんにも、それはわかったようで、厳しい目つきで見渡しながら刀を鞘に収めた。
でも、左手にはこっそり鎌を隠し持っているし、まだ、完全にこの人たちを信用したわけじゃなさそうだ――。
男も思阿さんも、身動き一つせず無言のままで対峙していた。
そのとき、里の門から新たな一団が姿を現した。足を速めながら、こちらに近づいてくる。
先ほど男が言っていた、里正やその家の者たちだろう。
「どうしたのだ? 帰ってきて早々、何の騒ぎだ? 県城での祭りも近いのだ、もめ事など起こしている場合ではないぞ!」
聞き慣れた声に、思阿さんとわたしは、思わず顔を見合わせた。
声の主は、倒れている二人に目を向けながら、わたしたちの前にやって来た。
「おうおう、万松も理会も、何という有様だ。すぐに、家に運んで手当てをしてやれ。それで、この騒ぎを引き起こしたというのは――。
やや! こ、これは……、シ、思阿どの?! そして、後ろにいるのは、シェ、深緑どのではありませんか?! どうして、お二方がここに?!」
この里の里正というのは、先ほど船着き場で別れた云峰さんだった。
どうやら、わたしを攫ったのは、松柏の里の若者だったようだ。
わたしは、云峰さんに伝える形で、ことのいきさつを語った。
もちろん、その場にいた人々もそれを一緒に聞いていたが、相変わらずひっくり返っている三人を見る目は、同情から軽蔑を含んだものに変わっていった。
「それは、申し訳ないことをいたしました。里正として、心からお詫び申し上げます。とはいえ、考えの浅い若者どもがしでかしたこと、厳しく叱責し、わたしから相応の罰を与えますので、捕吏へ引き渡すのは待っていただけませんか?」
「相応の罰とは、どんなことですか? 深緑さんが、連れ去られたらしいとわかって、俺は肝を冷やしました。無事に見つかったからって、簡単には怒りは収まりません!」
云峰さんは、平身低頭して謝っていたが、思阿さんは、鎌は置いたものの、腕組みをして云峰さんから、わざと顔を背けている。
わたしのために怒ってくれて、ありがとうございます、思阿さん!
でも、そろそろ手を打つ頃合いですよ。云峰さんを困らせても仕方がないし――。
「云峰さん、わかりました! この人たちのことは、あなたにお任せします。二度とこのようなことはしないと誓ってくれるなら、わたしは許してもいいと思っています。
それより、わたしが、ここに連れてこられたとき、この人たちが、『許嫁』とか『誰と組むか』とか話していました。『祭り』と言う言葉も聞こえました。わたしが攫われたことと、何か関係があるんでしょうか?」
「なんと、そんなことを申していましたか? やつら、祭りの『嫁運び』のことで、よく相談していましたが、こんなことまでしでかすとは――。確かに、深緑さんは小柄だし、体もよく動きそうですからな。『嫁運び』には、ぴったりかもしれません。しかし、勝てそうな娘を攫ってきて、無理矢理許嫁にして、競争に勝とうなどとは……」
「無理矢理許嫁にするぅ?!」
ああ、まずい……。上手くとりなすつもりで言ったのに、火に油を注いじゃったみたい。
いったん落ち着いた思阿さんの怒りが、再燃しそうだ。
噛みつきそうな顔で云峰さんを見ている思阿さんを宥めながら、わたしは優しく言った。
「このままでは、三人から事情を聞き出すまでに、かなり時間がかかりそうですから、わたしの薬水を飲ませて早く回復させましょう!」
わたしは、藁山のそばに、無造作に放り出されていた行李を手に取り、快癒水の瓶と盃を取り出した。まずは、小屋の中で気絶している沙包から――。
「気を失っているものね……。今回は、口移ししかないかな……」
「く、く、口移しぃ?!」
一人言のようにつぶやいたわたしの隣で、思阿さんが目をむいていた。
何を驚いているのかしら? 酔いつぶれたあなたを使って、快癒水の効き目を調べることになったとき、わたしは、あなたにも快癒水を口移しで飲ませたんですけど――。
まあ、あなたは、正体をなくしていたから、何にも覚えていないと思いますけどね――。
「こ、こいつらの目を覚まさせるのは、ぞうさも無いことですよ!」
そう言うと思阿さんは、沙包を抱き起こし、両脇を支えて、背後から活を入れた。
沙包が、小さな呻き声を上げ、身動ぎしたことを確かめると、小屋の外の二人にも、順番に活を入れ起こしていった。
わたしは、盃を持って、一人一人に薬水を飲ませて回った。
効果はすぐに現われた。
三人とも瞬く間に生気を取り戻し、思阿さんに殴られたり蹴られたりしたらしい場所を、何度も触っては首を傾げていた。
周りにいた里人の誰もが嘆声をもらし、すっかり回復した三人を驚きの目で見つめていた。
「さすがは、深緑さんの薬水ですな。さあ、愚かな若者ども、わしの家でゆっくり話を聞いてやるから来い! 深緑どのと思阿どのも、お付き合い願えますかな?」
「は、はい……」
こうして、思阿さんとわたしは、何が何やらよくわからないまま、県城での「嫁運び競べ」に、いやおう無く巻き込まれることになっていったのだった。
猿ぐつわをかまされたまま、袋から顔を出し、目を丸くしているわたしを見つけると、泣きそうな顔をして、思阿さんが駆け寄ってきた。
思阿さんは、丁寧に結び目をほどきわたしの猿ぐつわを外したあと、袋を両手で一気に引き裂いた。
手足を縛っていた藁縄を、農機具小屋にあった小さな鎌で切ってもらい、ようやくわたしは自由の身となった。
「ああ、深緑さん……、どこか、痛むところはありませんか? その、何かひどい扱いを受けたりしなかったですか?」
「大丈夫ですよ。荷車で運ばれてくるとき、ちょっと腰を打ちましたけど、ほらこの通り!」
わたしは、その場でぴょんぴょんと跳ねて見せた。
思阿さんは、ホッとした顔でわたしを見た後、口から泡を吹きながら、ひっくり返っている沙包を睨んで言った。
「まったく、こいつらふざけた真似をしやがって! これから、三人ともふん縛って、捕吏の所へ突き出してやります!」
憤懣やるかたない表情で、思阿さんは、沙包の腰をもう一蹴りした。
沙包は、ぴくんと一瞬震えたが、起きる気配はなかった。
「あの、思阿さん……、そのぐらいにしておいてあげてください。わたしは無事だったんだし、この人たち、なんだか退っ引きならない事情を抱えているようでしたから――」
「あなたは、優しすぎます! どんな事情を抱えているにしても、人を攫うなんて、まっとうな人間がすることじゃありません。茶館に行ったら、あなたが消えていて、どれだけ俺は驚いたことか――。いろいろ聞き回って、こいつらがあなたと一緒だったことや、里から荷車を引いて荷物を受け取りに来ていた連中だってことがわかって、必死で追いかけてきたんです。俺は、絶対にこいつらを許しません!」
あーあ、思阿さんを本気で怒らせちゃったんだわ、この人たち――。
容態はよくわからないけれど、もしかすると、快癒水を飲ませる必要があるかもしれない……。
小屋の外が、ざわついていた。大勢の人が集まってきたようだ。
思阿さんが懲らしめた連中を見て、何か話し合っている様子だ。
戸口からのぞき込み、わたしたちを見つけた大柄な男が、小屋の中へ入ってきた。男は、そばにあった鋤を手にとった。
思阿さんは、わたしを後ろに庇いながら、右手を環首刀にかけて身構えた。
「見かけない顔だな? あんたたちは、何者だ? な、何だ、沙包まで、伸びているじゃないか! 三人ともあんたがやったのか?!」
「ああ、そうだ! 船着き場の茶館から、俺の雇い主を攫ったとんでもない連中だ! ここは、人攫いを生業とする賊の里か?! だったら、全員とっ捕まえて、捕吏に引き渡すまでだ!」
思阿さんは、言い終えると、すばやく環首刀を引き抜いた。
刀の切っ先を突きつけ、男を後ずさりさせながら、動きやすい小屋の外へ出た。
左手には、隠すようにして、先ほど使った小さな鎌を持っている。
さすがに、これはかなわないと思ったのだろう。男は、慌てて鋤を手放した。
「お。落ち着け! こ、ここは、そんな物騒な里じゃない! い、今、里正を呼びにやった。ゆ、ゆっくり、おまえたちの話を聞くから……、か、刀を収めてくれないか!」
すっかりおびえた表情になった男を、二十人近い人々が遠巻きに見つめていた。
その中には女の人もいたし、倒れている二人を介抱している人もいた。
ざっと見た感じ、人攫いや盗人の里という雰囲気ではない――。
思阿さんにも、それはわかったようで、厳しい目つきで見渡しながら刀を鞘に収めた。
でも、左手にはこっそり鎌を隠し持っているし、まだ、完全にこの人たちを信用したわけじゃなさそうだ――。
男も思阿さんも、身動き一つせず無言のままで対峙していた。
そのとき、里の門から新たな一団が姿を現した。足を速めながら、こちらに近づいてくる。
先ほど男が言っていた、里正やその家の者たちだろう。
「どうしたのだ? 帰ってきて早々、何の騒ぎだ? 県城での祭りも近いのだ、もめ事など起こしている場合ではないぞ!」
聞き慣れた声に、思阿さんとわたしは、思わず顔を見合わせた。
声の主は、倒れている二人に目を向けながら、わたしたちの前にやって来た。
「おうおう、万松も理会も、何という有様だ。すぐに、家に運んで手当てをしてやれ。それで、この騒ぎを引き起こしたというのは――。
やや! こ、これは……、シ、思阿どの?! そして、後ろにいるのは、シェ、深緑どのではありませんか?! どうして、お二方がここに?!」
この里の里正というのは、先ほど船着き場で別れた云峰さんだった。
どうやら、わたしを攫ったのは、松柏の里の若者だったようだ。
わたしは、云峰さんに伝える形で、ことのいきさつを語った。
もちろん、その場にいた人々もそれを一緒に聞いていたが、相変わらずひっくり返っている三人を見る目は、同情から軽蔑を含んだものに変わっていった。
「それは、申し訳ないことをいたしました。里正として、心からお詫び申し上げます。とはいえ、考えの浅い若者どもがしでかしたこと、厳しく叱責し、わたしから相応の罰を与えますので、捕吏へ引き渡すのは待っていただけませんか?」
「相応の罰とは、どんなことですか? 深緑さんが、連れ去られたらしいとわかって、俺は肝を冷やしました。無事に見つかったからって、簡単には怒りは収まりません!」
云峰さんは、平身低頭して謝っていたが、思阿さんは、鎌は置いたものの、腕組みをして云峰さんから、わざと顔を背けている。
わたしのために怒ってくれて、ありがとうございます、思阿さん!
でも、そろそろ手を打つ頃合いですよ。云峰さんを困らせても仕方がないし――。
「云峰さん、わかりました! この人たちのことは、あなたにお任せします。二度とこのようなことはしないと誓ってくれるなら、わたしは許してもいいと思っています。
それより、わたしが、ここに連れてこられたとき、この人たちが、『許嫁』とか『誰と組むか』とか話していました。『祭り』と言う言葉も聞こえました。わたしが攫われたことと、何か関係があるんでしょうか?」
「なんと、そんなことを申していましたか? やつら、祭りの『嫁運び』のことで、よく相談していましたが、こんなことまでしでかすとは――。確かに、深緑さんは小柄だし、体もよく動きそうですからな。『嫁運び』には、ぴったりかもしれません。しかし、勝てそうな娘を攫ってきて、無理矢理許嫁にして、競争に勝とうなどとは……」
「無理矢理許嫁にするぅ?!」
ああ、まずい……。上手くとりなすつもりで言ったのに、火に油を注いじゃったみたい。
いったん落ち着いた思阿さんの怒りが、再燃しそうだ。
噛みつきそうな顔で云峰さんを見ている思阿さんを宥めながら、わたしは優しく言った。
「このままでは、三人から事情を聞き出すまでに、かなり時間がかかりそうですから、わたしの薬水を飲ませて早く回復させましょう!」
わたしは、藁山のそばに、無造作に放り出されていた行李を手に取り、快癒水の瓶と盃を取り出した。まずは、小屋の中で気絶している沙包から――。
「気を失っているものね……。今回は、口移ししかないかな……」
「く、く、口移しぃ?!」
一人言のようにつぶやいたわたしの隣で、思阿さんが目をむいていた。
何を驚いているのかしら? 酔いつぶれたあなたを使って、快癒水の効き目を調べることになったとき、わたしは、あなたにも快癒水を口移しで飲ませたんですけど――。
まあ、あなたは、正体をなくしていたから、何にも覚えていないと思いますけどね――。
「こ、こいつらの目を覚まさせるのは、ぞうさも無いことですよ!」
そう言うと思阿さんは、沙包を抱き起こし、両脇を支えて、背後から活を入れた。
沙包が、小さな呻き声を上げ、身動ぎしたことを確かめると、小屋の外の二人にも、順番に活を入れ起こしていった。
わたしは、盃を持って、一人一人に薬水を飲ませて回った。
効果はすぐに現われた。
三人とも瞬く間に生気を取り戻し、思阿さんに殴られたり蹴られたりしたらしい場所を、何度も触っては首を傾げていた。
周りにいた里人の誰もが嘆声をもらし、すっかり回復した三人を驚きの目で見つめていた。
「さすがは、深緑さんの薬水ですな。さあ、愚かな若者ども、わしの家でゆっくり話を聞いてやるから来い! 深緑どのと思阿どのも、お付き合い願えますかな?」
「は、はい……」
こうして、思阿さんとわたしは、何が何やらよくわからないまま、県城での「嫁運び競べ」に、いやおう無く巻き込まれることになっていったのだった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
夫を愛することはやめました。
杉本凪咲
恋愛
私はただ夫に好かれたかった。毎日多くの時間をかけて丹念に化粧を施し、豊富な教養も身につけた。しかし夫は私を愛することはなく、別の女性へと愛を向けた。夫と彼女の不倫現場を目撃した時、私は強いショックを受けて、自分が隣国の王女であった時の記憶が蘇る。それを知った夫は手のひらを返したように愛を囁くが、もう既に彼への愛は尽きていた。
選ばれたのは美人の親友
杉本凪咲
恋愛
侯爵令息ルドガーの妻となったエルは、良き妻になろうと奮闘していた。しかし突然にルドガーはエルに離婚を宣言し、あろうことかエルの親友であるレベッカと関係を持った。悔しさと怒りで泣き叫ぶエルだが、最後には離婚を決意して縁を切る。程なくして、そんな彼女に新しい縁談が舞い込んできたが、縁を切ったはずのレベッカが現れる。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
天之琉華譚 唐紅のザンカ
ナクアル
キャラ文芸
由緒正しい四神家の出身でありながら、落ちこぼれである天笠弥咲。
道楽でやっている古物商店の店先で倒れていた浪人から一宿一飯のお礼だと“曰く付きの古書”を押し付けられる。
しかしそれを機に周辺で不審死が相次ぎ、天笠弥咲は知らぬ存ぜぬを決め込んでいたが、不思議な出来事により自身の大切な妹が拷問を受けていると聞き殺人犯を捜索し始める。
その矢先、偶然出くわした殺人現場で極彩色の着物を身に着け、唐紅色の髪をした天女が吐き捨てる。「お前のその瞳は凄く汚い色だな?」そんな失礼極まりない第一声が天笠弥咲と奴隷少女ザンカの出会いだった。
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
夫から国外追放を言い渡されました
杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。
どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。
抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。
そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる