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三粒目 黄金李 ~『貪欲は必ず身を食う』の巻~
その七 わたしが岩棚へ上る方法は、これしかありません……たぶん!
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急いで外へ出てみると、思阿さんは、扉の外に座っていた。
「どうして、中へ入らないんですか?」
「俺は、用心棒ですから、ここで一晩中番をしています。深緑さんは、安心して休んでください」
旅の間には、一つ部屋に二人で泊まらなければならないこともあった。
たいてい思阿さんは、わたしに寝台を譲ってくれて、自分は椅子や床で寝ていた。
でも、部屋の外で寝るなんてことはなかったのよね――。
やっぱり、まだ、さっきのことを怒っているんだろうか?
「ごめんなさい、思阿さん。用心棒としてちゃんと務めを果たそうとしてくれているのに、何だか意地悪なことを言ってしまいました。嫌な気持ちにさせてしまいましたよね。すみませんでした」
隣にしゃがみ込んで、わたしが謝ると、思阿さんは小さく首を振って明るい声で言った。
「俺の方こそ、すみませんでした。途中で役目を放り出すかもしれないと思われていたなんて、用心棒失格です。もっと、深緑さんに信頼してもらえるように頑張ります。だから、今夜はここでしっかり見張りをします」
「思阿さん……」
やっぱり、思阿さんはいい人だ。
用心棒が、あなたで良かったです!
これからも、あなたと一緒に旅を続けたい。その気持ちを伝えたいのだけど――。
雅文が、何か言っていたわよね。
手を握る? 軽く抱きつく? 頭をなでる? 今は、どれが正解なんだろう?!
「えっ? シェ、深緑さん?……、うわぁっ! あっ……、へぇっ?!……」
とりあえず、一通り全部やってみた。 最後に、「頬ずりする」もつけてみた。
これで、わたしの気持ちは、思阿さんに伝わったかしら――。
「お休みなさい!」
わたしは、満足して、扉を開け部屋に戻った。
ちょっとだけ間を置いて、思阿さんが小さな声で、「おやすみなさい」と言うのが聞こえた。
◇ ◇ ◇
「深緑! 深緑! 起きろ! 客人が到着したぞ!」
枕元の虫籠から聞こえた夏先生の声で、わたしは目を覚ました。
まだ、朝ではない……。
卓の上に置いた手燭の灯りは、とっくに消えたはずだが、部屋の中がうっすらと明るい。
寝台の上に上体を起こし、光を感じる方向に目をやる。
きらきらときらめくものを抱えて、誰かが立っていた。
「ヤ、雅文?! 雅文なの?!」
思わず大きな声で叫びそうになって、慌てて口に手を押し当てた。
羽衣を両手に抱えた雅文が、寝台の横に立っていた。
「翠姫様からの伝言です。これを用いて、役目を果たしなさいとのことです。
しっかり眠ったから、気も貯まって霊力も十分使えるはずですね。すぐに行きましょう!
これを着て飛び上がれば、崖の李の木に近づくことができます。今なら、誰にも気づかれずに種核を天に返せます。急いでください、深緑!」
「う、うん……。わかったわ、雅文!」
わたしは、虫籠を腰に下げ、天の柄杓を懐に入れると、静かに扉を開けた。
思阿さんは、離れの壁にもたれかかり寝息を立てていた。
羽衣を持った雅文と一緒に、わたしは、李畑に向かって走りだした。
◇ ◇ ◇
李畑の片隅で、着ていた服を脱ぎ、久しぶりに羽衣をまとう。
ほわっと良い香りがして、体が軽くなったように感じた。
雅文に預けた虫籠から、夏先生が顔を出し、目を細めて嬉しそうに言った。
「フォッ、フォッ、フォッ! 深緑、なにやら以前よりも、なまめかしくなったのう! いろいろ成長しておるな!」
「老夏! 余計なことを言わないでください! 深緑、始めてください!」
雅文に厳しく言われて、さすがの夏先生もへこんでいる。
わたしは、人差し指の先で、夏先生の丸い頭をこちょこちょと撫でた。
今夜も、とっても可愛いですよ! 気をよくしたらしい夏先生が、「ケケロッ」と鳴いた。
懐から柄杓を取り出し、右手に持つ。
一振りすると、柄杓が大きく伸びた。準備完了!
トントンと軽く跳びはねてから、つま先で強く地面を蹴ると、わたしの体はふわりと宙に浮かび上がった。
ほの温かい風に包まれ、岩棚まで一気に飛んでいく。
わたしが近づくと、岩棚の李の木が、威嚇するように枝をざわつかせ葉を揺らした。
葉陰からちらりと見えたのは、新しい蕾だ!
「えぇーぃっ!」
李の木の上を飛び越えながら柄杓を振り、李の木に天水を振りかけた。
萌葱色の炎が上がり、李の木を包む。蕾を守ろうと、枝葉が丸い形にまとまる。
むき出しになった根方へ、さらに天水を注ぐ。
「ひゃあぁっ!」
岩棚から長い根が盛り上がり、わたしに向かって鞭のように伸びてきた。
くるくるとまわりながらそれを避けて、根にも天水を降り注ぐ。油断は禁物ね!
李の木は、燃えさかる炎の中で身を揺らし、静かに呻いていた。
わたしのせいね……。こんな寂しい場所で、矢まで射掛けられて……。
でも、人間を惑わして、命まで奪ってはだめ……。
もう、戻りなさい、天の花園へ……。そこで、伸び伸びと育つのよ! たくさんの甘い実をつけて、みんなの喉を潤してあげてね!
李の木の根方で、小さな粒が、きらりと光るのが見えた。
この木の種核に間違いない。
わたしは、柄杓を頭上に掲げ、種核を天へ返すため、祈りの言葉を唱えた。
「かい・ちょう・かん・ぎょう・ひつ・ほ・ひょう! 汝、天の庭のものならば、天の庭へ!」
わたしの頭上に広がる夜空に、浮かび上がるように七つの星が現れた
その三番目の星・天璣。天璣がひときわ明るく輝くと、そこから下ろされた光の糸が李の種核と結ばれた。
光の糸に導かれ,種核は天璣に向かってまっすぐに上昇を始めた。
わたしは、地上に降りて、雅文と一緒に天へ昇る李の種核をじっと見つめていた。
いつものように、最後は天璣に吸い込まれるようにして、種核は消えた。
七つの星が消える前に、わたしはもう一度、種核が無事に天空花園へ戻ることを祈った。
萌葱色の炎が消えたと同時に、岩棚が細かな石粒となって崖下に崩れ落ちた。
金の李の木がどこにあったのか、もう誰も説明できないほどに、何もかもがきれいさっぱり失われたのだった。
「雅文、種核を天へ返して金の李の木は消えたけれど、李の実や実から取り出した黄金の種はそのままでいいの? 実を食べた人や種をもらった人は大丈夫かしら?」
元の服に着替え、羽衣をたたみながら、わたしは雅文に尋ねた。
夜明けまでは時間があるようだが、のんびりしてはいられない。
もし、まだやらねばならないことがあるのなら、早く片付けてしまいたい。
「種核が天に戻ったことは確かめられたので、心配ないとは思いますが――、老夏、どう考えますか?」
雅文が返してくれた虫籠から、眠そうな顔を出して、夏先生が言った。
「李の種は、正真正銘、黄金でできたものじゃ。なぜ、そのようなものが生成されたのかは、わしにもわからん。ただ、あの種から芽が出ることはないじゃろう。そうであるとしたら、問題は、実の方じゃな。食べた者に、何らかの異変が起こるのかもしれぬ」
「最初に実を食べた勇仁さんは、子どもたちを捨ててどこかへ行ってしまったのですよね?」
「ああ、そうじゃったな。何か、恐ろしい目に遭って、身を隠したのかもしれぬな」
今日、李の実をかじった偉強さんにも、何か良くないことが起こるのだろうか?
羽衣とともに、天界へと帰っていく雅文を見送り、わたしと夏先生は離れへと戻ってきた。
思阿さんは、同じ場所で寝ていたが、少しだけ姿勢が変わっていた。
眠い目をこすりながら部屋に入り、寝台に横になった。
ここは離れだし、明日の朝は、少しぐらい寝過ごしても大丈夫よね――。
しかし、翌朝、荒々しい蹄の音と大きな呼び声によって、わたしは、たたき起こされることになったのだった。
「どうして、中へ入らないんですか?」
「俺は、用心棒ですから、ここで一晩中番をしています。深緑さんは、安心して休んでください」
旅の間には、一つ部屋に二人で泊まらなければならないこともあった。
たいてい思阿さんは、わたしに寝台を譲ってくれて、自分は椅子や床で寝ていた。
でも、部屋の外で寝るなんてことはなかったのよね――。
やっぱり、まだ、さっきのことを怒っているんだろうか?
「ごめんなさい、思阿さん。用心棒としてちゃんと務めを果たそうとしてくれているのに、何だか意地悪なことを言ってしまいました。嫌な気持ちにさせてしまいましたよね。すみませんでした」
隣にしゃがみ込んで、わたしが謝ると、思阿さんは小さく首を振って明るい声で言った。
「俺の方こそ、すみませんでした。途中で役目を放り出すかもしれないと思われていたなんて、用心棒失格です。もっと、深緑さんに信頼してもらえるように頑張ります。だから、今夜はここでしっかり見張りをします」
「思阿さん……」
やっぱり、思阿さんはいい人だ。
用心棒が、あなたで良かったです!
これからも、あなたと一緒に旅を続けたい。その気持ちを伝えたいのだけど――。
雅文が、何か言っていたわよね。
手を握る? 軽く抱きつく? 頭をなでる? 今は、どれが正解なんだろう?!
「えっ? シェ、深緑さん?……、うわぁっ! あっ……、へぇっ?!……」
とりあえず、一通り全部やってみた。 最後に、「頬ずりする」もつけてみた。
これで、わたしの気持ちは、思阿さんに伝わったかしら――。
「お休みなさい!」
わたしは、満足して、扉を開け部屋に戻った。
ちょっとだけ間を置いて、思阿さんが小さな声で、「おやすみなさい」と言うのが聞こえた。
◇ ◇ ◇
「深緑! 深緑! 起きろ! 客人が到着したぞ!」
枕元の虫籠から聞こえた夏先生の声で、わたしは目を覚ました。
まだ、朝ではない……。
卓の上に置いた手燭の灯りは、とっくに消えたはずだが、部屋の中がうっすらと明るい。
寝台の上に上体を起こし、光を感じる方向に目をやる。
きらきらときらめくものを抱えて、誰かが立っていた。
「ヤ、雅文?! 雅文なの?!」
思わず大きな声で叫びそうになって、慌てて口に手を押し当てた。
羽衣を両手に抱えた雅文が、寝台の横に立っていた。
「翠姫様からの伝言です。これを用いて、役目を果たしなさいとのことです。
しっかり眠ったから、気も貯まって霊力も十分使えるはずですね。すぐに行きましょう!
これを着て飛び上がれば、崖の李の木に近づくことができます。今なら、誰にも気づかれずに種核を天に返せます。急いでください、深緑!」
「う、うん……。わかったわ、雅文!」
わたしは、虫籠を腰に下げ、天の柄杓を懐に入れると、静かに扉を開けた。
思阿さんは、離れの壁にもたれかかり寝息を立てていた。
羽衣を持った雅文と一緒に、わたしは、李畑に向かって走りだした。
◇ ◇ ◇
李畑の片隅で、着ていた服を脱ぎ、久しぶりに羽衣をまとう。
ほわっと良い香りがして、体が軽くなったように感じた。
雅文に預けた虫籠から、夏先生が顔を出し、目を細めて嬉しそうに言った。
「フォッ、フォッ、フォッ! 深緑、なにやら以前よりも、なまめかしくなったのう! いろいろ成長しておるな!」
「老夏! 余計なことを言わないでください! 深緑、始めてください!」
雅文に厳しく言われて、さすがの夏先生もへこんでいる。
わたしは、人差し指の先で、夏先生の丸い頭をこちょこちょと撫でた。
今夜も、とっても可愛いですよ! 気をよくしたらしい夏先生が、「ケケロッ」と鳴いた。
懐から柄杓を取り出し、右手に持つ。
一振りすると、柄杓が大きく伸びた。準備完了!
トントンと軽く跳びはねてから、つま先で強く地面を蹴ると、わたしの体はふわりと宙に浮かび上がった。
ほの温かい風に包まれ、岩棚まで一気に飛んでいく。
わたしが近づくと、岩棚の李の木が、威嚇するように枝をざわつかせ葉を揺らした。
葉陰からちらりと見えたのは、新しい蕾だ!
「えぇーぃっ!」
李の木の上を飛び越えながら柄杓を振り、李の木に天水を振りかけた。
萌葱色の炎が上がり、李の木を包む。蕾を守ろうと、枝葉が丸い形にまとまる。
むき出しになった根方へ、さらに天水を注ぐ。
「ひゃあぁっ!」
岩棚から長い根が盛り上がり、わたしに向かって鞭のように伸びてきた。
くるくるとまわりながらそれを避けて、根にも天水を降り注ぐ。油断は禁物ね!
李の木は、燃えさかる炎の中で身を揺らし、静かに呻いていた。
わたしのせいね……。こんな寂しい場所で、矢まで射掛けられて……。
でも、人間を惑わして、命まで奪ってはだめ……。
もう、戻りなさい、天の花園へ……。そこで、伸び伸びと育つのよ! たくさんの甘い実をつけて、みんなの喉を潤してあげてね!
李の木の根方で、小さな粒が、きらりと光るのが見えた。
この木の種核に間違いない。
わたしは、柄杓を頭上に掲げ、種核を天へ返すため、祈りの言葉を唱えた。
「かい・ちょう・かん・ぎょう・ひつ・ほ・ひょう! 汝、天の庭のものならば、天の庭へ!」
わたしの頭上に広がる夜空に、浮かび上がるように七つの星が現れた
その三番目の星・天璣。天璣がひときわ明るく輝くと、そこから下ろされた光の糸が李の種核と結ばれた。
光の糸に導かれ,種核は天璣に向かってまっすぐに上昇を始めた。
わたしは、地上に降りて、雅文と一緒に天へ昇る李の種核をじっと見つめていた。
いつものように、最後は天璣に吸い込まれるようにして、種核は消えた。
七つの星が消える前に、わたしはもう一度、種核が無事に天空花園へ戻ることを祈った。
萌葱色の炎が消えたと同時に、岩棚が細かな石粒となって崖下に崩れ落ちた。
金の李の木がどこにあったのか、もう誰も説明できないほどに、何もかもがきれいさっぱり失われたのだった。
「雅文、種核を天へ返して金の李の木は消えたけれど、李の実や実から取り出した黄金の種はそのままでいいの? 実を食べた人や種をもらった人は大丈夫かしら?」
元の服に着替え、羽衣をたたみながら、わたしは雅文に尋ねた。
夜明けまでは時間があるようだが、のんびりしてはいられない。
もし、まだやらねばならないことがあるのなら、早く片付けてしまいたい。
「種核が天に戻ったことは確かめられたので、心配ないとは思いますが――、老夏、どう考えますか?」
雅文が返してくれた虫籠から、眠そうな顔を出して、夏先生が言った。
「李の種は、正真正銘、黄金でできたものじゃ。なぜ、そのようなものが生成されたのかは、わしにもわからん。ただ、あの種から芽が出ることはないじゃろう。そうであるとしたら、問題は、実の方じゃな。食べた者に、何らかの異変が起こるのかもしれぬ」
「最初に実を食べた勇仁さんは、子どもたちを捨ててどこかへ行ってしまったのですよね?」
「ああ、そうじゃったな。何か、恐ろしい目に遭って、身を隠したのかもしれぬな」
今日、李の実をかじった偉強さんにも、何か良くないことが起こるのだろうか?
羽衣とともに、天界へと帰っていく雅文を見送り、わたしと夏先生は離れへと戻ってきた。
思阿さんは、同じ場所で寝ていたが、少しだけ姿勢が変わっていた。
眠い目をこすりながら部屋に入り、寝台に横になった。
ここは離れだし、明日の朝は、少しぐらい寝過ごしても大丈夫よね――。
しかし、翌朝、荒々しい蹄の音と大きな呼び声によって、わたしは、たたき起こされることになったのだった。
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