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プロローグ 寝過ごしちゃいまして……わわっ! まさか天界追放?!
その一 わたくし、深緑(シェンリュ)と申します! いちおう天女です、半人前ですが……。
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―― グルギュルグル……ギュルウウウーンッ……。
な、何? 何なの? このおかしな音、わ、わたしの体の中から出ましたよね?!
えっ? ど、どうなっちゃったの、わたし?!
草の上に尻餅をついたわたしは、自分のお腹に手をやった。
腰に下げた虫籠の蓋が開き、小さな青蛙が顔を出すと、訳知り顔で言った。
「おうおう、派手に腹の虫が鳴ったのう?! 深緑! おぬし、どうやら無事に下天して、『人間』になれたようじゃぞ!」
「ここが、人間界ってことですか? 下天井に入ったと思ったら、何だか目眩がして、気づいたらここに座っていたのですが……」
「初めての下天じゃからな。そんなものじゃろう。ささ、これ以上腹の虫が暴れる前に、立ち上がり旅を始めるのじゃ!」
「は、はい……」
はあ……、本当に人間界へ来てしまった……。
わたし、もう一度、天界へ戻ることはできるかしら?
まあ、ひたすらお務めを果たすしかないわよね。自分で「撒いた種」なのだから――。
風に揺れる草原を眺めながら、わたしは、二日前のことを思い出していた――。
* * *
「深緑―! 深緑―! どこにいるのですう?!」
「深緑ったら、張り切りすぎて霊力を使い果たし、また、どこぞで微睡んでいるのでしょうか?」
「困った娘ね、いつまでたっても加減ができなくて――。わたしたち、もっとあの娘をきちんと躾けるべきだったようね。こんなことで、留守番なんて任せられるかしら?」
姉様たちが、わたしのことを探している――。
起きなきゃ! ああ、でも無理……。もう少しだけ、こうしていたいわ……。
んふふ……、この花布団、柔らかでとってもいい香りなんだもの……。
「「「見つけましたよ、深緑! お昼寝の時間は終わりです!」」」
姉様たちの声、見事に重なっている! 美しい和音が耳に心地いい!
いやいや、そんなことに感心している場合じゃなかったんだっけ!
わたしは、慌てて花布団の上に立ち上がった。
「おはようござい……、じゃなかった! えぇっとぉっ……こんにちは……でもないですね……」
姉様たちが、あきれ顔でわたしを見ていた。
わぁっ! けっこう日が傾いているわ! もしかして、もう、「こんばんは」だったかな?
「深緑、ご主人様がお呼びです。大事なお話があるそうです。急ぎなさい!」
蘭玲姉様はそう言うと、芭蕉扇を一振りして、花布団を吹き飛ばしてしまった。
「このような姿では、ご主人様の前に連れて行けませんよ、深緑。身ぎれいになさい!」
林杏姉様は、わたしの羽衣についた花びらを、羽箒で優しく払ってくださった。
「いつまでも、わたくしたちに頼っていてはいけません。しっかりしてね、深緑!」
雨涵姉様は、懐から桃木櫛を取り出し、乱れたわたしの髪を梳いてくださった。
わたしは、油断すると落ちてきそうな瞼を、衣の袖でゴシゴシこすった。
あくびをかみ殺しながら、「うーん!」と言って一回伸びをしたら、蘭玲姉様に睨まれた。
林杏姉様と雨涵姉様が、口元に袖口を当てて笑いをこらえている。
姉様たちにがっちり三方を囲まれて、わたしは、とろんとしたまま、ご主人様のお住まいである宮殿へと向かうことになった。
わたしの名は、深緑。
天界の天人樹に実った天人果から生まれた、正真正銘の天女だ。
姉様たちと一緒に、天界の花園・天空花園の庭番をしている。
わたしのご主人様は、豊穣の女神・翠姫様である。
翠姫様が、天人樹園から幼いわたしを引き取り、これまで育ててくださった。
翠姫様からの大事なお話って、いったい何だろう?
わたしに付き添っている三人の姉様たちは、何も話してくれない。
何か、秘密の用件なのかしら。
それならそれで、ちょっとワクワクするのだけれど……。
ようやく宮殿に着くと宮殿付きの天女が、わたしたちを翠姫様のいらっしゃる露台へ案内してくれた。
翠姫様は、露台の長椅子に物憂げなお顔で座っていらした。
萌葱色の羽衣は淡い光を放ち、あたりには芳潤な気が立ちこめている。
神々に近づいたときにだけ感じる多幸感で、わたしは自然と笑顔になっていた。
「まあ、深緑。また、花布団で寝ていたのですね? 襟元に花びらが一枚挟まっていますよ。そろそろ、どこでも昼寝をしてしまう癖を直しなさい。いつまでたっても、天女として一人前扱いしてもらえませんよ」
鈴を転がすような翠姫様のお声で言われると、お叱りの言葉さえ嬉しく感じてしまう。
「お許しください、翠姫様。水やりが終わって、お花の香りをかいでいたらつい――。これからは、翠姫様の手下として、お恥をかかせることがないよう心して務めます」
「ほほほ……。それは、心強いことです。早速、そなたに大事な頼み事をしたいのですが」
「へっ?」
翠姫様が目配せすると、林杏姉様と雨涵姉様は、露台と回廊を仕切る衝立の前に出て、誰も露台に近づくことがないように回廊を見張った。
蘭玲姉様は、露台の手すりの際に立ち、露台の下に広がる池や周囲の木々に目を配り、人の気配がないか目をこらした。
三人の動きを確かめると、翠姫様はわたしを手招きした。
「良いですか、深緑。明日より三日の間、わたくしと蘭玲、雨涵は下天します。ちょっと事情があって、今回の下天は天帝様には内緒です。わたくしたちが留守の間、庭番はそなたと林杏だけで行うことになります。そつなく、役目を果たすことはできますか?」
えっ?! いつもは四人でしていたお仕事を、林杏姉様と二人でするの?!
だ、大丈夫かしら? でも、三日もの間、天帝様に内緒で下天されるということは、それなりのわけがあってのことだと思うから、「無理です」とか「できません」なんて絶対言えない!
「もちろんでございます。お留守の間、林杏姉様と力を合わせ、しっかり天空花園のお世話をいたします。翠姫様、どうぞ、心置きなくお出かけくださいませ!」
あーあ、言っちゃった……。それも、自信たっぷりに……。
でも、わたしの言葉に、満面の笑みでうなずかれる翠姫様を見たら、ムクムクやる気が湧いてきたわ!
どんなご事情かわからないけれど、この深緑、敬愛する翠姫様のためならば、全力でお役目を果たさせていただきますとも!
わたしは、翠姫様の手を力強く握り、鼻息を荒げながらお顔を見つめた。
翠姫様は、わたしの手を優しくお外しなると、白くしなやかな手でわたしの髪をゆっくりとなでながらおっしゃった。
「よろしく頼みましたよ、深緑。いつかきっと、そなたにも、わたくしの気持ちがわかる日が来るでしょう。いや、そんな日は来ないほうが、天人としては幸せなのかもしれないけれど――」
「翠姫様……?」
えっ? 今、翠姫様は、わたしの髪にお顔を埋めて涙をおこぼしになった?
いつの間にか、姉様たちが翠姫様とわたしの周りに戻ってきていた。
姉様たちは、翠姫様にお仕えして長い。
きっと、わたしが知らない様々な事情をご存じのはずだ。
蘭玲姉様が、いたわるような眼差しを翠姫様に送りながら、小さな声でおっしゃった。
「わたくしと雨涵は、これから明日の準備を始めます。深緑は、もう天人寮へ戻りなさい。そして、明日はいつもよりも早く、天空花園の世話を始めるのですよ。林杏の言い付けをよく聞いて、しっかりお励みなさい」
「はい、承知いたしました!」
わたしは、翠姫様や姉様たちに見送られて、宮殿を後にした。
天人寮へ戻る途中、天人樹の近くで、夢中になって書を読んでいる雅文を見かけた。
わたしと雅文は、天人樹に実った二つの天人果から、ほぼ同時期に生まれた。
雅文は、書を読むのが大好きで、天界の文殿にもよく通っている。
見た目も性格もあまり似ていないと思うのだけれど、「双子」と言われることもある。
わたしにとっては、雅文は、姉妹というより朋友に近い感じかしら。
わたしが来たことに、気づきもしない雅文。何をそんなに熱心に読んでいるのだろう?
わたしは、灌木に隠れながら、そっと雅文の背後に回った。
そして、両手を突き出して――。
な、何? 何なの? このおかしな音、わ、わたしの体の中から出ましたよね?!
えっ? ど、どうなっちゃったの、わたし?!
草の上に尻餅をついたわたしは、自分のお腹に手をやった。
腰に下げた虫籠の蓋が開き、小さな青蛙が顔を出すと、訳知り顔で言った。
「おうおう、派手に腹の虫が鳴ったのう?! 深緑! おぬし、どうやら無事に下天して、『人間』になれたようじゃぞ!」
「ここが、人間界ってことですか? 下天井に入ったと思ったら、何だか目眩がして、気づいたらここに座っていたのですが……」
「初めての下天じゃからな。そんなものじゃろう。ささ、これ以上腹の虫が暴れる前に、立ち上がり旅を始めるのじゃ!」
「は、はい……」
はあ……、本当に人間界へ来てしまった……。
わたし、もう一度、天界へ戻ることはできるかしら?
まあ、ひたすらお務めを果たすしかないわよね。自分で「撒いた種」なのだから――。
風に揺れる草原を眺めながら、わたしは、二日前のことを思い出していた――。
* * *
「深緑―! 深緑―! どこにいるのですう?!」
「深緑ったら、張り切りすぎて霊力を使い果たし、また、どこぞで微睡んでいるのでしょうか?」
「困った娘ね、いつまでたっても加減ができなくて――。わたしたち、もっとあの娘をきちんと躾けるべきだったようね。こんなことで、留守番なんて任せられるかしら?」
姉様たちが、わたしのことを探している――。
起きなきゃ! ああ、でも無理……。もう少しだけ、こうしていたいわ……。
んふふ……、この花布団、柔らかでとってもいい香りなんだもの……。
「「「見つけましたよ、深緑! お昼寝の時間は終わりです!」」」
姉様たちの声、見事に重なっている! 美しい和音が耳に心地いい!
いやいや、そんなことに感心している場合じゃなかったんだっけ!
わたしは、慌てて花布団の上に立ち上がった。
「おはようござい……、じゃなかった! えぇっとぉっ……こんにちは……でもないですね……」
姉様たちが、あきれ顔でわたしを見ていた。
わぁっ! けっこう日が傾いているわ! もしかして、もう、「こんばんは」だったかな?
「深緑、ご主人様がお呼びです。大事なお話があるそうです。急ぎなさい!」
蘭玲姉様はそう言うと、芭蕉扇を一振りして、花布団を吹き飛ばしてしまった。
「このような姿では、ご主人様の前に連れて行けませんよ、深緑。身ぎれいになさい!」
林杏姉様は、わたしの羽衣についた花びらを、羽箒で優しく払ってくださった。
「いつまでも、わたくしたちに頼っていてはいけません。しっかりしてね、深緑!」
雨涵姉様は、懐から桃木櫛を取り出し、乱れたわたしの髪を梳いてくださった。
わたしは、油断すると落ちてきそうな瞼を、衣の袖でゴシゴシこすった。
あくびをかみ殺しながら、「うーん!」と言って一回伸びをしたら、蘭玲姉様に睨まれた。
林杏姉様と雨涵姉様が、口元に袖口を当てて笑いをこらえている。
姉様たちにがっちり三方を囲まれて、わたしは、とろんとしたまま、ご主人様のお住まいである宮殿へと向かうことになった。
わたしの名は、深緑。
天界の天人樹に実った天人果から生まれた、正真正銘の天女だ。
姉様たちと一緒に、天界の花園・天空花園の庭番をしている。
わたしのご主人様は、豊穣の女神・翠姫様である。
翠姫様が、天人樹園から幼いわたしを引き取り、これまで育ててくださった。
翠姫様からの大事なお話って、いったい何だろう?
わたしに付き添っている三人の姉様たちは、何も話してくれない。
何か、秘密の用件なのかしら。
それならそれで、ちょっとワクワクするのだけれど……。
ようやく宮殿に着くと宮殿付きの天女が、わたしたちを翠姫様のいらっしゃる露台へ案内してくれた。
翠姫様は、露台の長椅子に物憂げなお顔で座っていらした。
萌葱色の羽衣は淡い光を放ち、あたりには芳潤な気が立ちこめている。
神々に近づいたときにだけ感じる多幸感で、わたしは自然と笑顔になっていた。
「まあ、深緑。また、花布団で寝ていたのですね? 襟元に花びらが一枚挟まっていますよ。そろそろ、どこでも昼寝をしてしまう癖を直しなさい。いつまでたっても、天女として一人前扱いしてもらえませんよ」
鈴を転がすような翠姫様のお声で言われると、お叱りの言葉さえ嬉しく感じてしまう。
「お許しください、翠姫様。水やりが終わって、お花の香りをかいでいたらつい――。これからは、翠姫様の手下として、お恥をかかせることがないよう心して務めます」
「ほほほ……。それは、心強いことです。早速、そなたに大事な頼み事をしたいのですが」
「へっ?」
翠姫様が目配せすると、林杏姉様と雨涵姉様は、露台と回廊を仕切る衝立の前に出て、誰も露台に近づくことがないように回廊を見張った。
蘭玲姉様は、露台の手すりの際に立ち、露台の下に広がる池や周囲の木々に目を配り、人の気配がないか目をこらした。
三人の動きを確かめると、翠姫様はわたしを手招きした。
「良いですか、深緑。明日より三日の間、わたくしと蘭玲、雨涵は下天します。ちょっと事情があって、今回の下天は天帝様には内緒です。わたくしたちが留守の間、庭番はそなたと林杏だけで行うことになります。そつなく、役目を果たすことはできますか?」
えっ?! いつもは四人でしていたお仕事を、林杏姉様と二人でするの?!
だ、大丈夫かしら? でも、三日もの間、天帝様に内緒で下天されるということは、それなりのわけがあってのことだと思うから、「無理です」とか「できません」なんて絶対言えない!
「もちろんでございます。お留守の間、林杏姉様と力を合わせ、しっかり天空花園のお世話をいたします。翠姫様、どうぞ、心置きなくお出かけくださいませ!」
あーあ、言っちゃった……。それも、自信たっぷりに……。
でも、わたしの言葉に、満面の笑みでうなずかれる翠姫様を見たら、ムクムクやる気が湧いてきたわ!
どんなご事情かわからないけれど、この深緑、敬愛する翠姫様のためならば、全力でお役目を果たさせていただきますとも!
わたしは、翠姫様の手を力強く握り、鼻息を荒げながらお顔を見つめた。
翠姫様は、わたしの手を優しくお外しなると、白くしなやかな手でわたしの髪をゆっくりとなでながらおっしゃった。
「よろしく頼みましたよ、深緑。いつかきっと、そなたにも、わたくしの気持ちがわかる日が来るでしょう。いや、そんな日は来ないほうが、天人としては幸せなのかもしれないけれど――」
「翠姫様……?」
えっ? 今、翠姫様は、わたしの髪にお顔を埋めて涙をおこぼしになった?
いつの間にか、姉様たちが翠姫様とわたしの周りに戻ってきていた。
姉様たちは、翠姫様にお仕えして長い。
きっと、わたしが知らない様々な事情をご存じのはずだ。
蘭玲姉様が、いたわるような眼差しを翠姫様に送りながら、小さな声でおっしゃった。
「わたくしと雨涵は、これから明日の準備を始めます。深緑は、もう天人寮へ戻りなさい。そして、明日はいつもよりも早く、天空花園の世話を始めるのですよ。林杏の言い付けをよく聞いて、しっかりお励みなさい」
「はい、承知いたしました!」
わたしは、翠姫様や姉様たちに見送られて、宮殿を後にした。
天人寮へ戻る途中、天人樹の近くで、夢中になって書を読んでいる雅文を見かけた。
わたしと雅文は、天人樹に実った二つの天人果から、ほぼ同時期に生まれた。
雅文は、書を読むのが大好きで、天界の文殿にもよく通っている。
見た目も性格もあまり似ていないと思うのだけれど、「双子」と言われることもある。
わたしにとっては、雅文は、姉妹というより朋友に近い感じかしら。
わたしが来たことに、気づきもしない雅文。何をそんなに熱心に読んでいるのだろう?
わたしは、灌木に隠れながら、そっと雅文の背後に回った。
そして、両手を突き出して――。
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