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1、始まりの逃避とウサギの国での活劇
ウサギ、苛立つ
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「あー、もうあの2人は何時になったら帰ってくるのよ。先生としての自覚足りないんじゃないの」
自棄酒のように1リットルジュースを一気に飲み干すとイスカは15個目のパンに手を伸ばした。あれから一ヶ月、状況は全く変わっていない。寧ろ、事態は悪化していた。それに伴い、4人の精神疲労も溜まっていく。
「イスカはん、もう少し落ち着いてぇな」
一気飲みは体に悪いので新しいペットボトルを開けるとコップに注いで渡す。
「これが落ち着いてられないっての。何かあることに先公が不当な言い掛かりつけてくるのよ。しかも、関係ないことまであたしのせいにするし。素手で窓ガラス壊したら怪我することぐらい知ってるわよ」
怒りを露わに凄い形相で憤慨するイスカの気持ちをレイカもわかっていた。
最近いじめが無視できないほど激しくなり、ついに持ち物がなくなったり壊されたりし始めたのだ。
先生に相談しても無駄なことなどレイカはこの学園に来る以前の経験で重々に知り過ぎていたし、今の先生の態度では彼らがいじめの中心人物なのではと疑ってしまうほどなので、とても相談できるような状況ではない。当然、イスカや特殊クラスの仲間に話せるわけもなく、ロンに故郷の歌や元気の出る曲を奏でてもらうことで何とか精神の安定を図っているが、限界に近かった。このままではまた引き籠りと鬱病になってしまいそうだ。
「本当ニイイ加減ニシロダ。俺ナンカ話シタダケデ文句言ワレルンダゾ。骨董品ナラ大人シク飾ラレテロ、ダト。俺ハ飾リ物ジャネー!」
頭の小さな筒から蒸気を噴出して怒るロイズはその体格のためか巨大なヤカンに見えてしまい、レイカは悪いと思いつつ口元を手で隠して笑った。
「2人の怒りももっともやけど、今は静かにしやしょう。ロンはん起きてしまいやす」
「「あっ」」
怒りのあまりすっかり忘れていた2人は木の下で目を瞑ってジッとしているロンを覗き込む。彼はまるで死んだように眠っていた。それは寮で同室のロイズも始めてみるロンの寝顔だった。人前で眠ることのない彼がこうも無防備な姿を晒すのは貴重である。
「なぁ、本当に死んでないよね」
貴重なシャッターチャンスを逃さず寝顔を収める。
「せやと思うけど」
「寝息、聞こえないよね。そんなことないと思うけど」
顔は白いし、体温はあるけど低い・・・・・・息はしている。口元に耳を近づけても音に聞こえないほど微かな息だけど・・・・・・考えるごとに不安になってきた3人だった。
「・・・ロンはん、今日も授業来んかったなぁ。ずっとここにいたんやろか」
「最近寮ノ部屋ニモ帰ッテコナイラシイ」
「ロイズを止める奴がいなくて教室と男子寮のロビーが二度も半壊したと」
遠く離れたこの場からでもはっきりとわかる校舎の穴を眺めてイスカはため息を吐いた。
「あんた、もう少し力制御しなさいよ」
「オマエニ言ワレタクナイ。今日モ生徒ヲ丸焼キニシタッテソウダナ」
「・・・どっちもどっちでは」
下を見ると起きたロンが頭を抱えていた。
「ろん、マダ具合ガ悪イノカ。保健室行コウッテ朝カラ言ッテイルダロウ」
強引なロイズが力任せに連れて行かないのが不思議だったが、彼の胴体に無数の切り傷を見つけてレイカは納得した。すでに何度も連れて行こうとしたのだろう。その度にかなり抵抗されたのだろう。それは力任せに連れて行くのを断念せざる程激しかったことは容易に想像がつく。金属ボディーなので血が出ることはない。回路が切断されるほど深くないのはロンが手加減したからなのか、彼に治療してもらったからか。
自己回復機能のない機械に治癒魔法は効果あるのか、甚だ疑問である。
「・・・正常稼働範囲内。問題ない」
ゆっくりと身体を起こすとロンは3人を見た。どんなアメジストよりも澄んだ薄紫色の瞳が赤と茶色と灰色の瞳を覗き込む。正確に言うなら赤は瞳ではないのだが。
「・・・そなたらこそかなり参っているようだが」
「そ、そんなことないわよ」
「うちもまだまだ平気どす」
「ソウダ。コレクライドウッテコトナイ」
「・・・虚勢をはっているのか、それとも気付いていないだけか」
ポツリと呟いたロンの言葉は3人の胸に見事突き刺さった。
「わかった。認めるわよ。正直、変な喧嘩するのももう嫌だし」
草の上に座るとイスカは空を見上げた。
そういえば、最近青空を見たことがない。今日も分厚い雲に隠れて青一つ見えていない。雨が降るわけではないのに。
「最近他の生徒の様子が変なのよね。なんか、妙に暗いって言うか、覇気がないって言うか。そのくせ、やたらと好戦的でやり方が陰湿だし。ともかく、まともな精神状態だとは思えないわ。それに明らかに学校全体の雰囲気が悪い」
「ソレ、俺モ考エテタ。何時カラカ知ラナイガ、学校全体ガ狂ッテイヤガル」
「リルク先生とリング先生は気付いてはったんやないやろうか。せやから、何かが起こる前に調べに行った。うちはそう思う」
「それに関しては彼らの依頼主に尋ねればわかる」
「そないどすなぁ。直に聞いたほうが情報誤差少ないやろし」
「ワカッテルノニ黙ッテルノハ人ガ悪イゼ」
「そういうこと。木の陰で盗み聞きしている奴、さっさと姿を現しなさい!」
そう言うとイスカはビシッと威勢よく木の陰の1つを指差した。ロンは小さく息を吐くとイスカの身体を90度ほど左に動かす。
長い沈黙が漂う。しかし、いくら待っても誰も姿を現さなかった。
「ちょっと、いるならさっさと出てきなさいよ。勿体ぶるにしても溜めすぎて完全にタイミング逃してるじゃない!」
沈黙に耐えられなくなってイスカが叫んだ。
「・・・この場は清浄だから」
心地よくなって寝ているのではないか。
「言われて見れば、ここだけ黒い霞があらへんなぁ」
気読みができる2人の言葉にイスカは首を捻った。
「ところで、あそこの人誰やろか?」
「盗ミ聞キシナガラカヨ。ソイツ何考エテンダ。待ッテロ。今カラ引キズリ出シテクル」
イスカの指差す方へロイズは身を隠そうとせずに入っていった。
続く
自棄酒のように1リットルジュースを一気に飲み干すとイスカは15個目のパンに手を伸ばした。あれから一ヶ月、状況は全く変わっていない。寧ろ、事態は悪化していた。それに伴い、4人の精神疲労も溜まっていく。
「イスカはん、もう少し落ち着いてぇな」
一気飲みは体に悪いので新しいペットボトルを開けるとコップに注いで渡す。
「これが落ち着いてられないっての。何かあることに先公が不当な言い掛かりつけてくるのよ。しかも、関係ないことまであたしのせいにするし。素手で窓ガラス壊したら怪我することぐらい知ってるわよ」
怒りを露わに凄い形相で憤慨するイスカの気持ちをレイカもわかっていた。
最近いじめが無視できないほど激しくなり、ついに持ち物がなくなったり壊されたりし始めたのだ。
先生に相談しても無駄なことなどレイカはこの学園に来る以前の経験で重々に知り過ぎていたし、今の先生の態度では彼らがいじめの中心人物なのではと疑ってしまうほどなので、とても相談できるような状況ではない。当然、イスカや特殊クラスの仲間に話せるわけもなく、ロンに故郷の歌や元気の出る曲を奏でてもらうことで何とか精神の安定を図っているが、限界に近かった。このままではまた引き籠りと鬱病になってしまいそうだ。
「本当ニイイ加減ニシロダ。俺ナンカ話シタダケデ文句言ワレルンダゾ。骨董品ナラ大人シク飾ラレテロ、ダト。俺ハ飾リ物ジャネー!」
頭の小さな筒から蒸気を噴出して怒るロイズはその体格のためか巨大なヤカンに見えてしまい、レイカは悪いと思いつつ口元を手で隠して笑った。
「2人の怒りももっともやけど、今は静かにしやしょう。ロンはん起きてしまいやす」
「「あっ」」
怒りのあまりすっかり忘れていた2人は木の下で目を瞑ってジッとしているロンを覗き込む。彼はまるで死んだように眠っていた。それは寮で同室のロイズも始めてみるロンの寝顔だった。人前で眠ることのない彼がこうも無防備な姿を晒すのは貴重である。
「なぁ、本当に死んでないよね」
貴重なシャッターチャンスを逃さず寝顔を収める。
「せやと思うけど」
「寝息、聞こえないよね。そんなことないと思うけど」
顔は白いし、体温はあるけど低い・・・・・・息はしている。口元に耳を近づけても音に聞こえないほど微かな息だけど・・・・・・考えるごとに不安になってきた3人だった。
「・・・ロンはん、今日も授業来んかったなぁ。ずっとここにいたんやろか」
「最近寮ノ部屋ニモ帰ッテコナイラシイ」
「ロイズを止める奴がいなくて教室と男子寮のロビーが二度も半壊したと」
遠く離れたこの場からでもはっきりとわかる校舎の穴を眺めてイスカはため息を吐いた。
「あんた、もう少し力制御しなさいよ」
「オマエニ言ワレタクナイ。今日モ生徒ヲ丸焼キニシタッテソウダナ」
「・・・どっちもどっちでは」
下を見ると起きたロンが頭を抱えていた。
「ろん、マダ具合ガ悪イノカ。保健室行コウッテ朝カラ言ッテイルダロウ」
強引なロイズが力任せに連れて行かないのが不思議だったが、彼の胴体に無数の切り傷を見つけてレイカは納得した。すでに何度も連れて行こうとしたのだろう。その度にかなり抵抗されたのだろう。それは力任せに連れて行くのを断念せざる程激しかったことは容易に想像がつく。金属ボディーなので血が出ることはない。回路が切断されるほど深くないのはロンが手加減したからなのか、彼に治療してもらったからか。
自己回復機能のない機械に治癒魔法は効果あるのか、甚だ疑問である。
「・・・正常稼働範囲内。問題ない」
ゆっくりと身体を起こすとロンは3人を見た。どんなアメジストよりも澄んだ薄紫色の瞳が赤と茶色と灰色の瞳を覗き込む。正確に言うなら赤は瞳ではないのだが。
「・・・そなたらこそかなり参っているようだが」
「そ、そんなことないわよ」
「うちもまだまだ平気どす」
「ソウダ。コレクライドウッテコトナイ」
「・・・虚勢をはっているのか、それとも気付いていないだけか」
ポツリと呟いたロンの言葉は3人の胸に見事突き刺さった。
「わかった。認めるわよ。正直、変な喧嘩するのももう嫌だし」
草の上に座るとイスカは空を見上げた。
そういえば、最近青空を見たことがない。今日も分厚い雲に隠れて青一つ見えていない。雨が降るわけではないのに。
「最近他の生徒の様子が変なのよね。なんか、妙に暗いって言うか、覇気がないって言うか。そのくせ、やたらと好戦的でやり方が陰湿だし。ともかく、まともな精神状態だとは思えないわ。それに明らかに学校全体の雰囲気が悪い」
「ソレ、俺モ考エテタ。何時カラカ知ラナイガ、学校全体ガ狂ッテイヤガル」
「リルク先生とリング先生は気付いてはったんやないやろうか。せやから、何かが起こる前に調べに行った。うちはそう思う」
「それに関しては彼らの依頼主に尋ねればわかる」
「そないどすなぁ。直に聞いたほうが情報誤差少ないやろし」
「ワカッテルノニ黙ッテルノハ人ガ悪イゼ」
「そういうこと。木の陰で盗み聞きしている奴、さっさと姿を現しなさい!」
そう言うとイスカはビシッと威勢よく木の陰の1つを指差した。ロンは小さく息を吐くとイスカの身体を90度ほど左に動かす。
長い沈黙が漂う。しかし、いくら待っても誰も姿を現さなかった。
「ちょっと、いるならさっさと出てきなさいよ。勿体ぶるにしても溜めすぎて完全にタイミング逃してるじゃない!」
沈黙に耐えられなくなってイスカが叫んだ。
「・・・この場は清浄だから」
心地よくなって寝ているのではないか。
「言われて見れば、ここだけ黒い霞があらへんなぁ」
気読みができる2人の言葉にイスカは首を捻った。
「ところで、あそこの人誰やろか?」
「盗ミ聞キシナガラカヨ。ソイツ何考エテンダ。待ッテロ。今カラ引キズリ出シテクル」
イスカの指差す方へロイズは身を隠そうとせずに入っていった。
続く
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