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隠し事JKの話
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数分もしないうちに、隼くんの方から連絡が来た。
『よかったら証拠を見せてもらってもいいですか?』
きっと友達に相談した結果、やっぱりちゃんと証拠を見せてもらえと言われたのだろう。
『わかりました。送りますね』
私はそう返信して、隼くんに何枚かの写真を送った。
『これは、全部愛莉のスマホに入ってたものです。私が撮影したものじゃないですよ。最後に愛莉のカメラロールごと撮ったやつも送っときますね』
私は写真と同時にそうメッセージを添えた。
愛莉が記憶を無くした直後、私は隙を見て愛莉のスマホのカメラロールを開いた。
私は愛莉のスマホのパスワードを知っていたから、簡単に出来た。
愛莉が盗撮した隼くんの写真を、私のスマホで更に一枚一枚撮影した。
そしてこれらが愛莉のスマホに入ってたものだと分かるように、カメラロール全体の写真も撮っておいた。
それらを今、全部証拠として隼くんに送った。
『ありがとうございます。麻友さんの話、信じます』
写真を見た隼くんから少し経ってからそう返事が来た。
『信じてくれてありがとうございます。愛莉のことが分かったと思うので、距離を置くかどうするかはそのお友達と相談して決めてください』
私はそう送って、結局愛莉とどうするかは隼くんに委ねた。
私はその日から、隼くんと毎日連絡を取っていた。
隼くんは私の言った通り、愛莉や愛莉のお母さんとは距離を置くことにしたみたいだった。
夏休み前、結局どうしたのかを試してみたくて私は敢えて愛莉のスマホを奪って無理矢理隼くんにLI○Eした。
だけど夏休みに入っても返信が来ないと愛莉が言っていたから、隼くんは本当に愛莉たちと距離を置いていることが分かった。
(とりあえず、愛莉に関しては大丈夫かな?)
そう安心しながらも、私は隼くんに隠しているもう一つの事実をなかなか言えないでいた。
『よかったら証拠を見せてもらってもいいですか?』
きっと友達に相談した結果、やっぱりちゃんと証拠を見せてもらえと言われたのだろう。
『わかりました。送りますね』
私はそう返信して、隼くんに何枚かの写真を送った。
『これは、全部愛莉のスマホに入ってたものです。私が撮影したものじゃないですよ。最後に愛莉のカメラロールごと撮ったやつも送っときますね』
私は写真と同時にそうメッセージを添えた。
愛莉が記憶を無くした直後、私は隙を見て愛莉のスマホのカメラロールを開いた。
私は愛莉のスマホのパスワードを知っていたから、簡単に出来た。
愛莉が盗撮した隼くんの写真を、私のスマホで更に一枚一枚撮影した。
そしてこれらが愛莉のスマホに入ってたものだと分かるように、カメラロール全体の写真も撮っておいた。
それらを今、全部証拠として隼くんに送った。
『ありがとうございます。麻友さんの話、信じます』
写真を見た隼くんから少し経ってからそう返事が来た。
『信じてくれてありがとうございます。愛莉のことが分かったと思うので、距離を置くかどうするかはそのお友達と相談して決めてください』
私はそう送って、結局愛莉とどうするかは隼くんに委ねた。
私はその日から、隼くんと毎日連絡を取っていた。
隼くんは私の言った通り、愛莉や愛莉のお母さんとは距離を置くことにしたみたいだった。
夏休み前、結局どうしたのかを試してみたくて私は敢えて愛莉のスマホを奪って無理矢理隼くんにLI○Eした。
だけど夏休みに入っても返信が来ないと愛莉が言っていたから、隼くんは本当に愛莉たちと距離を置いていることが分かった。
(とりあえず、愛莉に関しては大丈夫かな?)
そう安心しながらも、私は隼くんに隠しているもう一つの事実をなかなか言えないでいた。
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