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隠し事JKの話
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『はじめまして!渚と愛莉の友達の麻友といいます。2人から話を聞いていて、隼くんとお話したいと思って連絡先を聞きました!よろしくお願いします!』
渚に連れて行かれた合コンから2日後。
私は瑠千亜くんから隼くんの連絡先を聞き出して、自分から隼くんにメッセージを送った。
数分後に隼くんから挨拶のような返信が来た。
『隼くん、愛莉と会ったことはありますか?』
合コンの日以降、すっかり隼くんに恋していた愛莉を見た私は、いても立ってもいられなくなって単刀直入に本題に入った。
『この間、渚さんと二人でス○バにいたときに会いましたよー』
この返信を見て、私は確信した。
やっぱり、隼くんは何も知らない……
『こんなことあんまり言いたくないんですけど……愛莉、本当は隼くんと何度も会ってますよ』
すぐに既読がついて、私の返信の意味を聞いてきた。
『愛莉……実は隼くんのストーカーだったんです』
もはや余計な言葉はいらないと思い、淡々と事実を伝えることにした。
『ストーカー?愛莉さんがですか?』
『はい。私達が中学生の頃ですけどね。隼くんに直接話しかけたりとかはしてないですけど。遠くから見てる系のストーカーでした』
私の突然のカミングアウトに、隼くんは既読をつけたまま何も返してこない。
『だけど中三の冬、愛莉が一部の記憶を無くしたんですよ。その時に隼くんの記憶も飛んだんだと思います』
隼くんに送った通り、愛莉は中3の冬に突然記憶喪失になった。
私のことや家族のことは覚えているけど、隼くんのことやその他細かいことは忘れてしまった。
正直、友達として愛莉のストーカー行為は何度も止めたし、本格的なストーカーになる前に辞めてほしかった。
だから私としては、隼くんに関する記憶が飛んでくれたことは嬉しかった。
それなのに……
『じゃあ、あの日ス○バで会ったときにはもう俺の記憶がないから、本当に初対面だと思ってたってことですよね?』
『そうですね。一緒にいた渚は高校からの友達なので、愛莉のストーカーしてた過去を知らないんです』
愛莉は、2年を経てまた出会ってしまった。
私はその時、心から神様を恨んでしまった。
『だから隼くん、愛莉には気を付けてください。愛莉は今もまた隼くんに恋してます。ストーカーが再燃するかもしれないので、あまり愛莉のお母さんや愛莉と接触しないほうがいいと思います』
『わかりました、教えてくれてありがとうございます。』
『整体院を変えたり愛莉との連絡を経ったりして、話す機会を徐々に減らしていけば大丈夫だと思います。』
『あの……この話、友達にも相談してみていいですか?』
隼くんが私のアドバイスを遮って聞いてきた。
『いいですよ。もし、私の話を怪しいと思うなら、愛莉がストーカーしてた証拠もありますので。』
確かに、いきなり愛莉の友達を名乗る女が出てきて、愛莉のストーカーの話なんてしたら鵜呑みにされないのが当たり前だ。
隼くんを狙ってる女子は、かなりいるのだろう。
だから私みたいに友達を貶めて近づこうとする女もこれまで沢山いたんだと思う。
それなら注意深くなるのも当たり前だと思って、私は許可をした。
渚に連れて行かれた合コンから2日後。
私は瑠千亜くんから隼くんの連絡先を聞き出して、自分から隼くんにメッセージを送った。
数分後に隼くんから挨拶のような返信が来た。
『隼くん、愛莉と会ったことはありますか?』
合コンの日以降、すっかり隼くんに恋していた愛莉を見た私は、いても立ってもいられなくなって単刀直入に本題に入った。
『この間、渚さんと二人でス○バにいたときに会いましたよー』
この返信を見て、私は確信した。
やっぱり、隼くんは何も知らない……
『こんなことあんまり言いたくないんですけど……愛莉、本当は隼くんと何度も会ってますよ』
すぐに既読がついて、私の返信の意味を聞いてきた。
『愛莉……実は隼くんのストーカーだったんです』
もはや余計な言葉はいらないと思い、淡々と事実を伝えることにした。
『ストーカー?愛莉さんがですか?』
『はい。私達が中学生の頃ですけどね。隼くんに直接話しかけたりとかはしてないですけど。遠くから見てる系のストーカーでした』
私の突然のカミングアウトに、隼くんは既読をつけたまま何も返してこない。
『だけど中三の冬、愛莉が一部の記憶を無くしたんですよ。その時に隼くんの記憶も飛んだんだと思います』
隼くんに送った通り、愛莉は中3の冬に突然記憶喪失になった。
私のことや家族のことは覚えているけど、隼くんのことやその他細かいことは忘れてしまった。
正直、友達として愛莉のストーカー行為は何度も止めたし、本格的なストーカーになる前に辞めてほしかった。
だから私としては、隼くんに関する記憶が飛んでくれたことは嬉しかった。
それなのに……
『じゃあ、あの日ス○バで会ったときにはもう俺の記憶がないから、本当に初対面だと思ってたってことですよね?』
『そうですね。一緒にいた渚は高校からの友達なので、愛莉のストーカーしてた過去を知らないんです』
愛莉は、2年を経てまた出会ってしまった。
私はその時、心から神様を恨んでしまった。
『だから隼くん、愛莉には気を付けてください。愛莉は今もまた隼くんに恋してます。ストーカーが再燃するかもしれないので、あまり愛莉のお母さんや愛莉と接触しないほうがいいと思います』
『わかりました、教えてくれてありがとうございます。』
『整体院を変えたり愛莉との連絡を経ったりして、話す機会を徐々に減らしていけば大丈夫だと思います。』
『あの……この話、友達にも相談してみていいですか?』
隼くんが私のアドバイスを遮って聞いてきた。
『いいですよ。もし、私の話を怪しいと思うなら、愛莉がストーカーしてた証拠もありますので。』
確かに、いきなり愛莉の友達を名乗る女が出てきて、愛莉のストーカーの話なんてしたら鵜呑みにされないのが当たり前だ。
隼くんを狙ってる女子は、かなりいるのだろう。
だから私みたいに友達を貶めて近づこうとする女もこれまで沢山いたんだと思う。
それなら注意深くなるのも当たり前だと思って、私は許可をした。
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