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6人目:イマドキJKの話
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「山内ってさ、渚ちゃんと麻友ちゃんに引き立て役に使われてるのに気づいてない感じ?w」
「気づいてなくね?女子ってこええー」
渚と麻友の牽制にも関わらず、また後ろから聞こえてくる罵声。
私はいつものことだと思って聞き流していたのに、目の前の2人はそうはいかない。
「マジで死ねばいいのにアイツら。愛莉、うちらそんなこと思ってないからね」
「そーそ。てかぶっちゃけ引き立て役とか必要ないから。うちらみんなそれぞれ十分に魅力的だからw」
「自分で言っちゃったよw…まーでもそういうことだね!愛莉は可愛いの!」
「ありがと二人とも……」
男子達が言うように、事実として私よりも二人のほうが断然レベル違いに可愛い。
三人で仲良くしてるとどうしても私が悪目立ちしてしまって、こんな風に言われることにはもう慣れている。
だけど、そういう声が聞こえる度に私を庇ってくれる2人が、私は大好きだ。
私がいるせいで2人のレベルが落ちないかと心配したこともあったけど、2人は全力で否定してくれた。
「渚と麻友がいれば、私彼氏とかいらないかも」
ふと口ついて出た言葉に、渚と麻友は厳しい表情をする。
「だめっ!!愛莉もちゃんと彼氏作って幸せになるの!」
「そーだよ!可愛い愛莉に似合うイケメンの彼氏作って3人でトリプルデートするんだよ!それ目標ね!」
強気な二人に同時に言われると、私もついつい「はい」と返事をするしかなくなった。
だけどこの二人の優しさは、ちゃんと心に伝わってきていた。
それがある限り、周りに何と言われようが私は平気だった。
「気づいてなくね?女子ってこええー」
渚と麻友の牽制にも関わらず、また後ろから聞こえてくる罵声。
私はいつものことだと思って聞き流していたのに、目の前の2人はそうはいかない。
「マジで死ねばいいのにアイツら。愛莉、うちらそんなこと思ってないからね」
「そーそ。てかぶっちゃけ引き立て役とか必要ないから。うちらみんなそれぞれ十分に魅力的だからw」
「自分で言っちゃったよw…まーでもそういうことだね!愛莉は可愛いの!」
「ありがと二人とも……」
男子達が言うように、事実として私よりも二人のほうが断然レベル違いに可愛い。
三人で仲良くしてるとどうしても私が悪目立ちしてしまって、こんな風に言われることにはもう慣れている。
だけど、そういう声が聞こえる度に私を庇ってくれる2人が、私は大好きだ。
私がいるせいで2人のレベルが落ちないかと心配したこともあったけど、2人は全力で否定してくれた。
「渚と麻友がいれば、私彼氏とかいらないかも」
ふと口ついて出た言葉に、渚と麻友は厳しい表情をする。
「だめっ!!愛莉もちゃんと彼氏作って幸せになるの!」
「そーだよ!可愛い愛莉に似合うイケメンの彼氏作って3人でトリプルデートするんだよ!それ目標ね!」
強気な二人に同時に言われると、私もついつい「はい」と返事をするしかなくなった。
だけどこの二人の優しさは、ちゃんと心に伝わってきていた。
それがある限り、周りに何と言われようが私は平気だった。
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