77 / 213
6人目:イマドキJKの話
4
しおりを挟む
「渚ちゃん!こいつ女好きだから気ぃつけろよ!」
明らかに浮かれてる渚に瑠千亜くんが釘を差した。
「うるさい瑠千亜。根も葉もないことを言うな」
「根も葉もありすぎて最早花咲いてるわ!な?優」
「ああ。五郎は危険な男だ」
「優まで俺を貶めるか……よし、では俺も遠慮なくお前らの悪行をバラしてやる」
「はぁぁぁ!?悪行とか俺にはねえしっ!」
「俺にもない。けど余計なことを言うようであれば二度と這い上がれないように五郎の名誉を貶めてやる」
五郎くんの女好きを警戒するよう伝えた瑠千愛くんと優くんに、五郎くんが反論する。
そしてそこから彼らの軽快なやり取りが始まった。
普段男子の会話を近くで聞くことのない私は、みんなのやり取りを新鮮な気持ちで聞いていた。
「でもイケメンで悪い男ってフツーによくない?それはそれで有りだと思うよ!」
「渚さんは優しいな。他人を貶めることしか考えてないこいつらとは大違いだ」
「へへっ!まーね!私優しーから!」
テンポよく展開する男子たちの会話に渚が上手く入り込んでいる。
すぐに話題の中心にいけるのは、心から尊敬するしかない。
私はただ、聞いてるだけで面白い4人のやり取りを黙って眺めているのだった。
明らかに浮かれてる渚に瑠千亜くんが釘を差した。
「うるさい瑠千亜。根も葉もないことを言うな」
「根も葉もありすぎて最早花咲いてるわ!な?優」
「ああ。五郎は危険な男だ」
「優まで俺を貶めるか……よし、では俺も遠慮なくお前らの悪行をバラしてやる」
「はぁぁぁ!?悪行とか俺にはねえしっ!」
「俺にもない。けど余計なことを言うようであれば二度と這い上がれないように五郎の名誉を貶めてやる」
五郎くんの女好きを警戒するよう伝えた瑠千愛くんと優くんに、五郎くんが反論する。
そしてそこから彼らの軽快なやり取りが始まった。
普段男子の会話を近くで聞くことのない私は、みんなのやり取りを新鮮な気持ちで聞いていた。
「でもイケメンで悪い男ってフツーによくない?それはそれで有りだと思うよ!」
「渚さんは優しいな。他人を貶めることしか考えてないこいつらとは大違いだ」
「へへっ!まーね!私優しーから!」
テンポよく展開する男子たちの会話に渚が上手く入り込んでいる。
すぐに話題の中心にいけるのは、心から尊敬するしかない。
私はただ、聞いてるだけで面白い4人のやり取りを黙って眺めているのだった。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
夕立ち 改正版
深夜ラジオ
現代文学
「手だけ握らせて。それ以上は絶対にしないって約束するから。」 誰とも顔を合わせたくない、だけど一人で家にいるのは辛いという人たちが集まる夜だけ営業の喫茶店。年の差、境遇が全く違う在日コリアン男性との束の間の身を焦がす恋愛と40代という苦悩と葛藤を描く人生ストーリー。
※スマートフォンでも読みやすいように改正しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。



隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる