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5人目:平凡後輩の話

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驚く隼先輩を、俺は蹴ってうつ伏せ状態にさせた。


痛みに悶える隼先輩の声が、俺の耳に甘く響いた。



「隼先輩……まさか俺が、隼先輩で童○を捨てることになるとは思いませんでしたよ…」

俺はそう言いながら、隼先輩の体に思うがままに触れる。

「やめろ……海吏………」

「辞めませんよ隼先輩。言ったでしょう?俺は、隼先輩の遺伝子も欲しいって。…安心してください。ちゃんと『その気』にさせてあげますから。」


怯えた目で俺を見てくる隼先輩を、俺は欲望のままに貪った。

隼先輩に惹かれ、恋してからというもの、俺は毎晩のように隼先輩を想っていた。

いつか繋がる日がくればいいと。

恋人関係にはなれなくても、1度でもいいから体の繋がりを持ちたかった。

俺みたいな地味なモブキャラが隼先輩みたいなモテモテのイケメンとそういう関係になるのなんて、一生無理だと思っていた。

だけど………


「……海吏っ………」


俺の手が、指が、腰が……

隼先輩の本能に触れるうちに、隼先輩の俺を呼ぶ声は、次第に色を含むものになっていた。

俺の与える刺激に素直に反応し、次なる快感を無意識のうちに求めているのが分かった。
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