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2人目:偏屈教師の話
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「え……先生……?」
驚き動揺する醍醐が後ろを振り向いた瞬間、俺はその頬にキスをする。
「えっ!……????」
醍醐の目が泳ぎ、半分パニックになりそうな勢いで俺の行動に驚いている。
「すまない醍醐。俺自身、今どうしてこんなことをしているのかわからない。だが、今だけこうさせてくれ……!」
俺は醍醐の手を引き椅子から下ろし、壁に背を押し付けキスをした。
「んっっ!!!」
突然の出来事に咄嗟に抵抗するが、俺の舌は容赦なく醍醐の口へと入っていく。
「っっんんっ」
苦しそうに息を繋ぐ醍醐の吐息とその声に、俺の体は本来男子生徒相手にすべきではない反応を示していた。
「すまないな醍醐。………いや、隼……。お前は、俺にとっての唯一の生徒だよ」
泣きそうな目を向け必死に逃げようとする隼の手を抑え、自分の脚で隼の脚を動かないように固める。
暴れながらも時々見せるその目には、さっきまでの言葉を後悔するような哀しい後悔を宿していた。
無理もない……
あんなに信頼してくれていたのだ。
俺は今、25年間得られなくてやっと得ることができた信頼を一瞬にして壊したのだ。
だけど、もうどうすることもできない……
やっと気づいた自分の本当の気持ちに、もう歯止めをきかせようなどとは思えなかったのだ。
「奥山先生…なんでこんなこと……」
隼は涙目になりながら、俺の行動を咎めるような弱々しい声を出す。
「俺は、お前のためなら教員を辞めてもいい。今こうして…一瞬だけでもお前と繋がれるなら、その後の人生がどうなろうと後悔などしないよ」
そう言って俺は、堪らず隼の身体を貪り始める。
すると隼は思いの外、激しく抵抗をした。
「なんでだよ隼っっ……お前、俺に同情してくれたんじゃないのか…?」
隼の耳を噛み、唇を奪い、ネクタイを外し、ブレザーを脱がす。
隼の抵抗に合いながらも、力技で無理やりその上半身を顕にすることができた。
「同情なんて、してません……僕はただ……」
目の前に現れたのは、信じられないくらいに綺麗な上半身。
若さを見せつけるような肌に淡い色の2つの突起。
うっすらと割れた腹筋が余計に欲を誘う。
それを眺める俺の上からは、隼の哀しそうな声が降り注ぐ。
「先生には、こんなこと…してほしくなかった……」
ポロポロと涙を溢しながらそう訴える目は、本当に俺を憐れんでいるかのようだった。
俺に現れた最後の生徒。
俺を1人の教師として、人間として見てくれた唯一の生徒。
そんな生徒からの、唯一無二の信頼。
それが音を立てて崩れていくのは、隼の顔を見ればすぐに分かる。
こいつは、俺に教師としてここに居続けてほしいからこそ止めようとしたのだろう。
話によると、駅のヤサグレ連中の時はさほど抵抗をしなかったという。
しかし俺のときには激しく抵抗した。
それはきっと、俺をギリギリの所で踏みとどませる為の最後のチャンスを与えてくれていたのだと思う。
だけどそれももう、無意味だ……
俺はこいつがくれた最後のチャンス、尊敬の念、信頼というものを、全て自分の手で握り潰すしかなかった。
「んんっ……」
再び入っていく俺の舌。
柔らかくて熱い隼の唇。
こんなに若くて綺麗な少年が、俺のような50近くて汚いオッサンに汚されている……
その構図に俺は堪らなく興奮した。
「隼……」
俺は名前を呼びながら、隼の手を俺の自身に持っていく。
隼はもう、抵抗などしない。
こいつはもう、俺を止めることを…
俺を教師として認識することを、諦めたのだ。
驚き動揺する醍醐が後ろを振り向いた瞬間、俺はその頬にキスをする。
「えっ!……????」
醍醐の目が泳ぎ、半分パニックになりそうな勢いで俺の行動に驚いている。
「すまない醍醐。俺自身、今どうしてこんなことをしているのかわからない。だが、今だけこうさせてくれ……!」
俺は醍醐の手を引き椅子から下ろし、壁に背を押し付けキスをした。
「んっっ!!!」
突然の出来事に咄嗟に抵抗するが、俺の舌は容赦なく醍醐の口へと入っていく。
「っっんんっ」
苦しそうに息を繋ぐ醍醐の吐息とその声に、俺の体は本来男子生徒相手にすべきではない反応を示していた。
「すまないな醍醐。………いや、隼……。お前は、俺にとっての唯一の生徒だよ」
泣きそうな目を向け必死に逃げようとする隼の手を抑え、自分の脚で隼の脚を動かないように固める。
暴れながらも時々見せるその目には、さっきまでの言葉を後悔するような哀しい後悔を宿していた。
無理もない……
あんなに信頼してくれていたのだ。
俺は今、25年間得られなくてやっと得ることができた信頼を一瞬にして壊したのだ。
だけど、もうどうすることもできない……
やっと気づいた自分の本当の気持ちに、もう歯止めをきかせようなどとは思えなかったのだ。
「奥山先生…なんでこんなこと……」
隼は涙目になりながら、俺の行動を咎めるような弱々しい声を出す。
「俺は、お前のためなら教員を辞めてもいい。今こうして…一瞬だけでもお前と繋がれるなら、その後の人生がどうなろうと後悔などしないよ」
そう言って俺は、堪らず隼の身体を貪り始める。
すると隼は思いの外、激しく抵抗をした。
「なんでだよ隼っっ……お前、俺に同情してくれたんじゃないのか…?」
隼の耳を噛み、唇を奪い、ネクタイを外し、ブレザーを脱がす。
隼の抵抗に合いながらも、力技で無理やりその上半身を顕にすることができた。
「同情なんて、してません……僕はただ……」
目の前に現れたのは、信じられないくらいに綺麗な上半身。
若さを見せつけるような肌に淡い色の2つの突起。
うっすらと割れた腹筋が余計に欲を誘う。
それを眺める俺の上からは、隼の哀しそうな声が降り注ぐ。
「先生には、こんなこと…してほしくなかった……」
ポロポロと涙を溢しながらそう訴える目は、本当に俺を憐れんでいるかのようだった。
俺に現れた最後の生徒。
俺を1人の教師として、人間として見てくれた唯一の生徒。
そんな生徒からの、唯一無二の信頼。
それが音を立てて崩れていくのは、隼の顔を見ればすぐに分かる。
こいつは、俺に教師としてここに居続けてほしいからこそ止めようとしたのだろう。
話によると、駅のヤサグレ連中の時はさほど抵抗をしなかったという。
しかし俺のときには激しく抵抗した。
それはきっと、俺をギリギリの所で踏みとどませる為の最後のチャンスを与えてくれていたのだと思う。
だけどそれももう、無意味だ……
俺はこいつがくれた最後のチャンス、尊敬の念、信頼というものを、全て自分の手で握り潰すしかなかった。
「んんっ……」
再び入っていく俺の舌。
柔らかくて熱い隼の唇。
こんなに若くて綺麗な少年が、俺のような50近くて汚いオッサンに汚されている……
その構図に俺は堪らなく興奮した。
「隼……」
俺は名前を呼びながら、隼の手を俺の自身に持っていく。
隼はもう、抵抗などしない。
こいつはもう、俺を止めることを…
俺を教師として認識することを、諦めたのだ。
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