5 / 18
5
しおりを挟む
「…つまり俺が留学に行っている間に、遥と交際を始めた、と?」
「だからそうだっつってんじゃん。」
あれからとりあえず、俺らは俺と遥の住むアパートに来ていた。
そして二人の関係性やそうなった経緯などを聞いているところだ。
2人はバイト先で知り合ったといい、相手は遥の一つ年上の大学生だった。
「遥…どうして……?」
重苦しい空気の中、俺が遥に尋ねる。
遥は目に涙を溜めながら、ゆっくりと口を開いた。
「だって……だって樹くん…私を寂しくさせたんだもん…。一緒に住んでてもいつもレポートとか論文とか書いてるし、バイトも沢山入ってて忙しそうだし、他にも…」
「そんな理由……!?」
「そんな理由って……私はずっと我慢してたんだよ…!?」
遥が声を上げて泣き出した。
俺は遥が語った理由を聞いて、頭の中でグルグルとこれまでの俺の行動を振り返っていた。
確かに遥の言う通り、俺は遥を寂しい気持ちにさせていたのかもしれない…。
「だからそうだっつってんじゃん。」
あれからとりあえず、俺らは俺と遥の住むアパートに来ていた。
そして二人の関係性やそうなった経緯などを聞いているところだ。
2人はバイト先で知り合ったといい、相手は遥の一つ年上の大学生だった。
「遥…どうして……?」
重苦しい空気の中、俺が遥に尋ねる。
遥は目に涙を溜めながら、ゆっくりと口を開いた。
「だって……だって樹くん…私を寂しくさせたんだもん…。一緒に住んでてもいつもレポートとか論文とか書いてるし、バイトも沢山入ってて忙しそうだし、他にも…」
「そんな理由……!?」
「そんな理由って……私はずっと我慢してたんだよ…!?」
遥が声を上げて泣き出した。
俺は遥が語った理由を聞いて、頭の中でグルグルとこれまでの俺の行動を振り返っていた。
確かに遥の言う通り、俺は遥を寂しい気持ちにさせていたのかもしれない…。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説



愛のゆくえ【完結】
春の小径
恋愛
私、あなたが好きでした
ですが、告白した私にあなたは言いました
「妹にしか思えない」
私は幼馴染みと婚約しました
それなのに、あなたはなぜ今になって私にプロポーズするのですか?
☆12時30分より1時間更新
(6月1日0時30分 完結)
こう言う話はサクッと完結してから読みたいですよね?
……違う?
とりあえず13日後ではなく13時間で完結させてみました。
他社でも公開

さようなら、あなたとはもうお別れです
四季
恋愛
十八の誕生日、親から告げられたアセインという青年と婚約した。
幸せになれると思っていた。
そう夢みていたのだ。
しかし、婚約から三ヶ月ほどが経った頃、異変が起こり始める。

聖女にはなれませんよ? だってその女は性女ですから
真理亜
恋愛
聖女アリアは婚約者である第2王子のラルフから偽聖女と罵倒され、婚約破棄を宣告される。代わりに聖女見習いであるイザベラと婚約し、彼女を聖女にすると宣言するが、イザベラには秘密があった。それは...


だいたい全部、聖女のせい。
荒瀬ヤヒロ
恋愛
「どうして、こんなことに……」
異世界よりやってきた聖女と出会い、王太子は変わってしまった。
いや、王太子の側近の令息達まで、変わってしまったのだ。
すでに彼らには、婚約者である令嬢達の声も届かない。
これはとある王国に降り立った聖女との出会いで見る影もなく変わってしまった男達に苦しめられる少女達の、嘆きの物語。

【短編完結】記憶なしで婚約破棄、常識的にざまあです。だってそれまずいって
鏑木 うりこ
恋愛
お慕いしておりましたのにーーー
残った記憶は強烈な悲しみだけだったけれど、私が目を開けると婚約破棄の真っ最中?!
待って待って何にも分からない!目の前の人の顔も名前も、私の腕をつかみ上げている人のことも!
うわーーうわーーどうしたらいいんだ!
メンタルつよつよ女子がふわ~り、さっくりかる~い感じの婚約破棄でざまぁしてしまった。でもメンタルつよつよなので、ザクザク切り捨てて行きます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる