いらないものを、僕にくれる兄

高橋家の双子の弟・裕樹は、いつも兄の歩からいらなくなったものをもらっていた。
外見、成績、運動神経、社交性どれをとっても優れている歩には到底勝てない裕樹。

そんな裕樹にも、たった一つの特技と一人の大切な人がいる……

だけど歩は、裕樹の欲しいものや必死に手に入れたものさえも「いらない」と吐き捨ててしまう……

次第に裕樹は歩に対して、「いらないならちょうだい」と思うようになって……?
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