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「え……菜摘さん……す、するって……」
「さすがに本番は時間的に厳しいだろうからー……私が隼くんにシてあげるってこと!……そうすれば怖さなんてどこかに吹っ飛ぶでしょ?」
「ちょ…そんな、菜摘さん……」
「こーんなに標高の高いところでこんなにドキドキすることをしたら…いつも以上に興奮するわよね。」
「な、菜摘さんっ……」
「なぁに?期待してちゃんと反応してるじゃない。」
「ちがう……ぁっ…」
このモードに入った菜摘さんは、もう止められないということを経験的に分かっている。
案の定、僕の戸惑いを無視した菜摘さんは、自然な手つきで僕の下半身を弄ぶ。
「なっ…なつみさんっ…や、やめっ……」
菜摘さんの慣れた手つきに、さっきとは別の意味で脚がガクガクしてくる。
さっきとは別の意味で、体中がフワフワしてくる。
確かに菜摘さんの言う通り、ここまで来た僕には、もう恐怖心なんて無くなっていた。
それと引き換えに……
「隼くん、イレギュラーな場所な上に恐怖のドキドキも相まって、いつもより感じちゃってる。可愛いわね。」
フッ、と耳に吹きかけるようにそんなことを言ってくる菜摘さんの声に、僕の体はまた大きく反応する。
「こ…こんなっ…だめだよ…揺れちゃうっ……」
「大丈夫よ。このくらいの揺れならゴンドラが落ちたりなんてしないわよ。」
「でもっ…ぁ…」
「本当に可愛い隼くん。……大好きよ。」
追い打ちをかけるように、菜摘さんは僕にそんなことを言って優しく口付けた。
そしてそのまま、彼女の唇は僕を刺激し続けた。
散々手で弄られた後にそんなことをされたら我慢できるはずもなく、僕は呆気なく彼女の口を汚してしまった。
「っあー……濃い。最高だよ、隼くん!」
余韻に浸ってぼーっとしていた僕に向かって、菜摘さんは相変わらず小悪魔のような顔をして、これ見よがしに僕の吐き出したものを飲み込んでいく。
さっきまではあんなに子供みたいだったのに、二人きりの空間になった途端に豹変して、艶めかしい「彼女」になる……
僕は菜摘さんのそんなギャップにまだ慣れないでいながらも、ドキドキして心臓が破裂しそうになっていた。
そしてそんな僕に構わず、菜摘さんは平常心を保ちながら、冷静にニコニコして僕の隣に座っている。
彼女が豹変したのは、大体ゴンドラが頂点に辿り着いたあたりだった。
既にゴール地点に達しそうだ。
確かに菜摘さんの言う通り、あんなことをされてはあっという間に怖かった時間が過ぎていった。
やっとゴール地点に着き、ゴンドラから降りたあとに、改めて上を見上げてみた。
(僕たちのように…いや、もっと次の段階まで…同じようなことをしている人もいるのかもしれないな…)
ゆっくり移動するからこそ恐怖に感じていた観覧車も、すっかり見方が変わってしまった。
こんな風に世の中のものの見方を少しずつ塗り替えていくのは、いつも菜摘さんがきっかけだった。
だけど当の本人は、そんな自覚を微塵も持たないまま、どこかスッキリした顔で僕の隣を歩いているのだった。
「さすがに本番は時間的に厳しいだろうからー……私が隼くんにシてあげるってこと!……そうすれば怖さなんてどこかに吹っ飛ぶでしょ?」
「ちょ…そんな、菜摘さん……」
「こーんなに標高の高いところでこんなにドキドキすることをしたら…いつも以上に興奮するわよね。」
「な、菜摘さんっ……」
「なぁに?期待してちゃんと反応してるじゃない。」
「ちがう……ぁっ…」
このモードに入った菜摘さんは、もう止められないということを経験的に分かっている。
案の定、僕の戸惑いを無視した菜摘さんは、自然な手つきで僕の下半身を弄ぶ。
「なっ…なつみさんっ…や、やめっ……」
菜摘さんの慣れた手つきに、さっきとは別の意味で脚がガクガクしてくる。
さっきとは別の意味で、体中がフワフワしてくる。
確かに菜摘さんの言う通り、ここまで来た僕には、もう恐怖心なんて無くなっていた。
それと引き換えに……
「隼くん、イレギュラーな場所な上に恐怖のドキドキも相まって、いつもより感じちゃってる。可愛いわね。」
フッ、と耳に吹きかけるようにそんなことを言ってくる菜摘さんの声に、僕の体はまた大きく反応する。
「こ…こんなっ…だめだよ…揺れちゃうっ……」
「大丈夫よ。このくらいの揺れならゴンドラが落ちたりなんてしないわよ。」
「でもっ…ぁ…」
「本当に可愛い隼くん。……大好きよ。」
追い打ちをかけるように、菜摘さんは僕にそんなことを言って優しく口付けた。
そしてそのまま、彼女の唇は僕を刺激し続けた。
散々手で弄られた後にそんなことをされたら我慢できるはずもなく、僕は呆気なく彼女の口を汚してしまった。
「っあー……濃い。最高だよ、隼くん!」
余韻に浸ってぼーっとしていた僕に向かって、菜摘さんは相変わらず小悪魔のような顔をして、これ見よがしに僕の吐き出したものを飲み込んでいく。
さっきまではあんなに子供みたいだったのに、二人きりの空間になった途端に豹変して、艶めかしい「彼女」になる……
僕は菜摘さんのそんなギャップにまだ慣れないでいながらも、ドキドキして心臓が破裂しそうになっていた。
そしてそんな僕に構わず、菜摘さんは平常心を保ちながら、冷静にニコニコして僕の隣に座っている。
彼女が豹変したのは、大体ゴンドラが頂点に辿り着いたあたりだった。
既にゴール地点に達しそうだ。
確かに菜摘さんの言う通り、あんなことをされてはあっという間に怖かった時間が過ぎていった。
やっとゴール地点に着き、ゴンドラから降りたあとに、改めて上を見上げてみた。
(僕たちのように…いや、もっと次の段階まで…同じようなことをしている人もいるのかもしれないな…)
ゆっくり移動するからこそ恐怖に感じていた観覧車も、すっかり見方が変わってしまった。
こんな風に世の中のものの見方を少しずつ塗り替えていくのは、いつも菜摘さんがきっかけだった。
だけど当の本人は、そんな自覚を微塵も持たないまま、どこかスッキリした顔で僕の隣を歩いているのだった。
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