青春日記～禁断の恋だとしても、忘れられない日常を綴ります～

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『20XX年　5月4日

昨日、隼くんにほとんど全てを打ち明けた。

私と義兄のこと。

私の不安。

そして私は隼くんを傷つけた。


隼くんは私と義兄が関係していたことよりも、私が隼くんのことを疑ってしまっていたことの方がショックだと言っていた。

疑っているからこそ義兄との関係がある訳だが、隼くんのその言葉はごもっともだも思った。


そして私は隼くんに比べて、とても幼くて醜いな、と思った。

隼くんは私が思っていたよりもずっと大人だった。

私のことは一切責めずに、私の不安な気持ちを一生懸命聞いてくれて、受け止めてくれた。

そして今後、私が不安になって再び疑心暗鬼になり、他の人と関係を持たないように頑張っていこうと言ってくれた。

私の不安や過去のトラウマは、一緒に乗り越えて行こうと言ってくれた。


本来、私がこういうことを言わなきゃいけないのに…。

隼くんの方が、私よりずっとずっと大人だった…。

こんなに優しくて真摯に私を見てくれる人なんて、これから先絶対に出てくるわけがない。

やっぱり隼くんのことは、何がなんでも一生手放したくない…。

私は隼くんのことがますます大好きになると同時に、少しは隼くんとの今後を信じてみようと思うことができた。

隼くんはあくまで真っ直ぐに、誠実に私に向き合ってくれているんだ。

私も傷つくことを恐れずに、目の前の隼くんとしっかりと向き合っていきたい。

そして隼くんの言う通り、2人でいろんな困難を乗り越えていきたい。

これまでの汚くて弱くて情けない自分とは決別して、隼くんに愛されている自信を持てる女になりたい。

そして少しずつ、自分のことも好きになっていけるといいなと思った。』