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僕は、自分の知らない菜摘さんと自分の知らない自分を発見してしまったことに驚いていたんだ……。
「……っごめん……」
「どうして隼くんが謝るの?」
「僕が、まだ子供過ぎたから……。初めて見る菜摘さんにびっくりしちゃったんだ…。それと、そんな自分が嫌になった……。」
菜摘さんといて、自分の不甲斐なさや子供らしさに辟易することはこれまで何度もあった。
だけど、今回は普段に輪をかけて自分が嫌になってしまった。
菜摘さんの知る世界を知らなかったこと。
菜摘さんが大人だということを実感することによって、これまでの僕たちの経験値の差を考えてしまい、変な嫉妬心が湧き上がってきたこと。
そして、菜摘さんに触れられるうちに…
今まで自分の中で認めたことのなかったある気持ちが自ずと出てきたこと……。
菜摘さんにこれ以上触れられたらどうなるのだろう。
これ以上見られたらどうなるのだろう。
そして僕もまた、菜摘さんに唇や胸だけでなくて…
全てに触れ、見て、菜摘さんの言うように"つながって"しまったらどうなるのだろう……
そんな好奇心や興奮が、自分に込み上げてきていた。
「そっか………」
今の僕の気持ちを全て洗いざらい話したら、菜摘さんはいつもみたいな優しい顔で僕を見た。
「そうよね、隼くんにとっては全てが初めてだものね……。」
「うん……」
「…じゃあ、私がこういうことをするの自体は嫌じゃなかったって思ってもいい?」
「…うん!嫌じゃなかった。……むしろ……」
「むしろ?」
「……教えてくれるなら…続きが知りたい……」
僕はきっと、何もわからないまま進行するのが怖かっただけ。
初めて見る菜摘さんの様子と初めて認める自分の気持ちが何なのか…
まだ分からないのだけど、それを隠して自己嫌悪に陥りながら事が進むのが、どこか勿体無いような気がして嫌だっただけ。
だけど、意地を張らずに菜摘さんに素直に曝け出せば…そして菜摘さんに教えてもらいながらだったら…
僕はこの気持ちや行為を、むしろ知りたいと思えたのだった。
「……っごめん……」
「どうして隼くんが謝るの?」
「僕が、まだ子供過ぎたから……。初めて見る菜摘さんにびっくりしちゃったんだ…。それと、そんな自分が嫌になった……。」
菜摘さんといて、自分の不甲斐なさや子供らしさに辟易することはこれまで何度もあった。
だけど、今回は普段に輪をかけて自分が嫌になってしまった。
菜摘さんの知る世界を知らなかったこと。
菜摘さんが大人だということを実感することによって、これまでの僕たちの経験値の差を考えてしまい、変な嫉妬心が湧き上がってきたこと。
そして、菜摘さんに触れられるうちに…
今まで自分の中で認めたことのなかったある気持ちが自ずと出てきたこと……。
菜摘さんにこれ以上触れられたらどうなるのだろう。
これ以上見られたらどうなるのだろう。
そして僕もまた、菜摘さんに唇や胸だけでなくて…
全てに触れ、見て、菜摘さんの言うように"つながって"しまったらどうなるのだろう……
そんな好奇心や興奮が、自分に込み上げてきていた。
「そっか………」
今の僕の気持ちを全て洗いざらい話したら、菜摘さんはいつもみたいな優しい顔で僕を見た。
「そうよね、隼くんにとっては全てが初めてだものね……。」
「うん……」
「…じゃあ、私がこういうことをするの自体は嫌じゃなかったって思ってもいい?」
「…うん!嫌じゃなかった。……むしろ……」
「むしろ?」
「……教えてくれるなら…続きが知りたい……」
僕はきっと、何もわからないまま進行するのが怖かっただけ。
初めて見る菜摘さんの様子と初めて認める自分の気持ちが何なのか…
まだ分からないのだけど、それを隠して自己嫌悪に陥りながら事が進むのが、どこか勿体無いような気がして嫌だっただけ。
だけど、意地を張らずに菜摘さんに素直に曝け出せば…そして菜摘さんに教えてもらいながらだったら…
僕はこの気持ちや行為を、むしろ知りたいと思えたのだった。
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