青春日記～禁断の恋だとしても、忘れられない日常を綴ります～

いちごみるく

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僕たちの学校では毎年10月の下旬に、学校の近くの公園に行き、ゴミ拾いのボランティアを兼ねたピクニックのようなイベントを行う。

今年もクラスの中で5つほどの班に分かれ、それぞれの班で当日の行動や皆で持ち寄って食べるものを決める必要があった。

「オイ隼。お前当日は俺らから離れて歩けよ。」

25人のクラスが5つのグループに分かれるのだから、一つのグループに5人ずつ属することになる。

僕は、いつも固まっている4人組の男子グループに、一枠余ったということで入れてもらえることになった。

「分かってるよ。」

「ならいーけど。邪魔すんなよ！」

「しないよ。分かってるから、安心して。」

「ほんとに分かってんだろーな。近寄るなよ。」

「当日休めばいいのに。」

「わかるわー。いるだけでテンション下がるっつーの。」

班の中で当日の行動計画や昼食に何を食べるかについて決めている時にも、僕を入れてくれた4人は煙たそうにしながら話を進めていく。

だけどそういうのはいつものことなので、僕はあまり気にしなかった。

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