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誕生日プレゼント4

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「隼、今まではこういうの持ってなかったん?」

「ないよ…!買ったこともない!」

「ローションも使わないの?」

「必要なかったからね…」

「ローションが必要ないくらいヌルヌルなのか……」

「余計なことを言うな五郎。」

「そうだぞ五郎!優が発情するだろ??」

「お前も黙れ瑠千亜。……全く、隼にこんなものを渡して…隼、いらなければ受取拒否してもいいんだぞ」

2人のプレゼントに困惑している隼を見て、思わず助け舟を出した。

しかしそれと同時に、悔しいながら瑠千亜が言うように、隼がこれらを使っているのを想像してしまっていたのも事実だった。


エネマグラやディルドどころか、こいつは俺のモノを何度も挿れている……

正直、俺の生のモノに病みつきになった隼が、人工的な玩具で満足するとは思えなかった。

そういった謎の自信と優越感が、俺の中に芽生えていた。


「せっかくもらったものだから、受け取るよ。俺のために選んでくれてありがと!」


隼は迷わず二人に向かって笑顔でそう言った。

隼のその素直な反応に、思わず瑠千亜も五郎も、癒やされ心が浄化されたように微笑む。


傍から見れば……というかこの二人から見れば、今の隼は間違いなく純情で初心な奴だろう。

エロいことに興味はあれど、実際に玩具を使ったことなどは無く、初めて貰った玩具への期待と早く使ってみたいという好奇心に溢れている童貞に見えるのだろう。




しかし……

俺は、こいつの普段の純粋な感じとは真逆な顔を知っている。

性に貪欲で時には獣のように俺を求め、性欲を満たすためだけに俺と体を重ねる。
その為には、自覚している魔性の魅惑を用いて自分から誘うようなこともする。

そんな隼の一面を知りもせずにこんなプレゼントを渡している二人を見ると、隼に騙されているのを見ているようで何故だか不思議な興奮に襲われた。


天使のような顔をしてるが、中身は超絶小悪魔だそ………

俺は心の中で思わずそう呟いた。

こいつらのみならず…世の中の俺以外の奴らは全員、隼が被っている清白な衣を信じて疑わないのだろう。



「んじゃ!使ったあとの感想よろしくねん」

「ええ!感想!?」

「うむ。レビューというやつだ。もしそれを用いることによって無事に開発が済んだのなら俺達も願ったり叶ったりだ。」

「ええ……」

「よろしくぅ☆」

瑠千亜と五郎の言葉に再び隼は困惑している。



なるほど、そうか………



俺も正直、隼がこれらを使ったときにどうなるのかを見てみたいと思った。


しかし俺はこの二人とは違い、隼がこれらを使っている所を見ようと思えば見ることもできる。



俺はこいつらの言葉によって、早速今日の夜にでも隼にこの玩具たちを使わせる方法を思いついたのだった。
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