29 / 79
恍惚3
しおりを挟む
「ああああああ!!!」
挿れるなりいきなり動いた。
隼は気持ちよさそうに喘ぐ。
俺はそのまま、隼に優しくキスをした。
動きながらのキスは少しぎこちなかったかもしれない。
だが、互いが互いの唇を求めあって絡まる距離の近さに、俺は確かな幸福感を得た。
何度か唇を重ねた。
隼は俺の首に腕を回している。
二人の汗と肌が密着するのと比例するように、性器の密度も上がってゆく。
「あっあっ……ああっゆう……」
隼が今までとは違う雰囲気になった。
「…隼、おまえイクのか?」
俺が尋ねると隼はコクコクと頷く。
「あっ!あっ!だめっ……あああっ」
「隼、イけよ。もっと気持ちよくなれ」
「あっ!はげし……あっあっだめ!イクっイク!あっ………!!!」
派手に乱れた直後、隼は体を大きく跳ねさせ、ビクビクと震えている。
その振動は俺のモノへもダイレクトに伝わり、隼の穴が狭くなるのを感じた。
「はっ………はっ………あっ……」
隼は肩で息をし大きく口を開き、半ば放心状態になっている。
今まで見たことのないイキ方に俺のモノは更に大きくなった。
……このまま動けばどうなるのだろうか。
イッた直後に何も言わずに激しく動けば、今度こそこいつは壊れるだろう。
それを見てみたいと思った俺は、再び腰を動かした。
「えっ…!あっ!ああっ!やめっ!うごかないでっっ」
俺が突然動いたため、隼は首を横に振りながら涙を流して懇願する。
「だめっ!!ああっ!」
「何がだめなんだ?隼。そんなに感じてるくせに」
「ああああっやめてっ…!あっ!」
「やめない」
俺は隼の言葉を無視して動き続ける。
「……っっあっあっ!イクっ…またイクっ!………っっくぅっ!」
再びビクンビクン!と体を震わせ腰を反らせてガクガクし始める。
俺は今度は、隼が落ち着くのを待たずに動き始めた。
「っっ!!優!イッてるからっ!あっ!だめ!イッてるって!!」
「知ってる。」
隼の必死の言葉を受け流し俺は無表情で犯し続ける。
隼の声が段々大きく激しくなる。
………このままこいつを壊してみたい…
そんな気持ちが芽生えた。
その気持ちのままに、俺は止まることなく腰を動かす。
隼は何度もイク。
一度イッてからまた次にイくまでのスパンが段々短くなる。
声が枯れかけたのか余裕がないのか、あんなに大きくしていた声も、もはや今にも飛びそうな意識を必死に繋ぎ止めるかのような押し殺したような声になっていた。
挿れるなりいきなり動いた。
隼は気持ちよさそうに喘ぐ。
俺はそのまま、隼に優しくキスをした。
動きながらのキスは少しぎこちなかったかもしれない。
だが、互いが互いの唇を求めあって絡まる距離の近さに、俺は確かな幸福感を得た。
何度か唇を重ねた。
隼は俺の首に腕を回している。
二人の汗と肌が密着するのと比例するように、性器の密度も上がってゆく。
「あっあっ……ああっゆう……」
隼が今までとは違う雰囲気になった。
「…隼、おまえイクのか?」
俺が尋ねると隼はコクコクと頷く。
「あっ!あっ!だめっ……あああっ」
「隼、イけよ。もっと気持ちよくなれ」
「あっ!はげし……あっあっだめ!イクっイク!あっ………!!!」
派手に乱れた直後、隼は体を大きく跳ねさせ、ビクビクと震えている。
その振動は俺のモノへもダイレクトに伝わり、隼の穴が狭くなるのを感じた。
「はっ………はっ………あっ……」
隼は肩で息をし大きく口を開き、半ば放心状態になっている。
今まで見たことのないイキ方に俺のモノは更に大きくなった。
……このまま動けばどうなるのだろうか。
イッた直後に何も言わずに激しく動けば、今度こそこいつは壊れるだろう。
それを見てみたいと思った俺は、再び腰を動かした。
「えっ…!あっ!ああっ!やめっ!うごかないでっっ」
俺が突然動いたため、隼は首を横に振りながら涙を流して懇願する。
「だめっ!!ああっ!」
「何がだめなんだ?隼。そんなに感じてるくせに」
「ああああっやめてっ…!あっ!」
「やめない」
俺は隼の言葉を無視して動き続ける。
「……っっあっあっ!イクっ…またイクっ!………っっくぅっ!」
再びビクンビクン!と体を震わせ腰を反らせてガクガクし始める。
俺は今度は、隼が落ち着くのを待たずに動き始めた。
「っっ!!優!イッてるからっ!あっ!だめ!イッてるって!!」
「知ってる。」
隼の必死の言葉を受け流し俺は無表情で犯し続ける。
隼の声が段々大きく激しくなる。
………このままこいつを壊してみたい…
そんな気持ちが芽生えた。
その気持ちのままに、俺は止まることなく腰を動かす。
隼は何度もイク。
一度イッてからまた次にイくまでのスパンが段々短くなる。
声が枯れかけたのか余裕がないのか、あんなに大きくしていた声も、もはや今にも飛びそうな意識を必死に繋ぎ止めるかのような押し殺したような声になっていた。
0
お気に入りに追加
89
あなたにおすすめの小説
漢方薬局「泡影堂」調剤録
珈琲屋
BL
母子家庭苦労人真面目長男(17)× 生活力0放浪癖漢方医(32)の体格差&年の差恋愛(予定)。じりじり片恋。
キヨフミには最近悩みがあった。3歳児と5歳児を抱えての家事と諸々、加えて勉強。父はとうになく、母はいっさい頼りにならず、妹は受験真っ最中だ。この先俺が生き残るには…そうだ、「泡影堂」にいこう。
高校生×漢方医の先生の話をメインに、二人に関わる人々の話を閑話で書いていく予定です。
メイン2章、閑話1章の順で進めていきます。恋愛は非常にゆっくりです。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
片桐くんはただの幼馴染
ベポ田
BL
俺とアイツは同小同中ってだけなので、そのチョコは直接片桐くんに渡してあげてください。
藤白侑希
バレー部。眠そうな地味顔。知らないうちに部屋に置かれていた水槽にいつの間にか住み着いていた亀が、気付いたらいなくなっていた。
右成夕陽
バレー部。精悍な顔つきの黒髪美形。特に親しくない人の水筒から無断で茶を飲む。
片桐秀司
バスケ部。爽やかな風が吹く黒髪美形。部活生の9割は黒髪か坊主。
佐伯浩平
こーくん。キリッとした塩顔。藤白のジュニアからの先輩。藤白を先輩離れさせようと努力していたが、ちゃんと高校まで追ってきて涙ぐんだ。
【完結】運命さんこんにちは、さようなら
ハリネズミ
BL
Ωである神楽 咲(かぐら さき)は『運命』と出会ったが、知らない間に番になっていたのは別の人物、影山 燐(かげやま りん)だった。
とある誤解から思うように優しくできない燐と、番=家族だと考え、家族が欲しかったことから簡単に受け入れてしまったマイペースな咲とのちぐはぐでピュアなラブストーリー。
==========
完結しました。ありがとうございました。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
【完結】遍く、歪んだ花たちに。
古都まとい
BL
職場の部下 和泉周(いずみしゅう)は、はっきり言って根暗でオタクっぽい。目にかかる長い前髪に、覇気のない視線を隠す黒縁眼鏡。仕事ぶりは可もなく不可もなく。そう、凡人の中の凡人である。
和泉の直属の上司である村谷(むらや)はある日、ひょんなことから繁華街のホストクラブへと連れて行かれてしまう。そこで出会ったNo.1ホスト天音(あまね)には、どこか和泉の面影があって――。
「先輩、僕のこと何も知っちゃいないくせに」
No.1ホスト部下×堅物上司の現代BL。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる