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第二章 戸惑いの新婚生活
13.お義母様、お怒りになる
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「ユーインを呼びなさい!」
アンバーが嫁いで三日目の午後のことだ。
ヴァスキア様のお茶会に参加されたお義母様が、お帰りになった途端、厳しい声でイェーガー夫人にお命じになった。
ちょうどお迎えに出ようと玄関へ向かっていたアンバーは、階下のその声に「これはただごとではない」と緊張する。
「おかえりなさいませ」
それでも表情はいつものとおりを心掛けて、とりあえず階段を下りる。そして一呼吸おいて、お義母様の前でアンバーは腰を落とした。
「ただいま」
表情を少しだけやわらげて、お義母様はアンバーに立つように促してから。
「あなたも一緒においでなさい。知っておいた方がいいことですからね」
少し硬い言い様でお続けになる。
いつもお優しいお義母様にしては珍しい。だから「知っておいた方がいい」内容が、アンバーには不気味で怖かった。
「母上、お呼びでしょうか」
執務室に午後中ずっとこもっていたユーインは、少しだけ疲れた表情をしていた。
新婚の妻を放っておきたくないと、できるだけ普段の業務は補佐官にまわしていたようだけど、それでも領主の決裁が必要なものはどうしてもある。主に辺境伯領で使うまとまった金額の支出についてだ。
「たまった決裁文書に目を通すために、今日から午後だけ執務室にこもるのを許してほしい」
今朝アンバーは夫から聞いたばかりだった。
「かけなさい」
お義母様のお部屋に呼ばれたのは、話の内容が屋敷内でも極秘扱いということだ。
その意味は当然ユーインも理解しているようで、素直にお義母様の正面に座る。
「今日王太子妃殿下のお茶会で、我が家についてとても不名誉な噂を耳にしました」
お義母様の抑えた声。
部屋には執事のゲーリックとイェーガー夫人が控えている。
部屋の外には見張りの騎士が置かれている慎重さだ。本当にただ事ではない。
「口にするのも汚らわしいい噂です。アンバー、ショックを受けないように」
思いやるような微笑をアンバーにくださった後、お義母様は怒り心頭のご様子で、吐き出すようにおっしゃった。
「アンバーは純潔ではなかった。そう噂されているのです」
は?
アンバーは言葉を失った。
自慢じゃないが、前世今生通してぴっかぴかの処女だ。いや、今は違うけど、三日前まではそうだった。
破瓜の血だって、かなり盛大にシーツに散らしまくっていたはずだ。
疑う余地がどこにあるのか。
「母上、それはどこから出た噂ですか?」
ユーインの低い声には、冷気が漂っている。
相当、怒っているらしい。
「初夜の成果について噂が立つとしたら、我が家以外が発信元にはならないでしょうね」
さすが義理とは言え親子だ。ユーインとほぼ同じ低い冷たい声で、お義母様はお答えになる。
「我が家に限らずどこの貴族家でも、初夜の翌朝新床に使われたシーツは舅か姑、あるいは当主自身が検分するわ。そして目の前で焼却する。わたくしもそうしたわ。だからこんな噂が出回ることなど、本来ないはずなの。かなり悪質ね」
前世日本では考えられないほど、プレイリー王国では花嫁の処女性をとても重要視している。ひとかどの貴族家、平民であっても資産家であれば、後継者の花嫁には純潔を求めるものだ。だから新床あらためと呼ばれる習慣が一般的にあって、破瓜の血のついたシーツを親族があらためるのは、ごく普通のことだった。
花嫁が純潔ではなかった。
それは迎え入れた家にとって、とても不名誉なことだ。要するに騙された、あるいは見くびられたということになる。
「おっしゃるとおりですが……、我が家の使用人が偽りの情報を故意に流したと、母上はお思いですか?」
何か思いがあるのだろう。ユーインの口調は慎重だった。
「それはすぐにわかるでしょうよ。こんな下品で浅はかなことをよくもと……。今度ばかりはわたくしも見過ごせませんよ」
なにか含みのありそうなお義母様とユーインのやりとりに、アンバーもなんとなく気づいてしまった。
初夜の翌朝、夫婦の寝室に突撃してきたあの女、あれが最有力容疑者候補?
(でもなんのために? 私を貶めて自分が妻の座に座るつもり?)
そんなの不可能だ。魔力のない平民と結婚する貴族はいない。魔力なしが二代続けばお家断絶のこの国で、そんなリスキーな結婚をする男はいないと言って良い。
もしかしたら、あれはそのあたりの理屈がわかっていない?
意思疎通の難しい様子を見た限り、常識があるとはとても思えない。常識がないから、妻になれると思っている?
だとしたら言葉は悪いが、ただのバカだ。
そこまで考えて、アンバーは不思議に思う。
数日一緒に暮らしただけだけど、夫ユーインはけして愚かな男ではないと思う。貴族にしては少しばかり感情的なところはあるけれど、それにしてもハロウズの母と比べればまったく気にならない程度と言っていい。
その彼が、あの意思疎通不能の女をどうして好ましいと思うのだろうか。幼い頃の何年かを一緒に過ごした。それはあの愚かさを補うくらいに、重い価値のある時間なのだろうか。
色恋に疎いアンバーには、そのあたりの機微がまるでわからない。
でも不思議に思うくらいには、ユーインに興味があるということなのだろうけど……。
そんなことをアンバーが考えていると、ノックの音が三度。
イェーガー夫人が扉を開くと、執事の長男だという青年が下働きらしい男女を連れて入って来た。
「さっき私に言ったとおりのことをお話ししろ」
執事の長男がぴしりと言いつけると、下男がもごもごと口を開いた。
「モルガン家の下男と酒場で、いえ偶然なんですけどね、会ったんです。その時、つい言っちまったんです。若奥様のシーツにはシミがなかったって」
モルガン男爵夫人の名は、社交に疎いアンバーでも知っている。噂好きの、おしゃべり夫人だ。
よりによって、どうしてモルガン男爵家の下男にしゃべったものか。
いや、その前に主家の恥となるようなことを、この下男は口にしたものか。作り話にしては、かなり畏れ多すぎることだ。
「そのシーツをおまえは見たのですか?」
ぎりぎりまで感情を抑えた、お義母様の声は怖ろしい。
下男にもその怖さはわかったようで、びびりながら彼は答えた。
「こ……ここにいるアリーが洗ったって、言ってたから」
「アリー、おまえは見たのですか。そのシーツを」
お義母様に問われて、アリーという名のトウモロコシの綿毛のような髪をした女は震えあがった。
「はい。旦那様が若奥様をお連れになった翌朝、エイミー様がお持ちになって……」
ああ、出た。予想どおりの名前が。
エイミーは自分のしでかしたことが、アンバーだけではなくユーイン、それどころかマクレーン辺境伯家を侮辱する行為だと知っているのだろうか。
(多分、知らないわね)
本人に確かめたわけではないけど、多分そうだろうとアンバーは思う。
それにしても大胆というか不敵というか、あまりに主家に対して不敬過ぎる。
「この男とその女は、牢につないでおきなさい。おって沙汰をします」
お義母様の処分は当然だ。
主家で見知ったことを外に漏らすような使用人は、厳罰に処せられて然るべき。それは雇い入れる時の誓約書にも書いてあることだ。
「奥方様、お許しください」
下男と下女はいまさらに慈悲を乞う叫び声をあげたが、執事とその長男は問答無用で二人を引きずり出した。
信用のおける身内ばかりになって、お義母様はゆっくりと口をお開きになった。
「あの娘に借りがあるのは確かです。けれどユーイン、わたくしは既に十分すぎるほど支払ったと思っていますよ。だからもうこれ以上、我が家で養う義理はないと思うのですが、あなたはどう思いますか?」
一切の表情を消した仮面のような顔で、お義母様はユーインにお問いになる。
途端、苦し気に眉を寄せてユーインが目を伏せた。
「ユーインの産みの母はかなり癖の強い人だったの。我が家の使用人たちではお世話が難しくてね。彼女が亡くなるまでお世話してくれたのが、エイミーよ。だからわたくしもユーインも、エイミーには心理的な借りがあるの」
アンバーに説明してくださるお義母様の表現は、きっとかなり控えめなのだろう。そうアンバーは感じ取る。
かなり癖が強いとか、お世話が難しいとか。わかりやすい直截的な言い方をすれば、ユーインが傷つくからだ。
でも、それでやっと少しだけ理解できた。
あのエイミーがなぜ傍若無人に振る舞えるのか。それをお義母様やユーインが許しているのかが。
妹のように育って、さらに実母の死に水をとってくれた女なら、ユーインにも情が湧こうというものだ。
趣味が悪いとは今でも思うけど、情においてはわからないではない。
「もう少し、時間をいただけませんか。今度こそ、俺がよく言い含めますから」
だからユーインが、うつむいたままそう言った時、アンバーは驚かなかった。
マクレーン家の不名誉になること、特に妻のアンバーを貶めたことをしても、なおエイミーをユーインはかばう。
実母への思い、エイミーへの恩と情が、形ばかりの妻への情に勝っても仕方ないとアンバーは思う。
「そう。当主がそう言うのであれば仕方ありません。でも次、もしなにかあればわたくしは許しません。たとえこのマクレーン家を、夫の血を継がない誰かに譲ることになったとしても」
最後通牒。
お義母様の厳しい言葉が、アンバーにはそう翻訳されて聞こえた。
アンバーが嫁いで三日目の午後のことだ。
ヴァスキア様のお茶会に参加されたお義母様が、お帰りになった途端、厳しい声でイェーガー夫人にお命じになった。
ちょうどお迎えに出ようと玄関へ向かっていたアンバーは、階下のその声に「これはただごとではない」と緊張する。
「おかえりなさいませ」
それでも表情はいつものとおりを心掛けて、とりあえず階段を下りる。そして一呼吸おいて、お義母様の前でアンバーは腰を落とした。
「ただいま」
表情を少しだけやわらげて、お義母様はアンバーに立つように促してから。
「あなたも一緒においでなさい。知っておいた方がいいことですからね」
少し硬い言い様でお続けになる。
いつもお優しいお義母様にしては珍しい。だから「知っておいた方がいい」内容が、アンバーには不気味で怖かった。
「母上、お呼びでしょうか」
執務室に午後中ずっとこもっていたユーインは、少しだけ疲れた表情をしていた。
新婚の妻を放っておきたくないと、できるだけ普段の業務は補佐官にまわしていたようだけど、それでも領主の決裁が必要なものはどうしてもある。主に辺境伯領で使うまとまった金額の支出についてだ。
「たまった決裁文書に目を通すために、今日から午後だけ執務室にこもるのを許してほしい」
今朝アンバーは夫から聞いたばかりだった。
「かけなさい」
お義母様のお部屋に呼ばれたのは、話の内容が屋敷内でも極秘扱いということだ。
その意味は当然ユーインも理解しているようで、素直にお義母様の正面に座る。
「今日王太子妃殿下のお茶会で、我が家についてとても不名誉な噂を耳にしました」
お義母様の抑えた声。
部屋には執事のゲーリックとイェーガー夫人が控えている。
部屋の外には見張りの騎士が置かれている慎重さだ。本当にただ事ではない。
「口にするのも汚らわしいい噂です。アンバー、ショックを受けないように」
思いやるような微笑をアンバーにくださった後、お義母様は怒り心頭のご様子で、吐き出すようにおっしゃった。
「アンバーは純潔ではなかった。そう噂されているのです」
は?
アンバーは言葉を失った。
自慢じゃないが、前世今生通してぴっかぴかの処女だ。いや、今は違うけど、三日前まではそうだった。
破瓜の血だって、かなり盛大にシーツに散らしまくっていたはずだ。
疑う余地がどこにあるのか。
「母上、それはどこから出た噂ですか?」
ユーインの低い声には、冷気が漂っている。
相当、怒っているらしい。
「初夜の成果について噂が立つとしたら、我が家以外が発信元にはならないでしょうね」
さすが義理とは言え親子だ。ユーインとほぼ同じ低い冷たい声で、お義母様はお答えになる。
「我が家に限らずどこの貴族家でも、初夜の翌朝新床に使われたシーツは舅か姑、あるいは当主自身が検分するわ。そして目の前で焼却する。わたくしもそうしたわ。だからこんな噂が出回ることなど、本来ないはずなの。かなり悪質ね」
前世日本では考えられないほど、プレイリー王国では花嫁の処女性をとても重要視している。ひとかどの貴族家、平民であっても資産家であれば、後継者の花嫁には純潔を求めるものだ。だから新床あらためと呼ばれる習慣が一般的にあって、破瓜の血のついたシーツを親族があらためるのは、ごく普通のことだった。
花嫁が純潔ではなかった。
それは迎え入れた家にとって、とても不名誉なことだ。要するに騙された、あるいは見くびられたということになる。
「おっしゃるとおりですが……、我が家の使用人が偽りの情報を故意に流したと、母上はお思いですか?」
何か思いがあるのだろう。ユーインの口調は慎重だった。
「それはすぐにわかるでしょうよ。こんな下品で浅はかなことをよくもと……。今度ばかりはわたくしも見過ごせませんよ」
なにか含みのありそうなお義母様とユーインのやりとりに、アンバーもなんとなく気づいてしまった。
初夜の翌朝、夫婦の寝室に突撃してきたあの女、あれが最有力容疑者候補?
(でもなんのために? 私を貶めて自分が妻の座に座るつもり?)
そんなの不可能だ。魔力のない平民と結婚する貴族はいない。魔力なしが二代続けばお家断絶のこの国で、そんなリスキーな結婚をする男はいないと言って良い。
もしかしたら、あれはそのあたりの理屈がわかっていない?
意思疎通の難しい様子を見た限り、常識があるとはとても思えない。常識がないから、妻になれると思っている?
だとしたら言葉は悪いが、ただのバカだ。
そこまで考えて、アンバーは不思議に思う。
数日一緒に暮らしただけだけど、夫ユーインはけして愚かな男ではないと思う。貴族にしては少しばかり感情的なところはあるけれど、それにしてもハロウズの母と比べればまったく気にならない程度と言っていい。
その彼が、あの意思疎通不能の女をどうして好ましいと思うのだろうか。幼い頃の何年かを一緒に過ごした。それはあの愚かさを補うくらいに、重い価値のある時間なのだろうか。
色恋に疎いアンバーには、そのあたりの機微がまるでわからない。
でも不思議に思うくらいには、ユーインに興味があるということなのだろうけど……。
そんなことをアンバーが考えていると、ノックの音が三度。
イェーガー夫人が扉を開くと、執事の長男だという青年が下働きらしい男女を連れて入って来た。
「さっき私に言ったとおりのことをお話ししろ」
執事の長男がぴしりと言いつけると、下男がもごもごと口を開いた。
「モルガン家の下男と酒場で、いえ偶然なんですけどね、会ったんです。その時、つい言っちまったんです。若奥様のシーツにはシミがなかったって」
モルガン男爵夫人の名は、社交に疎いアンバーでも知っている。噂好きの、おしゃべり夫人だ。
よりによって、どうしてモルガン男爵家の下男にしゃべったものか。
いや、その前に主家の恥となるようなことを、この下男は口にしたものか。作り話にしては、かなり畏れ多すぎることだ。
「そのシーツをおまえは見たのですか?」
ぎりぎりまで感情を抑えた、お義母様の声は怖ろしい。
下男にもその怖さはわかったようで、びびりながら彼は答えた。
「こ……ここにいるアリーが洗ったって、言ってたから」
「アリー、おまえは見たのですか。そのシーツを」
お義母様に問われて、アリーという名のトウモロコシの綿毛のような髪をした女は震えあがった。
「はい。旦那様が若奥様をお連れになった翌朝、エイミー様がお持ちになって……」
ああ、出た。予想どおりの名前が。
エイミーは自分のしでかしたことが、アンバーだけではなくユーイン、それどころかマクレーン辺境伯家を侮辱する行為だと知っているのだろうか。
(多分、知らないわね)
本人に確かめたわけではないけど、多分そうだろうとアンバーは思う。
それにしても大胆というか不敵というか、あまりに主家に対して不敬過ぎる。
「この男とその女は、牢につないでおきなさい。おって沙汰をします」
お義母様の処分は当然だ。
主家で見知ったことを外に漏らすような使用人は、厳罰に処せられて然るべき。それは雇い入れる時の誓約書にも書いてあることだ。
「奥方様、お許しください」
下男と下女はいまさらに慈悲を乞う叫び声をあげたが、執事とその長男は問答無用で二人を引きずり出した。
信用のおける身内ばかりになって、お義母様はゆっくりと口をお開きになった。
「あの娘に借りがあるのは確かです。けれどユーイン、わたくしは既に十分すぎるほど支払ったと思っていますよ。だからもうこれ以上、我が家で養う義理はないと思うのですが、あなたはどう思いますか?」
一切の表情を消した仮面のような顔で、お義母様はユーインにお問いになる。
途端、苦し気に眉を寄せてユーインが目を伏せた。
「ユーインの産みの母はかなり癖の強い人だったの。我が家の使用人たちではお世話が難しくてね。彼女が亡くなるまでお世話してくれたのが、エイミーよ。だからわたくしもユーインも、エイミーには心理的な借りがあるの」
アンバーに説明してくださるお義母様の表現は、きっとかなり控えめなのだろう。そうアンバーは感じ取る。
かなり癖が強いとか、お世話が難しいとか。わかりやすい直截的な言い方をすれば、ユーインが傷つくからだ。
でも、それでやっと少しだけ理解できた。
あのエイミーがなぜ傍若無人に振る舞えるのか。それをお義母様やユーインが許しているのかが。
妹のように育って、さらに実母の死に水をとってくれた女なら、ユーインにも情が湧こうというものだ。
趣味が悪いとは今でも思うけど、情においてはわからないではない。
「もう少し、時間をいただけませんか。今度こそ、俺がよく言い含めますから」
だからユーインが、うつむいたままそう言った時、アンバーは驚かなかった。
マクレーン家の不名誉になること、特に妻のアンバーを貶めたことをしても、なおエイミーをユーインはかばう。
実母への思い、エイミーへの恩と情が、形ばかりの妻への情に勝っても仕方ないとアンバーは思う。
「そう。当主がそう言うのであれば仕方ありません。でも次、もしなにかあればわたくしは許しません。たとえこのマクレーン家を、夫の血を継がない誰かに譲ることになったとしても」
最後通牒。
お義母様の厳しい言葉が、アンバーにはそう翻訳されて聞こえた。
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