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第五章 アルヴィドの章(アルヴィドEDルート)
68.信じているから
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黄金竜の郷に発つ朝のこと、アルヴィドはエリーヌを黄金竜の泉地へ戻した。
「どうせパウラがまたお節介を言い出したんでしょう?
ならパウラだけおいて、アルヴィド様も一緒に帰りましょうよ」
エリーヌはパウラを睨みつけた後、いつもの甘ったるい声でアルヴィドにしなだれかかる。
けれどその細く白い手は、情け容赦なく振り払われた。
「どうして……。
アルヴィド様はどうしてパウラなんかを……」
真っ黒のオーラをもくもくと立ち昇らせながら、エリーヌはまたも鬼の形相で睨みつけてくる。
けれどもう、いまさらエリーヌがどうしようと、パウラには毛ほども気にならない。
銀狼族の存亡がかかっている。時間がなかった。
エリーヌの歪んだ自己承認欲求に、つきあってやる余裕はない。
セスランを拝み倒して連れ帰ってもらうことにした。
アルヴィドが残るのなら自分も残ると言いはるセスランも、試験官の正副の序列を指摘すると渋々従ってくれた。
残ったのは3人だけ。
アルヴィド、ハティ、それにパウラである。
「で?
いつのまにおまえが、パウラとそういうことになったんだ」
不機嫌を隠そうともしない仏頂面で、銀狼の王子ハティは口を開いた。
アルヴィドがパウラを自分の「唯一」であると、そう宣言したその直後のことだ。
ほとんど表情を変えないアルヴィドをしばらくじっと見つめて、その後パウラに視線を移す。
突然のことに、面白いくらいパウラはアワアワとうろたえた。
「は……ん、そうか」
控えめに言って、ハティ王子の艶聞はかなり賑やかなものだとか。その経験値から導き出したらしい推測に、唇の端をあげてにやりと笑う。
目の前のパウラの様子が、「そういうこと」になった後のものではないとすぐに気づいたらしい。
「竜は精神性を尊ぶとは聞いているが、『そういうこと』になる前に唯一とは、気が早いのではないか」
銀狼族にも「唯一」はあって、生涯にたった一人の伴侶を選び必ず添い遂げるのだとか。
互いに伴侶と認め合った後は、この世にただ一人の相手と慈しみ大切にして、いつかどちらかが先に逝けば、ほどなくして残された片割れも後を追う。
愛の濃さ重さは、竜族のそれに勝るとも劣らない。
ほとんどの場合、それは同族同士で見つけるのだが、ごく稀に異種族に「唯一」を見つける場合もあるらしい。
ハティの青灰色の瞳に、危険な暗い灯を感じたような気がして、即座に首を振って否定する。
(ないから。
そんなに連続で、わたくしが求愛されるなんてありえない。
これまでそんなこと、一度だってなかったし)
4大公家の公子たち、それに白虎族の王子ヴィート、それに4人の聖使が知れば、はぁー---と盛大にため息をついただろう。
これを素で考えている。
このあたりが劣等生の所以なのだと、パウラはまだ理解できていない。
今は目の前の切羽詰まった問題に注力すべきで、得意ではないことは後回しにするとパウラは決めていた。
幸いアルヴィドもそれで良いと言ってくれている。
但し、黄金竜、竜后と相対する時には、アルヴィドと相愛である必要がある。
少なくとも黄金竜夫妻よりも深い相愛でなくてはならない。
それを思うと気が重くて、とても他のことに気を向けてはいられない。
「黄金竜の郷には、パウラと俺だけで行く」
淡々とした口調で、決定事項だとアルヴィドが告げる。
「竜の長に叛くには、資格が必要でな。
悪いがおまえには、その資格がない。
あきらめろ」
もっと違う言い方があるだろうに。
ハティは、一族の誰にも自分の意思を伝えていない。
ヴォーロフと全面交戦を決めている兄スコルには、黄金竜の郷行きについて口に出してさえいないだろう。
往きて還らずの覚悟は、一族を滅ぼさないために。
より多くを生き延びさせるために、誰にも内緒で己の命を賭けて。
アルヴィドはそれをよくわかっている。
だからこそ彼を惜しむ。
だからこそあきらめろと言う。
相変わらずアルヴィドは、不器用で本当に素直ではない。
(変わらないわ)
前世パウラの記憶にあるアルヴィドも、やはりそうだった。
まるで「優しいね」と言われることを避けているようにさえ見える。
照れなのだと、ようやくわかった。
素っ気ないフリは、その照れ隠し。
なんだかかわいらしく思えるのは、パウラに数千年の人生経験がついたからだろうか。
事情はともあれ、ハティには遠慮してもらわなくてはと、パウラも思う。
これから先は、竜対竜の戦いになる。
頂点に立つのは、最強の竜でなくてはならない。
そこに他種族の存在は、けして歓迎されない。
「ハティ、わたくしとアルヴィドを信じてくださらない?
銀狼の一族の存亡も併せて、全力であたってきますわ」
竜后オーディアナの贅沢、これだけはなんとしても撤回させてくれる。
たかが家具ごときのために、人が命を賭けて良いはずはないから。
「あんな愚かな者たちが、一族の長とその正室なんですもの。
恥ずかしくてなりませんわ。
ハティ、本当にごめんなさい。
許してとはとてもお願いできませんけれど、もう少しだけ待っていただけて?」
パウラの心からの願いが通じた。
ハティはまっすぐにパウラの瞳を見据えた後、頷いてくれた。
「信じよう、パウラ。
どうか頼む。
きっとうまくゆくと、そう信じているから」
銀狼族の存亡と、竜族の命運と。
どちらも軽くはない、なかなかに重い荷を背負って、パウラはアルヴィドとヴォーロフ城の転移門へと飛ぶ。
そこから先は、けして負けられない戦場だった。
「どうせパウラがまたお節介を言い出したんでしょう?
ならパウラだけおいて、アルヴィド様も一緒に帰りましょうよ」
エリーヌはパウラを睨みつけた後、いつもの甘ったるい声でアルヴィドにしなだれかかる。
けれどその細く白い手は、情け容赦なく振り払われた。
「どうして……。
アルヴィド様はどうしてパウラなんかを……」
真っ黒のオーラをもくもくと立ち昇らせながら、エリーヌはまたも鬼の形相で睨みつけてくる。
けれどもう、いまさらエリーヌがどうしようと、パウラには毛ほども気にならない。
銀狼族の存亡がかかっている。時間がなかった。
エリーヌの歪んだ自己承認欲求に、つきあってやる余裕はない。
セスランを拝み倒して連れ帰ってもらうことにした。
アルヴィドが残るのなら自分も残ると言いはるセスランも、試験官の正副の序列を指摘すると渋々従ってくれた。
残ったのは3人だけ。
アルヴィド、ハティ、それにパウラである。
「で?
いつのまにおまえが、パウラとそういうことになったんだ」
不機嫌を隠そうともしない仏頂面で、銀狼の王子ハティは口を開いた。
アルヴィドがパウラを自分の「唯一」であると、そう宣言したその直後のことだ。
ほとんど表情を変えないアルヴィドをしばらくじっと見つめて、その後パウラに視線を移す。
突然のことに、面白いくらいパウラはアワアワとうろたえた。
「は……ん、そうか」
控えめに言って、ハティ王子の艶聞はかなり賑やかなものだとか。その経験値から導き出したらしい推測に、唇の端をあげてにやりと笑う。
目の前のパウラの様子が、「そういうこと」になった後のものではないとすぐに気づいたらしい。
「竜は精神性を尊ぶとは聞いているが、『そういうこと』になる前に唯一とは、気が早いのではないか」
銀狼族にも「唯一」はあって、生涯にたった一人の伴侶を選び必ず添い遂げるのだとか。
互いに伴侶と認め合った後は、この世にただ一人の相手と慈しみ大切にして、いつかどちらかが先に逝けば、ほどなくして残された片割れも後を追う。
愛の濃さ重さは、竜族のそれに勝るとも劣らない。
ほとんどの場合、それは同族同士で見つけるのだが、ごく稀に異種族に「唯一」を見つける場合もあるらしい。
ハティの青灰色の瞳に、危険な暗い灯を感じたような気がして、即座に首を振って否定する。
(ないから。
そんなに連続で、わたくしが求愛されるなんてありえない。
これまでそんなこと、一度だってなかったし)
4大公家の公子たち、それに白虎族の王子ヴィート、それに4人の聖使が知れば、はぁー---と盛大にため息をついただろう。
これを素で考えている。
このあたりが劣等生の所以なのだと、パウラはまだ理解できていない。
今は目の前の切羽詰まった問題に注力すべきで、得意ではないことは後回しにするとパウラは決めていた。
幸いアルヴィドもそれで良いと言ってくれている。
但し、黄金竜、竜后と相対する時には、アルヴィドと相愛である必要がある。
少なくとも黄金竜夫妻よりも深い相愛でなくてはならない。
それを思うと気が重くて、とても他のことに気を向けてはいられない。
「黄金竜の郷には、パウラと俺だけで行く」
淡々とした口調で、決定事項だとアルヴィドが告げる。
「竜の長に叛くには、資格が必要でな。
悪いがおまえには、その資格がない。
あきらめろ」
もっと違う言い方があるだろうに。
ハティは、一族の誰にも自分の意思を伝えていない。
ヴォーロフと全面交戦を決めている兄スコルには、黄金竜の郷行きについて口に出してさえいないだろう。
往きて還らずの覚悟は、一族を滅ぼさないために。
より多くを生き延びさせるために、誰にも内緒で己の命を賭けて。
アルヴィドはそれをよくわかっている。
だからこそ彼を惜しむ。
だからこそあきらめろと言う。
相変わらずアルヴィドは、不器用で本当に素直ではない。
(変わらないわ)
前世パウラの記憶にあるアルヴィドも、やはりそうだった。
まるで「優しいね」と言われることを避けているようにさえ見える。
照れなのだと、ようやくわかった。
素っ気ないフリは、その照れ隠し。
なんだかかわいらしく思えるのは、パウラに数千年の人生経験がついたからだろうか。
事情はともあれ、ハティには遠慮してもらわなくてはと、パウラも思う。
これから先は、竜対竜の戦いになる。
頂点に立つのは、最強の竜でなくてはならない。
そこに他種族の存在は、けして歓迎されない。
「ハティ、わたくしとアルヴィドを信じてくださらない?
銀狼の一族の存亡も併せて、全力であたってきますわ」
竜后オーディアナの贅沢、これだけはなんとしても撤回させてくれる。
たかが家具ごときのために、人が命を賭けて良いはずはないから。
「あんな愚かな者たちが、一族の長とその正室なんですもの。
恥ずかしくてなりませんわ。
ハティ、本当にごめんなさい。
許してとはとてもお願いできませんけれど、もう少しだけ待っていただけて?」
パウラの心からの願いが通じた。
ハティはまっすぐにパウラの瞳を見据えた後、頷いてくれた。
「信じよう、パウラ。
どうか頼む。
きっとうまくゆくと、そう信じているから」
銀狼族の存亡と、竜族の命運と。
どちらも軽くはない、なかなかに重い荷を背負って、パウラはアルヴィドとヴォーロフ城の転移門へと飛ぶ。
そこから先は、けして負けられない戦場だった。
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