31 / 49
第三章 暗雲
31.黒狼は苦悩する(SIDE ラスムス)
しおりを挟む
ラスムスの最愛、リヴシェがノルデンフェルトを去ってから2日後のこと。
東のヴァラート帝国から、ヴィシェフラドへ使者が発ったと密偵からの報告が上がった。
東のヴァラート帝国の隆盛ぶりは、ラスムスも耳にしていた。海を隔てた広大な大陸の国々は、今やほぼヴァラートに下っていると。
いよいよこちらにも食指を伸ばしてきたらしい。
予想してはいたが……。
(思ったより早かったな)
ヴィシェフラドに目をつけるのは、攻める側としては当然のことだ。
まず地理的条件が良い。ヴィシェフラドは東の大陸より最も近く、海岸線の防御が緩い。上陸する際の兵力の損失を、ほとんど計算に入れなくて良いのはありがたいはずだ。
そしてもう1つ、ヴィシェフラドの精神的影響力の大きさがある。女神ヴィシェフラド末裔の国は、ノルデンフェルト、ハータイネン、セムダールの三国に聖地として崇められている。愚かな先王のせいで衰えた国力も、100余年ぶりの聖女の誕生で回復の兆しを見せ始めている矢先だ。ここを押さえれば、征服後の占領政策はかなり楽になる。
遠征には時間も金もかかる。多大な労力をかけるからには、必ず結果を出す。
それがヴァラート皇帝クマール1世だ。
蛇のようにずる賢い周到な男だという。勝算なしで動くことはまずない。
こちらに密偵を忍ばせているのは当然として、他にも何か有力なツテを掴んだと考えた方が良い。
有力なツテ。
まさかそれが、自分の身内であったとは。
さすがのラスムスも、それからほどなくして密偵からもたらされた報告に驚き、言葉を失った。
ラスムスの精鋭騎士が夜陰を抜ける風のように前皇帝を捕らえ、皇宮の地下に押し込めた。
覚悟していたのか、前皇帝は抵抗しなかったという。
「愚かなことをしましたね」
その夜、父に相対したラスムスは、自分でも思いがけないほど優しい口調で話しかけた。
「これで俺は、あなたを生かしてはおけなくなった」
「そうするが良い。それが皇帝であるおまえの役目だ」
急な環境の変化に憔悴した様子もなく、淡々と父は答えた。
「なぜかと、聞いても良いでしょうか」
「お前に奪われた帝位を、また取り戻す手伝いをしてくれるというのでな」
「そんな戯言を信じるとでも?」
「帝位にはそれほどの魅力がある。だからお前も、私を追い落としたのだろうに」
「では聞き方を変えましょう。
あの娘、父上が側室にした女の娘をどこにやりましたか」
初めて父の表情が動いた。「なにを……」と小さく口にして、首を振った。
「あれは……、私が逃がした。私がこうなっては、私に連なる者に累が及ぶのはわかりきっている。
母は仕方あるまい。己の意思で私に嫁いだのだからな。
だがあれは違う。私とは関わりのない娘だ」
関わりのない娘をそうも心にかけてやるか。
この父に限ってありえない。母に無関心であった父を、ラスムスはよく知っている。
「つまりあなたは、あの娘に骨抜きにされたということですか。
俺の側室にと薦めたあの娘にね」
父の沈黙が、その答えだった。
老獪な狼皇帝とまで言われた父でも、女に狂えばこのザマか。
いや、本当に女に狂ったのか。
魅了の魔力ではないのか。
浮かんだ考えをとりあえず飲み込んで、父に自裁を勧めた。
「毒が良いでしょう。なるべく苦しまず、安らかにお休みください」
地下牢を出たラスムスは、最も信頼する側近にだけ言い置いた。
「二日ほど、ヴィシェフラドへ行く。つなぎの密偵を一人つけよ。それ以外は要らぬ」
黒狼に姿を変えて、ラスムスは国境を抜けた。
転移魔法も使えるが、ヴァラートの魔導士がヴィシェフラドに潜入しているのは間違いない。ラスムスの強力な魔力を感知されれば、こちらの動きをわざわざ教えてやるようなものだ。
ここは原始的だが、人力いや狼力で忍び込むのが上策だ。
ヴァラートの言ってきそうなことは、察しがついている。
おそらく女神ヴィシェフラドの寵力をもったリヴシェを、取り込むつもりだろう。手っ取り早いのは、嫁にすること。
そうすれば戦わずして、ヴァラートはヴィシェフラドを手に入れることができる。
(クソ蛇が。この俺の番に、指一本でも触れてみろ。ぶつ切りにして串焼きにしてくれる)
りんごの香りのする姫、愛しいリーヴはラスムスのものだ。それは他の誰に認めてもらう必要もないことで、この世の誰にも動かせない絶対の真理だというのに、彼女の側にはラーシュ・マティアス、今度はヴァラートの皇帝までがわらわらと寄ってくる。
全く忌々しい。
愛しい番を護るためなら、ラスムスは自分の命すら惜しいとは思わない。何と引き換えにしてでも必ず護る。
だから安心して良いのだと、すぐに番のもとへ駆けつけ抱きしめてやりたい。
けれどラスムスは、ノルデンフェルトの皇帝だ。
番は何よりも大切なものだが、それはあくまでもラスムスの個人的プライオリティだ。皇帝としてのラスムスには、異なる優先順位がある。
ヴァラートの大陸侵攻を阻むこと。
そのために必要とあれば、ノルデンフェルトの正規軍を動かさねばならない。
ヴィシェフラドに軍を送ることを、おそらく彼の番は良い顔をしないだろう。あの姫のことだ。きっと自分が嫁に行けば丸くおさまるのなら、行っても良いなどと言いだしかねない。
それでヴァラートがあきらめるはずなどないのに。
あの姫、ラスムスの最愛のリーヴは、時間稼ぎのためだけに嫁に行って、その時間稼ぎすら無駄であったと後になって思い知る。
甘いのだ。
だからラスムスは、どうしても援軍を送ることをリーヴに承知させねばならない。
本当なら既成事実を先に作って、ヴァラートへ宣戦布告しても良いくらいなのだ。だが皇帝としてのラスムスには、己の番への欲を抑え込まなければならない理由があった。
二コラ・ジェリオ、愛しいリーヴの異母妹だという娘を、好きにさせたのはノルデンフェルトの前皇帝だ。
二コラに操られた愚かな前皇帝のせいで、大陸全土を巻き込む危機を招き入れたことは、どんなに隠したところでそのうちバレる。
そうなればラスムスがいかに愛ゆえにリーヴを妻にしたと言い張っても、どの国も信用しないだろう。
もし平時であれば、誰に信用してもらわずとも良いとラスムスは言い放っただろうが、今は困る。ヴァラートの国力と戦力に向き合うには、どうあってもハータイネンとセムダールの協力が必要なのだ。
同盟を組むためにも、今は番との結婚を強行すべきではない。
初めて皇帝の位を邪魔に思った。
一個人としてのラスムスであれば、即座に愛しい番をものにできるのに。
「待て!」
昔ヴィシェフラドの別荘で、幼いリーヴがラスムスに仕込んだ芸を思い出す。
待て。
上手にできたらおやつをくれた。
「えらいわね」
小さな手で頭を撫でて、抱きしめてほおずりをして。
今回は「待て」をしなくてはならない。
上手にできたら、その時は褒美をもらおう。
極上のおやつ、この世に1つしかない最高のりんごを。
東のヴァラート帝国から、ヴィシェフラドへ使者が発ったと密偵からの報告が上がった。
東のヴァラート帝国の隆盛ぶりは、ラスムスも耳にしていた。海を隔てた広大な大陸の国々は、今やほぼヴァラートに下っていると。
いよいよこちらにも食指を伸ばしてきたらしい。
予想してはいたが……。
(思ったより早かったな)
ヴィシェフラドに目をつけるのは、攻める側としては当然のことだ。
まず地理的条件が良い。ヴィシェフラドは東の大陸より最も近く、海岸線の防御が緩い。上陸する際の兵力の損失を、ほとんど計算に入れなくて良いのはありがたいはずだ。
そしてもう1つ、ヴィシェフラドの精神的影響力の大きさがある。女神ヴィシェフラド末裔の国は、ノルデンフェルト、ハータイネン、セムダールの三国に聖地として崇められている。愚かな先王のせいで衰えた国力も、100余年ぶりの聖女の誕生で回復の兆しを見せ始めている矢先だ。ここを押さえれば、征服後の占領政策はかなり楽になる。
遠征には時間も金もかかる。多大な労力をかけるからには、必ず結果を出す。
それがヴァラート皇帝クマール1世だ。
蛇のようにずる賢い周到な男だという。勝算なしで動くことはまずない。
こちらに密偵を忍ばせているのは当然として、他にも何か有力なツテを掴んだと考えた方が良い。
有力なツテ。
まさかそれが、自分の身内であったとは。
さすがのラスムスも、それからほどなくして密偵からもたらされた報告に驚き、言葉を失った。
ラスムスの精鋭騎士が夜陰を抜ける風のように前皇帝を捕らえ、皇宮の地下に押し込めた。
覚悟していたのか、前皇帝は抵抗しなかったという。
「愚かなことをしましたね」
その夜、父に相対したラスムスは、自分でも思いがけないほど優しい口調で話しかけた。
「これで俺は、あなたを生かしてはおけなくなった」
「そうするが良い。それが皇帝であるおまえの役目だ」
急な環境の変化に憔悴した様子もなく、淡々と父は答えた。
「なぜかと、聞いても良いでしょうか」
「お前に奪われた帝位を、また取り戻す手伝いをしてくれるというのでな」
「そんな戯言を信じるとでも?」
「帝位にはそれほどの魅力がある。だからお前も、私を追い落としたのだろうに」
「では聞き方を変えましょう。
あの娘、父上が側室にした女の娘をどこにやりましたか」
初めて父の表情が動いた。「なにを……」と小さく口にして、首を振った。
「あれは……、私が逃がした。私がこうなっては、私に連なる者に累が及ぶのはわかりきっている。
母は仕方あるまい。己の意思で私に嫁いだのだからな。
だがあれは違う。私とは関わりのない娘だ」
関わりのない娘をそうも心にかけてやるか。
この父に限ってありえない。母に無関心であった父を、ラスムスはよく知っている。
「つまりあなたは、あの娘に骨抜きにされたということですか。
俺の側室にと薦めたあの娘にね」
父の沈黙が、その答えだった。
老獪な狼皇帝とまで言われた父でも、女に狂えばこのザマか。
いや、本当に女に狂ったのか。
魅了の魔力ではないのか。
浮かんだ考えをとりあえず飲み込んで、父に自裁を勧めた。
「毒が良いでしょう。なるべく苦しまず、安らかにお休みください」
地下牢を出たラスムスは、最も信頼する側近にだけ言い置いた。
「二日ほど、ヴィシェフラドへ行く。つなぎの密偵を一人つけよ。それ以外は要らぬ」
黒狼に姿を変えて、ラスムスは国境を抜けた。
転移魔法も使えるが、ヴァラートの魔導士がヴィシェフラドに潜入しているのは間違いない。ラスムスの強力な魔力を感知されれば、こちらの動きをわざわざ教えてやるようなものだ。
ここは原始的だが、人力いや狼力で忍び込むのが上策だ。
ヴァラートの言ってきそうなことは、察しがついている。
おそらく女神ヴィシェフラドの寵力をもったリヴシェを、取り込むつもりだろう。手っ取り早いのは、嫁にすること。
そうすれば戦わずして、ヴァラートはヴィシェフラドを手に入れることができる。
(クソ蛇が。この俺の番に、指一本でも触れてみろ。ぶつ切りにして串焼きにしてくれる)
りんごの香りのする姫、愛しいリーヴはラスムスのものだ。それは他の誰に認めてもらう必要もないことで、この世の誰にも動かせない絶対の真理だというのに、彼女の側にはラーシュ・マティアス、今度はヴァラートの皇帝までがわらわらと寄ってくる。
全く忌々しい。
愛しい番を護るためなら、ラスムスは自分の命すら惜しいとは思わない。何と引き換えにしてでも必ず護る。
だから安心して良いのだと、すぐに番のもとへ駆けつけ抱きしめてやりたい。
けれどラスムスは、ノルデンフェルトの皇帝だ。
番は何よりも大切なものだが、それはあくまでもラスムスの個人的プライオリティだ。皇帝としてのラスムスには、異なる優先順位がある。
ヴァラートの大陸侵攻を阻むこと。
そのために必要とあれば、ノルデンフェルトの正規軍を動かさねばならない。
ヴィシェフラドに軍を送ることを、おそらく彼の番は良い顔をしないだろう。あの姫のことだ。きっと自分が嫁に行けば丸くおさまるのなら、行っても良いなどと言いだしかねない。
それでヴァラートがあきらめるはずなどないのに。
あの姫、ラスムスの最愛のリーヴは、時間稼ぎのためだけに嫁に行って、その時間稼ぎすら無駄であったと後になって思い知る。
甘いのだ。
だからラスムスは、どうしても援軍を送ることをリーヴに承知させねばならない。
本当なら既成事実を先に作って、ヴァラートへ宣戦布告しても良いくらいなのだ。だが皇帝としてのラスムスには、己の番への欲を抑え込まなければならない理由があった。
二コラ・ジェリオ、愛しいリーヴの異母妹だという娘を、好きにさせたのはノルデンフェルトの前皇帝だ。
二コラに操られた愚かな前皇帝のせいで、大陸全土を巻き込む危機を招き入れたことは、どんなに隠したところでそのうちバレる。
そうなればラスムスがいかに愛ゆえにリーヴを妻にしたと言い張っても、どの国も信用しないだろう。
もし平時であれば、誰に信用してもらわずとも良いとラスムスは言い放っただろうが、今は困る。ヴァラートの国力と戦力に向き合うには、どうあってもハータイネンとセムダールの協力が必要なのだ。
同盟を組むためにも、今は番との結婚を強行すべきではない。
初めて皇帝の位を邪魔に思った。
一個人としてのラスムスであれば、即座に愛しい番をものにできるのに。
「待て!」
昔ヴィシェフラドの別荘で、幼いリーヴがラスムスに仕込んだ芸を思い出す。
待て。
上手にできたらおやつをくれた。
「えらいわね」
小さな手で頭を撫でて、抱きしめてほおずりをして。
今回は「待て」をしなくてはならない。
上手にできたら、その時は褒美をもらおう。
極上のおやつ、この世に1つしかない最高のりんごを。
16
お気に入りに追加
269
あなたにおすすめの小説

番?呪いの別名でしょうか?私には不要ですわ
紅子
恋愛
私は充分に幸せだったの。私はあなたの幸せをずっと祈っていたのに、あなたは幸せではなかったというの?もしそうだとしても、あなたと私の縁は、あのとき終わっているのよ。あなたのエゴにいつまで私を縛り付けるつもりですか?
何の因果か私は10歳~のときを何度も何度も繰り返す。いつ終わるとも知れない死に戻りの中で、あなたへの想いは消えてなくなった。あなたとの出会いは最早恐怖でしかない。終わらない生に疲れ果てた私を救ってくれたのは、あの時、私を救ってくれたあの人だった。
12話完結済み。毎日00:00に更新予定です。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
俺の番が見つからない
Heath
恋愛
先の皇帝時代に帝国領土は10倍にも膨れ上がった。その次代の皇帝となるべく皇太子には「第一皇太子」という余計な肩書きがついている。その理由は番がいないものは皇帝になれないからであった。
第一皇太子に番は現れるのか?見つけられるのか?
一方、長年継母である侯爵夫人と令嬢に虐げられている庶子ソフィは先皇帝の後宮に送られることになった。悲しむソフィの荷物の中に、こっそり黒い毛玉がついてきていた。
毛玉はソフィを幸せに導きたい!(仔猫に意志はほとんどありませんっ)
皇太子も王太子も冒険者もちょっとチャラい前皇帝も無口な魔王もご出演なさいます。
CPは固定ながらも複数・なんでもあり(異種・BL)も出てしまいます。ご注意ください。
ざまぁ&ハッピーエンドを目指して、このお話は終われるのか?
2021/01/15
次のエピソード執筆中です(^_^;)
20話を超えそうですが、1月中にはうpしたいです。
お付き合い頂けると幸いです💓
エブリスタ同時公開中٩(๑´0`๑)۶
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
2度目の人生は好きにやらせていただきます
みおな
恋愛
公爵令嬢アリスティアは、婚約者であるエリックに学園の卒業パーティーで冤罪で婚約破棄を言い渡され、そのまま処刑された。
そして目覚めた時、アリスティアは学園入学前に戻っていた。
今度こそは幸せになりたいと、アリスティアは婚約回避を目指すことにする。
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています

[完結]間違えた国王〜のお陰で幸せライフ送れます。
キャロル
恋愛
国の駒として隣国の王と婚姻する事にになったマリアンヌ王女、王族に生まれたからにはいつかはこんな日が来ると覚悟はしていたが、その相手は獣人……番至上主義の…あの獣人……待てよ、これは逆にラッキーかもしれない。
離宮でスローライフ送れるのでは?うまく行けば…離縁、
窮屈な身分から解放され自由な生活目指して突き進む、美貌と能力だけチートなトンデモ王女の物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる