15 / 49
第二章 設定外が多すぎて
15.ゴージャス夫人は強い男が好きだった
しおりを挟む
「ええ、もうそれは聞き苦しいことでしたわ」
呼び出しの使いに返事をする間も惜しいと、ペリエ夫人は即座にやって来た。そして到着早々に詳しい事情を話してくれた。
始まりは数年前。
伯爵夫人親子が、隣国へ外遊旅行をした先のことだったらしい。
国王の寵愛を一身に集めているとはいえ、身分で言えば伯爵夫人に過ぎないのだから、公的な使者として送りこまれるはずもなく、ごく私的な物見遊山の旅行だった。
ところがそこへ前皇帝から、彼の住む離宮への招待状が舞い込んだ。
自分も皇帝の座を退いたからには、公的身分はさして気にしなくとも良い身である。
気楽に訪問してほしいと。
ジェリオ伯爵夫人は自尊心をおおいに満足させられて、その喜びようは狂喜乱舞であったとか。
元皇帝の宮へ滞在した後故国へ戻り、それ以降も私信のやりとりを続けて、ここ1年だけでも2度、隣国を訪れている。
「大臣たちは皆反対でした。
陛下のお側近くに侍る女性が、隣国へ、しかも帝位を退いたとは言え前皇帝と親しいお付き合いをするなどと。
あってはならないことですから」
ペリエ夫人の憤慨はもっともなことだ。
愛妾に国の重要機密を漏らすことはない。
そう言い切れるほど、父国王は英明な君主ではない。娘としては、とても残念なことだけど。
ジェリオ伯爵夫人が賢ければ賢いなりに、愚かであれば愚かなりに危険だ。
それなのに彼女が嫁ぐことを認めたって、父にはあきれ返ってため息しか出ない。
「お母様や伯父様は、なんておっしゃってるの?」
「王妃様はお止めになりました。
それはもう熱心に、ご自分が悪者になってもかまわないからとまでおっしゃって。
ラチェス公爵閣下は、『好きにさせればいいのでは』と笑っておいでです」
兄妹で性格が違うと苦笑する。
母はまっすぐ、正面から問題にぶち当たる。以前のリヴシェの性格は、母譲りなのだろうなと思うくらい直情型だ。
伯父は違う。
自身の望みが叶うように、周りを誘導する。結果的には希望を通すのだけど、伯父は表に出てこない。あくまでも流れでそうなった感を作るのが上手い。
その伯父が好きにさせれば良いというのであれば、好きにさせた後でなにかしかけるに違いない。
怖い、怖い。
「決まってしまったんなら、今更どうしようもないわね。
わたくしも王女として、いちおう、なにかを贈るべきだと思うのだけど」
「いちおう」のニュアンスを察したペリエ夫人は、少しだけ考えてから、
「金貨になさいませ。
情のこもらぬ、いかにも礼儀上の祝です」
あのオバ……ジェリオ伯爵夫人なら、情よりも金貨の方を喜びそうだけど。
「形のないもの、使えばなくなってしまうものの方が、姫様にもご都合がよろしいでしょう」
金貨にリヴシェの名前を書くわけではないから、贈り物に個性は出ない。ヴィシェフラド王女からの贈り物と見せびらかすことはできない。
聞けば母王妃も、金貨にしたのだとか。
長年母に無礼を働いてきた伯爵夫人にお祝いを贈るなど、前世で言う「泥棒に追い銭」だけど、王妃ともなれば体面上知らん顔はできない。
本当なら塩を撒いてやりたいくらいだろうに。
母、本当に気の毒だ。
「伯爵夫人は娘を連れてゆくの?」
一番気になることを口にした。
連れて行ってくれるのなら、二コラとラスムスの接触する機会が増える。
小説とは違う成り行きだけど、結果的に二人が結ばれてくれたら良い。8歳から聖殿にこもったリヴシェが二コラを虐めることなどできないし、もし言いがかりをつけられても「虐めていない」と証言してくれる神官はたくさんいる。
つまりラスムスがリヴシェを断罪する前提は、崩れているのだ。
安心して、ラスムスと二コラのエンディングを見ていられる。
「陛下は反対なさいましたが、伯爵夫人がどうしても連れて行くのだと言い張って。
その言いぐさがふてぶてしいと申しますか、身のほどしらずと申しますか……。
『こちらに置いておけば、いつまでも私生児ですから。
あちらで良い縁談がありますの』
わたくし、思い出してもむかむかいたします」
憤懣やる方ないペリエ夫人をなだめながら、リヴシェは内心で「よし!」と拳を握っていた。
良い縁談。
ラスムスとに違いない。
よしよし、予定どおりだ。
「良いのではない?
確かにここにいるよりあちらの方が、良い縁談が来ると思うもの」
「姫様は本当にお人が良すぎます。
あれほど無礼を働いた親子に、そんなお優しい」
ペリエ夫人は毒気を抜かれたみたいに、ほうっと息をついて笑った。
「ラーシュ様には姫様がこんなだとおわかりでしょうけれど、ほんとによくよくお願いしておかなくてはなりませんね」
心配しなくても大丈夫。
別に人が良くて言ってるんじゃないから。
これが一番、リヴシェにとって良いと思うからなんだけど。
そう言えばと、ペリエ夫人がまた憎々しげに顔を歪める。
「陛下がお止めになった時、伯爵夫人が申したそうですわ。
『わたくし、強い男に惹かれますの。
力を持った男に強引に望まれるなんて、夢のようですわ』
本当にふてぶてしいというか、恥知らずというか。
ノルデンフェルトの前皇帝は、あの女の何が良いのでしょうね」
そこなのだ。
美女とはいえ、盛りの過ぎた彼女だ。
美貌だけでいえば、ノルデンフェルトにだってもっと美しい女性がいるだろう。あの愚かさに、ノルデンフェルトの前皇帝であった男が気づかぬはずはない。
にもかかわらず、わざわざヴィシェフラド国王の寵姫であった女を求めるのは、どう考えても不自然だった。
嫌な予感がする。
小説では聖殿がノルデンフェルトと組んだことが、亡国のきっかけだった。けれど現在のところ、聖殿はリヴシェをとても大切に扱ってくれていてノルデンフェルトと組んだ様子はない。
ストーリーの進行がいろいろと変わっているから、このきっかけも違うのかもしれない。
亡国は困る。
リヴシェの故郷がなくなってしまう。
亡国の王女の行く末なんて、幸せとは程遠いものだ。
ノルデンフェルトの思惑を探らなくては。
予定より少しばかり早いけど、王宮に戻ろう。
二コラが出発したらと、リヴシェは思った。
呼び出しの使いに返事をする間も惜しいと、ペリエ夫人は即座にやって来た。そして到着早々に詳しい事情を話してくれた。
始まりは数年前。
伯爵夫人親子が、隣国へ外遊旅行をした先のことだったらしい。
国王の寵愛を一身に集めているとはいえ、身分で言えば伯爵夫人に過ぎないのだから、公的な使者として送りこまれるはずもなく、ごく私的な物見遊山の旅行だった。
ところがそこへ前皇帝から、彼の住む離宮への招待状が舞い込んだ。
自分も皇帝の座を退いたからには、公的身分はさして気にしなくとも良い身である。
気楽に訪問してほしいと。
ジェリオ伯爵夫人は自尊心をおおいに満足させられて、その喜びようは狂喜乱舞であったとか。
元皇帝の宮へ滞在した後故国へ戻り、それ以降も私信のやりとりを続けて、ここ1年だけでも2度、隣国を訪れている。
「大臣たちは皆反対でした。
陛下のお側近くに侍る女性が、隣国へ、しかも帝位を退いたとは言え前皇帝と親しいお付き合いをするなどと。
あってはならないことですから」
ペリエ夫人の憤慨はもっともなことだ。
愛妾に国の重要機密を漏らすことはない。
そう言い切れるほど、父国王は英明な君主ではない。娘としては、とても残念なことだけど。
ジェリオ伯爵夫人が賢ければ賢いなりに、愚かであれば愚かなりに危険だ。
それなのに彼女が嫁ぐことを認めたって、父にはあきれ返ってため息しか出ない。
「お母様や伯父様は、なんておっしゃってるの?」
「王妃様はお止めになりました。
それはもう熱心に、ご自分が悪者になってもかまわないからとまでおっしゃって。
ラチェス公爵閣下は、『好きにさせればいいのでは』と笑っておいでです」
兄妹で性格が違うと苦笑する。
母はまっすぐ、正面から問題にぶち当たる。以前のリヴシェの性格は、母譲りなのだろうなと思うくらい直情型だ。
伯父は違う。
自身の望みが叶うように、周りを誘導する。結果的には希望を通すのだけど、伯父は表に出てこない。あくまでも流れでそうなった感を作るのが上手い。
その伯父が好きにさせれば良いというのであれば、好きにさせた後でなにかしかけるに違いない。
怖い、怖い。
「決まってしまったんなら、今更どうしようもないわね。
わたくしも王女として、いちおう、なにかを贈るべきだと思うのだけど」
「いちおう」のニュアンスを察したペリエ夫人は、少しだけ考えてから、
「金貨になさいませ。
情のこもらぬ、いかにも礼儀上の祝です」
あのオバ……ジェリオ伯爵夫人なら、情よりも金貨の方を喜びそうだけど。
「形のないもの、使えばなくなってしまうものの方が、姫様にもご都合がよろしいでしょう」
金貨にリヴシェの名前を書くわけではないから、贈り物に個性は出ない。ヴィシェフラド王女からの贈り物と見せびらかすことはできない。
聞けば母王妃も、金貨にしたのだとか。
長年母に無礼を働いてきた伯爵夫人にお祝いを贈るなど、前世で言う「泥棒に追い銭」だけど、王妃ともなれば体面上知らん顔はできない。
本当なら塩を撒いてやりたいくらいだろうに。
母、本当に気の毒だ。
「伯爵夫人は娘を連れてゆくの?」
一番気になることを口にした。
連れて行ってくれるのなら、二コラとラスムスの接触する機会が増える。
小説とは違う成り行きだけど、結果的に二人が結ばれてくれたら良い。8歳から聖殿にこもったリヴシェが二コラを虐めることなどできないし、もし言いがかりをつけられても「虐めていない」と証言してくれる神官はたくさんいる。
つまりラスムスがリヴシェを断罪する前提は、崩れているのだ。
安心して、ラスムスと二コラのエンディングを見ていられる。
「陛下は反対なさいましたが、伯爵夫人がどうしても連れて行くのだと言い張って。
その言いぐさがふてぶてしいと申しますか、身のほどしらずと申しますか……。
『こちらに置いておけば、いつまでも私生児ですから。
あちらで良い縁談がありますの』
わたくし、思い出してもむかむかいたします」
憤懣やる方ないペリエ夫人をなだめながら、リヴシェは内心で「よし!」と拳を握っていた。
良い縁談。
ラスムスとに違いない。
よしよし、予定どおりだ。
「良いのではない?
確かにここにいるよりあちらの方が、良い縁談が来ると思うもの」
「姫様は本当にお人が良すぎます。
あれほど無礼を働いた親子に、そんなお優しい」
ペリエ夫人は毒気を抜かれたみたいに、ほうっと息をついて笑った。
「ラーシュ様には姫様がこんなだとおわかりでしょうけれど、ほんとによくよくお願いしておかなくてはなりませんね」
心配しなくても大丈夫。
別に人が良くて言ってるんじゃないから。
これが一番、リヴシェにとって良いと思うからなんだけど。
そう言えばと、ペリエ夫人がまた憎々しげに顔を歪める。
「陛下がお止めになった時、伯爵夫人が申したそうですわ。
『わたくし、強い男に惹かれますの。
力を持った男に強引に望まれるなんて、夢のようですわ』
本当にふてぶてしいというか、恥知らずというか。
ノルデンフェルトの前皇帝は、あの女の何が良いのでしょうね」
そこなのだ。
美女とはいえ、盛りの過ぎた彼女だ。
美貌だけでいえば、ノルデンフェルトにだってもっと美しい女性がいるだろう。あの愚かさに、ノルデンフェルトの前皇帝であった男が気づかぬはずはない。
にもかかわらず、わざわざヴィシェフラド国王の寵姫であった女を求めるのは、どう考えても不自然だった。
嫌な予感がする。
小説では聖殿がノルデンフェルトと組んだことが、亡国のきっかけだった。けれど現在のところ、聖殿はリヴシェをとても大切に扱ってくれていてノルデンフェルトと組んだ様子はない。
ストーリーの進行がいろいろと変わっているから、このきっかけも違うのかもしれない。
亡国は困る。
リヴシェの故郷がなくなってしまう。
亡国の王女の行く末なんて、幸せとは程遠いものだ。
ノルデンフェルトの思惑を探らなくては。
予定より少しばかり早いけど、王宮に戻ろう。
二コラが出発したらと、リヴシェは思った。
18
お気に入りに追加
265
あなたにおすすめの小説
番?呪いの別名でしょうか?私には不要ですわ
紅子
恋愛
私は充分に幸せだったの。私はあなたの幸せをずっと祈っていたのに、あなたは幸せではなかったというの?もしそうだとしても、あなたと私の縁は、あのとき終わっているのよ。あなたのエゴにいつまで私を縛り付けるつもりですか?
何の因果か私は10歳~のときを何度も何度も繰り返す。いつ終わるとも知れない死に戻りの中で、あなたへの想いは消えてなくなった。あなたとの出会いは最早恐怖でしかない。終わらない生に疲れ果てた私を救ってくれたのは、あの時、私を救ってくれたあの人だった。
12話完結済み。毎日00:00に更新予定です。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
ずっと好きだった獣人のあなたに別れを告げて
木佐木りの
恋愛
女性騎士イヴリンは、騎士団団長で黒豹の獣人アーサーに密かに想いを寄せてきた。しかし獣人には番という運命の相手がいることを知る彼女は想いを伝えることなく、自身の除隊と実家から届いた縁談の話をきっかけに、アーサーとの別れを決意する。
前半は回想多めです。恋愛っぽい話が出てくるのは後半の方です。よくある話&書きたいことだけ詰まっているので設定も話もゆるゆるです(-人-)
[完結]間違えた国王〜のお陰で幸せライフ送れます。
キャロル
恋愛
国の駒として隣国の王と婚姻する事にになったマリアンヌ王女、王族に生まれたからにはいつかはこんな日が来ると覚悟はしていたが、その相手は獣人……番至上主義の…あの獣人……待てよ、これは逆にラッキーかもしれない。
離宮でスローライフ送れるのでは?うまく行けば…離縁、
窮屈な身分から解放され自由な生活目指して突き進む、美貌と能力だけチートなトンデモ王女の物語
忌むべき番
藍田ひびき
恋愛
「メルヴィ・ハハリ。お前との婚姻は無効とし、国外追放に処す。その忌まわしい姿を、二度と俺に見せるな」
メルヴィはザブァヒワ皇国の皇太子ヴァルラムの番だと告げられ、強引に彼の後宮へ入れられた。しかしヴァルラムは他の妃のもとへ通うばかり。さらに、真の番が見つかったからとメルヴィへ追放を言い渡す。
彼は知らなかった。それこそがメルヴィの望みだということを――。
※ 8/4 誤字修正しました。
※ なろうにも投稿しています。
不遇な王妃は国王の愛を望まない
ゆきむらさり
恋愛
稚拙ながらも投稿初日(11/21)から📝HOTランキングに入れて頂き、本当にありがとうございます🤗 今回初めてHOTランキングの5位(11/23)を頂き感無量です🥲 そうは言いつつも間違ってランキング入りしてしまった感が否めないのも確かです💦 それでも目に留めてくれた読者様には感謝致します✨
〔あらすじ〕📝ある時、クラウン王国の国王カルロスの元に、自ら命を絶った王妃アリーヤの訃報が届く。王妃アリーヤを冷遇しておきながら嘆く国王カルロスに皆は不思議がる。なにせ国王カルロスは幼馴染の側妃ベリンダを寵愛し、政略結婚の為に他国アメジスト王国から輿入れした不遇の王女アリーヤには見向きもしない。はたから見れば哀れな王妃アリーヤだが、実は他に愛する人がいる王妃アリーヤにもその方が都合が良いとも。彼女が真に望むのは愛する人と共に居られる些細な幸せ。ある時、自国に囚われの身である愛する人の訃報を受け取る王妃アリーヤは絶望に駆られるも……。主人公の舞台は途中から変わります。
※設定などは独自の世界観で、あくまでもご都合主義。断罪あり。ハピエン🩷
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる