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戦闘天使クリス2  「凌辱」

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 逃げた人影を追って倉庫の中へと足を踏み入れるクリス。
 ひんやりとした倉庫の空気以外に、内部は何の異常も見られない。
 人影の姿も消えてしまっている。


「何だよ、アタシの勇み足か?」


 その直後、後ろの入口が大きな音を立てて閉まる。


「しまった! やっぱり罠か!」

 直ぐに入口へと移動する。入口は思っている以上に頑丈で、スーツを着たクリスの力でもビクともしなかった。
 扉が閉まって外の明かりを遮断されたが、幸い倉庫の内部は照明がついており、中は視野を確保できていた。
 落ち着いてクリスは耳当ての通信機器に手を当て連絡を取る。


「クリスだ。人影を追って倉庫に閉じ込められた、至急応援頼む」
『――――んだと? ―――なのか!』
「もしもし? 聞こえないぞ、もしもし!」


 向こうから聞こえる声が明らかにおかしい。
 とぎれとぎれで、その大半にノイズが混じっていた。


(ジャミング……? ここまで用意してたのかよ!)


 何度も通信機器に手を当て、通信を試みるクリス。
 だが、背後から何かの存在を感じて、咄嗟に振り返り銃を構える。
 倉庫の闇から何かが蠢いていた。それはゆっくりと這い出してきて姿を現す。

 トカゲである。

 だが、その体長30cmほどの大きさで、カエルのような手足を持つ。全身が斑模様で、毒々しい色をしていた。
 顔に当たる部分には目がなく、鼻もない。あるのは口だけで、その口から長い舌が飛び出していた。その舌は、先端が大きな瘤のようなものになっており、その瘤の先端に大きな穴が空いており、所々イボが付いている。
 じゅるり、じゅるり、と異常な唾液の分泌量。その姿を見ているだけで嫌悪感が湧いてくる。
 それらが大量に倉庫の奥から這い出てくる。


「何だコイツ! コイツもインパイアだって言うのかよ?」


 初めて見るインパイアの個体に驚くクリス。襲い掛かってくる前に、クリスは持っていた銃を乱射。銃弾が当たると、紫色の血をまき散らしてトカゲの怪物は簡単に絶命した。


「なんだ、こいつら。弱いじゃねぇか」


 バララララ、と銃口から繰り出される圧倒的な火力の前に、トカゲは瞬く間に殲滅される。
 目に見えるトカゲを全滅させた後、再び通信を試みる。だが、やはりジャミングされているのか、通信機器が役に立たない。
 入口に向かってクリスは左手の銃を連射してみるが、まるでビクともしない。


(ダメだな。仕方ない、助けを待つか)


 呑気に構えているクリスの右腕に、突然桃色の長い物体が右腕に巻き付いてくる。
 咄嗟に倉庫の奥を振り向くと、何処からかトカゲの生き残りが現れる。


「こいつらまだいたのか!」


 迂闊であった。クリスは目に見えるトカゲを倒して、全てを殲滅したと勝手に思い込んでいた。
 当然、残っている左手にある銃を向けるが、カチカチ、と音が鳴るだけ。


(弾切れ……!)


 予備の弾薬は外のコンテナの中で、弾が残っている銃を持つ片腕はトカゲの舌によって拘束されている。
 トカゲの舌はクリスが思っていた以上に力が強く、気を抜けば引っ張られる程。仕方ないので、一旦銃を床に置いて腰の弾薬を取ろうとした時、トカゲの舌が左腕にも巻き付いてくる。


「しまった……!」


 両腕を拘束したトカゲは、クリスの横に回り込むように動く。左右から引っ張られるその力に何とか抵抗しているクリス。だが、残っているトカゲが後二体いる。一体のトカゲが舌をクリスに目掛けて伸ばすと、下半身の敏感な部分から、股の下を通ってお尻の裏まで舌を伸ばし、舌全体を使ってゆっくりと舐め始める。


「な! コイツ! どこ触ってるんだよ!」


 触られまいと両足を内に閉じるが、舌は蒟蒻のように、つるつるしている為、今更閉じた所で舌の動きを止める事は出来なかった。
 スーツは唾液で濡れ、まるでクリスが漏らしたようにポタポタとトカゲの唾液が滴り落ちる。
 入念に、トカゲはクリスのお尻と秘所を嘗め回す。


(くっそ! コイツの唾液がスーツの中に入ってきてやがる!)


 股間はスーツによって隙間なく密着している筈だが、それでも唾液が少しずつではあるがスーツの中に入ってきているのがクリスには感じられた。
 何とか打破する方法を考えていたクリスであったが……。


(何だ? やけに下半身が熱くなってきた気が)


 最初は何も感じなかったが、トカゲが舐め始めてからじんわりと熱いものが込み上がってくるのが分かってきた。
 それらは少しずつ熱を増していき、クリスは自分でも分かるぐらい刺激に対して敏感になってきたことを悟る。


「っ……! や、やめぇ! やめろ!」


 耐え切れず、下半身をくねらせ始めるクリス。だが、トカゲは止める気配がない。
 地面に落ちる唾液の量が明らかに増え始める。それは、トカゲの唾液だけではない事をクリスは分かっていた。
 シュッシュ、と舌が割れ目をなぞるたびに、背中に言いようのない電流が流れ始める。
 ビクビクと小刻みにクリスは身体を震わせ始め、あれだけ抵抗していた下半身は、動きを止めて何かに耐えていた。


(や、ヤバイ……! 何か、何かが来る!)


 顔が紅潮し、はぁはぁ、と熱い吐息がクリスから漏れる。
 力が入らなくなってきた為、拘束された腕は抵抗虚しく、左右に大きく引っ張られてしまい、右手に持っていた銃も落としてしまう。


「し、しまった!」


 唯一の武器を落としてしまう失態を犯してしまう。
 それにつけこむように、最後の一体のトカゲが舌を伸ばす。
 それは放物線を描きながら上空から、露出していたクリスの胸の間めがけて入り込んだ。
 入り込んだ舌は大きなクリスの胸を玩具にするように、上下に舌を動かし豊かな胸の感触を楽しんでいた。


「あ、あたしの胸は……玩具じゃ、くぅっ! な、い、んんっ!」


 ズリュズリュ、と淫らな音を立てながら上下に動き続ける舌。
 その先端についている瘤が胸を擦るたび、えもいわれぬ快感がクリスを襲う。


(こ、コイツら……! 人が抵抗できない事を良い事に好き勝手ぇえええ!)


 クリスは心中で怒りを燃やすが、その怒りも抵抗できなければ意味のないものだった。
 やがて二つの舌の動きが早くなる。何かに向けて加速し始めた。
 その激しい動きに合わせて、クリスの快感も最高潮を迎えようとしていた。


「だ、ダメだ! それ以上、んんっ! それ以上されたら、あたしぃ、い、イクゥゥうううう!」


 だらしない声と共に、クリスは絶頂を迎えてしまう。それと同時に、クリスを弄んでいた二つの舌は引き抜かれ、瘤の先端の穴から怪物のザーメンともとれる大量の白濁液が勢いよく噴射され、クリスのスーツを汚していく。


「うあああああっ! 熱い! 熱ぃぃいい!」


 焼けるような熱さにクリスは悲鳴を上げる。
 ドロドロの粘り気が濃いその白濁液は、クリスを覆っていた赤いトレードマークのスーツに付着して白くなるほどの量。あえてトカゲ達はクリスの全身にかけるのではなく、スーツにのみぶっかけた。その量は胸の間から中へと入り、クリスの陰部に辿り着くほどの量であった。
 さらに驚くことに、最初の時よりも勢いは無くなったものの、未だ白い液は止まる事を知らず、クリスにぶっかける。


(うああ……ま、まだ出るのかよ……)


 その量は収まる事を知らず、数秒の間出続ける。
 ようやく最期の一滴まで絞りつくし、収まった頃にはクリスの足元に白濁液の水たまりが現れる程だった。



(汚された……アタシ、こんな化け物に)


 茫然自失になるクリス。
 自身も軽く絶頂を迎えてしまい、はぁはぁ、と息を切らせつつ、小刻みに身体を震わせてスーツの上から愛液をボタボタとみっともなく漏らす。
 絶頂を終えて、腰に力が入らなくなったのか、その場でガクリと膝が折れる。だが、両腕はトカゲに拘束されており、その腕を高々と持ち上げられる状態となり、座る事を許されない。今、クリスはY字のような恰好で立っていた。
 白濁液から立ち込める異臭はすえたような臭い。それは頭に響き、思考能力を低下させる。
 ぼーっとしている状態のクリスに、耳当ての通信機器から何か音が聞こえ始める。


『……エラー。エラー。外部からの浸食を感知。このままではスーツを維持できません』


 その機械音声で、クリスは僅かに残っていた理性で正気を取り戻す。
 スーツの維持が出来ないとなると、相手の攻撃を防ぐ手段がなくなる事を意味する。


「待て! 今、スーツが無くなったら、この場で裸になっちまう!」
『維持デキマセン、維持デキマセン。強制終了を実行シマス』
「やめろ! 何とか持ちこたえろ! 持ちこたえてくれ!」


 クリスの悲痛な叫びも空しく、汚れたスーツがみるみると形を失っていき、その下にある白い透明感のある肌が露わになる。
 一糸纏わぬその姿。そこには溢れそうなほど大きな二つの胸と、ピンク色の秘所が露わになる。
 スーツが無くなった事により、その力は普通の女の子同様になってしまい、トカゲの舌の力には全く勝てないものになってしまう。そうなると、自分の胸を隠すこともできず目の前の淫獣に全てを晒してしまう格好。
 トカゲは当然、その魅力的で豊かな胸を放っておくはずもなく、舌を伸ばして嘗め回し始める。
 最初はその乳房を揉みしだき、やがてひくひくと物欲しそうに膨らんだ乳頭をぺろりと舐めると。


「あああああっ!」


 一舐めされただけでクリスはのけぞり、喘ぎ声をあげた。


(だ、ダメだ……スーツが無くなったから、この程度の快感に耐えれないぐらい敏感になっちまってる!)


 トカゲはその反応を見て、何かを確信したのか、執拗に乳頭を舐め始める。


「やめろ、やめてくれぇええ!  こんなの無理、むりぃ……! アタシが壊れちまう!」


 舐められるだけで、天にも昇るような快感がクリスを襲う。
 必死にそれに耐えようと、歯に力を込めてガッチリと嚙合わせる。だが、それでも快感には耐えれないのか、その口はガタガタと震え、下の口からはびゅっびゅっ、と愛液をまき散らす。


(だめ、だ……このままじゃあたしが、あたしじゃなくなってしまう。何とか、何とかしないと)


 朦朧とする意識。快感の渦に巻き込まれたクリスの限界も近づいていた。
 それでもクリスはこの状況を突破する方法を考えていた。それは、クリスの戦士としての執念でもあった。


(銃、銃だ。何とか右手の銃を拾いあげる事が出来れば……あれにはまだ弾薬が残っていた筈)


 銃はクリスの直ぐ側に落ちてある。だが、両手を拘束されている状態では扱うどころか拾う事すらできない。
 そんなクリスの執念を嘲笑うように、トカゲ達は次の行動へと移す。
 乳頭はすっかり勃起してしまい、ひくひくと震えていた。そんな腫れあがるように膨らんだ乳頭を、トカゲは舌の先端にある
 穴へと突っ込んだ。
 すると、大きな胸は引っ張られ、新たな快感がクリスを襲う。


「ああああっ! 吸われてる! アタシの、あたしのオッパイがぁああ!」


 赤ん坊のように無我夢中に吸引されているクリスの胸。化け物の舌は、生殖器と本物の舌の両方の機能を備わっており、クリスの乳首を吸い上げ、穴の中は人間の口のように生暖かい感触を持っていた。
 ブチュチュンパ、とワザといやらしい音を立ててクリスに聞こえるようにトカゲ達は吸い上げる。


「出ない、んっあああ! そんなに吸われてもでないぃいいい!」


 そんな事はお構いなく、トカゲ達は母乳の出ない胸を吸い続ける。そして、クリスは自身の変化を敏感に感じていた。


(ああ……! 出る、出ちまう! アタシの性器からまた出ちまう!)


 クリスの性器がひくひくと痙攣を起こしはじめ、限界が近い事を知らせていた。それを見てなのか、トカゲ達の吸う速度も上がっていく。


「ああああ、くる、クル、きちまう! だめぇええええ!」


 一際大きな声を上げると、水風船が破裂したかのようにクリスの股間から愛液が激しく地面に舞い散る。
 今までの比ではない快感の電流がクリスに走り、頭が真っ白になる。
 快感の余韻に浸っている最中、クリスは込み上がってくるものを感じた。


「ああ……ダメ、ダメだ! 今は、だめぇええ!」


 必死に止めようとするが、生理現象を止める事は出来なかった。
 クリスは愛液ではなく、今度は小水を垂れ流した。股を伝って落ちる小水をどうすることもできず、ただ涙を浮かべて放尿を続ける。
 しゃー、と出続ける尿。羞恥心とは裏腹に、それをクリスは気持ちよく感じてしまっていた。放尿が収まると、トカゲの一体はペタペタと、クリスのお尻の方へとゆっくり足を運ぶ。
 そして、残りの一体はクリスの正面に構えたままでいた。
 ずるり、とトカゲは舌を取り出すと、それをクリスの口の前へと構える。


(コイツ……ひょっとして、あたしの口にこれを入れる気なのか?)


 おぞましい形状。男性の生殖器に近い形であり、先端はそれ以上にグロテスクだった。
 トカゲの舌はゆっくりとクリスの唇に触れると、唇を舐め始める。
 それはまるでクリスとキスをしているようにも見えた。必死にクリスは口を閉ざし、顔を背ける。


(冗談じゃない! 絶対にそんな事してたまるかよ!)


 クリスが抵抗を続けると、口に触れていた舌がゆっくりと離れる。
 諦めたのか? と思っていたクリスだったが、自分の下半身に何か触れている事に気づいた。
 トカゲの舌が、後ろから自分の性器に触れていたのだ。


「や、やめろ……! それだけは絶対にやめてくれぇえ!」


 トカゲのバケモノに懇願をするクリス。
 クリスはまだ経験がなく、その純潔を散らすことに恐怖を感じる。


「頼む、頼むからそれだけは……! 他の事ならするから!」


 それを言うと、何故かトカゲの舌がクリスの性器から離れていく。それを見てクリスは安堵する。
 しかし、安堵したのも束の間。再びクリスの眼前に舌が伸びてくる。そして、さっきと同じように軽く唇に触れて口を開ける事を促していた。それを見て、クリスは察してしまう。


(まさか……さっきのを見逃す代わりにこれを銜えろって言うのかよ!)


 言語が通じていたとは思えない。だが、人の弱みを突いてきているようには感じられる。
 ぎゅっ、と目を瞑り、クリスはおそるおそる口を開き、怪物のチンチンを受け入れることにした。口を開いたことを確認したトカゲは、ゆっくりと舌をクリスの口内へといれた。
 おぞましいバケモノのペニスは挨拶代わりと言わんばかりに、クリスの舌に絡みつく。


「――――! ―――!」


 イボが当たって気持ち悪いだけと思いきや、それらを駆使した舌使いは信じられないぐらいの快感を呼び起こす。


(こいつ……! 何でこんなに上手いんだよ!)


 クリスは認めたくなかった。
 自分がトカゲの舌使いで良いようにされた挙句、感じさせられていることを。
 じゅるじゅるとトカゲの唾液と、クリスの唾液が混じり合い淫らな音を立てる。


「んぅ、じゅぷ、あふっ、んん!」


 あれほど嫌がっていたクリスであったが、トカゲとのディープキスを続けるうちに、何時の間にか自分の方からトカゲの舌を求めるようになってしまっていた。


「んっ、あっふ、じゅぷ、はぁ、はん!」


 クリスが求めれば、トカゲも更にその行為を続ける。
 キスを繰り返すクリスの口端からはどちらのか分からない唾液が絶えず滴り落ちる。だが、それ以上にクリスの性器からは蜜が溢れていた。静まりかけていた性欲が、トカゲとの絡み合いで再び再発していた。
 キスを繰り返す最中、クリスは下半身をくねらせる。ひくついた性器に刺激が欲しく、股を擦る事でそれを補おうとしていた。しかし、そんな微妙な刺激ではまるで満足できなかった。
 そこに、後ろで控えていたトカゲが赤く膨れたクリスの性器に舌を当てる。
 そのわずかな刺激だけでも、下の口は喜びのあまり愛液を流し始める。
 入れられる、と思っていたクリスだが、トカゲはクリスのオマンコに舌を当てたまま動かない。ほんの少し、クリスが体重を落とせば舌はクリスのオマンコへと瞬く間に侵入するだろう。
 クリスもこのトカゲの意図を理解していた。


「欲しいのなら、自分から入れろ」という事を。


 僅かな自制心だけが、クリスを引き留める。
 それをしてしまえば、きっとタガが外れてしまい、とんでもない事になる。
 必死に自分を止めるが、今起こっている快楽に対して、そんなものは紙切れのように吹けば飛びそうなぐらい薄かった。
 時間にして二分も経っていないだろう。しかし、クリスにしてみれば一時間以上もの長考にも感じられていた。
 そして、ゆっくりとクリスはトカゲの要求を受け入れてしまう。
 ぐちゅり、とトカゲの舌がクリスのオマンコに侵入すると、入口から赤い液体が混じって股を伝う。
 しかし、クリスは痛みなど全く感じていなかった。むしろ、入れた快感の方が圧倒的に勝っていた。
 クリスは身も心もトカゲに敗北してしまう。
 勝利を確信したトカゲは、口とアソコを激しく責め立てる。


「ん―――! んんっ! んーーーーー!!!!」


 どちらからも水音が絶えず聞こえ、倉庫の中は淫乱な場と化していた。
 腕を拘束していたトカゲも、もう必要ないと感じたのか拘束を解く。
 立つ力も残っていないクリスは、その場で四つん這いになり、前と後ろを激しく攻められる恰好になる。
 出し入れされるたび、豊満な胸はブルンブルンと震え、クリスの淫乱さを強調する。そんな餌を見て、残ったトカゲは胸に舌を伸ばして激しくかき乱し始める。
 四匹のトカゲ達にクリスは輪姦される。
 口を、胸を、股間を。その全てを激しく責め立てられ、為す術なくクリスは犯される。


(もう、もう、全部犯してぇええ! あたしの穴という穴全部ぅううう!)


 その眼は蕩けきっており、快楽の海に溺れてしまっている事を示していた。
 やがて、そのどれもが大きく膨らみ始めて一気に動きを早めた後、口とアソコに入っていた舌が抜かれ、溜まっていたもの全てをクリスの身体に吐き出した。
 びゅるるるるる! と先端からあふれ出る白濁液のシャワー。頭の先から、足の先まで全てを白く汚される。
 そして、その欲望に染まった液体を浴びながらクリスも絶頂を迎えた。
 全てを出し切った後、力尽きてそのままクリスは床に倒れこむ。辛うじて胸が上下をしているが、まだ身体の火照りが続いており、その息遣いは艶めかしく色っぽかった。
 トカゲは再びクリスの身体を求めようと舌を伸ばすが、仲間内で揉め始める。
 ギー、ギーと奇妙な鳴き声を上げ、四体は争い始めた。
 それは数分続いた後、意外な幕切れを迎えた。

 バラララ! と絶え間ない小刻みな音がしたと思うと、残っていたトカゲの身体は肉片と化す。
 何時の間にかクリスは左の腕で胸を隠し、右手で銃を持っていた。
 落ちていた拳銃を拾い上げ、一瞬の隙をついてトカゲを撃ちぬいたのだった。


「人の事を散々弄んでくれた罰だ」


 他にトカゲがいないか、周囲を警戒するクリス。そして、もう自分以外誰もいない事がわかると、長い溜息と共に、その場にへたり込んだ。
 通信が途絶えたのを組織も気づいているので、直ぐに応援が来るだろうとクリスは考えていた。
 だが、倉庫の中は異常な光景だった。白い液が血だまりのように地面に残り、それらからは自身の愛液と白濁液の混じった、何とも言えない臭いが鼻につく。
 さっきまで、自分があの異形の生物と性行為を行っていたことを思いだし、頭を抱えてしまう。


「ち、ちがう! あれは……何というか、不可抗力と言うか……! ああ、何であんなことになったんだよぉおお!」


 恥ずかしさから穴に入りたい気分のクリスであった。








  
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