13 / 84
日米開戦
第13話 平和の終わり
しおりを挟む
休暇の間隆雄は信恵と毎日過ごし
同級生達にも関係は伝えた上で同級生達とも過ごした
そして隆雄が部隊に帰る日になってしまう
「山本、満島、頑張れよ。」
立島が目頭を少し濡らしながら手を握る
「満島も、山本も絶対に死ぬな!死んだら俺が許さねぇ!」
陸軍に所属してる福原は2人の目を見て泣きながら伝えた
「これは女子3人からのお守り、隆雄くん
信ちゃん泣かしたら叩くから...」
秦野も少し泣いている
ほかのふたりは既に号泣のため言葉を発することが出来ない
「あぁ、お前らも体調には気をつけろよ」
「海軍を舐めるなよ、また生きて会えるさ」
最後に信恵と隆雄は抱き合った
そして海軍のふたりと同級生5人は離れ離れになり
それぞれの部隊へ復帰した
「休暇はどうだった」
「楽しかったですよ 学友とも会えましたし」
「女か?」
宮崎はドイツ派遣以来ずっとこの調子だ
「両方ですただ海に行ったりしただけですから」
「そうか」
「そういう隊長はどうだったんです?」
「妻と子供たちにあってきたよ」
「いや、結婚してるんですね」
「まぁな」
このような話を続けた2人
そして夕方には一○六空全員が基地に帰ってきた
それを見計らって宮崎が集合をかける
「久しぶりだなみんな
早速だがこれからの予定を説明する」
一気に緊張感が隊員を襲う
「待機だ」
みんなが え? という反応をする
「まだ軍令部から指令が来てないため待機とする
ただ飛行技術は鈍らせないように、以上解散」
ぞろぞろと兵舎へ帰って行く
「待機か、支那に出撃させてくれればいいのにな」
「支那はまだ占領できてないんだろ」
などと愚痴をこぼす者もいた
昭和16年6月
一○六空は全小隊が空母赤城へ異動となった
「久々の着艦だ失敗するなよ」
宮崎が注意を促す
「隊長こそ余所見して海へ飛び込まないでくださいよ?」
「バカ!俺がそんなことするか!」
一○六空は全機着艦に成功した。この時点で
第一航空戦隊通称一航戦所属の戦闘機隊となった
空母では連日攻撃隊と爆撃隊が演習を行い
戦闘機隊も発着艦の練習をしていた
11月大分沖で空母6隻を中心とした艦隊が集結した。そして艦隊は単冠湾へ回航し指示を待った
そして南雲忠一から次の訓示がでた
「十年兵ヲ養フハ只一日之ヲ用ヒンガ為ナルヲ想起シ」
ここで兵士たちは真珠湾攻撃作戦を知らされる
ここまで負けのない日本海軍は大いに奮い立っていた
「とうとうアメリカに宣戦布告か、勝てるのかあの大国に」
宮崎が呟く
「鬼畜米英です、殺らなければなりません」
宮田が返す
「あぁ、そうだな」
宮崎が不安げな顔をしながら頷いた
________________________________________
第一航空戦隊 通称一航戦 空母赤城、加賀所属の航空隊
空母赤城 旗艦 巡洋戦艦から改造された空母
空母加賀 戦艦から改造された空母
南雲忠一 海軍中将 任務第一優先の兵士
同級生達にも関係は伝えた上で同級生達とも過ごした
そして隆雄が部隊に帰る日になってしまう
「山本、満島、頑張れよ。」
立島が目頭を少し濡らしながら手を握る
「満島も、山本も絶対に死ぬな!死んだら俺が許さねぇ!」
陸軍に所属してる福原は2人の目を見て泣きながら伝えた
「これは女子3人からのお守り、隆雄くん
信ちゃん泣かしたら叩くから...」
秦野も少し泣いている
ほかのふたりは既に号泣のため言葉を発することが出来ない
「あぁ、お前らも体調には気をつけろよ」
「海軍を舐めるなよ、また生きて会えるさ」
最後に信恵と隆雄は抱き合った
そして海軍のふたりと同級生5人は離れ離れになり
それぞれの部隊へ復帰した
「休暇はどうだった」
「楽しかったですよ 学友とも会えましたし」
「女か?」
宮崎はドイツ派遣以来ずっとこの調子だ
「両方ですただ海に行ったりしただけですから」
「そうか」
「そういう隊長はどうだったんです?」
「妻と子供たちにあってきたよ」
「いや、結婚してるんですね」
「まぁな」
このような話を続けた2人
そして夕方には一○六空全員が基地に帰ってきた
それを見計らって宮崎が集合をかける
「久しぶりだなみんな
早速だがこれからの予定を説明する」
一気に緊張感が隊員を襲う
「待機だ」
みんなが え? という反応をする
「まだ軍令部から指令が来てないため待機とする
ただ飛行技術は鈍らせないように、以上解散」
ぞろぞろと兵舎へ帰って行く
「待機か、支那に出撃させてくれればいいのにな」
「支那はまだ占領できてないんだろ」
などと愚痴をこぼす者もいた
昭和16年6月
一○六空は全小隊が空母赤城へ異動となった
「久々の着艦だ失敗するなよ」
宮崎が注意を促す
「隊長こそ余所見して海へ飛び込まないでくださいよ?」
「バカ!俺がそんなことするか!」
一○六空は全機着艦に成功した。この時点で
第一航空戦隊通称一航戦所属の戦闘機隊となった
空母では連日攻撃隊と爆撃隊が演習を行い
戦闘機隊も発着艦の練習をしていた
11月大分沖で空母6隻を中心とした艦隊が集結した。そして艦隊は単冠湾へ回航し指示を待った
そして南雲忠一から次の訓示がでた
「十年兵ヲ養フハ只一日之ヲ用ヒンガ為ナルヲ想起シ」
ここで兵士たちは真珠湾攻撃作戦を知らされる
ここまで負けのない日本海軍は大いに奮い立っていた
「とうとうアメリカに宣戦布告か、勝てるのかあの大国に」
宮崎が呟く
「鬼畜米英です、殺らなければなりません」
宮田が返す
「あぁ、そうだな」
宮崎が不安げな顔をしながら頷いた
________________________________________
第一航空戦隊 通称一航戦 空母赤城、加賀所属の航空隊
空母赤城 旗艦 巡洋戦艦から改造された空母
空母加賀 戦艦から改造された空母
南雲忠一 海軍中将 任務第一優先の兵士
1
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
独裁者・武田信玄
いずもカリーシ
歴史・時代
歴史の本とは別の視点で武田信玄という人間を描きます!
平和な時代に、戦争の素人が娯楽[エンターテイメント]の一貫で歴史の本を書いたことで、歴史はただ暗記するだけの詰まらないものと化してしまいました。
『事実は小説よりも奇なり』
この言葉の通り、事実の方が好奇心をそそるものであるのに……
歴史の本が単純で薄い内容であるせいで、フィクションの方が面白く、深い内容になっていることが残念でなりません。
過去の出来事ではありますが、独裁国家が民主国家を数で上回り、戦争が相次いで起こる『現代』だからこそ、この歴史物語はどこかに通じるものがあるかもしれません。
【第壱章 独裁者への階段】 国を一つにできない弱く愚かな支配者は、必ず滅ぶのが戦国乱世の習い
【第弐章 川中島合戦】 戦争の勝利に必要な条件は第一に補給、第二に地形
【第参章 戦いの黒幕】 人の持つ欲を煽って争いの種を撒き、愚かな者を操って戦争へと発展させる武器商人
【第肆章 織田信長の愛娘】 人間の生きる価値は、誰かの役に立つ生き方のみにこそある
【最終章 西上作戦】 人々を一つにするには、敵が絶対に必要である
この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。
(前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる