過去あり無自覚美少年が幸せになるまで

カオス

ぐすんっ、モグモグ。ぐすんっ、ヒック、モグモグ。

「えっ、なんかあの子泣きながら食べてない～？」

「なんか思ってたのと違うな。」

　何、この人たち？あっ清霞先輩だ。

ぺこり…モグモグ

「ぶぶっ。生徒会の皆さん、いま食事中なのですが。」

「お前は確か、風紀の1年か」

　なんか話してる。…デザート頼もうかな？

《僕プリン頼むけど怜も何か食べる？》

(((((((マイペースだなぁ)))))))

「いや、俺はいい」

「「ねーねー、君なんで泣いてたの？」」

《えっと、なんか生徒会？の人が来たときの叫び声に驚いて、せっかくのトロトロオムライスこぼれちゃったんです。》

「わぁ～。やっぱりよくみたらかわいいねぇ～。」

《かわいい？なにが？》

「「もしかして無自覚～？」」

　無自覚ってなんだよ～

「お待たせいたしました。プリンアラモードです。」

　きた～‼︎ フルーツいっぱい！ちょっと硬めで美味しそう！！

　翠が、目をキラキラさせていると龍に

「おい、翠だったか、お前ほんとに蓮さんの弟か？」
と聞かれた。

にぃにを知ってる？あっ
《もしかして生徒会の

「清霞‼︎見つけたぞ‼︎‼︎」

「あいつ、今副会長様のことを呼び捨てに⁉︎」
「はぁっ？ありえないっ！」
「あれがアンチのほうか」

「あっっっ！！お前、朝の‼︎‼︎」

　うわっ、やば

ドンッ

　う゛っ

「「すいっ(翠ちゃん)⁉︎」」

「なんでこんな奴が…あ‼︎お前らもかっこいいな、なんていうんだ？‼︎‼︎‼︎」

　今度は生徒会メンバーを見ながらさけんだ。

「うる...さ、」

「俺にそんなこと言っちゃいけないんだぞ‼︎でも俺は優しいからな、許してやるよ。
　だから名前教えろ‼︎‼︎」

「おい、清霞。これはなんだ？」

「私に聞かないでください。」

もう、何が何だかでカオス状態だった。

「なんで名前教えてくれないんだよ‼︎‼︎‼︎そうかっお前が何かしたのか‼︎？」

そう言ってまた、翠につかみかかろうとした。