過去あり無自覚美少年が幸せになるまで

乱入

「おいっ‼︎‼︎なんでこんな奴がSクラスで俺がBなんだよ‼︎‼︎‼︎」

HRに割り込んできた天宮空は、翠を指差しながら叫んだ。

「おい、天宮、今はHRの時間だぞ。」

空は咲夜の注意に耳を貸さず、翠に迫ってきた。

　えっ、なに？誰？…来ないで、

「何やってんの？」

翠の胸ぐらを掴もうとした手を怜が止めてくれた。

すると今度は

「お前かっこいいな‼︎名前はなんていうんだ‼︎俺は空だ‼︎‼︎」

「えっ、何こいつ。やばっ」
「なにっ！もう1人の転入生⁉︎これはアンチの予感！」
「怜様にお前とか失礼すぎるでしょ。」

クラスの人たちがそんなことを言っていると

「君っ！何をやっているんだ。」

いつのまにか咲夜がよんだ職員が、暴れる空を連れて行った。

「俺はSクラスのはずなんだ‼︎‼︎離せよっ‼︎‼︎‼︎」

シーン

　なんだったの？

キーンコーンカーンコーン

「はぁ、終わっちまったじゃねぇか。仕方ない、みんな授業の準備をしろ。」

《怜、これ、大丈夫かな？》

「あいつは確か、翠と同じ日に転入してきた奴だったかな。翠、あいつ危なそうだから絶対俺と離れないでよ。」

《うん。あと、さっき守ってくれてありがと。》

「ん、怪我はなかった？」

《大丈夫！》

　怜、優しいなぁ。隣の席になれてよかった！

(あいつ、なんかやらかしそうだな。気をつけないと。全く、翠は世話が焼けるな。)

能天気な翠を横に、面倒見のいい怜であった。

----------------------------------------------------------------------
忘れてました！すみません。

天宮　空あまみや　空　1-B
変装中:黒アフロに瓶ぞこメガネ
ピンク髪　緑眼　168cm
うるさい　自分勝手　自分より可愛い人は嫌い　理事長の甥　
面食いで、みんな自分のことが好きだと思っている　頭は悪いが、運動神経はいい