過去あり無自覚美少年が幸せになるまで

睡蓮

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理事長室にて

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トントン

「どうぞ。」

《失礼します。》

「転入生の流川翠様ですね。私は理事長の秘書の氷室瀧です。以後お見知り置きを、
 理事長がお待ちですのでどうぞこちらに」

 わぁ、この人もすごいかっこいい。いや、これが普通なのかな?

「翠、久しぶり。制服よく似合っているね。」

 ん?利央さんがいる。なんでだろ。
 
「翠には言ってなかったけど俺がこの学園の理事長ね。」

少し驚いたけど、まぁにいにが僕を急に学校へ行かせるわけないかぁ。

《お久しぶりです。利央さん。》

 それより利央さんが理事長なのあんま違和感ないのはなんでだろ。

「じゃあ明日から登校だから早速だけど本題に入るね。
 清霞君から少しはこの学園について聞いてると思うけど何かわからないことはない?」

《寮ってどういうものですか?》

「寮は大体同じクラスの2人1組で決まっているよ。ただ、役職持ちの生徒会や風紀委員に入っている者は
 その役員同士でペアが作られる。まぁ人気だからねぇ笑。とりあえず翠はちょっと危険そうだから
 同じクラスの風紀委員の子と同じ部屋だよ。」

 危険?何がだろ。っていうか同室の人と話せるかなぁ。優しかったらいいな。

「ちなみに翠様はSクラスですよ。」

「あぁそうだ、カードキーは食堂で1日2回無料で料理を頼むことができるよ。学生証にもなる。
 それと翠のカードキーはこの学園のどこでも行けるようになってるから、なくさないようにね。」

 あぁ~利央さんがいてよかった~。

トントン 

 ん?ドアをノックする音。誰か来たのかな。

「思ったより早かったな。氷室、開けてあげなさい。」

「はい、かしこまりました。」

氷室さんは返事をしてドアへ向かうと、優雅に扉を開けた。

 誰だろ?

気になって見てみるとチャラそうな人がいた。

 あっ、こういう人をホストっていうのか!

「翠、ホストではないよ。」

 バレてた。恥ずかしいっ

「俺は1-Sの担任をしてる東雲咲夜だ。理事長や蓮から多少話を聞いてるから何かあったら俺を頼ってくれて大丈夫だ。」

《流川翠です。よろしくお願いします。》

 結構ちゃんとした人だ!

「翠、万が一のために彼にもそのカツラと眼鏡を取った顔を見てもらっておいた方がいいと思うよ。」

《分かりました。》

ちょっと心配だけど眼鏡とカツラを外す

「おぉ。これはまた、結構危険だな。」

「翠様はこれで自覚なしなのでくれぐれも気をつけてあげてください。」

 さっきからみんな何を言ってるんだ?自覚ってなんのかな?

「蓮に怒られたくないので、しっかり見ておきます。」

「よろしく頼むね。じゃあ翠、くれぐれも眼鏡とカツラを外さないようにね。」

《はい》

「じゃあ翠、荷物はもう運んであるから寮に行くぞ。」

《はい。よろしくお願いします。》


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下手ですが、どうか長い目で見ていただきたいです!
なんかありきたりなのはすみません。

 

 

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