ボクに構わないで

睡蓮

文字の大きさ
上 下
14 / 16

迷子

しおりを挟む
スマホってなんてわかりにくいんだ!?
パソコンは簡単にできたのに、っていうかアプリぐらい入れておいてよ!

動画も観れずにスマホに苦戦し数時間…朝になってしまった

「学校、行かないとだめかなぁ。だってさ、昨日だって2人にキスされるし、
 ってあれキスなの⁉︎舌入れられたんだけど‼︎💢」

ちゃんと白夜さんの話聞いとけばよかったぁ~

「え~っと、朝ごはんは…まあいっか」

ブー

「ん?あっスマホか。白夜さんからだ!えっと、『おはよう。朝ごはんはちゃんと食べるんだよ。』
 …えっ何!?見られてる?いや、昨日確認したからそれはない。じゃあエスパー?」

ブー

「『ちなみに監視カメラもないし、エスパーでもないからね。学校は出来るだけいくんだよ。』」

白夜さんが怖い‼︎

「あー、んー?朝ご飯かぁ。あっ食材ないんだよなぁ。」

ブー

「またっ⁉︎えっと『最後に、朝でも食堂とスーパー空いてるからね。』
 …盗聴器もないか調べておこう。」

んー、食堂とスーパーかぁ。料理はめんどくさいし、やっぱ食堂?
でも昨日みたいなことがあってもなぁ

「まぁ、とりあえず行くか!」

真白は結構能天気であった。そして

「ま、迷った(T_T)」

絶望的に方向音痴であった!(*´ω`*)

「あれ~?いつも逆の方いっちゃうから今日はあえて思った方向と逆に行ってみたんだけどなぁ。」

そういえばだんだん人が少なくなっていたような…
朝だから少ないなぁって思ってたけど。流石に少なすぎる。
ここってもしかして入っちゃいけないとこ

「お前、そこで何をしてる。」

「…っ‼︎」

ガクッ

えっなに⁉︎なんか声聞いたら腰がゾクって

「あっあぁ、すまない。大丈夫か?」

声の主が後ろからボクの方へ駆け寄ってきたけど、
それどころじゃない‼︎恥ずかし過ぎる(//∇//)

「立てるか?」

座りながら俯いているボクに手を差し出してきた。
なんか落ち着いて対処しているのに腹が立ち、彼を睨んだ。

「っっ‼︎」

え。なに?なんでこの人が驚いてんの?まっマァ!せっかく手を出してくれてるんだし、立てないから仕方ないよね
ってえぇ!

「ちょっ、何してるんですか⁉︎」

彼はボクをお姫様抱っこした。いやいや、立てないけどする⁉︎男にお姫様抱っこなんて
いやもう、キスされてるしどうでもいいや。楽だし

そう思いながら彼の顔を見ると

「うわぁ、イケメンだぁ」

まずいっ、声に出て

「ふっ、くふふ、お前、この状態で呑気だな笑」

「わっ笑わないでくださいよ!」

「くくっ、すまん。」

もうっ!なんだよ。意地悪め
っていうか、どこに向かってるんだろ?



しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

チャラ男会計目指しました

岬ゆづ
BL
編入試験の時に出会った、あの人のタイプの人になれるように………… ――――――それを目指して1年3ヶ月 英華学園に高等部から編入した齋木 葵《サイキ アオイ 》は念願のチャラ男会計になれた 意中の相手に好きになってもらうためにチャラ男会計を目指した素は真面目で素直な主人公が王道学園でがんばる話です。 ※この小説はBL小説です。 苦手な方は見ないようにお願いします。 ※コメントでの誹謗中傷はお控えください。 初執筆初投稿のため、至らない点が多いと思いますが、よろしくお願いします。 他サイトにも掲載しています。

とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~

無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。 自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。

主人公は俺狙い?!

suzu
BL
生まれた時から前世の記憶が朧げにある公爵令息、アイオライト=オブシディアン。 容姿は美麗、頭脳も完璧、気遣いもできる、ただ人への態度が冷たい冷血なイメージだったため彼は「細雪な貴公子」そう呼ばれた。氷のように硬いイメージはないが水のように優しいイメージもない。 だが、アイオライトはそんなイメージとは反対に単純で鈍かったり焦ってきつい言葉を言ってしまう。 朧げであるがために時間が経つと記憶はほとんど無くなっていた。 15歳になると学園に通うのがこの世界の義務。 学園で「インカローズ」を見た時、主人公(?!)と直感で感じた。 彼は、白銀の髪に淡いピンク色の瞳を持つ愛らしい容姿をしており、BLゲームとかの主人公みたいだと、そう考える他なかった。 そして自分も攻略対象や悪役なのではないかと考えた。地位も高いし、色々凄いところがあるし、見た目も黒髪と青紫の瞳を持っていて整っているし、 面倒事、それもBL(多分)とか無理!! そう考え近づかないようにしていた。 そんなアイオライトだったがインカローズや絶対攻略対象だろっ、という人と嫌でも鉢合わせしてしまう。 ハプニングだらけの学園生活! BL作品中の可愛い主人公×ハチャメチャ悪役令息 ※文章うるさいです ※背後注意

僕の平凡生活が…

ポコタマ
BL
アンチ転校生によって日常が壊された主人公の話です 更新頻度はとても遅めです。誤字・脱字がある場合がございます。お気に入り、しおり、感想励みになります。

王道学園にブラコンが乗り込んでいくぅ!

玉兎
BL
弟と同じ学校になるべく王道学園に編入した男の子のお話。

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

不良高校に転校したら溺愛されて思ってたのと違う

らる
BL
幸せな家庭ですくすくと育ち普通の高校に通い楽しく毎日を過ごしている七瀬透。 唯一普通じゃない所は人たらしなふわふわ天然男子である。 そんな透は本で見た不良に憧れ、勢いで日本一と言われる不良学園に転校。 いったいどうなる!? [強くて怖い生徒会長]×[天然ふわふわボーイ]固定です。 ※更新頻度遅め。一日一話を目標にしてます。 ※誤字脱字は見つけ次第時間のある時修正します。それまではご了承ください。

笑わない風紀委員長

馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。 が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。 そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め── ※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。 ※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。 ※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。 ※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。

処理中です...