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プロローグ
物語の始まりは
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学校に遅刻して、走って登校している最中。
十字路で同じく飛び出してきた、パンを咥えている女の子にぶつかる。
……なんて、実際にはほぼほぼ有り得ない話だろう? 漫画なんかの導入方法なら良くある話だが。
そして紆余曲折を経てスーパーヒーローになったり、神様に能力を与えられたりするワケだ。
まぁ、大体こういうのは、最初は良くても後が面倒臭いんだよな。
だから、パンを咥えて走ってきた女の子とぶつかりたい、なんて思わない方がいい。思春期と厨二病の諸君らは。
少なくとも、俺──仙藤志津二──は、そうは思わないな。
だってそれは、面倒事に巻き込まれる前兆。言わば、プロローグなのだから。
ヒーローになれるから、能力を貰えるから、面倒事に巻き込まれてもいい。そんな浅はかな考えで人生が激変してしまったら、元も子もないだろう。
…………そう。始業式の日に遅刻した、俺のように。
~to be continued.
十字路で同じく飛び出してきた、パンを咥えている女の子にぶつかる。
……なんて、実際にはほぼほぼ有り得ない話だろう? 漫画なんかの導入方法なら良くある話だが。
そして紆余曲折を経てスーパーヒーローになったり、神様に能力を与えられたりするワケだ。
まぁ、大体こういうのは、最初は良くても後が面倒臭いんだよな。
だから、パンを咥えて走ってきた女の子とぶつかりたい、なんて思わない方がいい。思春期と厨二病の諸君らは。
少なくとも、俺──仙藤志津二──は、そうは思わないな。
だってそれは、面倒事に巻き込まれる前兆。言わば、プロローグなのだから。
ヒーローになれるから、能力を貰えるから、面倒事に巻き込まれてもいい。そんな浅はかな考えで人生が激変してしまったら、元も子もないだろう。
…………そう。始業式の日に遅刻した、俺のように。
~to be continued.
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