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不夜燦然編

70.かけがえのない宝物

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 魔王モナの敗北。
 テレサクロームは朝からその話題で持ちきりだった。
 上層ファーストから下層サードまで、驚天動地の大騒ぎ。
 それだけでもモナという存在が、今までどれだけテレサクロームに影響を与えていたのかが窺える。
 とは言っても、モナの悪夢に囚われていたのは私たちだけなので、実際に何があったのかを知る者はいない。
 ヴァネッサさんも、モナが直接報告しに行ったらしいし。
 最も大慌てだったのが、ヴァネッサさんを初めとしたテレサクロームの統括陣。
 まさか本当に国のトップが挿げ替わるもんだから、いきなりのことに各方面への対応に追われている。
 かくいう私も…

不夜の宴ナハトの閉幕を経て今日、新たな夜会の主ワルプルギスが誕生しました。名をリコリス=ラプラスハート。気高く美しき緋色の花に、心よりの祝福と喝采を」

 成り行きとはいえモナに勝ったことで、夜会の主ワルプルギスなんてものに祀り上げられてしまった。
 するとどうなるか。
 
「きゃー夜会の主ワルプルギス様ー!」
「カッコいいー!」
「好きー!」
「抱いてー!」

 ってこと♡
 街ではそこら中で酒盛りが始まって、楽団と祝砲の花火が鳴り止まない。
 紙吹雪が空を舞い、花びらと共に人は踊る。
 新たな主の誕生はかくもめでたいものらしい。
 
「ウヘヘヘヘヘ♡テレサクロームの美女たちが全部私のものグフフ~♡女の子たち侍らせてマッサージとかさせちゃおっかなぁ~♡あ、ロリ系の子だけ一列に並ばせて脇の匂いクンカクンカしちゃったり?♡くーったまんねー!♡リコリス機関車爆進ー!♡シュッシュッポッポー!♡」
「こんな奴のためにアタシたちは」
わらわらめいっぱいカッコつけたんじゃが」
「も~ちゃんとみんなにも感謝してるって~♡ほれほれチュッチュッチュ~♡」
「0か100かしか無いんかそなた」

 いやぁ女の子に囲まれる生活さいこーーーー♡
 って、調子に乗ってたのも束の間。



 ドサッ
 ドサドサドサ

「では夜会の主ワルプルギス。こちらを」
「へ?」

 ヴァネッサさんは私の前に山みたいな書類を置いた。

「あ、あの、これは?」
「前年度の決算報告、新店舗の承認、各部門の財政確認と業務報告、その他夜会の主ワルプルギスが本来務めるはずの公務です。今までは先代モナの担当でしたが、あれはまったく仕事をしませんでしたので、溜まりに溜まった分となっております」
「いや…これ一人では無理…」
夜会の主ワルプルギスの仕事なので」
「せめてみんなで折半とか…」
「仕事なので」
「ハ、ハハ…」

 よし☆



「うるァ次の国行くぞお前らぁ!!」
「おー!」
「はーいですー!」
「あんたって人はすぐ逃げるじゃない…」
「やりたくないことはやらないそれが私!!そこにシビれるあこがれるゥ!」
「さすがですリコリスさん」
「よ、よくわかりませんけど…それって、自分で言うやつ…なんですか?」
「威張るでないわまったく。というか、結局歓楽街を堪能するどころの話ではなかったのう。飲んで騒いでいつもと変わらんではないか」
「変哲の無い日常って何よりの宝物じゃない?」
「良い風に纏めたわよこいつ」

 だってこのままじゃ女の子じゃなくて書類の山とキスする羽目になるんだもん。
 ま、ヴァネッサさんと各部門長から忠誠のキスをされたのはやっほいってなったけどね。あ、手の甲にだよ?

「たでーまー」
「買い出し行ってきました」
「馬車のメンテも終わったよー」
「サンキューおつかれー」
「どこも人で賑わって、外はまともに歩けたものではありませんでした」
「みんな新しい夜会の主ワルプルギスを一目見たい~って感じだった。ウケるのみんなwあの魔王モナに勝ったお方は、それはそれは至上の美女に違いないとか言っててw」

 事実だが何かおかしいところでも?

「あ、それと魔王見たよ」
「ん?モナを?」
「あちこち歩き回っているみたいでした。声はかけませんでしたけど」

 何してんだろうな?
 あんなことがあって肩身が狭いだろうけど、そういうの気にするタイプってわけじゃないだろうに。

「喋りかけてやればよかったのに。あ、アルティおもいっきり顔面パンチしたから、怖がられちゃったとか心配してたり?シシシ」
「顔面パンチされたいんですか」
「ま、生きてりゃまたどこかで会うこともあるだろ。自由な生き方があいつには似合ってるよ」
「あんたと一緒で?」
「似た者同士、わかり合える部分があるんでしょうね」
「そういえば、魔王に勝って夜会の主ワルプルギスになったということは、実質リコリスさんは魔王のようなものなのでしょうか」
「姫が魔王…」
「此奴が…?」
「おいなんだ揃って珍妙な顔しやがってチューすんぞ」
「似合いすぎててウケるなーって」
「傲岸不遜な態度は充分魔王の風格じゃがな」
「なんだ私には足りないものがあるみたいな言い方して。何が欠けてるってんだこの全ての可愛いの概念を超越した超究極美少女リコリスさんに」
「品性」
「どストレートに悪口じゃねえか」

 魔王かぁ。
 甘美な響きだよねぇ。
 転生したからには一度は呼ばれたい三大フレーズの一つ。
 あ、あと二つは勇者とドラゴンスレイヤーね。

「それはさておき、出発はいつにしますか?」
「今すぐ」
「衝動で生きすぎでは?」
「だってヴァネッサさんめちゃくちゃ仕事押し付けようとしてくるんだもん~。見つかる前に騒ぎに乗じて街を出ちゃおうぜ」
「子どもじゃないですか…」
「まだまだ遊びたい気持ちは山々なんじゃがなぁ」
「フッフッフ、だろうと思って…夜会の主ワルプルギス権限で空き家一軒買っといたぜ。【空間魔法】で扉繋いだからいつでも来られるよ」
「おーさすがじゃの!」
「フッフッフ♡」

 私だってやるときはやるのだよ。

「でもそれっていつでもコソコソとテレサクロームに戻って楽しくやれるってことよね」
「しーっ!ドロシーしーっ!」
「リコ」
「うぃっす!」
「扉には錠を。鍵は私が預かります」
「ひゃい…」

 理由無い長距離の転移も【星天の盾イージス】で封殺されるし、【空間魔法】を悪用させてくれねぇんだアルティが。
 悪用って自覚してるから仕方ねえんだけどさ。
 まあでも、なんかいいよなこういうの。
 行く先々の思い出が増えるみたいで。



 さーて、次の目的地はどこにしようか。

「そろそろ肌寒くなってきたからなぁ。温泉とかよくね?」
「温泉…」
「私温泉好きー!」
「私も好きですー!」
「紅葉を眺めながら、肌がほんのり赤らんだ女の子のお酌でお酒をクイッ。くーっキマるなー」
「いいじゃんいいじゃん!この近くに温泉の名所とか無いの?」
「温泉の名所か…そういえば、オースグラードは世界有数の温泉大国ではなかったかのうエヴァよ」
「はっはい」

 オースグラード…エヴァの実家がある国か。
 たしか魔人領とかっていう。

「い、田舎ですけど…そ、そろそろ収穫祭の時期でもあります…から。きっと楽しめるとお、思います…」
「収穫祭?」
「そっその年の豊作を祝って、魔物の仮装で街を練り歩くお祭り…です。子どもは人の家にお菓子をもらいに…行ったりして」
「おおめっちゃハロウィン!超楽しそうじゃん!」
「うん。エヴァの故郷ってのも興味あるしね」
「は、はい…。そ、それに今年はちょっと特別…ですよ。な、なんていっても竜饗祭りゅうきょうさいがあります…から」
竜饗祭りゅうきょうさいじゃと?!なんと!もうそんな時期か!」
「運がいいわねアタシたち!」

 なんか長命種組がはしゃぎだしたぞ。

「エヴァお姉ちゃん、りゅーきょーさいってなーに?」
「オースグラード共和国は元来、竜を祀る国と呼ばれておっての、竜饗祭りゅうきょうさいは千年に一度、竜の王が人の世に祝福を授け、後の世界の平和と安寧を謳うと謂れのある伝説の饗宴なのじゃ」
「アタシもアウラたちに聞いただけなんだけど、なんでも竜の王の姿を見た人は、永遠の幸せが訪れるっていう話よ」
「なんせドラゴンとは全ての魔物の頂点。竜王ともなると更にその上に立つ神格じゃからな。わらわは前の竜饗祭りゅうきょうさいの後に産まれたからのう。残念ながら見ることは叶わなんだが、いやはや今から楽しみになってきた。なんせ竜饗祭りゅうきょうさいはその名のとおり美酒と馳走に彩られる祭りでもあるからの」
「私たちの旅路ってそんなんばっかだな。ま、楽しけりゃいいか。っしゃ、いっちょ行ってみようぜ。目指すは海の向こう、オースグラード共和国だ」
「わーい!」
「いぇーです!」
「じゃが、のう…」

 こっちがテンション上げてんのに、なんでそんな微妙な顔してんだこののじゃロリは。

「オースグラードは大陸の端…ちょうどここから二日、三日ほど海を渡った対岸なんじゃ。つまり…」
「ああ、テルナさんは船に弱かったんでしたね」
「考えただけでも…うっ」
「重症ね」
「フッフッフ、テルニャ~あたしを誰だと思ってんの?天才錬金術師だよ?馬車を水陸両用にする仕掛けくらいとっくに完成済みだっての♪揺れ無し浸水無しの快適な船上生活にしてやんよ♪」
「ルウリ大好きじゃー!」
「うぇーい温泉温泉♪」
「船旅フゥ~なのじゃー♪」

 肩組んで小躍りしてるけど、船酔いフラグビンビンなんだが?
 にしても魔王の次は竜王か。
 またドタバタなことがなけりゃいいけど。



「準備完了っと」
「リルムたちは?」
「先に馬車で待ってるよ」
「それじゃあ行くか。さらばテレサクローム。さらば不夜を彩る光たち~」

 鼻歌混じりに宿を出たとき。

「どこへ行こうっていうのですか?」

 ヴァネッサさんが額に青筋を立てた笑顔で私たちを出迎えた。
 守護嬢隊ガーディアンズまで雁首揃えて。

「国のシンボルである夜会の主ワルプルギスがホイホイ街の外に出られるのは困るのですけどね。わかっていますか?リコリス様」
「あ、いやぁ…」
「先代が先代だったもので、我々としてもそろそろ落ち着いて業務に当たりたい所存でして。願わくばしばらくの間だけでも大人しくしていただきたいのですが」
「心中お察ししまくるんですけどねぇ…。こっちも夜会の主ワルプルギスになりたくてなったわけじゃねえもんで…成り行きっていうか、ねえ?ウヘヘヘ」
「ウフフフフ」
「ヘヘヘ…」
「フフフ…」
「に…」
「に?」
「逃げろーーーー!!」
「逃がすかぁーーーー!!」

 ワーーーーーーーー!!!

「やっとまともな夜会の主ワルプルギスが見つかったんだ!!絶対逃がすんじゃないよぉ!!テレサクロームの全勢力を以てあの女を捕まえろぉ!!」

 犯罪者でも追うみたいな目するじゃん。

「顔だけ残ってれば手足は欠けててもいい!!殺してでも止めなぁ!!」
「あれ?!山賊?!!そこそこ悪逆非道の悪魔でも使わねえ言い回ししてんぞあの人!!」
「こちとら根っからの悪魔なもんでねぇ!!おらァ止まりなぁ!!」

 パリーン!

「すごい速さでビン投げてきましたけど?!」
「いい投擲の腕をしていますね。ああ、お高いお酒が次々と」
「もー!なんっで最後の最後までこうなのよー!」
「リーダーがコレじゃから仕方あるまい」
「逃っげろー!」
「きゃーですー!」
「ひ、人がうぅ…」

 大階段を降りる最中、テレサクローム中の人がこの珍事を目にした。

「おいあれ!」
「新しい夜会の主ワルプルギスよ!」
「なんで追われてんだ?」
「さあ?でも楽しそう!」
「ああ!楽しいことは大歓迎だ!」
夜会の主ワルプルギス様ー!」
「どこ行くんだー?」
「こっちで一緒に飲もうよ!」
「マダムも守護嬢隊ガーディアンズも負けるなー!」
「いいぞいいぞー!」

 いつも以上にバタバタしてたような気がするけど、やっぱり楽しい街だ。
 人は明るく笑い合って、それが明日への活力になる。
 私、この街好きだな。

「また来るよテレサクローム!あんま飲み過ぎんなよお前らー!酔うなら私にしとけー!」

 手を振ってみんなに応えると、私の前を走るルウリが大声で笑った。

「アッハハ♪マッジでウケる!やっぱ姫について来てよかった!♪あたしの直感冴え~!♪」
「ドキドキワクワクでジェットコースターみたいだろ!」
「うんっ!姫最&高~!」
「オッケー後で抱くわ!」
「ひゅー♡」
「それは…逃げ切ってからにしてくださーーーーい!!」


 
 そんな感じでテレサクロームでの物語は幕を閉じたわけなんだけど。
 もう少しだけ、あと少しだけ。
 その後起こったことを話そうかな。



「はぁはぁ…ウヘヘ、なんとか撒いたな」
「はあっはあっ…もう、お尋ね者になった気分です」
「こんなバタバタした出発は今回限りにしてほしいわ…」

 それに関しては私もそう願うばかり。

「ルウリさん、馬車は?」
「あっちの桟橋んとこ」
「酔いませんようにじゃ。ん?……やれやれ。リコリスよ、そなたに客のようじゃぞ」
「ほぇ?客?…あー」

 私たちの馬車が停めてある桟橋の先で、そいつは足を海に向かって遊ばせていた。
 私たちを待ってたって感じだな。

「リコ」
「大丈夫だよ」

 って、何の警戒も無しに声をかけた。

「よっモナ」
「あーリコリスちゃん♡」
「ん?どしたその顔」

 ほっぺが赤くなってる。
 叩かれたみたいな…
 アルティの殴った痕…じゃねえよな?

「エヘヘ~♡モナね、みんなに謝りに行ったんだぁ♡」
「みんなって?」
「迷惑をかけた人♡モナがお客さんを盗った人とか♡そしたらねえ、ふざけんなーって怒られちゃったぁ♡」
「ふーん。偉いじゃん」

 おっと、つい頭撫でちゃった。

「エヘヘ♡リコリスちゃんの手はあったかいね♡モナ、こんな風に誰かから頭を撫でられたの初めてだよ♡」
「モナの髪はフワフワで柔らかいね」
「…リコリスちゃんたち、もう行っちゃうの?」
「うん」
「モナ、リコリスちゃんたちに謝りに来たの。酷いこと言って、酷いこといっぱいしてゴメンなさい」

 魔王が頭を下げたってんで、師匠せんせいは後ろで目を丸くした。

「気にしてないよ。ていうかこっちも強い言葉使っちゃったもん。アルティに至ってはグーパンかましてるし」
「うん、痛かったなぁ」
「あれは正当な罰です」
「あんな風に怒られたのも初めてだった。嬉しいんだね、ちゃんとモナのことを見てくれてるって。リコリスちゃんが羨ましい。リコリスちゃんを本気で好きな子たちがたくさんで」
「あなたはこれからどうするんですか?まだテレサクロームに?」
「エヘヘ~それもいいんだけどね。ご飯もお酒もおいしいし。でもいつまでも同じところにいても出逢えるとは限らないもんね。モナを本気で好きになってくれる人に。だからリコリスちゃんたちみたいに世界中を旅して、いろんなものを見て、いろんな人に出逢って、いろんなことを知ってみることにしたの。運命の出逢いは自分の手で掴み取るよ。だってモナは魔王だもん。世界一の欲張りだもん」
「シシシ、いいじゃん。応援してる。魔王モナの未来に幸多からんことを」
「うんっ♡」

 その場から去ろうとして、モナは振り返って尻尾を燻らせた。

「…リコリスちゃん」
「ん?」
「もし…もし、ね…。リコリスちゃんとの出逢いも運命かな…って言ったら困っちゃう?」
「はあ?バカかよ」
「そ、そうだよね…ゴメンなさい。なんでもない…忘れて。エヘヘ…」
「運命に決まってるだろ。私の出逢いが全部、かけがえのない宝物なんだから」
「…!でも…モナ、悪い子だよ?」
「ケンカして本音言ったらそんなのもう親友だろ。な、モナ」

 モナは顔を真っ赤に手を遊ばせた。

「親友…………うん……♡今は、そのままにしておく♡」

 と、柔らかく熱い唇を頬に当ててくる。
 テレサクロームを背にモナは後ろ手を組んだ。

「いつかきっと、この気持ちを伝えに来るね♡それまでバイバイ♡リコリスちゃんも、幸せいっぱいな愛に生きられますように♡」

 そう言って横を過ぎ去ったモナは音も無く消えた。
 またね、可愛い魔王さん。


 
 

「まるで嵐みたいだったわね」
「嵐という表現も可愛かろうがな」
「私ね、あのお姉ちゃん好きだよ。なんだかリコリスお姉ちゃんみたいで」
「私もです。ちょっと怖いけど…でもとっても優しそうな匂いでした」
「前代未聞でしょうね。魔王を懐柔する人間なんて」
「やっやっぱりリコリスちゃんはすごいです…」
「シシシ。またどこかで会えたらいいな」
「きっとまた会えますよ。だって運命なんでしょう?」
「お、おお…。なんだ?なんかトゲあんな貴様…。どうしたよアルティ。モナと仲良くしてたからご機嫌斜めか?」
「べつに。他の人には素直な言葉を使うんだなと思っただけです」
「ウッヘッヘ」

 後にはさざ波。
 日の光で煌めく青い海の彼方には、いったいどんな世界が待ってることやら。
 大好きな仲間たちと共に、どんな未来を紡いでいくことやら。
 そうだなぁ、まあ…

「なあアルティ」
「はい」
「結婚しよっか」
「……はい」

 不夜みたいに燦然と輝いてるんじゃないかな。
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