352 / 373
340 忍び寄るのはなんであれ
しおりを挟む
「…‥‥生徒会の仕事は大変だからこそ、休日が本当に楽だ」
「分かるのぅ‥‥‥かつて聖女じゃった時に、休日は楽だと思えたのじゃ。‥‥‥まぁ、油断したら消えたがのぅ」
「何があったんだと聞きたいけど、やめておくよ」
思い出して遠い目になったゼネに対して、ディーは気を使った。
彼女の過去のトラウマと言うのは、何かと多いようだが、無理もないと思えてしまう。
まぁ、今の時代に何故か生きているゼネの妹たちに関しては、現状特に何も仕掛けてこないというか、もう手を出す気もないようなので安心できるが…‥‥トラウマができる理由が見えるのである。
とはいえここは、神聖国とは離れた王国内であり、出くわすこともないはずだ。
そもそも彼女の妹たちとの接触も、今のところないので問題ないはず。
「‥‥‥あ、でも結ばれた場合あれが義妹になるのか‥?」
召喚獣たちとの関係上、その可能性があったのだが…‥‥うん、考えない方が良いのかもしれない。
「儂の方からすると、御前様の妹が義妹になるのじゃが…‥‥うむ、悪くはないのじゃ。と言うか、百万倍、いや、一兆倍…‥‥いい子なのが、心の底から喜ぶべきことなのじゃ…‥‥」
「私の場合、姉妹機が多いので、ご主人様の義妹機体と言うべきものたちが多くなりますけれどネ」
「それはそれでどうなんだろうか」
ノインの姉妹機の数は把握していないが、型番号から察するにどうやらかなりいるらしい。
うん、こちらはこちらで家族事情が複雑と言うべきか…‥‥と思っていた中で、ふと思ったことがあった。
「そう言えば、皆普通に俺の召喚獣になっているけど、兄弟姉妹話ってあるのか?」
「そういえばそうですわね」
「皆の家族構成、細かい部分は気にしていなかったでござるな」
‥‥‥召喚士の呼び出す召喚獣は色々とあるが、俺の召喚獣は主に二種類に分かれるところがある。
この世界で契約したか、召喚によって呼び出して召喚獣になったのかと言う事だろうか。
前者はゼネやティアが当てはまり、後者はノインやカトレアだが‥‥‥‥家族構成が不明だとすれば、主に後者である。
「自分は/呪いから生まれた/兄弟姉妹無い」
「ピャァァイ!卵から生まれたけど、他知らなーい!!」
生まれた現場にいた組と言うのもあるが、こちらはこちらで分かりやすい。
そして話の中で、分かってないのはカトレア、ルビー、リリス、リザ、アナスタシア、レイア、スルーズだが…‥‥
「そもそもわたくしの場合は…‥‥どうだったかしらね?吸血植物仲間はいたけれども、同族は‥うん、覚えてないですわねぇ」
「拙者は天涯孤独だったでござるよ。そもそも召喚される前の事なんぞ、大分忘れていたりするのでござるなぁ」
「グゲェグゲェ、グゲェ」
「わっちは一応、姉妹と言うべき様な蛇仲間はいたでありんすけど…‥‥別れたでありんすしねぇ。ダーリンが契約してこの姿になったでありんすけど、もしもいたらどういう感想が出てくるでありんすかね?」
なにかと兄弟姉妹に関しての記憶が薄いようでありつつも、それでも覚えていることはあるらしい。
「んー、いなかった」
「こちらは群れでいたような‥‥‥ああ、でも兄弟姉妹は無かったな」
「いないのだ」
あっさりとないというような召喚獣たちもいるようだが‥‥‥まぁ、それぞれ事情があるのだろう。
「でも、大体の返答としてはいない組かな‥‥?となると、こうやってみんなでいるけどさ、姉や妹って関係みたいに思う部分もあるのか?」
「そうですネ…‥‥なら、私が姉デス」
「あら?そうかしら?姉妹機で09という番号で、姉が多くいるようですし、妹と言う立場でもありますわよね?」
「「‥‥‥」」
あ、しまった。なんか喧嘩のスイッチを入れてしまったかもしれん。
なんとなく好奇心で問いかけていたはずだが、喧嘩腰になり合った二人に対して、俺たちはできるだけ喧嘩しないようにすぐさまなだめるのであった‥‥‥‥
‥‥‥姉と妹どちらなのかというような、くだらない喧嘩が起きかけていた丁度その頃。
ディーの故郷のヌルングルス村の実家では、彼の妹であるセラが働いていた。
「ふんふ~ん♪今日は大量ー♪」
「みー!」
「めー!」
鼻歌を歌いながらご機嫌な様子のセラの後ろでは、ノインを小さくしたようなメイドたちが…‥‥ミニシスターズと呼ばれる者たちが、川で釣れた獲物たちを運んでいた。
ノインの子機と言うべきミニシスターズらしいが、彼女がこの場にいない時は、こうやって家の手伝いを自らしているのである。
魔改造してしまった邸の掃除から始まり、ありとあらゆる家事手伝いもしているのだが…‥‥こうやってお供をして、運べなくなりそうな獲物だとしても運び上げるのである。
ご機嫌に歩みつつ、もうそろそろ到着するところで…‥‥ふと、セラは足を止めた。
「‥‥‥ん?何、あれ?」
「みー?」
「めー?」
邸の門となった前に、なにやらぶすぶすと煙を上げて転がっている者たちがいた。
留守の際の安全対策と言うのを施しているという話を聞いたが…‥‥どうやらそれにかかった者たちらしい。
結構辺境の村なので、盗人が出てきてもおかしくはないのだが…‥‥それでも、数が妙であった。
「結構、多い?」
二、三人程度ならばまだわかるのだが、数十人ほどの人数が倒れていた。
しかも、ただの盗人と言うような服装ではなく…‥‥見たことが無いような、鎧を着た騎士とかまでが転がっている状態。
「‥‥‥お母さんは大丈夫そうとして、何があったの?」
妙な事態に眉をひそめつつも、ひとまずは兄へ連絡をしたほうが良いのかもしれないと思い、彼女はすぐに安全な邸の中に駆け込んでから行動に移すのであった‥‥‥‥
「分かるのぅ‥‥‥かつて聖女じゃった時に、休日は楽だと思えたのじゃ。‥‥‥まぁ、油断したら消えたがのぅ」
「何があったんだと聞きたいけど、やめておくよ」
思い出して遠い目になったゼネに対して、ディーは気を使った。
彼女の過去のトラウマと言うのは、何かと多いようだが、無理もないと思えてしまう。
まぁ、今の時代に何故か生きているゼネの妹たちに関しては、現状特に何も仕掛けてこないというか、もう手を出す気もないようなので安心できるが…‥‥トラウマができる理由が見えるのである。
とはいえここは、神聖国とは離れた王国内であり、出くわすこともないはずだ。
そもそも彼女の妹たちとの接触も、今のところないので問題ないはず。
「‥‥‥あ、でも結ばれた場合あれが義妹になるのか‥?」
召喚獣たちとの関係上、その可能性があったのだが…‥‥うん、考えない方が良いのかもしれない。
「儂の方からすると、御前様の妹が義妹になるのじゃが…‥‥うむ、悪くはないのじゃ。と言うか、百万倍、いや、一兆倍…‥‥いい子なのが、心の底から喜ぶべきことなのじゃ…‥‥」
「私の場合、姉妹機が多いので、ご主人様の義妹機体と言うべきものたちが多くなりますけれどネ」
「それはそれでどうなんだろうか」
ノインの姉妹機の数は把握していないが、型番号から察するにどうやらかなりいるらしい。
うん、こちらはこちらで家族事情が複雑と言うべきか…‥‥と思っていた中で、ふと思ったことがあった。
「そう言えば、皆普通に俺の召喚獣になっているけど、兄弟姉妹話ってあるのか?」
「そういえばそうですわね」
「皆の家族構成、細かい部分は気にしていなかったでござるな」
‥‥‥召喚士の呼び出す召喚獣は色々とあるが、俺の召喚獣は主に二種類に分かれるところがある。
この世界で契約したか、召喚によって呼び出して召喚獣になったのかと言う事だろうか。
前者はゼネやティアが当てはまり、後者はノインやカトレアだが‥‥‥‥家族構成が不明だとすれば、主に後者である。
「自分は/呪いから生まれた/兄弟姉妹無い」
「ピャァァイ!卵から生まれたけど、他知らなーい!!」
生まれた現場にいた組と言うのもあるが、こちらはこちらで分かりやすい。
そして話の中で、分かってないのはカトレア、ルビー、リリス、リザ、アナスタシア、レイア、スルーズだが…‥‥
「そもそもわたくしの場合は…‥‥どうだったかしらね?吸血植物仲間はいたけれども、同族は‥うん、覚えてないですわねぇ」
「拙者は天涯孤独だったでござるよ。そもそも召喚される前の事なんぞ、大分忘れていたりするのでござるなぁ」
「グゲェグゲェ、グゲェ」
「わっちは一応、姉妹と言うべき様な蛇仲間はいたでありんすけど…‥‥別れたでありんすしねぇ。ダーリンが契約してこの姿になったでありんすけど、もしもいたらどういう感想が出てくるでありんすかね?」
なにかと兄弟姉妹に関しての記憶が薄いようでありつつも、それでも覚えていることはあるらしい。
「んー、いなかった」
「こちらは群れでいたような‥‥‥ああ、でも兄弟姉妹は無かったな」
「いないのだ」
あっさりとないというような召喚獣たちもいるようだが‥‥‥まぁ、それぞれ事情があるのだろう。
「でも、大体の返答としてはいない組かな‥‥?となると、こうやってみんなでいるけどさ、姉や妹って関係みたいに思う部分もあるのか?」
「そうですネ…‥‥なら、私が姉デス」
「あら?そうかしら?姉妹機で09という番号で、姉が多くいるようですし、妹と言う立場でもありますわよね?」
「「‥‥‥」」
あ、しまった。なんか喧嘩のスイッチを入れてしまったかもしれん。
なんとなく好奇心で問いかけていたはずだが、喧嘩腰になり合った二人に対して、俺たちはできるだけ喧嘩しないようにすぐさまなだめるのであった‥‥‥‥
‥‥‥姉と妹どちらなのかというような、くだらない喧嘩が起きかけていた丁度その頃。
ディーの故郷のヌルングルス村の実家では、彼の妹であるセラが働いていた。
「ふんふ~ん♪今日は大量ー♪」
「みー!」
「めー!」
鼻歌を歌いながらご機嫌な様子のセラの後ろでは、ノインを小さくしたようなメイドたちが…‥‥ミニシスターズと呼ばれる者たちが、川で釣れた獲物たちを運んでいた。
ノインの子機と言うべきミニシスターズらしいが、彼女がこの場にいない時は、こうやって家の手伝いを自らしているのである。
魔改造してしまった邸の掃除から始まり、ありとあらゆる家事手伝いもしているのだが…‥‥こうやってお供をして、運べなくなりそうな獲物だとしても運び上げるのである。
ご機嫌に歩みつつ、もうそろそろ到着するところで…‥‥ふと、セラは足を止めた。
「‥‥‥ん?何、あれ?」
「みー?」
「めー?」
邸の門となった前に、なにやらぶすぶすと煙を上げて転がっている者たちがいた。
留守の際の安全対策と言うのを施しているという話を聞いたが…‥‥どうやらそれにかかった者たちらしい。
結構辺境の村なので、盗人が出てきてもおかしくはないのだが…‥‥それでも、数が妙であった。
「結構、多い?」
二、三人程度ならばまだわかるのだが、数十人ほどの人数が倒れていた。
しかも、ただの盗人と言うような服装ではなく…‥‥見たことが無いような、鎧を着た騎士とかまでが転がっている状態。
「‥‥‥お母さんは大丈夫そうとして、何があったの?」
妙な事態に眉をひそめつつも、ひとまずは兄へ連絡をしたほうが良いのかもしれないと思い、彼女はすぐに安全な邸の中に駆け込んでから行動に移すのであった‥‥‥‥
0
お気に入りに追加
726
あなたにおすすめの小説
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
目覚めれば異世界!ところ変われば!
秋吉美寿
ファンタジー
体育会系、武闘派女子高生の美羽は空手、柔道、弓道の有段者!女子からは頼られ男子たちからは男扱い!そんなたくましくもちょっぴり残念な彼女もじつはキラキラふわふわなお姫様に憧れる隠れ乙女だった。
ある日体調不良から歩道橋の階段を上から下までまっさかさま!
目覚めると自分はふわふわキラキラな憧れのお姫様…なにこれ!なんて素敵な夢かしら!と思っていたが何やらどうも夢ではないようで…。
公爵家の一人娘ルミアーナそれが目覚めた異なる世界でのもう一人の自分。
命を狙われてたり鬼将軍に恋をしたり、王太子に襲われそうになったり、この世界でもやっぱり大人しくなんてしてられそうにありません。
身体を鍛えて自分の身は自分で守ります!
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
【完結】妃が毒を盛っている。
佳
ファンタジー
2年前から病床に臥しているハイディルベルクの王には、息子が2人いる。
王妃フリーデの息子で第一王子のジークムント。
側妃ガブリエレの息子で第二王子のハルトヴィヒ。
いま王が崩御するようなことがあれば、第一王子が玉座につくことになるのは間違いないだろう。
貴族が集まって出る一番の話題は、王の後継者を推測することだった――
見舞いに来たエルメンヒルデ・シュティルナー侯爵令嬢。
「エルメンヒルデか……。」
「はい。お側に寄っても?」
「ああ、おいで。」
彼女の行動が、出会いが、全てを解決に導く――。
この優しい王の、原因不明の病気とはいったい……?
※オリジナルファンタジー第1作目カムバックイェイ!!
※妖精王チートですので細かいことは気にしない。
※隣国の王子はテンプレですよね。
※イチオシは護衛たちとの気安いやり取り
※最後のほうにざまぁがあるようなないような
※敬語尊敬語滅茶苦茶御免!(なさい)
※他サイトでは佳(ケイ)+苗字で掲載中
※完結保証……保障と保証がわからない!
2022.11.26 18:30 完結しました。
お付き合いいただきありがとうございました!
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる