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324 既に捨てさったのであれば、せめてもの慈悲は後悔の間も与えないことか
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‥‥‥仮面の組織の本拠地とされた場所。
その土地にディーたちや各国から派遣された軍勢が集結し合い、互に作戦の成功を祝い、突撃していく。
各国で主導の殲滅作戦ゆえに、あちこちから兵士たちが次々と進む中で、フエィスマスク側も怪物を投入してきて、色々と波乱万丈な殲滅戦となっているが…‥‥
「‥‥‥あっちこちで混戦するからこそ、やっぱりこの隙を見て動くか」
「そのようじゃな。しかしのぅ、儂らの幻に見事にかかるとは、これはこれで道化ともいえる動きじゃよなぁ」
普段は忘れがちになるが、元々幻術が得意なゼネ。
そのゼネの幻術によって、俺たちも戦闘している光景を見つつ、こっそりと逃れるように動く輩を目にしており、後を付けていた。
まぁ、情報としては色々とわかっているので、様々なパターンを想定しつつ、どの様に対応するべきかは練っているのだが‥‥‥‥こうも見事にかかる光景を見ると、相手の情けなさが見えてくる。
「とはいえ、完全に裏切り状態ですわね。フェイスマスクとのつながりを堂々とやってますわ」
「ああ、あちらの方から連絡係も来たようでありんすし…‥‥ここまでくれば、隠れる必要もないでありんすよね?」
「そうなるな。もう逃れようがないというか、あいつらは自分達で機会を捨てたんだ」
‥‥‥正直言って、人の命に手をかけるような真似はしたくはない。
けれども今回ばかりは事情があるし、容赦なく徹底的にしなければ、後々後悔し、被害者が増えることになる。
それに、下手をすればまた世界の危機になりかねないようなものを生み出すだろうし…‥‥不安の芽は徹底的に摘まねばならない。
「‥‥‥そう考えると、情状酌量の余地なしとはいえ、やる覚悟を持った自分がなんか黒く染まった気がするな」
「そうかもしれませんネ。ですが、ご主人様の行動には、誰も反対しませんヨ」
非情さが必要なのはわかるのだが、それを受け入れるようになった自分になんとなく嘆きたくなるのだが、ノインがそう口にしてくれる。
うん、こういう時に手加減してはいけないというのはこれまでの軽々ん上色々とわかっているし‥‥‥やらなければいけないことであれば、やるしかないか。
「それじゃ皆、作戦中にだけどしっかりと雑草の根っこになりそうな部分の除去作業に移るぞ」
「「「「了解!!」」」」
雑草は根っこを残せば、また生えてくるしつこいもの。
それと同じように、仮面の組織も根から絶たなければ再び活動し始め、しつこく襲ってくる可能性があるし‥‥‥ここですべてを終わらせなければいけない。
将来の諜報活動などにおいても、障害となり得るような輩の除去は必要なので、冷酷無慈悲に蹂躙し尽くすることにするのであった…‥‥
「ところでなのじゃが御前様、幻術でもっとヤヴァイ幻を見せて恐怖心を上げるのはどうかのぅ?」
「んー、心からも徹底的にか…‥‥それはそれでありか」
…‥‥ディーたちが、ゼネの幻術も重ね掛けして後の憂いになりそうな輩共を滅殺している丁度その頃。
フェイスマスクの本拠地内は今、対処に追われていた。
理由は、本拠地に一斉に襲い掛かってきた各国の軍に対応するためであり、魔道具や怪物たちで応戦するも分が悪い。
そもそも、過去に痛い目を見た者共もいるので、徹底的に訓練をして腕前を上げており、ちょっやそっとの怪物では意味をなさなくなっているのだ。
また、処理中のディーたちからも一部の召喚獣たちが回されて補助をしており、兵士たちの士気向上や足止めによる怪物の動きを鈍らせたり、はたまたは焼き払ったり潰したりしているのが大きいだろう。
「Bの3ブロック、突破されました!!すでに4分の1の兵器が破壊された模様!!」
「実験体失敗作共による足止め効果無し!!集中して切り捨てられていたりするようです!!」
「トラップ、解除されています!!むしろ利用して、怪物どもを排除されているようです!!」
あちこちで報告が素早くなされ、状況の不味さが伝わってくるのだが、どうしようもないだろう。
組織フェイスマスクの者たちもまた、自らを実験体にしている者たちが出ているとはいえ、それでも各国の軍隊がこうも一斉に襲撃してくるのであれば、手が足りないのだ。
それに、何かとディーたちによって幹部たちが撃破されており、その話しが回ってきたせいで次は自分の番だと畏れ、組織から抜け出る者たちもおり…‥‥既に、十分な戦力がいなくなっていた。
このままでは壊滅一直線であり、せめて命乞いなどをして生きながら得ようと考える者たちがいる中‥‥‥その者は動いた。
「‥‥‥なら、奥の手を使うか」
大慌てで戦況が報告される中、組織のトップに立っていたその人物…‥‥笑顔でも錨でもない、ただ一つのものとなる仮面をかぶっていた者はそうつぶやき、その場に立つ。
そして、仕掛けを動かして自身を退出させ…‥‥地下室の方へ移動した。
先へ歩み、上の方の騒がしさや破壊されている地鳴りなども聞こえつつ、何重にも封をされた扉を次々と進み、その先にある部屋へ辿り着く。
「‥‥‥『人知を超えた存在』‥‥‥いやはや、そのような目標なんてものは、所詮人の手には夢物語であったか」
生み出す、作り出す、存在そのものになる…‥‥その目的は多々あり、近づくためのアプローチも様々な者があったが、どれもこれもうまくいっていないことを、その者は知っていた。
所詮、人知を超えるという言葉の時点で、人知の範疇にいる人間が到達することはほぼなしえないだろうと思っていたのだ。
それでも、僅かながらの可能性にかけ、ややあやふやな目的をつくりだしてこうやって組織を拡大し、幹部たちに任せはしたが…‥‥どれもこれも、なしえることはできなかった。
「けれども、貴重なデータは集まったし…‥‥夢物語を叶えるのであれば、人の手ならざる者にやれば、始めからうまくいった訳か」
そうつぶやくも、その言葉を聞く相手はいないだろう。
この地下室は、何重もの警備や封を為されており、何者であってもここに到達することは無い。
例え、彼のディーというものの手の者が…‥‥それこそ、彼の召喚獣であるメイドの仲間であっても、潜入することはできないだろう。
ここはその者しか知らず、そして認識をしない限りは入れぬ場所なのだから。
人知にいない存在が、己のために生み出したのだから。
‥‥‥いや、正確に言えばかつては人知を超えた存在が、自身の復活のためだけに作り上げた場所だという方が正しいだろう。
そう、言うのであれば神であったが…‥‥本来であれば、二度と生を受けるはずの無かった存在。
けれども、強い執念があったからこそ、時間も空間も、そして世界すらも超えて、その存在はこの世界に降り立つことができ‥‥‥そして、自身を殺した憎き相手をこの世界で見つけたのだから。
「‥‥‥何にしても、これでどうなるのかはまだ確定ではないが、それでも良い。復讐ができるのであれば、自我がなくとも良いのだからな。人知を超えたがゆえに、そもそも自我という言葉自体が人知にあるからこそ、いらぬか」
そうつぶやきながら、その者は作り出した者に入りこみ、同化をし始める。
意識を薄れさせながらも…‥‥ふと、その室内に唯一用意しておいた魔道具で外の様子を確認し‥‥‥目にして置くのだ。
自身をその座から、堕とした存在を。
取るに足りぬ下等生物が創り上げた人形ゆえに、油断していた存在を。
己以外にも恨みを持つ仲間たちが集結し合い、その意識が一体化しているからこそ、復讐心が燃え上がりつつ…‥‥映し出されている者に対して、強い憎悪を膨らませていく。
「‥ああ、そうだ。本来は、神殺しは禁忌だろう。ゆえに、我が手で直々に葬らなければな」
そう口にするが、それはかつて、自分達が企んでいたこと。
より上位の存在を消し去り、その座に収まるためにやろうとしていたことだったが…‥‥その事を棚に上げ、そのものは歪んだ心をもって、身も心も怪物へ成り果てて行く。
‥‥‥それは、一つの大きな復讐への物語。
そして、その復讐のために堕ちた者たちの集大成。
怪物は今、真に怪物と成り果て、人知を超えた存在へ…‥‥いうのであれば、神か、いや、邪神へと変わり果てていく。
存在そのものが変わり果てるが、それでも彼らにとっては構わない。
だからこそ、堕ちたというのだが…‥‥その事に気が付かないという事は、結局愚者であったというだけか…‥‥
その土地にディーたちや各国から派遣された軍勢が集結し合い、互に作戦の成功を祝い、突撃していく。
各国で主導の殲滅作戦ゆえに、あちこちから兵士たちが次々と進む中で、フエィスマスク側も怪物を投入してきて、色々と波乱万丈な殲滅戦となっているが…‥‥
「‥‥‥あっちこちで混戦するからこそ、やっぱりこの隙を見て動くか」
「そのようじゃな。しかしのぅ、儂らの幻に見事にかかるとは、これはこれで道化ともいえる動きじゃよなぁ」
普段は忘れがちになるが、元々幻術が得意なゼネ。
そのゼネの幻術によって、俺たちも戦闘している光景を見つつ、こっそりと逃れるように動く輩を目にしており、後を付けていた。
まぁ、情報としては色々とわかっているので、様々なパターンを想定しつつ、どの様に対応するべきかは練っているのだが‥‥‥‥こうも見事にかかる光景を見ると、相手の情けなさが見えてくる。
「とはいえ、完全に裏切り状態ですわね。フェイスマスクとのつながりを堂々とやってますわ」
「ああ、あちらの方から連絡係も来たようでありんすし…‥‥ここまでくれば、隠れる必要もないでありんすよね?」
「そうなるな。もう逃れようがないというか、あいつらは自分達で機会を捨てたんだ」
‥‥‥正直言って、人の命に手をかけるような真似はしたくはない。
けれども今回ばかりは事情があるし、容赦なく徹底的にしなければ、後々後悔し、被害者が増えることになる。
それに、下手をすればまた世界の危機になりかねないようなものを生み出すだろうし…‥‥不安の芽は徹底的に摘まねばならない。
「‥‥‥そう考えると、情状酌量の余地なしとはいえ、やる覚悟を持った自分がなんか黒く染まった気がするな」
「そうかもしれませんネ。ですが、ご主人様の行動には、誰も反対しませんヨ」
非情さが必要なのはわかるのだが、それを受け入れるようになった自分になんとなく嘆きたくなるのだが、ノインがそう口にしてくれる。
うん、こういう時に手加減してはいけないというのはこれまでの軽々ん上色々とわかっているし‥‥‥やらなければいけないことであれば、やるしかないか。
「それじゃ皆、作戦中にだけどしっかりと雑草の根っこになりそうな部分の除去作業に移るぞ」
「「「「了解!!」」」」
雑草は根っこを残せば、また生えてくるしつこいもの。
それと同じように、仮面の組織も根から絶たなければ再び活動し始め、しつこく襲ってくる可能性があるし‥‥‥ここですべてを終わらせなければいけない。
将来の諜報活動などにおいても、障害となり得るような輩の除去は必要なので、冷酷無慈悲に蹂躙し尽くすることにするのであった…‥‥
「ところでなのじゃが御前様、幻術でもっとヤヴァイ幻を見せて恐怖心を上げるのはどうかのぅ?」
「んー、心からも徹底的にか…‥‥それはそれでありか」
…‥‥ディーたちが、ゼネの幻術も重ね掛けして後の憂いになりそうな輩共を滅殺している丁度その頃。
フェイスマスクの本拠地内は今、対処に追われていた。
理由は、本拠地に一斉に襲い掛かってきた各国の軍に対応するためであり、魔道具や怪物たちで応戦するも分が悪い。
そもそも、過去に痛い目を見た者共もいるので、徹底的に訓練をして腕前を上げており、ちょっやそっとの怪物では意味をなさなくなっているのだ。
また、処理中のディーたちからも一部の召喚獣たちが回されて補助をしており、兵士たちの士気向上や足止めによる怪物の動きを鈍らせたり、はたまたは焼き払ったり潰したりしているのが大きいだろう。
「Bの3ブロック、突破されました!!すでに4分の1の兵器が破壊された模様!!」
「実験体失敗作共による足止め効果無し!!集中して切り捨てられていたりするようです!!」
「トラップ、解除されています!!むしろ利用して、怪物どもを排除されているようです!!」
あちこちで報告が素早くなされ、状況の不味さが伝わってくるのだが、どうしようもないだろう。
組織フェイスマスクの者たちもまた、自らを実験体にしている者たちが出ているとはいえ、それでも各国の軍隊がこうも一斉に襲撃してくるのであれば、手が足りないのだ。
それに、何かとディーたちによって幹部たちが撃破されており、その話しが回ってきたせいで次は自分の番だと畏れ、組織から抜け出る者たちもおり…‥‥既に、十分な戦力がいなくなっていた。
このままでは壊滅一直線であり、せめて命乞いなどをして生きながら得ようと考える者たちがいる中‥‥‥その者は動いた。
「‥‥‥なら、奥の手を使うか」
大慌てで戦況が報告される中、組織のトップに立っていたその人物…‥‥笑顔でも錨でもない、ただ一つのものとなる仮面をかぶっていた者はそうつぶやき、その場に立つ。
そして、仕掛けを動かして自身を退出させ…‥‥地下室の方へ移動した。
先へ歩み、上の方の騒がしさや破壊されている地鳴りなども聞こえつつ、何重にも封をされた扉を次々と進み、その先にある部屋へ辿り着く。
「‥‥‥『人知を超えた存在』‥‥‥いやはや、そのような目標なんてものは、所詮人の手には夢物語であったか」
生み出す、作り出す、存在そのものになる…‥‥その目的は多々あり、近づくためのアプローチも様々な者があったが、どれもこれもうまくいっていないことを、その者は知っていた。
所詮、人知を超えるという言葉の時点で、人知の範疇にいる人間が到達することはほぼなしえないだろうと思っていたのだ。
それでも、僅かながらの可能性にかけ、ややあやふやな目的をつくりだしてこうやって組織を拡大し、幹部たちに任せはしたが…‥‥どれもこれも、なしえることはできなかった。
「けれども、貴重なデータは集まったし…‥‥夢物語を叶えるのであれば、人の手ならざる者にやれば、始めからうまくいった訳か」
そうつぶやくも、その言葉を聞く相手はいないだろう。
この地下室は、何重もの警備や封を為されており、何者であってもここに到達することは無い。
例え、彼のディーというものの手の者が…‥‥それこそ、彼の召喚獣であるメイドの仲間であっても、潜入することはできないだろう。
ここはその者しか知らず、そして認識をしない限りは入れぬ場所なのだから。
人知にいない存在が、己のために生み出したのだから。
‥‥‥いや、正確に言えばかつては人知を超えた存在が、自身の復活のためだけに作り上げた場所だという方が正しいだろう。
そう、言うのであれば神であったが…‥‥本来であれば、二度と生を受けるはずの無かった存在。
けれども、強い執念があったからこそ、時間も空間も、そして世界すらも超えて、その存在はこの世界に降り立つことができ‥‥‥そして、自身を殺した憎き相手をこの世界で見つけたのだから。
「‥‥‥何にしても、これでどうなるのかはまだ確定ではないが、それでも良い。復讐ができるのであれば、自我がなくとも良いのだからな。人知を超えたがゆえに、そもそも自我という言葉自体が人知にあるからこそ、いらぬか」
そうつぶやきながら、その者は作り出した者に入りこみ、同化をし始める。
意識を薄れさせながらも…‥‥ふと、その室内に唯一用意しておいた魔道具で外の様子を確認し‥‥‥目にして置くのだ。
自身をその座から、堕とした存在を。
取るに足りぬ下等生物が創り上げた人形ゆえに、油断していた存在を。
己以外にも恨みを持つ仲間たちが集結し合い、その意識が一体化しているからこそ、復讐心が燃え上がりつつ…‥‥映し出されている者に対して、強い憎悪を膨らませていく。
「‥ああ、そうだ。本来は、神殺しは禁忌だろう。ゆえに、我が手で直々に葬らなければな」
そう口にするが、それはかつて、自分達が企んでいたこと。
より上位の存在を消し去り、その座に収まるためにやろうとしていたことだったが…‥‥その事を棚に上げ、そのものは歪んだ心をもって、身も心も怪物へ成り果てて行く。
‥‥‥それは、一つの大きな復讐への物語。
そして、その復讐のために堕ちた者たちの集大成。
怪物は今、真に怪物と成り果て、人知を超えた存在へ…‥‥いうのであれば、神か、いや、邪神へと変わり果てていく。
存在そのものが変わり果てるが、それでも彼らにとっては構わない。
だからこそ、堕ちたというのだが…‥‥その事に気が付かないという事は、結局愚者であったというだけか…‥‥
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