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323 いっその事堂々とすれば何も怖くはない
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仮面の組織、フェイスマスクの殲滅・壊滅などを目的とした、国家間の協力作戦。
少しづつ肌寒い季節になってくる中、少しだけ早めにだけど、準備ができたのであればさっさと潰すべきだという事で、フェイスマスク本拠地と見られる場所の近くに、魔道具で隠して国ごとに派遣された軍が揃っていた。
「あちらはヴィステルダム王国の軍で、あっちはフルー森林国から獣人部隊‥‥‥」
「おい、デオドラント神聖国からも、呪いや怪我に備えて野神官部隊や治療隊だけじゃなくて、最高位の聖騎士部隊なども来ているようだ」
「ゼオライト帝国からも、大量の兵士がこれでもかと来たな…‥‥しかも武器が、オリハルコン製という豪華ぶりだ」
「あそこの女帝は最近、ガランドゥ王国とも国交を盛んにして、色々と取りいれているのだろう」
「それ以外にも、様々な国々の持てる兵力がこうやって集まっている光景はすごいな」
「戦争でもなければそうそうないのだが‥‥‥敵対ではなく協力し合ってだしな‥‥」
戦争などもそうそうあるわけもないのだが、各国の牙はしっかりと研がれていたらしい。
いついかなる時も、何があっても対応できるようにしていたようだが、それに加えてフェイスマスクの危険性も自覚し、日々研鑽を積んでいたようだ。
組織の影響で争いかけて磨いていたのもあるだろうし、その影響をしっかりと調べていたからこそ、自国で暴れられてたまるかというような決意すらにじみ出て目に見えるような人々もいる。
「こうやって見ると、たった一つの組織相手に過剰戦力すぎないか?」
「いや、過剰でも無いらしい。隊長が言っていたが、どうやら怪物とか未知の魔道具などの使用が確認されるからこそ、徹底的にするそうだ」
「うちのところのドMタンクマン部隊は、むしろそれが楽しみだという事で前線に出るらしいが‥‥‥大丈夫かなぁ」
「未知の相手だからこそ、油断せずに対抗戦力を大幅に増やして相手をするか…‥‥まぁ、潰す方が良さそうなのはわかるな」
あちこちの兵士たちが休憩がてら気軽に話しかけあい、盛り上がっている時であった。
――――おおおおおお!!
「おや?何やら向こうが騒がしくないか?」
「ああ、そう言えば話にあったが…‥‥今回の作戦の主導を握るヴィステルダム王国から、ある召喚士が戦場に参戦するとあったな」
「召喚士が?職業的には、後方支援に回りそうなのだが‥‥‥‥」
「お前知らないのか?今回参戦するやつだが‥‥‥ちょうどいい、自分の目で見たほうが早いな」
首をかしげた兵士に対して、既にある程度事情を知っている兵士が手招きをして、その現場を直接目にさせた。
「‥‥‥うわぁ、あれはあれですごいな。人のようでありつつ人ならざる存在と言うべきか、召喚獣なのか、あれ?」
「全員、あの召喚士の召喚獣のようだが…‥‥あの美しい外見とは裏腹に、凄まじい実力を持っているのは確認されているようだ」
そこにいたのは、美女に囲まれた一人の青年の姿。
けれども、単純にハーレム野郎とか空気の読めないボンボンとかそう言うのではなく、しっかりとした気配を持ち、見たことが無い武装を纏っている。
「聞いた話だと、あの召喚士はまだ学生であり、非戦闘員として位置づけられるからこうやって出てくることは本来ないはずなのだが…‥‥組織との戦闘回数が群を抜いて多いそうだ」
「なるほど、経験はあるからこそ駆り出されたような物なのか…‥‥しかし、あれで本当になのか?」
しっかり周囲を見て警戒をしつつ、他の召喚獣たちとも話し合っているようだが、まだ学生の身の者がここにくるだろうか?
「そう言えば、あの者は本当は諜報を目指しているらしいが‥‥‥上の人の話だと、各国共同の何かに入れる予定あるそうだぞ」
「王国だけに使えるんじゃないのか?」
「無理があるだろうな。そもそも、あの面子で既に一つの大きな勢力となるようだし…‥‥一国だけで有していたら、それこそパワーバランスが崩れ合い、何処かで争いの火種にもなりかねん」
言われてみればそうであろう。
大きな白いドラゴンを背にしておりつつ、その他の美女たちも美しい外見ながらも、油断できない気配を纏う。
組織と何度も渡り合ったというようだが、それでもこうやって無事な様子を見ると、実力が底知れないように兵士たちは思った。
「味方なら心強いが…‥‥敵に回ってほしくは無いな。いやまぁ、美しい美女を斬りたくないというのもあるが、それ以前に色々とやっているそうだからな」
「あ、模擬戦を行うようだぞ。あれは確か‥‥‥どこかの将軍だったか?」
ふと見ていると、何やら作戦開始前の実力確認と言うべきか、軽い模擬戦が行われるようである。
見れば、かたやどこかの国のとある有名な将軍であり、そして相手をするのは、召喚士についていたメイドのようだ。
「メイドが相手を‥‥‥‥いや、それメイドなのか?メイドって戦う者か?」
「普通は無いだろう。だが、あれは規格外という噂も聞くが‥‥‥っと、始まったな」
行われた模擬戦の人選に疑問を抱く兵士たち。
‥‥‥だがしかし、あっと言う間に勝敗を決した光景を見てすぐに疑問が解消された。
なぜならば、あっと言う間にメイドの方が勝利したから。
実力が疑問だったが、ここに集められている兵士たちもそれなりに人を見る目は鍛えており、どれほどの実力があるのかを理解させられたのだから。
「‥‥‥そして続けて、メイド以外にも木の椅子の美女や、蛇の美女も出てきたが‥‥‥うわぁ、ほぼ瞬殺が多いな」
「素早さに任せてばかりでもないようだ。あっちなんぞ、帝国の方で噂の巨漢兵士を軽々と持ち上げている鎖鎌の奴もいるからな」
「ドラゴンの方は‥‥‥あ、いや、あれはある意味当り前のようにも見えるような、対格差がそもそも人と不釣り合いすぎるというべきか」
「なんかあの男装の令嬢のような人の周囲の方には、神聖国の奴がさっきから勝負を仕掛けてないか?黄色い悲鳴というか、明かに女性兵士の方で人気が出ているというか‥‥‥」
一部おかしい光景が広がっているような気がするが、実力に偽りがないということを理解させられる。
しかし、それだけの集団がいても今まで壊滅させられていなかったことを考えると、今回の殲滅作戦はそう容易くいくものではないことも同時に理解させられ、兵士たちの気が引き締められる。
「そろそろ開始だろうが…‥‥油断できないのが十分理解できたな」
「圧倒的過ぎる相手でも、直ぐに潰せぬ相手となると慢心は出来ん」
「とにもかくにも、今はとりあえず共同で進めるだけだが…‥‥うん、あの力ならば、味方として心強くもあるな」
あちこちでしっかりと覚悟を決め合い、兵士たちの士気が向上する。
今回の作戦でどこかで慢心していた自分がいたことに気が付き合い、だからこそより一層力を入れることができたのだろう。
けれども、悲しむべきことに向上心を持たず、むしろ前々から予定していた裏切りの決意を固めた者も出ていた。
それこそ、あの実力を目にしたからこそリスクが高いと知りながらも‥‥‥‥それでもどこかで濁り切ったまなざしと歪んだ考えで捉えてしまい、正常な判断ができているとは言い難い輩たちが動き出す。
協力するふりを見せて、旨いこと行けばこの軍が壊滅して、あの美女たちを手に入れられるかも‥‥‥と邪な想いを抱く者さえいるのだ。
‥‥‥でも、こういう想いを持つ輩たちは気が付かないのだろう。
既に、自分達の考えが見ぬかれていることに。
裏切りが確定した時点で完全に見限られ、命を失うことが決定したことに。
これが最後の機会であり、やらかす前に更生してくれればまだやり直せたはずだったのだが、その機会を自ら捨て去ったことに。
まもなく開戦の時となるのだが…‥‥‥ああ、どうしてこうも救いようが無い人が出るのかは、誰にも理解できないのであった…‥‥
少しづつ肌寒い季節になってくる中、少しだけ早めにだけど、準備ができたのであればさっさと潰すべきだという事で、フェイスマスク本拠地と見られる場所の近くに、魔道具で隠して国ごとに派遣された軍が揃っていた。
「あちらはヴィステルダム王国の軍で、あっちはフルー森林国から獣人部隊‥‥‥」
「おい、デオドラント神聖国からも、呪いや怪我に備えて野神官部隊や治療隊だけじゃなくて、最高位の聖騎士部隊なども来ているようだ」
「ゼオライト帝国からも、大量の兵士がこれでもかと来たな…‥‥しかも武器が、オリハルコン製という豪華ぶりだ」
「あそこの女帝は最近、ガランドゥ王国とも国交を盛んにして、色々と取りいれているのだろう」
「それ以外にも、様々な国々の持てる兵力がこうやって集まっている光景はすごいな」
「戦争でもなければそうそうないのだが‥‥‥敵対ではなく協力し合ってだしな‥‥」
戦争などもそうそうあるわけもないのだが、各国の牙はしっかりと研がれていたらしい。
いついかなる時も、何があっても対応できるようにしていたようだが、それに加えてフェイスマスクの危険性も自覚し、日々研鑽を積んでいたようだ。
組織の影響で争いかけて磨いていたのもあるだろうし、その影響をしっかりと調べていたからこそ、自国で暴れられてたまるかというような決意すらにじみ出て目に見えるような人々もいる。
「こうやって見ると、たった一つの組織相手に過剰戦力すぎないか?」
「いや、過剰でも無いらしい。隊長が言っていたが、どうやら怪物とか未知の魔道具などの使用が確認されるからこそ、徹底的にするそうだ」
「うちのところのドMタンクマン部隊は、むしろそれが楽しみだという事で前線に出るらしいが‥‥‥大丈夫かなぁ」
「未知の相手だからこそ、油断せずに対抗戦力を大幅に増やして相手をするか…‥‥まぁ、潰す方が良さそうなのはわかるな」
あちこちの兵士たちが休憩がてら気軽に話しかけあい、盛り上がっている時であった。
――――おおおおおお!!
「おや?何やら向こうが騒がしくないか?」
「ああ、そう言えば話にあったが…‥‥今回の作戦の主導を握るヴィステルダム王国から、ある召喚士が戦場に参戦するとあったな」
「召喚士が?職業的には、後方支援に回りそうなのだが‥‥‥‥」
「お前知らないのか?今回参戦するやつだが‥‥‥ちょうどいい、自分の目で見たほうが早いな」
首をかしげた兵士に対して、既にある程度事情を知っている兵士が手招きをして、その現場を直接目にさせた。
「‥‥‥うわぁ、あれはあれですごいな。人のようでありつつ人ならざる存在と言うべきか、召喚獣なのか、あれ?」
「全員、あの召喚士の召喚獣のようだが…‥‥あの美しい外見とは裏腹に、凄まじい実力を持っているのは確認されているようだ」
そこにいたのは、美女に囲まれた一人の青年の姿。
けれども、単純にハーレム野郎とか空気の読めないボンボンとかそう言うのではなく、しっかりとした気配を持ち、見たことが無い武装を纏っている。
「聞いた話だと、あの召喚士はまだ学生であり、非戦闘員として位置づけられるからこうやって出てくることは本来ないはずなのだが…‥‥組織との戦闘回数が群を抜いて多いそうだ」
「なるほど、経験はあるからこそ駆り出されたような物なのか…‥‥しかし、あれで本当になのか?」
しっかり周囲を見て警戒をしつつ、他の召喚獣たちとも話し合っているようだが、まだ学生の身の者がここにくるだろうか?
「そう言えば、あの者は本当は諜報を目指しているらしいが‥‥‥上の人の話だと、各国共同の何かに入れる予定あるそうだぞ」
「王国だけに使えるんじゃないのか?」
「無理があるだろうな。そもそも、あの面子で既に一つの大きな勢力となるようだし…‥‥一国だけで有していたら、それこそパワーバランスが崩れ合い、何処かで争いの火種にもなりかねん」
言われてみればそうであろう。
大きな白いドラゴンを背にしておりつつ、その他の美女たちも美しい外見ながらも、油断できない気配を纏う。
組織と何度も渡り合ったというようだが、それでもこうやって無事な様子を見ると、実力が底知れないように兵士たちは思った。
「味方なら心強いが…‥‥敵に回ってほしくは無いな。いやまぁ、美しい美女を斬りたくないというのもあるが、それ以前に色々とやっているそうだからな」
「あ、模擬戦を行うようだぞ。あれは確か‥‥‥どこかの将軍だったか?」
ふと見ていると、何やら作戦開始前の実力確認と言うべきか、軽い模擬戦が行われるようである。
見れば、かたやどこかの国のとある有名な将軍であり、そして相手をするのは、召喚士についていたメイドのようだ。
「メイドが相手を‥‥‥‥いや、それメイドなのか?メイドって戦う者か?」
「普通は無いだろう。だが、あれは規格外という噂も聞くが‥‥‥っと、始まったな」
行われた模擬戦の人選に疑問を抱く兵士たち。
‥‥‥だがしかし、あっと言う間に勝敗を決した光景を見てすぐに疑問が解消された。
なぜならば、あっと言う間にメイドの方が勝利したから。
実力が疑問だったが、ここに集められている兵士たちもそれなりに人を見る目は鍛えており、どれほどの実力があるのかを理解させられたのだから。
「‥‥‥そして続けて、メイド以外にも木の椅子の美女や、蛇の美女も出てきたが‥‥‥うわぁ、ほぼ瞬殺が多いな」
「素早さに任せてばかりでもないようだ。あっちなんぞ、帝国の方で噂の巨漢兵士を軽々と持ち上げている鎖鎌の奴もいるからな」
「ドラゴンの方は‥‥‥あ、いや、あれはある意味当り前のようにも見えるような、対格差がそもそも人と不釣り合いすぎるというべきか」
「なんかあの男装の令嬢のような人の周囲の方には、神聖国の奴がさっきから勝負を仕掛けてないか?黄色い悲鳴というか、明かに女性兵士の方で人気が出ているというか‥‥‥」
一部おかしい光景が広がっているような気がするが、実力に偽りがないということを理解させられる。
しかし、それだけの集団がいても今まで壊滅させられていなかったことを考えると、今回の殲滅作戦はそう容易くいくものではないことも同時に理解させられ、兵士たちの気が引き締められる。
「そろそろ開始だろうが…‥‥油断できないのが十分理解できたな」
「圧倒的過ぎる相手でも、直ぐに潰せぬ相手となると慢心は出来ん」
「とにもかくにも、今はとりあえず共同で進めるだけだが…‥‥うん、あの力ならば、味方として心強くもあるな」
あちこちでしっかりと覚悟を決め合い、兵士たちの士気が向上する。
今回の作戦でどこかで慢心していた自分がいたことに気が付き合い、だからこそより一層力を入れることができたのだろう。
けれども、悲しむべきことに向上心を持たず、むしろ前々から予定していた裏切りの決意を固めた者も出ていた。
それこそ、あの実力を目にしたからこそリスクが高いと知りながらも‥‥‥‥それでもどこかで濁り切ったまなざしと歪んだ考えで捉えてしまい、正常な判断ができているとは言い難い輩たちが動き出す。
協力するふりを見せて、旨いこと行けばこの軍が壊滅して、あの美女たちを手に入れられるかも‥‥‥と邪な想いを抱く者さえいるのだ。
‥‥‥でも、こういう想いを持つ輩たちは気が付かないのだろう。
既に、自分達の考えが見ぬかれていることに。
裏切りが確定した時点で完全に見限られ、命を失うことが決定したことに。
これが最後の機会であり、やらかす前に更生してくれればまだやり直せたはずだったのだが、その機会を自ら捨て去ったことに。
まもなく開戦の時となるのだが…‥‥‥ああ、どうしてこうも救いようが無い人が出るのかは、誰にも理解できないのであった…‥‥
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