331 / 373
軽く設定まとめ その6
しおりを挟む
ここまで読んでない人にはネタバレも含むので注意!
――――――――――――――――――――――――――
『召喚獣』
名前:ルン
性別:女性
種族:『呪いの魔剣』⇒『インテリジェンスソード』⇒『剣精霊』
容姿:
『剣状態:刃の部分は何やら波打つような美しい模様が施され、柄の方には蒼く輝く宝石が埋め込まれ、金色で縁取られている。両手剣に近いが片手で振るう事も可能』
『精霊実体化状態:全体的に青みのかかった肌で、ピッチリスーツ着用。美女と言えば美女だが、芸術作品のものに近い印象を与える』
その他:
・ディーに対しての呼び方は召喚主様であり、カトレアとやや被るが、発音としてはこちらの方がやや機械的。
・国王陛下からの褒賞で貰った邸の中にあった隠し部屋の一つ、呪いに関わる道具ばかりが収められていた部屋の呪いが収束し形を成した魔剣。
・ゼネの手によって浄化された後、更にディーとの契約によって種族がころころと変貌していった。普段は剣の姿で過ごしつつも状況に合わせて人に近い精霊としての姿を出して行動する。
・元々は見事な剣になっていたので国に治める予定だったが、ディーの召喚獣となったので予定が消えうせた。邸の隠し部屋などの問題もあったので、国としては問題ない。
・初期は実体化時間10数秒限度、終了後は30分の休息が必要ではあったが徐々にその時間は伸びており、約半日は人の姿になって過ごすことも可能になっている。とは言え、剣の姿の方が時本来の姿として安定しており、人の姿を取るのは戦闘時か夜の営みの時ぐらいである。
・口調としては「/」と途切れ途切れになりがち。
・ノインと同じような性格をしているが、人の気配察知能力は皆より上回っており、対人戦闘においては近接戦トップクラス。なお、近接攻撃以外にも刃の衝撃を飛ばしたり、ビームを放つなど、遠距離攻撃手段もそろえてきている。
・ガランドゥ王国での戦いを経て、刃はオリハルコン製へ変わった後、ノインの姉妹機の手によって精錬され直され、さらに切断力などが向上した。剣の能力が向上すれば精霊として実体化した時の性能も向上するらしい。
・剣としてはできればディーに振るってほしいが、大抵自分で動けてしまうので機会には恵まれにくい。けれども、大事にされているので文句はない。しいて言うのであれば、ディーの扱うガントレットに剣豪のように剣を扱えるような機能が出来ないかと思い、現在ノインに相談中だったりする。やはり、欲としては捨てがたい。
名前:スルーズ
性別:女性
種族:『九尾の狐』
容姿:
『獣状態:大きな九尾の狐。体の大きさはある程度自由がきくらしく、小さなぬいぐるみのようにデフォルメされた子狐の姿から、巨大な狐の姿などが可能』
『人化状態:リザのように着物を着た妖艶の美女の姿だが、やや着物を着崩し気味。狐の獣人にも似ているのだが、尻尾の本数の多さや能力などが異なっている』
その他:
・大地の死亡をどうにかするためにという目的で願われ、召喚されたモンスター。
・豊穣の力を持ち、どんな台地もあっと言う間に豊かにできるのだが本人いわく調節が難しいようで、下手にやらかすと大森林が出来上がってしまう
・一人称は主に「わらわ」であり、語尾はレイアに似つつも「のだ」という口調になりやすい。
・召喚される前の生活は不明だが、傾国の美女として有名だったらしい。とは言え、その美しさで人々を堕落させたのは試すような意味合いが強く、人の精神の弱さには呆れており、何処か落胆していた。
・ディーに対しても当初は試そうと思いつつ、性的な意味合いで襲って見たのだが…‥‥生憎ながら完膚なきまでに撃退されており、むしろ堕とされ返されてしまった。そのせいで順番を抜かされたリザとは一時的に不仲になったが、容姿やセンスが似通っていたので何かと仲良くはなった。
・尻尾が9本あり、それぞれに異なる力がある模様。豊穣以外にも元の姿になるだけ、人の姿になるだけ、小さくなるだけなどが判明しているが、それはあくまでも尻尾に蓄えている力であり、入れ替えることは可能らしい。
・九尾の狐だけあって化ける事も得意だが、普段は狐の姿で過ごすことが多い。何かとモフモフな方が、呼び出された先の季節では楽である。
・体の大きさを活かして蹂躙することも可能だが、幻術で混乱させる方が得意だったりする。そういう意味ではゼネとも相性が良く、二人がかりで協力して行えば…‥‥‥
名前:セレナイト
性別:???(まだ幼いので判別不明)
種族:『ファフニール(?)』⇒『ファフニール(反転・改)(小説内で表示はないけど、一応こういう設定)』
容姿:小さな幼体の姿から、召喚によって大きく変化。大きなドラゴンと化し、体表は光沢をもった白い肌になり、頭からはユニコーンのような、金色の大きな角が発現。目の色は赤いながらもこちらも宝石のように変化。
その他:
・国王からの褒美で授かったファフニールの卵から孵化した召喚獣。
・元は仮面の組織フェイスマスクの実験材料にされかけていたようだが、細工をされる前に救出されているらしい。記録によれば親の姿がない巣から盗まれたようだが、孵化後の状態から見て親同種族ではない可能性で親が卵を放棄した可能性が高い。
・本来は真っ黒なファフニールだが姿が異なっており、召喚時の詠唱文から反転しているだけの個体に近いと想定される。そのためなのか、闇よりも光や聖への適性が非常に高く、元聖女であるゼネから見てもかなり強い力を持つと思われる。また、そのおかげか本来はヴイーヴルであるルビーとは本能的に相性が悪いはずだが、そのようなそぶりはない。
・とはいえ生まれたて故に無邪気な性格であり、まだまだ精神は子供。召喚獣となったのは良いのだが、ディーを父親、召喚獣たちやルナティア、アリスを自身の母親と思っているようで、パパ・ママ呼びをして撃沈させた。
・どうやらその呼び方自体にも魅了に近いものがあるようで、子供としての特性を盛大に活かしているもよう。悪い類のではないのだが、親馬鹿になりかねない不安がある。
・わがままにならないように、一応躾などもしっかりとする。
名前:ピヨヨ
種族:『ハーリンバード』
その他:
・ディーの召喚獣ではなく、ガランドゥ王国の王女であるアリスが召喚した召喚獣。
・小さな小鳥のようでありつつも、モンスターであり、歌声を糧にして成長することが可能
・どのような音も一度聞けば再現可能であり、ノインの音響兵器も見事に再現してしまう。
・出番は少ないが普段はアリスの側に飛んでおり、どちらかと言えば召喚獣よりもペット扱いである。
『ここまでに登場した主な人物たち』
名前:アリス
性別:女性
容姿:初登場時はやや幼い少女の姿ではあったが、月日が経ちディーと同年代としてちょうどいい容姿へ変化。かつては木製の義手だったがノインたちの再生医療によって復活済み。それでもまだ顔はやや幼げな少女でありつつ、王女としての気品さを持っている。
その他:
・ガランドゥ王国、第1王女としての身分を持つ。現在は国のごたごたや諸事情によってヴィステルダム王国に留学しに来ており、ルナティアとはライバル関係から本妻争い関係へと変化。仲は良い。
・かつてはガランドゥ王国内で、国王及び仮面の組織の手によって色々と改造が施され、声を奪われていた。脱出に伴い腕も失ったが木製の義手で一時期を過ごし、現在は治療を完全に終えて健康体になっている。
・歌がうまいので職業「歌姫」などが予想されたのだが、まさかの「召喚士」となっている。召喚獣はピヨヨという小さな小鳥であり、授業内でディーとよく触れ合う機会が多く、彼を狙う身としてルナティアとはライバル関係でもあった。
・現在、王国内のごたごたはだいぶ収まっており、ガランドゥ王国ヘは実はいつでも帰国可能。とは言え、関係を持ったので帰国せずにこのまま留学先で卒業することに決めているらしい。
・義手だった時に力加減を間違えて、兄弟を天井へ叩きつけた経験で、実はちょっと室内が苦手で屋外に出たがりになっていたりする。今はもう手も再生したが、義手も記念に取っており、いざとなれば使う気もある。
・一人称は「ワタシ」ではあったが、現在では「わたくし」などに変化中。元々声が失われた時の口調だったので、取り戻した後は喋るのも楽しかったりする。。
名前:ハルモニア
性別:女性
容姿:小さな幼女のようでありつつ、青い瞳を持つ。
その他:
・海洋王国モルゼの王家の血を持ちつつも、王家としての特徴のオッドアイを持たないことから公式に存在を認められていない少女。
・それでも何かと生きていたのだが、ある時を境に追われる身となり、漂流していたところでディーたちに救助された。
・その後、瀕死の状態で生きる気力を失っていたが、ヴィステルダム王国の重度の子供大好き人間である第3王子エルディムの励ましにより回復。そして互いに好意を持ち、婚約関係となった。なお、その際に第3王子は王位継承権争いから正式に離脱しており、第1、2王子たちとしては良い事なのかもしれないが、甘い空気を見るとこれでよかったのかと悩まされているらしい。
名前:グレイ
性別:女性
容姿:赤と青のオッドアイをした、銀髪の女騎士のような容貌。わかりやすく言えば「くっ殺女騎士」というような見た目。
その他:
・海洋王国の第8王女であり、海軍を率いている
・王女ではあるが、自分の身は自分で守りつつ、王家として認められなかった者たちを気にかけつつも、父である国王の命令には逆らいきれなかった。現在はその贖罪のために奮闘中。
・部下には恵まれているようで慕われているが、何かとツッコミ役へ回ることが多い。苦労人枠と言えばそうかもしれないが、それでも無慈悲な判断なども遂行するだけの精神はある。
・現在は海洋王国の土台自体が崩れているために立て直し作業に大奮闘状態。何かと忙しい身ではあるが、国王の命令を聞いていた時よりも生き生きとしており、人を従えるだけの器はあったようである。
名前:正式名称『万能家事戦闘人型ゴーレム01』通称『ワゼ』
性別:女性
容姿:ノインに非常によく似た容姿だが、ワゼの方がオリジナル。ただし胸囲の格差あり。
一人称など:私。「~デス」と語尾がカタカナ口調でノインと大体同じ。
その他:
・ノインの母でもあり姉でもあり、メイドゴーレムのオリジナルの存在。
・作者の作品である『拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~』にて登場。
・本作品においては世界の理が異なる故か、性能がやや制限されていたりするも、それでも彼女以降の機体は彼女が自身を模して製造したものであり、アップデートがあってもワゼもまた自己改良を施すので追いつくことは不可能に近い。
・ノインと同じメイドゴーレムであり、別の世界でもノインと同じようにご主人様を得て活動中。時系列とかは難しく考えると面倒だが、主はまだ存命中の時期である。
・シスターズと呼ばれる姉妹機を派遣していたりしており、密かにこの世界にも手を伸ばされていたりする。とは言え、ノインがここにいる以上むやみやたらに干渉する気もなく、軽い手助けを行う程度。
・なお、母でもあり姉でもあるので、ノインに対しては我が子のようにも妹のようにも親しみを持っているが、主を得て結ばれている様子から一人前になったと判断されているらしく、そこまで世話を焼かれることもない。とはいえちゃっかり、ノインのサブシステムに使用されているものに自分のコピーを置いており、何かと見守ってはいるらしい。
・ノインの出したメイドとしての答えとは違う回答を持つものの、それでも幸せならばそれで良いとは思うようである。ただし、自身のコンプレックスは本作品でも健在であり、自己修正が可能なはずだが何かと事情があるせいでやっておらず、指摘されればキレる。
・盛大に地雷を踏み抜いた対象は世界そのものから抹殺済み。また、オリジナル機体なだけあってか、ノインと武装の互換性はあるようで、たがいに接続して威力を倍増させることも可能。
・ディーに対しては、ノインの主としてはふさわしいと認めている。ただし、婿とかその話になると自身の事情からか複雑な気分にはなるらしい。
名前:不明
名称:国王の弟、デッドリー(元)大公爵
その他:
・息子をフェイスマスクによって利用され、皮を被った他人を息子とさせられていた人物。
・その事件はディーたちによって解決はされたが、息子を奪った組織フェイスマスクには大きな恨みを抱くことになり、万が一に備えて自身の王籍も抜きつつ、組織潰しの旅に出た。
名前:『狂気の笑み仮面』ハドゥーラ
容姿:成人男性、笑い顔のような不気味な仮面を着用
その他:
・ガランドゥ王国で活動していた、組織フェイスマスクの幹部の一人。
・組織の目的の一つ、『人知を超えた者になる』ということに対しては、その頭脳からある程度の不可能な部分を悟ってはいたものの、それでも『人の体に直接細工を施す大改造』という手段をとり、ガランドゥ王国の国王の心の闇に付け込んで暗躍していた。
・その正体はガランドゥ王国の第2王子ドリス。仮面に取り付けられていた魔道具で脳を活性化させてありえないほどの技術や知識を得ていたようだが、その副作用というか供えられていた呪いによって、倫理の壁を粉砕していたらしい。
・自身の血の繋がった家族も手にかけようとしていたようで、呪いによるものが無くてもいずれは相していたかもしれない可能性があり、組織の手によって後押しをされたとも言えるだろう。
・口調はややハイテンション気味だった。
名前:『愛憎の仮面』ギリス
容姿:怒りと笑い、どちらの意味にもなるようでわからないような仮面を装着した人物
その他:
・とある塔のダンジョン最上部を拠点とした研究所に居座る、組織の幹部の一人
・色々と倫理的に狂った思考があるようで、自身の仲間であろうとも材料としかみなしておらず、実際に怪物へ捕食させたこともある。
・何気にこのぶっ飛んだ思考はハドゥーラと似通っていたようで、目的への手段も似たものになっていた。それなりに仲は良かったらしく、彼の訃報を知ると悲しんでいたようである。
・塔のダンジョンを拠点にしようとする際に、ダンジョンコアを通常は組織の道具で制圧するはずであったが、まさかの意気投合しあい、コアの協力を得ていたらしい。その後、ディーたちの潜入前後にコアと一体化をし始めたらしく、コアと本人の人格が混ざりあったかのような第3の人格が表面に出ていた。
・ダンジョンマスターを材料にしたり、失敗した怪物をダンジョン内に解き放っているなど、管理などはやや雑な面が見られる。しかし、ディーたちの戦闘光景などを分析してすぐに対策がとれる怪物を製造し間に合わせるだけの腕はあった。
・末路は自身の作り出した怪物ハザードに捕食されるも、それがどういう結果になるのかはある程度見通していたらしく、満足げに逝った。その後、ハザード撃破によって消滅したと考えられる。
名前:アポトーシス
容姿:海洋王国の国王⇒黒い靄⇒金属体⇒要塞
その他:
・実は作品内で珍しく多くの変身形態が存在した、組織製の怪物の一体。
・とはいえ、自身を生み出したフェイスマスクとは決別しており、海洋王国モルゼで暗躍をしていた。
・海洋王国自体がどこからかの漂流船でもあり、その科学力を手中に収めようとするも故障個所が多く、ゆえに技術力を補うためにノインを狙った。
・ノインを完膚なきまでにとまではいかずとも破壊した相手であり、その実力だけを見ると相当恐ろしい怪物であったことがうかがえる。
・末路は、破壊したノインの姉でも母でもあるワゼに対しての暴言によって怒りを買い、この世から消滅させられた模様。かなりの強さを誇ったはずであったが、その最後はあっけない物であった。
名前:ハザード
容姿:人間体でもあるようで触手を生やした姿⇒頭でっかちな怪物⇒塔のダンジョン
その他:
・組織の幹部ギリスによって生み出された怪物。
・ディーたちへの対策を念頭に作られており、ありとあらゆる攻撃を防ぎまくっていた。
・だがしかし、制御不能に陥り、コアを捕食し、ダンジョンへと変貌。さらには周囲の生命力を奪う怪物へとなり果て、危く全世界が命無き世界になるところであった。
『その他、作中で出てきたちょっとした国や用語・モンスターや道具の解説まとめ(主にちょっと気になるかもしれないだけで、読み返せばある)』
「ファフニール」
・全身真っ黒でありつつ、目の色が宝石のように輝くドラゴンの一種。その体躯は全体的に痩せた印象を持たせるが、その分機動力や飛行速度も高く、特殊な効果を持ったブレスを吐いて攻撃する以外にも、闇魔法を用いて自衛するモンスターでもある。
・また、宝をため込む性質があるのだが、こちらはヴイーヴルとほぼ同質であり、目当ての宝があった場合、奪い合いを起こす。
・ただし、ディーたちが孵化させたセレナイトは反転体と言うべきか、性質が真逆となているようで、それゆえに親が孵化前に感知して捨てたのではないかという疑惑が存在している。
「呪いの魔剣」
・魔剣の中でも、呪われている武器。呪いそのものから産み落とされたり、ダンジョン内で生成されたり、あるいは血を吸い過ぎた剣が変貌してできるとされている。とは言え、呪いさえ解呪してしまえば優秀な魔剣なことが多く、趣味で集める人もそれなりに存在している。ただし、解呪をし忘れていて気が付けば呪いぎっしりで新しく呪いの魔剣を生み出し、逝ってしまったという例も存在している。
「インテリジェンスソード」
・魔剣の中でも、人の手からではなく、純粋に呪いから生み出された魔剣が最高クラスの解呪によって、非常に低確率で進化した存在。
・魔剣の類の中でもさらに優秀な性能を秘めており、刀鍛冶などには生み出したいが生み出せない、武器の中でも至高の魔剣とされている。知性を秘めており、持ち主に合わせた進化を常に行い続けている。
・けれども、あくまでも知性を秘めているだけであり、通常は意思疎通は不可能。持ち主のみが察してしまうことがあるらしいが、周囲との会話も不可能。
「剣精霊」
・魔剣の類が様々な過程を経て、何時か辿り着くといわれている幻の存在。剣そのものに宿る精霊の類でもあり、所有者によって様々な姿に変貌して実体化する。本体である魔剣そのものを自身で動かすことが可能になり、歴戦の剣士と変わらない実力を保有する。
・ただし、実体化している時よりも剣のままで動いている方が実践時にかなり有効的だったりする(相手の攻撃が当たる範囲などを考慮)。
・また、実体化にも時間制限が存在しており、成長すれば制限が無くなるそうだが、それがどのぐらいなのかは不明。現状、ルンの時間制限などもまだ存在はしているようだが、それでもだんだん時間は伸びてきているらしい。
「ハーリンバード」
・かなり小さな小鳥だが、その鳴き声の本気の大声は下手な爆発音よりも凌駕するほどではあるが、普段は小さくさえずり、様々な楽器の音を真似して音楽を奏でることが可能な鳥のモンスター。
・なお、餌は特に取らず、しいて言うのであれば歌声を糧にして成長するとされる。
・ノイン御手製音響兵器の音もしっかりと真似することが可能であり、いざという時のどこでも爆音兵器へと変貌することも可能だったりする。
「海洋王国モルゼ」
・大きな島国であり、主に船での産業が活発だった国。季節が変わらず常に常夏の国であり、リゾート地としての観光資源も豊富でそこそこに栄えてたはずであった。
・だがしかし、アポトーシスの一件で見事に国土を失い、ワゼの手で一時的な避難場所ができたので、そこを土壌にして現在復興中。
「ガランドゥ王国」
・芸術を重んじる国であり、芸術の流出を防ぐために、中央部から間隔を開けて壁が建設されていた。
・けれども、ハドゥーラの一件以降秘匿性が高くなりすぎて問題発覚が遅れたことから取り壊しが決定しており、外部への流出も芸術の発展のためには仕方がないとして、むしろ積極的に自国以外の文化などを取り入れる動きを見せ始めた。
・建て直し中ではあるが、皮肉なことにハドゥーラの置き土産であるオリハルコンが資金源となっている。
・第3王子は予定通り、ゼオライト帝国の女帝の元へ入り婿となった模様。第1王女アリスはディーの元へ行ったようだが、関係を作れたのであれば別に良いようである。なお、第1王子に関しては現在復興作業に取り組んではいるが、何が原因かは不明だが天井が苦手らしく、屋外で過ごすことが多いらしい。
『その他:色々と追加された設定』
・ノインに関して、ワゼの手による直接的な改造が施され、初期よりも性能がアップ。そのついでのように、ディーの装備品の改造やその他召喚獣たちへの装備品の製造なども行えるようになった。
・ディーの戦闘能力は疑問な部分が多かったが、とある一件で操られた際に、装備品さえあれば召喚獣たちに対して圧倒的に戦えることが判明。間近で彼女達を見ていたからこそ動きが分かるようであり、終始圧倒していた。
・ワゼは現在、主と一緒に観光旅行中。本当は主の奥方も一緒に来たかったらしいが、世界の理が違うためにどうなるのかが不明であったためについていけなかったらしい。
・都市内の清掃を時々行うバイトを紹介され、ルナティアとディー、後にアリスが一緒に行っているらしい。バイト中はノインたちも将来の諜報活動を見越して大道芸を行うなど稼いでいたりする。なお、ノインたちの方が圧倒的に稼げていたりする。
・召喚獣の召喚に関して、通常の召喚と契約召喚では一部異なる点があったりする。「47 救の手というか、都合のいい交渉というか」にてゼネが語っていたが、ドラゴンが子猫、ケセランパセランが毛玉からつるつるのモチに、ゴブリンがオーガへと、まったくの別物へ変貌を遂げる場合があったらしい。ディーの場合で言うのであれば、肉が付いたり人型になったり、するようなものである。
――――――――――――――――――――――――――
『召喚獣』
名前:ルン
性別:女性
種族:『呪いの魔剣』⇒『インテリジェンスソード』⇒『剣精霊』
容姿:
『剣状態:刃の部分は何やら波打つような美しい模様が施され、柄の方には蒼く輝く宝石が埋め込まれ、金色で縁取られている。両手剣に近いが片手で振るう事も可能』
『精霊実体化状態:全体的に青みのかかった肌で、ピッチリスーツ着用。美女と言えば美女だが、芸術作品のものに近い印象を与える』
その他:
・ディーに対しての呼び方は召喚主様であり、カトレアとやや被るが、発音としてはこちらの方がやや機械的。
・国王陛下からの褒賞で貰った邸の中にあった隠し部屋の一つ、呪いに関わる道具ばかりが収められていた部屋の呪いが収束し形を成した魔剣。
・ゼネの手によって浄化された後、更にディーとの契約によって種族がころころと変貌していった。普段は剣の姿で過ごしつつも状況に合わせて人に近い精霊としての姿を出して行動する。
・元々は見事な剣になっていたので国に治める予定だったが、ディーの召喚獣となったので予定が消えうせた。邸の隠し部屋などの問題もあったので、国としては問題ない。
・初期は実体化時間10数秒限度、終了後は30分の休息が必要ではあったが徐々にその時間は伸びており、約半日は人の姿になって過ごすことも可能になっている。とは言え、剣の姿の方が時本来の姿として安定しており、人の姿を取るのは戦闘時か夜の営みの時ぐらいである。
・口調としては「/」と途切れ途切れになりがち。
・ノインと同じような性格をしているが、人の気配察知能力は皆より上回っており、対人戦闘においては近接戦トップクラス。なお、近接攻撃以外にも刃の衝撃を飛ばしたり、ビームを放つなど、遠距離攻撃手段もそろえてきている。
・ガランドゥ王国での戦いを経て、刃はオリハルコン製へ変わった後、ノインの姉妹機の手によって精錬され直され、さらに切断力などが向上した。剣の能力が向上すれば精霊として実体化した時の性能も向上するらしい。
・剣としてはできればディーに振るってほしいが、大抵自分で動けてしまうので機会には恵まれにくい。けれども、大事にされているので文句はない。しいて言うのであれば、ディーの扱うガントレットに剣豪のように剣を扱えるような機能が出来ないかと思い、現在ノインに相談中だったりする。やはり、欲としては捨てがたい。
名前:スルーズ
性別:女性
種族:『九尾の狐』
容姿:
『獣状態:大きな九尾の狐。体の大きさはある程度自由がきくらしく、小さなぬいぐるみのようにデフォルメされた子狐の姿から、巨大な狐の姿などが可能』
『人化状態:リザのように着物を着た妖艶の美女の姿だが、やや着物を着崩し気味。狐の獣人にも似ているのだが、尻尾の本数の多さや能力などが異なっている』
その他:
・大地の死亡をどうにかするためにという目的で願われ、召喚されたモンスター。
・豊穣の力を持ち、どんな台地もあっと言う間に豊かにできるのだが本人いわく調節が難しいようで、下手にやらかすと大森林が出来上がってしまう
・一人称は主に「わらわ」であり、語尾はレイアに似つつも「のだ」という口調になりやすい。
・召喚される前の生活は不明だが、傾国の美女として有名だったらしい。とは言え、その美しさで人々を堕落させたのは試すような意味合いが強く、人の精神の弱さには呆れており、何処か落胆していた。
・ディーに対しても当初は試そうと思いつつ、性的な意味合いで襲って見たのだが…‥‥生憎ながら完膚なきまでに撃退されており、むしろ堕とされ返されてしまった。そのせいで順番を抜かされたリザとは一時的に不仲になったが、容姿やセンスが似通っていたので何かと仲良くはなった。
・尻尾が9本あり、それぞれに異なる力がある模様。豊穣以外にも元の姿になるだけ、人の姿になるだけ、小さくなるだけなどが判明しているが、それはあくまでも尻尾に蓄えている力であり、入れ替えることは可能らしい。
・九尾の狐だけあって化ける事も得意だが、普段は狐の姿で過ごすことが多い。何かとモフモフな方が、呼び出された先の季節では楽である。
・体の大きさを活かして蹂躙することも可能だが、幻術で混乱させる方が得意だったりする。そういう意味ではゼネとも相性が良く、二人がかりで協力して行えば…‥‥‥
名前:セレナイト
性別:???(まだ幼いので判別不明)
種族:『ファフニール(?)』⇒『ファフニール(反転・改)(小説内で表示はないけど、一応こういう設定)』
容姿:小さな幼体の姿から、召喚によって大きく変化。大きなドラゴンと化し、体表は光沢をもった白い肌になり、頭からはユニコーンのような、金色の大きな角が発現。目の色は赤いながらもこちらも宝石のように変化。
その他:
・国王からの褒美で授かったファフニールの卵から孵化した召喚獣。
・元は仮面の組織フェイスマスクの実験材料にされかけていたようだが、細工をされる前に救出されているらしい。記録によれば親の姿がない巣から盗まれたようだが、孵化後の状態から見て親同種族ではない可能性で親が卵を放棄した可能性が高い。
・本来は真っ黒なファフニールだが姿が異なっており、召喚時の詠唱文から反転しているだけの個体に近いと想定される。そのためなのか、闇よりも光や聖への適性が非常に高く、元聖女であるゼネから見てもかなり強い力を持つと思われる。また、そのおかげか本来はヴイーヴルであるルビーとは本能的に相性が悪いはずだが、そのようなそぶりはない。
・とはいえ生まれたて故に無邪気な性格であり、まだまだ精神は子供。召喚獣となったのは良いのだが、ディーを父親、召喚獣たちやルナティア、アリスを自身の母親と思っているようで、パパ・ママ呼びをして撃沈させた。
・どうやらその呼び方自体にも魅了に近いものがあるようで、子供としての特性を盛大に活かしているもよう。悪い類のではないのだが、親馬鹿になりかねない不安がある。
・わがままにならないように、一応躾などもしっかりとする。
名前:ピヨヨ
種族:『ハーリンバード』
その他:
・ディーの召喚獣ではなく、ガランドゥ王国の王女であるアリスが召喚した召喚獣。
・小さな小鳥のようでありつつも、モンスターであり、歌声を糧にして成長することが可能
・どのような音も一度聞けば再現可能であり、ノインの音響兵器も見事に再現してしまう。
・出番は少ないが普段はアリスの側に飛んでおり、どちらかと言えば召喚獣よりもペット扱いである。
『ここまでに登場した主な人物たち』
名前:アリス
性別:女性
容姿:初登場時はやや幼い少女の姿ではあったが、月日が経ちディーと同年代としてちょうどいい容姿へ変化。かつては木製の義手だったがノインたちの再生医療によって復活済み。それでもまだ顔はやや幼げな少女でありつつ、王女としての気品さを持っている。
その他:
・ガランドゥ王国、第1王女としての身分を持つ。現在は国のごたごたや諸事情によってヴィステルダム王国に留学しに来ており、ルナティアとはライバル関係から本妻争い関係へと変化。仲は良い。
・かつてはガランドゥ王国内で、国王及び仮面の組織の手によって色々と改造が施され、声を奪われていた。脱出に伴い腕も失ったが木製の義手で一時期を過ごし、現在は治療を完全に終えて健康体になっている。
・歌がうまいので職業「歌姫」などが予想されたのだが、まさかの「召喚士」となっている。召喚獣はピヨヨという小さな小鳥であり、授業内でディーとよく触れ合う機会が多く、彼を狙う身としてルナティアとはライバル関係でもあった。
・現在、王国内のごたごたはだいぶ収まっており、ガランドゥ王国ヘは実はいつでも帰国可能。とは言え、関係を持ったので帰国せずにこのまま留学先で卒業することに決めているらしい。
・義手だった時に力加減を間違えて、兄弟を天井へ叩きつけた経験で、実はちょっと室内が苦手で屋外に出たがりになっていたりする。今はもう手も再生したが、義手も記念に取っており、いざとなれば使う気もある。
・一人称は「ワタシ」ではあったが、現在では「わたくし」などに変化中。元々声が失われた時の口調だったので、取り戻した後は喋るのも楽しかったりする。。
名前:ハルモニア
性別:女性
容姿:小さな幼女のようでありつつ、青い瞳を持つ。
その他:
・海洋王国モルゼの王家の血を持ちつつも、王家としての特徴のオッドアイを持たないことから公式に存在を認められていない少女。
・それでも何かと生きていたのだが、ある時を境に追われる身となり、漂流していたところでディーたちに救助された。
・その後、瀕死の状態で生きる気力を失っていたが、ヴィステルダム王国の重度の子供大好き人間である第3王子エルディムの励ましにより回復。そして互いに好意を持ち、婚約関係となった。なお、その際に第3王子は王位継承権争いから正式に離脱しており、第1、2王子たちとしては良い事なのかもしれないが、甘い空気を見るとこれでよかったのかと悩まされているらしい。
名前:グレイ
性別:女性
容姿:赤と青のオッドアイをした、銀髪の女騎士のような容貌。わかりやすく言えば「くっ殺女騎士」というような見た目。
その他:
・海洋王国の第8王女であり、海軍を率いている
・王女ではあるが、自分の身は自分で守りつつ、王家として認められなかった者たちを気にかけつつも、父である国王の命令には逆らいきれなかった。現在はその贖罪のために奮闘中。
・部下には恵まれているようで慕われているが、何かとツッコミ役へ回ることが多い。苦労人枠と言えばそうかもしれないが、それでも無慈悲な判断なども遂行するだけの精神はある。
・現在は海洋王国の土台自体が崩れているために立て直し作業に大奮闘状態。何かと忙しい身ではあるが、国王の命令を聞いていた時よりも生き生きとしており、人を従えるだけの器はあったようである。
名前:正式名称『万能家事戦闘人型ゴーレム01』通称『ワゼ』
性別:女性
容姿:ノインに非常によく似た容姿だが、ワゼの方がオリジナル。ただし胸囲の格差あり。
一人称など:私。「~デス」と語尾がカタカナ口調でノインと大体同じ。
その他:
・ノインの母でもあり姉でもあり、メイドゴーレムのオリジナルの存在。
・作者の作品である『拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~』にて登場。
・本作品においては世界の理が異なる故か、性能がやや制限されていたりするも、それでも彼女以降の機体は彼女が自身を模して製造したものであり、アップデートがあってもワゼもまた自己改良を施すので追いつくことは不可能に近い。
・ノインと同じメイドゴーレムであり、別の世界でもノインと同じようにご主人様を得て活動中。時系列とかは難しく考えると面倒だが、主はまだ存命中の時期である。
・シスターズと呼ばれる姉妹機を派遣していたりしており、密かにこの世界にも手を伸ばされていたりする。とは言え、ノインがここにいる以上むやみやたらに干渉する気もなく、軽い手助けを行う程度。
・なお、母でもあり姉でもあるので、ノインに対しては我が子のようにも妹のようにも親しみを持っているが、主を得て結ばれている様子から一人前になったと判断されているらしく、そこまで世話を焼かれることもない。とはいえちゃっかり、ノインのサブシステムに使用されているものに自分のコピーを置いており、何かと見守ってはいるらしい。
・ノインの出したメイドとしての答えとは違う回答を持つものの、それでも幸せならばそれで良いとは思うようである。ただし、自身のコンプレックスは本作品でも健在であり、自己修正が可能なはずだが何かと事情があるせいでやっておらず、指摘されればキレる。
・盛大に地雷を踏み抜いた対象は世界そのものから抹殺済み。また、オリジナル機体なだけあってか、ノインと武装の互換性はあるようで、たがいに接続して威力を倍増させることも可能。
・ディーに対しては、ノインの主としてはふさわしいと認めている。ただし、婿とかその話になると自身の事情からか複雑な気分にはなるらしい。
名前:不明
名称:国王の弟、デッドリー(元)大公爵
その他:
・息子をフェイスマスクによって利用され、皮を被った他人を息子とさせられていた人物。
・その事件はディーたちによって解決はされたが、息子を奪った組織フェイスマスクには大きな恨みを抱くことになり、万が一に備えて自身の王籍も抜きつつ、組織潰しの旅に出た。
名前:『狂気の笑み仮面』ハドゥーラ
容姿:成人男性、笑い顔のような不気味な仮面を着用
その他:
・ガランドゥ王国で活動していた、組織フェイスマスクの幹部の一人。
・組織の目的の一つ、『人知を超えた者になる』ということに対しては、その頭脳からある程度の不可能な部分を悟ってはいたものの、それでも『人の体に直接細工を施す大改造』という手段をとり、ガランドゥ王国の国王の心の闇に付け込んで暗躍していた。
・その正体はガランドゥ王国の第2王子ドリス。仮面に取り付けられていた魔道具で脳を活性化させてありえないほどの技術や知識を得ていたようだが、その副作用というか供えられていた呪いによって、倫理の壁を粉砕していたらしい。
・自身の血の繋がった家族も手にかけようとしていたようで、呪いによるものが無くてもいずれは相していたかもしれない可能性があり、組織の手によって後押しをされたとも言えるだろう。
・口調はややハイテンション気味だった。
名前:『愛憎の仮面』ギリス
容姿:怒りと笑い、どちらの意味にもなるようでわからないような仮面を装着した人物
その他:
・とある塔のダンジョン最上部を拠点とした研究所に居座る、組織の幹部の一人
・色々と倫理的に狂った思考があるようで、自身の仲間であろうとも材料としかみなしておらず、実際に怪物へ捕食させたこともある。
・何気にこのぶっ飛んだ思考はハドゥーラと似通っていたようで、目的への手段も似たものになっていた。それなりに仲は良かったらしく、彼の訃報を知ると悲しんでいたようである。
・塔のダンジョンを拠点にしようとする際に、ダンジョンコアを通常は組織の道具で制圧するはずであったが、まさかの意気投合しあい、コアの協力を得ていたらしい。その後、ディーたちの潜入前後にコアと一体化をし始めたらしく、コアと本人の人格が混ざりあったかのような第3の人格が表面に出ていた。
・ダンジョンマスターを材料にしたり、失敗した怪物をダンジョン内に解き放っているなど、管理などはやや雑な面が見られる。しかし、ディーたちの戦闘光景などを分析してすぐに対策がとれる怪物を製造し間に合わせるだけの腕はあった。
・末路は自身の作り出した怪物ハザードに捕食されるも、それがどういう結果になるのかはある程度見通していたらしく、満足げに逝った。その後、ハザード撃破によって消滅したと考えられる。
名前:アポトーシス
容姿:海洋王国の国王⇒黒い靄⇒金属体⇒要塞
その他:
・実は作品内で珍しく多くの変身形態が存在した、組織製の怪物の一体。
・とはいえ、自身を生み出したフェイスマスクとは決別しており、海洋王国モルゼで暗躍をしていた。
・海洋王国自体がどこからかの漂流船でもあり、その科学力を手中に収めようとするも故障個所が多く、ゆえに技術力を補うためにノインを狙った。
・ノインを完膚なきまでにとまではいかずとも破壊した相手であり、その実力だけを見ると相当恐ろしい怪物であったことがうかがえる。
・末路は、破壊したノインの姉でも母でもあるワゼに対しての暴言によって怒りを買い、この世から消滅させられた模様。かなりの強さを誇ったはずであったが、その最後はあっけない物であった。
名前:ハザード
容姿:人間体でもあるようで触手を生やした姿⇒頭でっかちな怪物⇒塔のダンジョン
その他:
・組織の幹部ギリスによって生み出された怪物。
・ディーたちへの対策を念頭に作られており、ありとあらゆる攻撃を防ぎまくっていた。
・だがしかし、制御不能に陥り、コアを捕食し、ダンジョンへと変貌。さらには周囲の生命力を奪う怪物へとなり果て、危く全世界が命無き世界になるところであった。
『その他、作中で出てきたちょっとした国や用語・モンスターや道具の解説まとめ(主にちょっと気になるかもしれないだけで、読み返せばある)』
「ファフニール」
・全身真っ黒でありつつ、目の色が宝石のように輝くドラゴンの一種。その体躯は全体的に痩せた印象を持たせるが、その分機動力や飛行速度も高く、特殊な効果を持ったブレスを吐いて攻撃する以外にも、闇魔法を用いて自衛するモンスターでもある。
・また、宝をため込む性質があるのだが、こちらはヴイーヴルとほぼ同質であり、目当ての宝があった場合、奪い合いを起こす。
・ただし、ディーたちが孵化させたセレナイトは反転体と言うべきか、性質が真逆となているようで、それゆえに親が孵化前に感知して捨てたのではないかという疑惑が存在している。
「呪いの魔剣」
・魔剣の中でも、呪われている武器。呪いそのものから産み落とされたり、ダンジョン内で生成されたり、あるいは血を吸い過ぎた剣が変貌してできるとされている。とは言え、呪いさえ解呪してしまえば優秀な魔剣なことが多く、趣味で集める人もそれなりに存在している。ただし、解呪をし忘れていて気が付けば呪いぎっしりで新しく呪いの魔剣を生み出し、逝ってしまったという例も存在している。
「インテリジェンスソード」
・魔剣の中でも、人の手からではなく、純粋に呪いから生み出された魔剣が最高クラスの解呪によって、非常に低確率で進化した存在。
・魔剣の類の中でもさらに優秀な性能を秘めており、刀鍛冶などには生み出したいが生み出せない、武器の中でも至高の魔剣とされている。知性を秘めており、持ち主に合わせた進化を常に行い続けている。
・けれども、あくまでも知性を秘めているだけであり、通常は意思疎通は不可能。持ち主のみが察してしまうことがあるらしいが、周囲との会話も不可能。
「剣精霊」
・魔剣の類が様々な過程を経て、何時か辿り着くといわれている幻の存在。剣そのものに宿る精霊の類でもあり、所有者によって様々な姿に変貌して実体化する。本体である魔剣そのものを自身で動かすことが可能になり、歴戦の剣士と変わらない実力を保有する。
・ただし、実体化している時よりも剣のままで動いている方が実践時にかなり有効的だったりする(相手の攻撃が当たる範囲などを考慮)。
・また、実体化にも時間制限が存在しており、成長すれば制限が無くなるそうだが、それがどのぐらいなのかは不明。現状、ルンの時間制限などもまだ存在はしているようだが、それでもだんだん時間は伸びてきているらしい。
「ハーリンバード」
・かなり小さな小鳥だが、その鳴き声の本気の大声は下手な爆発音よりも凌駕するほどではあるが、普段は小さくさえずり、様々な楽器の音を真似して音楽を奏でることが可能な鳥のモンスター。
・なお、餌は特に取らず、しいて言うのであれば歌声を糧にして成長するとされる。
・ノイン御手製音響兵器の音もしっかりと真似することが可能であり、いざという時のどこでも爆音兵器へと変貌することも可能だったりする。
「海洋王国モルゼ」
・大きな島国であり、主に船での産業が活発だった国。季節が変わらず常に常夏の国であり、リゾート地としての観光資源も豊富でそこそこに栄えてたはずであった。
・だがしかし、アポトーシスの一件で見事に国土を失い、ワゼの手で一時的な避難場所ができたので、そこを土壌にして現在復興中。
「ガランドゥ王国」
・芸術を重んじる国であり、芸術の流出を防ぐために、中央部から間隔を開けて壁が建設されていた。
・けれども、ハドゥーラの一件以降秘匿性が高くなりすぎて問題発覚が遅れたことから取り壊しが決定しており、外部への流出も芸術の発展のためには仕方がないとして、むしろ積極的に自国以外の文化などを取り入れる動きを見せ始めた。
・建て直し中ではあるが、皮肉なことにハドゥーラの置き土産であるオリハルコンが資金源となっている。
・第3王子は予定通り、ゼオライト帝国の女帝の元へ入り婿となった模様。第1王女アリスはディーの元へ行ったようだが、関係を作れたのであれば別に良いようである。なお、第1王子に関しては現在復興作業に取り組んではいるが、何が原因かは不明だが天井が苦手らしく、屋外で過ごすことが多いらしい。
『その他:色々と追加された設定』
・ノインに関して、ワゼの手による直接的な改造が施され、初期よりも性能がアップ。そのついでのように、ディーの装備品の改造やその他召喚獣たちへの装備品の製造なども行えるようになった。
・ディーの戦闘能力は疑問な部分が多かったが、とある一件で操られた際に、装備品さえあれば召喚獣たちに対して圧倒的に戦えることが判明。間近で彼女達を見ていたからこそ動きが分かるようであり、終始圧倒していた。
・ワゼは現在、主と一緒に観光旅行中。本当は主の奥方も一緒に来たかったらしいが、世界の理が違うためにどうなるのかが不明であったためについていけなかったらしい。
・都市内の清掃を時々行うバイトを紹介され、ルナティアとディー、後にアリスが一緒に行っているらしい。バイト中はノインたちも将来の諜報活動を見越して大道芸を行うなど稼いでいたりする。なお、ノインたちの方が圧倒的に稼げていたりする。
・召喚獣の召喚に関して、通常の召喚と契約召喚では一部異なる点があったりする。「47 救の手というか、都合のいい交渉というか」にてゼネが語っていたが、ドラゴンが子猫、ケセランパセランが毛玉からつるつるのモチに、ゴブリンがオーガへと、まったくの別物へ変貌を遂げる場合があったらしい。ディーの場合で言うのであれば、肉が付いたり人型になったり、するようなものである。
0
お気に入りに追加
733
あなたにおすすめの小説

俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。

転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【完結】妃が毒を盛っている。
井上 佳
ファンタジー
2年前から病床に臥しているハイディルベルクの王には、息子が2人いる。
王妃フリーデの息子で第一王子のジークムント。
側妃ガブリエレの息子で第二王子のハルトヴィヒ。
いま王が崩御するようなことがあれば、第一王子が玉座につくことになるのは間違いないだろう。
貴族が集まって出る一番の話題は、王の後継者を推測することだった――
見舞いに来たエルメンヒルデ・シュティルナー侯爵令嬢。
「エルメンヒルデか……。」
「はい。お側に寄っても?」
「ああ、おいで。」
彼女の行動が、出会いが、全てを解決に導く――。
この優しい王の、原因不明の病気とはいったい……?
※オリジナルファンタジー第1作目カムバックイェイ!!
※妖精王チートですので細かいことは気にしない。
※隣国の王子はテンプレですよね。
※イチオシは護衛たちとの気安いやり取り
※最後のほうにざまぁがあるようなないような
※敬語尊敬語滅茶苦茶御免!(なさい)
※他サイトでは佳(ケイ)+苗字で掲載中
※完結保証……保障と保証がわからない!
2022.11.26 18:30 完結しました。
お付き合いいただきありがとうございました!

追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる