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203 それはそれで、こちらはこちらで
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…‥‥それは、普段は見ないような光景だろう。
今まで自身の職業の顕現を待ち伸びつつ、そうそう触れ合う事もない存在が起こすものは、その者の人生においてどのような影響を与えるのかもわからない。
けれども、一つだけ言えるのであれば、他者がその光景を見れば美しくもあり、その中心にいるものを羨んだり嫉妬したり、あるいは自分もそうなろうと努力したりすることぐらいである。
美しき花々が、殺風景であった地に咲き誇り、雪の季節は終われども氷細工が共にそびえたち、宝石がちりばめられて、流れゆく香りの発する水が光を照らし、きらめき合う。
響き渡る剣や槍のぶつかり合いにも、まるで戦いながら舞踏を行っているようで、魅せる技を思い知らされる。
そして、華麗なるさばきによって襲い来るモンスターが全て切り裂かれ、力を抜かれ、骨抜きにされていき、あっという間にすべてが豪勢なキラキラと輝く料理に変貌していく様は、何処か現実離れのような光景であり、彼らは見惚れるだろう。
「‥‥‥っと、これで一通り完成デス。新入生の皆様、授業内に使用されるダンジョン見学の休憩に、こちらの品々をどうぞ召し上がりくださいマセ」
「「「「はい!!」」」」
にこやかではなく、淡々とした表情で言われるも、文句も言わずに彼らは作られた料理に舌鼓を鳴らしまくる。
同性でさえも見とれるような美女たちが起こしたこのもてなしに、皆満足するのであった…‥‥
「‥‥‥ダンジョン使用前の、見学会のもてなしを担当したのは良いが‥‥‥コレ、全員骨抜きにしてないか?」
「ちょっとやり過ぎましたかネ?」
今年度の入学生たちを見ながら、俺たちはそうつぶやいた。
適性検査も終了し、入学式も経て、後は入寮などを例年は行っていたのだが、今年は違っていた。
授業に使用されるこのダンジョンを事前に見学させつつ、ダンジョン内に事前に呼ばれた彼らの先輩となる在学生たちがそれぞれの技量を見せていく物ではあったのだが…‥‥
「まぁ、これで良いじゃろうな。ダンジョンコアのモンスター発生率の調整もあったのじゃし、このぐらい食材を出しても構わんじゃろ」
「そういうものか」
魅せる役の中で、演出効果を担当していたゼネの言葉に、俺はひとまずそう言うものだと思うことにした。
まぁ、魅せるものをどうするべきかと話し合った結果、普通に各自の魅せる業をちょっと豪勢にしつつ、休憩時間に合わせた料理を振舞うことにしたのは良いのだが…‥‥一つ懸念があった。
「ノイン、あの料理って全部大丈夫だよな?」
「ハイ。万人受けするようにしつつ、何も影響を与えないように頑張ってみまシタ」
‥‥‥ノインの作り出した、豪勢な料理。
見た目も美しいながらも、結構好影響を与えすぎてしまうので、そのあたりの調整も行ってもらったが‥‥‥どうやらきちんと、ほぼ影響なしの状態にできたらしい。
これで一応、この時間帯での受け持ちも終えつつ、新入生たちがほにゃほにゃんっと腑抜けになっている間に、ゼネが先に報告してきたことに関して、さっと話し合うことにした。
「で、本当にこの近くに新しいダンジョンがでそうなのか?」
「間違いないのぅ。距離が遠すぎるのは流石に無理じゃが、近場ならコアが反応するようでな、メンテナンスを行っていたら偶然にもその反応を見つけたのじゃ」
適正学園で授業に使用しているこのダンジョン以外に、近場に発生するらしい新しいダンジョン。
発生時にはモンスター・パレードが引き起こされるのは確定のようである。
「‥‥去年の奴は大変だったけど、そこまで規模がないんだっけか?」
「そのはずじゃよ。規模も小さいし、位置も大体予想可能じゃ。数日以内に出てもおかしくないかのぅ」
‥‥‥規模が小さくとも、去年のこのダンジョン発生時に起きたモンスター・パレードを思い出すと辟易する。
それでも、今では召喚獣たちも多くなったし、あれよりも規模が小さいのであればどうにかできるだろう。
念のために国に報告しておいて、万が一に備えてもらうとして…‥‥
「あとは、普通に過ごせばいいだろうが‥‥‥あ、問題まだあったな」
「何かあったでありんすかね?」
「生徒会の役員問題だよ。新入生を入れようかと考えているらしいけれども、生徒会長・副生徒会長の立場がそろそろ変わらないといけないようだからな」
学年も一つ上がった分、役員としての役目も切り替わる。
なおかつ、現在生徒会長である第1王子ゼノバースは今年で卒業するし、その前に生徒会長の座をずらさなければならない。
となると、現在の副生徒会長グラディが生徒会長の座を得るのは間違いないだろうが‥‥‥問題はその副生徒会長の座である。
「順当に行けば、マイロードが副生徒会長の座に付くのではないか?」
「それもあるだろうが…‥‥普段の生徒会ではほとんど出ないような人の中にも、名ばかり生徒会っていうのがいるようだからね。そっちの方に付く可能性もあるんだよ」
‥‥‥そもそもの話、俺が生徒会に所属しているのは、その生徒会という名目がある事で、ある程度の保護になるそうだ。
というのも、召喚獣たちが無茶苦茶過ぎるのもあって、余計な輩がすり寄ってくる可能性もあり、それらを排除するために所属しているっていうのもあるのだが…‥‥似たような理由で所属している人たちがいたりするようだ。
まぁ、それら全部を把握しているのは王子たちではあるが…‥‥
「似たような理由でござるか…‥‥なんか思いつきにくいでござるな」
「御前様の事を考えると、他の輩もいてもおかしくはないのじゃが…‥‥全然見ぬよなぁ」
「俺の場合は、単純にまじめにやっているだけだからな…‥‥」
名ばかりでもあっても、なんかまじめにやってしまった。
なんというか、サボるとかそう言うことがやりにくいというか…‥‥結構前の騒動での獲得報酬の卒業後の内定確定みたいなものとかある手前、何かとやらかしたくはないのでまじめにやるのである。
一応、その他の名ばかりもきちんと王子たちから都合のいい時間帯で話し合いをして、警備とかやっているらしいが…‥‥ほとんど顔合わせもしないし、うわさでちょこっと聞いたら影の生徒会活動何て呼ばれていたらしいからな。
「だからこそ、今度の生徒会の集まりの場で、初めて全員の都合があって、一斉に顔合わせになるんだよなぁ…‥‥」
「衝撃の事実と言いますか、1年もやって全員揃わなかったことが驚愕ですネ」
物凄い今さら感もあるが、新入生が新たに所属する可能性もあるし、その前に全員一度顔合わせをするらしい。
記憶だと一回ぐらいはあった気がするが‥‥‥ほとんど会ってないから顔忘れというか、記憶にないというか‥‥‥‥うん、気にしないでおこう。
とにもかくにも、全員との顔合わせの時に備えて、きちんと自己紹介などに関して準備をしておくべきかと考えるのであった‥‥‥‥
「というか、新しく出るというダンジョンの方もなぁ…‥‥いっその事、新入生たちに攻略を任せた方が良いんじゃないか?」
「職業顕現も間もないでしょうし、危険と判断されると思いマス。となれば、まず最初に動かされるのは私たちの可能性が非常に大きいデス」
「それもそうか。‥‥‥組織が先に入り込んで拠点にする可能性もあるし、さっさと把握した方が良いかもな」
‥‥‥せっかく学年が上がったのに、今年も問題が山積みになりそうである。前途多難とはこういう事か…?いや、なんか違うな…‥‥
今まで自身の職業の顕現を待ち伸びつつ、そうそう触れ合う事もない存在が起こすものは、その者の人生においてどのような影響を与えるのかもわからない。
けれども、一つだけ言えるのであれば、他者がその光景を見れば美しくもあり、その中心にいるものを羨んだり嫉妬したり、あるいは自分もそうなろうと努力したりすることぐらいである。
美しき花々が、殺風景であった地に咲き誇り、雪の季節は終われども氷細工が共にそびえたち、宝石がちりばめられて、流れゆく香りの発する水が光を照らし、きらめき合う。
響き渡る剣や槍のぶつかり合いにも、まるで戦いながら舞踏を行っているようで、魅せる技を思い知らされる。
そして、華麗なるさばきによって襲い来るモンスターが全て切り裂かれ、力を抜かれ、骨抜きにされていき、あっという間にすべてが豪勢なキラキラと輝く料理に変貌していく様は、何処か現実離れのような光景であり、彼らは見惚れるだろう。
「‥‥‥っと、これで一通り完成デス。新入生の皆様、授業内に使用されるダンジョン見学の休憩に、こちらの品々をどうぞ召し上がりくださいマセ」
「「「「はい!!」」」」
にこやかではなく、淡々とした表情で言われるも、文句も言わずに彼らは作られた料理に舌鼓を鳴らしまくる。
同性でさえも見とれるような美女たちが起こしたこのもてなしに、皆満足するのであった…‥‥
「‥‥‥ダンジョン使用前の、見学会のもてなしを担当したのは良いが‥‥‥コレ、全員骨抜きにしてないか?」
「ちょっとやり過ぎましたかネ?」
今年度の入学生たちを見ながら、俺たちはそうつぶやいた。
適性検査も終了し、入学式も経て、後は入寮などを例年は行っていたのだが、今年は違っていた。
授業に使用されるこのダンジョンを事前に見学させつつ、ダンジョン内に事前に呼ばれた彼らの先輩となる在学生たちがそれぞれの技量を見せていく物ではあったのだが…‥‥
「まぁ、これで良いじゃろうな。ダンジョンコアのモンスター発生率の調整もあったのじゃし、このぐらい食材を出しても構わんじゃろ」
「そういうものか」
魅せる役の中で、演出効果を担当していたゼネの言葉に、俺はひとまずそう言うものだと思うことにした。
まぁ、魅せるものをどうするべきかと話し合った結果、普通に各自の魅せる業をちょっと豪勢にしつつ、休憩時間に合わせた料理を振舞うことにしたのは良いのだが…‥‥一つ懸念があった。
「ノイン、あの料理って全部大丈夫だよな?」
「ハイ。万人受けするようにしつつ、何も影響を与えないように頑張ってみまシタ」
‥‥‥ノインの作り出した、豪勢な料理。
見た目も美しいながらも、結構好影響を与えすぎてしまうので、そのあたりの調整も行ってもらったが‥‥‥どうやらきちんと、ほぼ影響なしの状態にできたらしい。
これで一応、この時間帯での受け持ちも終えつつ、新入生たちがほにゃほにゃんっと腑抜けになっている間に、ゼネが先に報告してきたことに関して、さっと話し合うことにした。
「で、本当にこの近くに新しいダンジョンがでそうなのか?」
「間違いないのぅ。距離が遠すぎるのは流石に無理じゃが、近場ならコアが反応するようでな、メンテナンスを行っていたら偶然にもその反応を見つけたのじゃ」
適正学園で授業に使用しているこのダンジョン以外に、近場に発生するらしい新しいダンジョン。
発生時にはモンスター・パレードが引き起こされるのは確定のようである。
「‥‥去年の奴は大変だったけど、そこまで規模がないんだっけか?」
「そのはずじゃよ。規模も小さいし、位置も大体予想可能じゃ。数日以内に出てもおかしくないかのぅ」
‥‥‥規模が小さくとも、去年のこのダンジョン発生時に起きたモンスター・パレードを思い出すと辟易する。
それでも、今では召喚獣たちも多くなったし、あれよりも規模が小さいのであればどうにかできるだろう。
念のために国に報告しておいて、万が一に備えてもらうとして…‥‥
「あとは、普通に過ごせばいいだろうが‥‥‥あ、問題まだあったな」
「何かあったでありんすかね?」
「生徒会の役員問題だよ。新入生を入れようかと考えているらしいけれども、生徒会長・副生徒会長の立場がそろそろ変わらないといけないようだからな」
学年も一つ上がった分、役員としての役目も切り替わる。
なおかつ、現在生徒会長である第1王子ゼノバースは今年で卒業するし、その前に生徒会長の座をずらさなければならない。
となると、現在の副生徒会長グラディが生徒会長の座を得るのは間違いないだろうが‥‥‥問題はその副生徒会長の座である。
「順当に行けば、マイロードが副生徒会長の座に付くのではないか?」
「それもあるだろうが…‥‥普段の生徒会ではほとんど出ないような人の中にも、名ばかり生徒会っていうのがいるようだからね。そっちの方に付く可能性もあるんだよ」
‥‥‥そもそもの話、俺が生徒会に所属しているのは、その生徒会という名目がある事で、ある程度の保護になるそうだ。
というのも、召喚獣たちが無茶苦茶過ぎるのもあって、余計な輩がすり寄ってくる可能性もあり、それらを排除するために所属しているっていうのもあるのだが…‥‥似たような理由で所属している人たちがいたりするようだ。
まぁ、それら全部を把握しているのは王子たちではあるが…‥‥
「似たような理由でござるか…‥‥なんか思いつきにくいでござるな」
「御前様の事を考えると、他の輩もいてもおかしくはないのじゃが…‥‥全然見ぬよなぁ」
「俺の場合は、単純にまじめにやっているだけだからな…‥‥」
名ばかりでもあっても、なんかまじめにやってしまった。
なんというか、サボるとかそう言うことがやりにくいというか…‥‥結構前の騒動での獲得報酬の卒業後の内定確定みたいなものとかある手前、何かとやらかしたくはないのでまじめにやるのである。
一応、その他の名ばかりもきちんと王子たちから都合のいい時間帯で話し合いをして、警備とかやっているらしいが…‥‥ほとんど顔合わせもしないし、うわさでちょこっと聞いたら影の生徒会活動何て呼ばれていたらしいからな。
「だからこそ、今度の生徒会の集まりの場で、初めて全員の都合があって、一斉に顔合わせになるんだよなぁ…‥‥」
「衝撃の事実と言いますか、1年もやって全員揃わなかったことが驚愕ですネ」
物凄い今さら感もあるが、新入生が新たに所属する可能性もあるし、その前に全員一度顔合わせをするらしい。
記憶だと一回ぐらいはあった気がするが‥‥‥ほとんど会ってないから顔忘れというか、記憶にないというか‥‥‥‥うん、気にしないでおこう。
とにもかくにも、全員との顔合わせの時に備えて、きちんと自己紹介などに関して準備をしておくべきかと考えるのであった‥‥‥‥
「というか、新しく出るというダンジョンの方もなぁ…‥‥いっその事、新入生たちに攻略を任せた方が良いんじゃないか?」
「職業顕現も間もないでしょうし、危険と判断されると思いマス。となれば、まず最初に動かされるのは私たちの可能性が非常に大きいデス」
「それもそうか。‥‥‥組織が先に入り込んで拠点にする可能性もあるし、さっさと把握した方が良いかもな」
‥‥‥せっかく学年が上がったのに、今年も問題が山積みになりそうである。前途多難とはこういう事か…?いや、なんか違うな…‥‥
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