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139 じょきじょきっと切り捨てたりも
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「‥‥‥何、その不審者情報」
学園内にて、俺たちは学外で買い物を終えたゼネたちの話を聞いていた。
「ええ、4名ほどの集団でしたが、敵対意思を確認。なので排除に動き、詰め所へ引き渡しまシタ」
「1名は潰れたが‥‥‥まぁ、うん、全員生きておるし、情報はこれから吐き出されるじゃろうな」
「グゲェ」
「潰れたって、何が?」
とにもかくにも、話をまとめると彼女達は謎の一団に追跡されていることを感じ取り、ゼネの幻術で惑わせてある程度聞き出した後、排除に動いたのだとか。
無事に撃沈させ、ゆっくりと詰所の方でその行動を起こした理由に関しての尋問が行われるそうだが‥‥‥その一団に関しては、変な部分があったそうだ。
「なんかのぅ、妹じゃあるわけでもないのに、何故か儂狙いだったようなんじゃよ。ほれ、その姿絵の紙もちょっと拝借してきたのじゃが‥‥‥」
「どれどれ?‥‥‥結構似ているというか、ゼネ本人じゃないかこれ?」
手渡された紙に書いてあったのは、ゼネそっくりに書かれた姿絵。
これを見本として、どうやらゼネ自身を襲撃しようとしていたようなのだが、それを聞き出す前にうっかり潰したそうである。
「んー‥‥‥でも、ゼネ目当てにしても何をしたいのか分かりませんわね?」
「ゼネ、死体。遺体、利用できない」
「というかそもそも、何でこんな代物を持っているのかという話になるでありんすな」
リザの言う通り、何故こういうものを持っていたのか、ということが気になる処ではある。
何か目的があって、彼女を見つける見本にするにしても、そもそもそれが彼女自身であるという情報もなさそうなものだし…‥‥
「あと何故か、ポーズを付けているよね。何この聖女っぽいポーズ」
「生前聖女とはいえ、こんなポーズを取った覚えがないんじゃが。なんじゃこの妄想を爆発させたようなポーズは」
…‥‥気になりもしたし、何かありそうな予感がしたので、本日の放課後に生徒会が行われるついでに、そこで俺たちは報告をすることにした。
「‥‥‥彼女目当ての襲撃?ナイトメア・ワイトへまず攻撃を仕掛けようという時点で、頭おかしいような気がするんだが」
「モンスターとしての種族名が分かっていなかったのかな?」
俺たちの報告を聞いて、まず出た言葉がそれである。
忘れがちだが、ゼネの種族はナイトメア・ワイト…‥‥アンデッドの中でも、トップクラスにやばいモンスターとされ、長年正体不明のモンスターとしても取り扱われたものらしい。
召喚による謎の変化で、その種族に彼女が変化したわけだが、それでも喧嘩を売るような真似をしたらそれこそ悪夢を見る以上の手痛い反撃にあうのは理解できそうなものである。
「というか先ず、ノインにリリスもいる、女の子3人組へ狙った時点で色々と危ない類にしか思えないような」
「‥‥‥まぁ、見た感じがそれぞれメイドに箱入り娘、男装の令嬢だからね。危険性が全然ないように見えたんだろうね」
「箱入り娘部分は普通怪しむような気がするのだが…‥‥目に入っていなかったのだろうか?」
「そもそも儂狙いらしいからのぅ。他の者は目に入っていなかったのかもしれん」
ゼノバースとグラディの言葉に対して、そう返答するゼネ。
言われてみれば、彼女目当てというだけであれば、おかしな部分があったとしても無視して‥‥‥いや、できるのかな?
「それに、この姿絵を見ていたようなんじゃが、そもそもこれが誰が書いたのかという部分も疑問なんじゃよ」
「ほぅ、確かにそっくりに書かれているな」
「慈愛のポーズというか、聖女とかのイメージ風‥‥‥あれ?」
っと、そこで出されたその絵に対して、グラディがふと首を傾げた。
「どうした?」
「この絵の感じって、確かランが見せてくれたやつにそっくりなんだけど」
「ラン?」
「ああ、そう言えば神聖国からの留学生が騎士学科にいたと聞くが‥‥‥そいつか?」
「うん、彼女と世間話をしている中で、最近神聖国の方で聖女の絵が変わったとかあってね」
グラディいわく、騎士学科の方に入る留学生の一人と最近割と気が合い、よく話し合っているらしい。
その話しの中で、最近デオドラント神聖国で、剣などの武器の装飾品に飾る一つとしての絵に聖女のものがあったのだが、その絵が変更されたとかいうのだ。
「その時に手紙でももらっていたようで、その中身を見たんだけど‥‥‥これと同じ聖女の絵があったんだよ」
「なんだと?」
「神聖国で、その姿絵が?」
‥‥‥デオドラント神聖国と言えば、この王国との友好国でもあり、夏に海へ行く際に通過した国。
そして何故か、大昔に死に絶えたと思われていたゼネの妹に出くわした恐怖の国でもあり、できれば次に通過する機会時には、その妹には出くわさないように工夫を凝らさなければいけないとゼネがぶつぶつ言っていた時があったところだが…‥‥
「‥‥‥神聖国関係だと、ちょっと面倒な話しの臭いがするね」
「そう言えば、最近トップが入れ替わり、より国力を高めているとか言う話を聞いたことがありましたが‥‥‥その最中で、何か起きたのでしょうカ?」
「ノイン、その情報は?」
「つい最近デス。夏休み時には綺麗にしたはずの場所で、辛うじて生き延びていた隅っこの悪人たちが追い出されたとも聞いておりマス」
「‥‥‥なんじゃろう。儂、今猛烈に嫌な予感しかしないのじゃが」
なにはともあれ、まだ情報は少ない。
詰め所に捕らえられた者たちが情報を吐くまで、まだまだ謎が解けないだろうが‥‥‥
「儂としては、真実をしるとそれはそれで嫌な予感が増す予感しかしないのじゃが」
「ゼネ、大丈夫か?なんか震えているぞ」
「こう、悪寒がのぅ‥‥‥‥」
プルプルと震え、顔色を悪くするゼネ。
まだつかめていない情報が多いが、何となく彼女にとっては良くない情報しかない予感がせず、迂闊に踏み入ることができない。
「もう間もなく、学園祭が開催されるというのに‥‥‥なーんかすっごい面倒そうな予感がするな」
「やめて欲しいのじゃ。できれば過ぎ去るまで大人しくしてもらうか、開催前には片付けたいのじゃ」
とはいえ、人の動きなんぞ早々読める者でもない。
何にしても今は、何かあっても確実に対策ができるようにして置くぐらいしかできないだろうなぁ‥‥‥
…‥‥思いっきり自身の身に起こるかもしれない嫌な予感にゼネが震えている丁度その頃。
神聖国の方でも素早く情報が伝わり、その予感を的中させようとしていた。
「‥‥‥なんですって?お姉様に危害を加えようと企む輩が出たのですのね?」
「はい、報告によれば撃退なさったようですが、その動きを見て動こうとする勢力があるようです」
「お姉様に手を出そうなんて身の程知らずにもほどがありますね‥‥‥ええ、ええ、ええ、大義名分、お姉様を守るために。妹としての務めを果たすために!!」
「「「「そして我々の慕うお姉様のために!!心の安寧を守るために!!」」」」
「ちょっと予定が早まりましたが、お姉様のためにも今、行動を起こしますわぁぁぁぁぁぁ!!」
「「「「りょうかぁぁぁぁい!!」」」」
ふんすふんすふははなんっと、鼻息荒くそれでいて元気いっぱいにする者たち。
その動きを察知したのか、遠く離れているはずのゼネは再度悪寒を感じ取り、思わずぶるぶると震えまくるのであった‥‥‥‥
「な、なんじゃろうか今のヤヴァイ予感。絶対にろくでもない件が迫ってこようとしているのじゃが」
「ゼネ、大丈夫か?」
「大丈夫なわけがないのじゃよ御前様…‥‥早めになんとかせぬと、本気で儂、何か大変な目にあう未来しか見えぬのじゃが‥‥‥‥」
‥‥‥果たしてその未来は到来するのか。現時点では、まだあくまでも予感である‥‥‥‥
学園内にて、俺たちは学外で買い物を終えたゼネたちの話を聞いていた。
「ええ、4名ほどの集団でしたが、敵対意思を確認。なので排除に動き、詰め所へ引き渡しまシタ」
「1名は潰れたが‥‥‥まぁ、うん、全員生きておるし、情報はこれから吐き出されるじゃろうな」
「グゲェ」
「潰れたって、何が?」
とにもかくにも、話をまとめると彼女達は謎の一団に追跡されていることを感じ取り、ゼネの幻術で惑わせてある程度聞き出した後、排除に動いたのだとか。
無事に撃沈させ、ゆっくりと詰所の方でその行動を起こした理由に関しての尋問が行われるそうだが‥‥‥その一団に関しては、変な部分があったそうだ。
「なんかのぅ、妹じゃあるわけでもないのに、何故か儂狙いだったようなんじゃよ。ほれ、その姿絵の紙もちょっと拝借してきたのじゃが‥‥‥」
「どれどれ?‥‥‥結構似ているというか、ゼネ本人じゃないかこれ?」
手渡された紙に書いてあったのは、ゼネそっくりに書かれた姿絵。
これを見本として、どうやらゼネ自身を襲撃しようとしていたようなのだが、それを聞き出す前にうっかり潰したそうである。
「んー‥‥‥でも、ゼネ目当てにしても何をしたいのか分かりませんわね?」
「ゼネ、死体。遺体、利用できない」
「というかそもそも、何でこんな代物を持っているのかという話になるでありんすな」
リザの言う通り、何故こういうものを持っていたのか、ということが気になる処ではある。
何か目的があって、彼女を見つける見本にするにしても、そもそもそれが彼女自身であるという情報もなさそうなものだし…‥‥
「あと何故か、ポーズを付けているよね。何この聖女っぽいポーズ」
「生前聖女とはいえ、こんなポーズを取った覚えがないんじゃが。なんじゃこの妄想を爆発させたようなポーズは」
…‥‥気になりもしたし、何かありそうな予感がしたので、本日の放課後に生徒会が行われるついでに、そこで俺たちは報告をすることにした。
「‥‥‥彼女目当ての襲撃?ナイトメア・ワイトへまず攻撃を仕掛けようという時点で、頭おかしいような気がするんだが」
「モンスターとしての種族名が分かっていなかったのかな?」
俺たちの報告を聞いて、まず出た言葉がそれである。
忘れがちだが、ゼネの種族はナイトメア・ワイト…‥‥アンデッドの中でも、トップクラスにやばいモンスターとされ、長年正体不明のモンスターとしても取り扱われたものらしい。
召喚による謎の変化で、その種族に彼女が変化したわけだが、それでも喧嘩を売るような真似をしたらそれこそ悪夢を見る以上の手痛い反撃にあうのは理解できそうなものである。
「というか先ず、ノインにリリスもいる、女の子3人組へ狙った時点で色々と危ない類にしか思えないような」
「‥‥‥まぁ、見た感じがそれぞれメイドに箱入り娘、男装の令嬢だからね。危険性が全然ないように見えたんだろうね」
「箱入り娘部分は普通怪しむような気がするのだが…‥‥目に入っていなかったのだろうか?」
「そもそも儂狙いらしいからのぅ。他の者は目に入っていなかったのかもしれん」
ゼノバースとグラディの言葉に対して、そう返答するゼネ。
言われてみれば、彼女目当てというだけであれば、おかしな部分があったとしても無視して‥‥‥いや、できるのかな?
「それに、この姿絵を見ていたようなんじゃが、そもそもこれが誰が書いたのかという部分も疑問なんじゃよ」
「ほぅ、確かにそっくりに書かれているな」
「慈愛のポーズというか、聖女とかのイメージ風‥‥‥あれ?」
っと、そこで出されたその絵に対して、グラディがふと首を傾げた。
「どうした?」
「この絵の感じって、確かランが見せてくれたやつにそっくりなんだけど」
「ラン?」
「ああ、そう言えば神聖国からの留学生が騎士学科にいたと聞くが‥‥‥そいつか?」
「うん、彼女と世間話をしている中で、最近神聖国の方で聖女の絵が変わったとかあってね」
グラディいわく、騎士学科の方に入る留学生の一人と最近割と気が合い、よく話し合っているらしい。
その話しの中で、最近デオドラント神聖国で、剣などの武器の装飾品に飾る一つとしての絵に聖女のものがあったのだが、その絵が変更されたとかいうのだ。
「その時に手紙でももらっていたようで、その中身を見たんだけど‥‥‥これと同じ聖女の絵があったんだよ」
「なんだと?」
「神聖国で、その姿絵が?」
‥‥‥デオドラント神聖国と言えば、この王国との友好国でもあり、夏に海へ行く際に通過した国。
そして何故か、大昔に死に絶えたと思われていたゼネの妹に出くわした恐怖の国でもあり、できれば次に通過する機会時には、その妹には出くわさないように工夫を凝らさなければいけないとゼネがぶつぶつ言っていた時があったところだが…‥‥
「‥‥‥神聖国関係だと、ちょっと面倒な話しの臭いがするね」
「そう言えば、最近トップが入れ替わり、より国力を高めているとか言う話を聞いたことがありましたが‥‥‥その最中で、何か起きたのでしょうカ?」
「ノイン、その情報は?」
「つい最近デス。夏休み時には綺麗にしたはずの場所で、辛うじて生き延びていた隅っこの悪人たちが追い出されたとも聞いておりマス」
「‥‥‥なんじゃろう。儂、今猛烈に嫌な予感しかしないのじゃが」
なにはともあれ、まだ情報は少ない。
詰め所に捕らえられた者たちが情報を吐くまで、まだまだ謎が解けないだろうが‥‥‥
「儂としては、真実をしるとそれはそれで嫌な予感が増す予感しかしないのじゃが」
「ゼネ、大丈夫か?なんか震えているぞ」
「こう、悪寒がのぅ‥‥‥‥」
プルプルと震え、顔色を悪くするゼネ。
まだつかめていない情報が多いが、何となく彼女にとっては良くない情報しかない予感がせず、迂闊に踏み入ることができない。
「もう間もなく、学園祭が開催されるというのに‥‥‥なーんかすっごい面倒そうな予感がするな」
「やめて欲しいのじゃ。できれば過ぎ去るまで大人しくしてもらうか、開催前には片付けたいのじゃ」
とはいえ、人の動きなんぞ早々読める者でもない。
何にしても今は、何かあっても確実に対策ができるようにして置くぐらいしかできないだろうなぁ‥‥‥
…‥‥思いっきり自身の身に起こるかもしれない嫌な予感にゼネが震えている丁度その頃。
神聖国の方でも素早く情報が伝わり、その予感を的中させようとしていた。
「‥‥‥なんですって?お姉様に危害を加えようと企む輩が出たのですのね?」
「はい、報告によれば撃退なさったようですが、その動きを見て動こうとする勢力があるようです」
「お姉様に手を出そうなんて身の程知らずにもほどがありますね‥‥‥ええ、ええ、ええ、大義名分、お姉様を守るために。妹としての務めを果たすために!!」
「「「「そして我々の慕うお姉様のために!!心の安寧を守るために!!」」」」
「ちょっと予定が早まりましたが、お姉様のためにも今、行動を起こしますわぁぁぁぁぁぁ!!」
「「「「りょうかぁぁぁぁい!!」」」」
ふんすふんすふははなんっと、鼻息荒くそれでいて元気いっぱいにする者たち。
その動きを察知したのか、遠く離れているはずのゼネは再度悪寒を感じ取り、思わずぶるぶると震えまくるのであった‥‥‥‥
「な、なんじゃろうか今のヤヴァイ予感。絶対にろくでもない件が迫ってこようとしているのじゃが」
「ゼネ、大丈夫か?」
「大丈夫なわけがないのじゃよ御前様…‥‥早めになんとかせぬと、本気で儂、何か大変な目にあう未来しか見えぬのじゃが‥‥‥‥」
‥‥‥果たしてその未来は到来するのか。現時点では、まだあくまでも予感である‥‥‥‥
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