31 / 373
28 接点もあれば
しおりを挟む
「んー…‥これも違いますネ」
適正学園の図書室にて、数多くの本を手に取りつつ、ノインはそうつぶやいていた。
今の時間は、ディーは座学の授業中であり、召喚獣は自己研鑽に励む時間。
とはいえ、あと1時間ほどすれば座学は終わり、一緒に授業する時間になる。
時間になれば召喚されるのも分かっているので、それまでの時間を潰すとして、今回は自身の知識を増やすために、ここへ来たのだ。
なお、カトレアと殴り合い、今度こそ優劣をはっきりさせる予定もあったが、昨日激突しあった余波のせいか、周辺の植物からの文句が来たらしく、その対応に追われているらしい。
‥‥‥動けぬ、発音できぬただの植物からどうやって文句が来るのか、流石に理解できない。
けれども、ご主人様であるディーを取り合い、互に蹴り落とす思いもあるとは言え、謝罪して回る相手を貶めるような真似はしないのだ。
「まぁ、メイドの嗜みですし‥‥‥料理のレパートリーでも増やせればいいですネ」
そう思い、図書室へ足を踏み入れ、数多くの書籍をあさって見るも、中々都合の良い物がない。
というか、色々と中身がおかしいものが多い。
「『今日からできる千の蟲料理』、『土と水だけの料理⑩』、『ギガ・ゾンビドン』…‥‥おかしなものが多いデス」
メイドとは言え、このようなゲテモノの類を作る事はしない。
いや、一応その手の知識もあり、調理するすべもあるのだが、食べてくれる相手の事を想うと流石に出せないと思うのである。ただし、あくまでもディーに対してであり、嫌がらせの意味を込めてカトレアの方に出す気はある。
何にしても、使えそうな料理本をいくつか集め、貸し出しの手続きを行うとしたところで‥‥‥ノインはくるっと振り返った。
「‥‥‥ところで、先ほどから視線を感じてましたが、何かご用件でもあるのでしょうカ?」
「!」
ノインの言葉に対して、何故気が付かれたのかというようなそぶりが見え、本棚の陰から人が現れた。
「用件ってほどでもないのだけれども…‥‥聞きたいことがある感じかしらね」
出て来たのは、ディーと同年代ぐらいの白金髪の少女。
ちょっと腰が引けているようにも見え、どことなく不安そうな印象を感じた。
「‥貴女、前に助けてくれた人よね?」
「ああ、なるほど。先日のフードの方ですネ。生体反応のグラフが、一致してますし、この学園の生徒でしたカ」
「ええ、そうよ。覚えて‥‥‥いや、ちょっと待って。何その生体反応のグラフって?なんか怖いんだけど」
「大丈夫ですよ、別に恐ろしいものではありまセン。精々、対象のその日の健康状態が分かるとか、相手の詳細なデータの一つとして数え上げつつ、万が一に備えて適切な激痛のツボを押して無力化できるようにしているだけデス」
「適切な激痛のツボって何!?しかもなんか、色々と怖いんだけど!?」
自信ない感じから一転し、速攻で彼女はツッコミを入れてきたのであった。
「‥‥‥なるほど。先日の追跡者がいたのは、そういう訳ですカ。しかも、直ぐに逃げたのに、よく覚えてましたネ」
「ええ、そうよ。これでもそれなりに人の顔を覚えるからね。相手が誰であっても、すぐに分かるわよ」
図書室でツッコミをしたせいで、騒いではいけないと注意されたので、彼女達は場所を移し、そこで話し合った。
いわく、この目の前の少女は、現在宣戦布告してきている帝国から亡命してきた第1皇女フローラというらしい。
そして、この間の追跡者ぶっ潰しのお礼と、文句を言うために、わざわざ話しかけられそうなタイミングを見計らっていただけのようであった。
「あの後大変だったのよ。瀕死の追手たちを衛兵たちに引き渡そうにも引きずっていけないし、先を急いでいるし、かと言って放置もできなかったし‥‥‥助けてくれてありがたいとは思うけれども、放置はやめてほしかった…‥‥」
「あー‥‥‥うん、まぁソレはすいまセン」
面倒事から免れるために、早期撤退を言われていたとはいえ、ちょっと迷惑をかけてしまったかなとノインは思う。
できれば今度は、証拠隠滅のために原子レベルまで分解しておくべきかと検討しつつ、本題の方に話を切り替える。
「‥‥‥ところで、貴女の言いたいことは単純にお礼と文句だけではないですネ。何か別の事も考えて、来ただけですネ」
「そうよ」
ノインの言葉に、フローラはすぐに返答をした。
「そもそも、帝国の皇女‥‥‥いえ、今は行方不明扱いのようですが、亡命してきてここで身をひそめるだけではないデス」
「その通り。‥‥いえ、本当は、戦争が終わるまでひそめつつ、簒奪者たちの滅亡を待っていたのだけれども‥‥‥昨日の、貴女ともう一人の方の戦闘を見て、話しをしに来たのよ」
「‥‥‥なるほど。スカウトのような物ですカ」
「簡単に言えば、そうなるわね」
昨日のノインとカトレアの戦闘は、この学園の敷地内で行われていたもの。
来たばかりでも、あの激しさに興味を惹かれ、見ていたとしてもおかしくはない。
「単刀直入に言うわ。貴女とあのもう一人の召喚獣たちで、戦争を速攻で終わらせて、簒奪者たちを粛正できないかしら。いえ、皇女である身としては、クーデターを起こされ、相手の方に権力を持たれたとはいえ、帝国の国民たちが駆り出され、傷つくさまを見たくないの。そこで、貴女たちが出ることによって、早期解決、被害減少して欲しいのだけれども…‥‥駄目かしら?」
「…‥‥無理ですネ。私はご主人様に仕える召喚獣であり、他者の命令は受け入れまセン。言いたくないですが、カトレアの方も同じく一途に仕える身であり、彼女の方に話しても、同じく断るでしょウ」
「そう‥‥‥じゃぁ、貴女の主である召喚士の方に、交渉しても無駄かしら?」
「ご主人様の命令によって動くので、交渉次第で参戦した場合は振るわなくもないですが‥‥‥お勧めいたしまセン。ご主人様は学生の身であり、今はここで学ぶために頑張ってマス。わざわざ参戦したところで、良からぬ輩たちに私たちが目を付けられ、害をなそうとする輩の増殖が想定できますからネ」
ご主人様に頼られて、その力を振るうというのは良い事でもある。
だがしかし、その肝心のご主人様の身に危険が及びそうな場合、それを事前に防ぎたい思いがあるがゆえに、そういうのは退けたいのだ。
「帝国軍がここまで攻めてきた場合でしたら、緊急時として振るう事もあるでしょウ。ご主人様の身を守るために、戦う事もやぶさかはありまセン。けれども‥‥‥そもそも、私はメイドゴーレム、戦闘よりも家事の方に力を割いているのデス。いくら力があれども、それを振るうのは自己判断。一人で千人分の働きができる力あっても、相手が万人いれば潰されるのは目に見えてマス。自身の力が大きいことに溺れていれば、それはいつか、手痛いしっぺ返しに遭う事を、データで見てますからネ‥‥‥‥」
‥‥‥ディーに召喚され、この世界で過ごしてはいるが、その前の事に関してのデータがないわけではない。
いや、稼働前に少々あって、そのデータ自体の量が少なくとも、それらを経て質の高いデータを得ているがゆえに、自己判断できない事もあるのだ。
「貴女は分かりますカ?大きな力を得たとしても、その振るい様によっては人からどう思われるのかという事ガ。貴女は理解してますカ?人のためにと思ってやった事でも、他人にとっては恐怖の対象にしかならないことがあるという現実も存在することヲ」
「…‥‥」
大きな力にはそれだけの責任が伴うが、それは個人の責任だけではなく、周囲にも影響を与えてしまう事を彼女は知っているのだ。
「‥‥それでも、覚悟があるのならば、ご主人様の元へ、自ら出向き、交渉するのが良いでしょウ。初めから私たちの元へ出向くよりも、その手段の方がいいはずデス」
そう告げて、そろそろご主人様であるディーとの時間でもあるがゆえに、ノインはその場を退席するのであった…‥‥
「‥‥‥覚悟があるなら、交渉を‥‥か」
その場に残されたフローラは、ノインの告げた言葉をつぶやきながら、その意味を理解する。
彼女にとっては、この戦争を終わらせ、帝国を簒奪した者たちを対象に粛清し、しっかりと国を導きたい思いがあった。
だが、その事はあくまでも彼女にとっての都合であり、先ほどの召喚獣‥‥‥ノインという女性の都合ではないのだ。
ノインならやるであろう、戦争の終結を導くほど、敵を蹂躙することを。
けれども、それをやった後の事を、まだ深く考えられていなかったことに、フローラは気が付かされる。
「‥‥‥まだまだ、私も甘かったかしらね」
召喚獣に、諭されるとは思いもしなかっただろう。
帝国にいた時は、他の継承権を持つ者たちと争いつつ、穏やかに済ませたかった身が、どれだけ甘い考えを持っていたのか。
何事にも責任が付きまとい、相手の事を考えなければ…‥‥単純すぎるが、同じようなクーデターが起きてもおかしくはない。
「でも‥‥‥諦める気もないわ。国を戻すために、覚悟を持って交渉しに向かいましょう」
ぐっとこぶしを握り締め、改めて心に決める皇女フローラ。
ひとまずは、時間の都合をつけるために、色々と動くことになりそうであった‥‥‥
適正学園の図書室にて、数多くの本を手に取りつつ、ノインはそうつぶやいていた。
今の時間は、ディーは座学の授業中であり、召喚獣は自己研鑽に励む時間。
とはいえ、あと1時間ほどすれば座学は終わり、一緒に授業する時間になる。
時間になれば召喚されるのも分かっているので、それまでの時間を潰すとして、今回は自身の知識を増やすために、ここへ来たのだ。
なお、カトレアと殴り合い、今度こそ優劣をはっきりさせる予定もあったが、昨日激突しあった余波のせいか、周辺の植物からの文句が来たらしく、その対応に追われているらしい。
‥‥‥動けぬ、発音できぬただの植物からどうやって文句が来るのか、流石に理解できない。
けれども、ご主人様であるディーを取り合い、互に蹴り落とす思いもあるとは言え、謝罪して回る相手を貶めるような真似はしないのだ。
「まぁ、メイドの嗜みですし‥‥‥料理のレパートリーでも増やせればいいですネ」
そう思い、図書室へ足を踏み入れ、数多くの書籍をあさって見るも、中々都合の良い物がない。
というか、色々と中身がおかしいものが多い。
「『今日からできる千の蟲料理』、『土と水だけの料理⑩』、『ギガ・ゾンビドン』…‥‥おかしなものが多いデス」
メイドとは言え、このようなゲテモノの類を作る事はしない。
いや、一応その手の知識もあり、調理するすべもあるのだが、食べてくれる相手の事を想うと流石に出せないと思うのである。ただし、あくまでもディーに対してであり、嫌がらせの意味を込めてカトレアの方に出す気はある。
何にしても、使えそうな料理本をいくつか集め、貸し出しの手続きを行うとしたところで‥‥‥ノインはくるっと振り返った。
「‥‥‥ところで、先ほどから視線を感じてましたが、何かご用件でもあるのでしょうカ?」
「!」
ノインの言葉に対して、何故気が付かれたのかというようなそぶりが見え、本棚の陰から人が現れた。
「用件ってほどでもないのだけれども…‥‥聞きたいことがある感じかしらね」
出て来たのは、ディーと同年代ぐらいの白金髪の少女。
ちょっと腰が引けているようにも見え、どことなく不安そうな印象を感じた。
「‥貴女、前に助けてくれた人よね?」
「ああ、なるほど。先日のフードの方ですネ。生体反応のグラフが、一致してますし、この学園の生徒でしたカ」
「ええ、そうよ。覚えて‥‥‥いや、ちょっと待って。何その生体反応のグラフって?なんか怖いんだけど」
「大丈夫ですよ、別に恐ろしいものではありまセン。精々、対象のその日の健康状態が分かるとか、相手の詳細なデータの一つとして数え上げつつ、万が一に備えて適切な激痛のツボを押して無力化できるようにしているだけデス」
「適切な激痛のツボって何!?しかもなんか、色々と怖いんだけど!?」
自信ない感じから一転し、速攻で彼女はツッコミを入れてきたのであった。
「‥‥‥なるほど。先日の追跡者がいたのは、そういう訳ですカ。しかも、直ぐに逃げたのに、よく覚えてましたネ」
「ええ、そうよ。これでもそれなりに人の顔を覚えるからね。相手が誰であっても、すぐに分かるわよ」
図書室でツッコミをしたせいで、騒いではいけないと注意されたので、彼女達は場所を移し、そこで話し合った。
いわく、この目の前の少女は、現在宣戦布告してきている帝国から亡命してきた第1皇女フローラというらしい。
そして、この間の追跡者ぶっ潰しのお礼と、文句を言うために、わざわざ話しかけられそうなタイミングを見計らっていただけのようであった。
「あの後大変だったのよ。瀕死の追手たちを衛兵たちに引き渡そうにも引きずっていけないし、先を急いでいるし、かと言って放置もできなかったし‥‥‥助けてくれてありがたいとは思うけれども、放置はやめてほしかった…‥‥」
「あー‥‥‥うん、まぁソレはすいまセン」
面倒事から免れるために、早期撤退を言われていたとはいえ、ちょっと迷惑をかけてしまったかなとノインは思う。
できれば今度は、証拠隠滅のために原子レベルまで分解しておくべきかと検討しつつ、本題の方に話を切り替える。
「‥‥‥ところで、貴女の言いたいことは単純にお礼と文句だけではないですネ。何か別の事も考えて、来ただけですネ」
「そうよ」
ノインの言葉に、フローラはすぐに返答をした。
「そもそも、帝国の皇女‥‥‥いえ、今は行方不明扱いのようですが、亡命してきてここで身をひそめるだけではないデス」
「その通り。‥‥いえ、本当は、戦争が終わるまでひそめつつ、簒奪者たちの滅亡を待っていたのだけれども‥‥‥昨日の、貴女ともう一人の方の戦闘を見て、話しをしに来たのよ」
「‥‥‥なるほど。スカウトのような物ですカ」
「簡単に言えば、そうなるわね」
昨日のノインとカトレアの戦闘は、この学園の敷地内で行われていたもの。
来たばかりでも、あの激しさに興味を惹かれ、見ていたとしてもおかしくはない。
「単刀直入に言うわ。貴女とあのもう一人の召喚獣たちで、戦争を速攻で終わらせて、簒奪者たちを粛正できないかしら。いえ、皇女である身としては、クーデターを起こされ、相手の方に権力を持たれたとはいえ、帝国の国民たちが駆り出され、傷つくさまを見たくないの。そこで、貴女たちが出ることによって、早期解決、被害減少して欲しいのだけれども…‥‥駄目かしら?」
「…‥‥無理ですネ。私はご主人様に仕える召喚獣であり、他者の命令は受け入れまセン。言いたくないですが、カトレアの方も同じく一途に仕える身であり、彼女の方に話しても、同じく断るでしょウ」
「そう‥‥‥じゃぁ、貴女の主である召喚士の方に、交渉しても無駄かしら?」
「ご主人様の命令によって動くので、交渉次第で参戦した場合は振るわなくもないですが‥‥‥お勧めいたしまセン。ご主人様は学生の身であり、今はここで学ぶために頑張ってマス。わざわざ参戦したところで、良からぬ輩たちに私たちが目を付けられ、害をなそうとする輩の増殖が想定できますからネ」
ご主人様に頼られて、その力を振るうというのは良い事でもある。
だがしかし、その肝心のご主人様の身に危険が及びそうな場合、それを事前に防ぎたい思いがあるがゆえに、そういうのは退けたいのだ。
「帝国軍がここまで攻めてきた場合でしたら、緊急時として振るう事もあるでしょウ。ご主人様の身を守るために、戦う事もやぶさかはありまセン。けれども‥‥‥そもそも、私はメイドゴーレム、戦闘よりも家事の方に力を割いているのデス。いくら力があれども、それを振るうのは自己判断。一人で千人分の働きができる力あっても、相手が万人いれば潰されるのは目に見えてマス。自身の力が大きいことに溺れていれば、それはいつか、手痛いしっぺ返しに遭う事を、データで見てますからネ‥‥‥‥」
‥‥‥ディーに召喚され、この世界で過ごしてはいるが、その前の事に関してのデータがないわけではない。
いや、稼働前に少々あって、そのデータ自体の量が少なくとも、それらを経て質の高いデータを得ているがゆえに、自己判断できない事もあるのだ。
「貴女は分かりますカ?大きな力を得たとしても、その振るい様によっては人からどう思われるのかという事ガ。貴女は理解してますカ?人のためにと思ってやった事でも、他人にとっては恐怖の対象にしかならないことがあるという現実も存在することヲ」
「…‥‥」
大きな力にはそれだけの責任が伴うが、それは個人の責任だけではなく、周囲にも影響を与えてしまう事を彼女は知っているのだ。
「‥‥それでも、覚悟があるのならば、ご主人様の元へ、自ら出向き、交渉するのが良いでしょウ。初めから私たちの元へ出向くよりも、その手段の方がいいはずデス」
そう告げて、そろそろご主人様であるディーとの時間でもあるがゆえに、ノインはその場を退席するのであった…‥‥
「‥‥‥覚悟があるなら、交渉を‥‥か」
その場に残されたフローラは、ノインの告げた言葉をつぶやきながら、その意味を理解する。
彼女にとっては、この戦争を終わらせ、帝国を簒奪した者たちを対象に粛清し、しっかりと国を導きたい思いがあった。
だが、その事はあくまでも彼女にとっての都合であり、先ほどの召喚獣‥‥‥ノインという女性の都合ではないのだ。
ノインならやるであろう、戦争の終結を導くほど、敵を蹂躙することを。
けれども、それをやった後の事を、まだ深く考えられていなかったことに、フローラは気が付かされる。
「‥‥‥まだまだ、私も甘かったかしらね」
召喚獣に、諭されるとは思いもしなかっただろう。
帝国にいた時は、他の継承権を持つ者たちと争いつつ、穏やかに済ませたかった身が、どれだけ甘い考えを持っていたのか。
何事にも責任が付きまとい、相手の事を考えなければ…‥‥単純すぎるが、同じようなクーデターが起きてもおかしくはない。
「でも‥‥‥諦める気もないわ。国を戻すために、覚悟を持って交渉しに向かいましょう」
ぐっとこぶしを握り締め、改めて心に決める皇女フローラ。
ひとまずは、時間の都合をつけるために、色々と動くことになりそうであった‥‥‥
0
お気に入りに追加
728
あなたにおすすめの小説
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
異世界召喚されました……断る!
K1-M
ファンタジー
【第3巻 令和3年12月31日】
【第2巻 令和3年 8月25日】
【書籍化 令和3年 3月25日】
会社を辞めて絶賛無職中のおっさん。気が付いたら知らない空間に。空間の主、女神の説明によると、とある異世界の国の召喚魔法によりおっさんが喚ばれてしまったとの事。お約束通りチートをもらって若返ったおっさんの冒険が今始ま『断るっ!』
※ステータスの毎回表記は序盤のみです。
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる