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20 後悔後先に立たず
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「あのねぇ、ディー君。君には以前忠告をしておいたよね?『異界の召喚士』という職業から推測される、召喚するものの危険性に関してね」
「‥‥‥はい」
「まぁ、報告にまとめられた、ワイバーンの群れに襲撃されたという点から考えて、土壇場で二体目の召喚獣を召喚して、手に入れるという事はまだわかる。でも、その類が‥‥‥」
‥‥‥学園長室に入って早1時間。
長々と、ディーは今、この適性学園の学園長に説教されているが‥‥‥その中で、学園長はちらりと、彼女を見た。
「‥‥‥フフフフ」
「‥‥‥うふふふ」
「…‥‥なんか、物凄いにらみ合いというか、微笑み合いになっているのだが…‥‥学園長という立場上、不純異性交遊は止めるぞ?」
「してませんし、まだなってません」
ノインと、件の二体目の召喚獣…‥‥カトレアの、互に笑みを浮かべつつ、何やら威圧を感じる様子を見て、学園長はだらだらと冷や汗をかくが、こっちも同じくかいている。
ワイバーンの群れに襲撃され、その最中にどうにか好転しようと召喚を試みて、成功したのは良いのだが‥‥‥呼んだ召喚獣が、これまた問題であった。
「それもそうかもしれないが…‥‥いや、普通植物系の召喚獣ならトレントやマンドラゴラ、フラワーマッチョなどもあるのだが…‥‥人型バージョンのマンドラゴラとも言うべき『アルラウネ』ってなんだ、君はあれか?異界の召喚士と言っておきながら、実は毒女召喚士なのか?」
「シャレにならないものはやめてください」
しかも、正確に言うのであれば、アルラウネともちょっと違う…‥‥吸血を行う類の『ヴァンパイア・アルラウネ』というらしい。
―――――――――――――
『ヴァンパイア・アルラウネ』
マンドラゴラのように、通常であれば地面に埋まっている、ニンジンと芋を混ぜ合わせた人面植物がアルラウネ。
ただし、今回の召喚したのはその中でも人型になれる亜種、ヴァンパイア・アルラウネ。別名『吸血妖樹』。
人の生き血をすする事で発芽して成長し、それを糧にして攻撃性の高い植物モンスターとなり果てた存在。
様々な毒素を有しており、自分の意思で出すことも可能であれば、声に出して対象のみに当てることも可能。
人型になっているのは、その妖艶な見た目を元に人を誘惑し、自身の糧にしてしまうためだとも言われている。
――――――――――――――
「‥‥‥参照、『超・危険。世界の愉快な召喚植物トップ10』だけど…‥‥」
「あらあら、召喚主様、その情報はちょっと古いですわよ」
そのつぶやきが聞こえたのか、アルラウネもといカトレアが、ノインとの威圧感溢れる微笑み合いから外れ、俺の方へ寄って来た。
彼女は木の椅子に腰かけているが、その椅子は移動手段であり、彼女の攻撃手段でもある、体の一部。
大地に根を張る事で、多種多様な植物を己の支配下に置くことが可能であり、森での攻撃方法も、周囲の木々をちょっと操った結果でもある。
その木に乗って、そのまま俺の方へ寄って来たかと思うと、手を合わしてきた。
「わたくしは、その中でも変わり種。通常の人を自分の糧にして喰らうような、常識をもった彼女達とも異なる、非常識なモノ。マスターにカトレアという名前が与えられたその時からは、もう完璧に違うとも言えるのですわ」
「‥‥‥具体的には?」
「人を生で喰らう常識を外れ、マスターの血をちょっとだけ飲ませてもらうだけで元気になれる、低燃費なのですわ!」
それ、常識外れと違うような。いや、喰わない時点で違っているとも言えなくはないが…‥‥
「ご主人様に、血を吸わせてもらおうという時点で、害しかないようですガ?元気になりたいなら、植物らしく、光合成をおこなうか、肥料を戴くだけで済むでしょウ」
「んー、それは無理ですわね!それですまないのがわたくしですわ」
ぐっとサムズアップしたカトレアを見て、ノインはピクッとこめかみを震わせたように見えた。
なんというか、召喚してからすでに数時間は経つのだが、どういう訳か、彼女達滅茶苦茶気が合わない。
片や、人の叡智などからできたのか、それともなにか頭おかしい人が設計したのか、万能すぎる人造物であるメイドゴーレム。
片や、自然に生えつつも、その種族の中から外れつつ、木々を操ることができる自然物であるヴァンパイア・アルラウネ。
人工物と自然物故なのか、何やらそりが合わないらしい。
「‥‥‥まあ、人を喰らうタイプじゃないってのはいいのだが‥‥‥一歩間違えれば、喰らいつくしまくる激やば植物モンスターを出しかけたことに関して、反省して欲しい。幸い、彼女は君の血しか狙わないようだからね」
「そうですわ。わたくしはマスター以外の血を求めません。こうして召喚され、身に置かれている以上必ず守り、尽くすことを誓いますわよ。ええ、骨の髄まで…‥‥」
にやっと笑ったカトレアの笑顔は、妖艶ながらもなんとなく悪寒を感じさせた。
っと、そのカトレアと俺との間に、ずいっとノインが入り込んだ。
「物騒過ぎる妖樹は今ここで、斬り倒すべきでしょうカ?どうぞご主人様、判断ヲ」
「すぐに喧嘩を売るような、ゴーレムもどうかと思いますわ?マスター、彼女に暇を」
「…‥‥二人とも、喧嘩腰はやめて」
何だろう、この互に目から火花をぶつけているように見える光景は。
「学園長‥‥通常の召喚士が1体程度しか扱えない理由って…‥‥もしかして、このようなそりの合わなさもあるのでしょうか?」
「いや、それは無いとは思うが‥‥‥何にしても、君の召喚獣なのは変わりないし、自分で何とかしたまえ」
そういって、ここが学園長室なのにも変わらず、学園長は何故か自分で退出していった。
あとに残されたのは、俺達だけ‥‥‥‥あ、もしかして今、責任押し付けられた?逃げられた?
「さぁさぁ、ご主人様、御命令ヲ」
「マスターのいう事は、従いますわ」
互いににっこりと微笑むノインとカトレア。
そして迫って来て、ぎゅっと左右から挟まれる。
凶器と言えそうな柔らかいものが当てられ、男としては喜ぶべきことなのかもしれないが、物凄い冷や汗と緊張感しか、今は感じ取れない。
「えっと、ノイン、カトレア!二人とも喧嘩腰で相手せずに、できればトラブルを起こすことの無いように仲良くしてくれ!!」
「…‥‥了解いたしまシタ」
「ええ、了承しましたわ」
‥‥‥あれ?案外、あっさりと言う事を聞いてくれた?
あっけない解決をしたのか、と俺はその時思ったが…‥‥少し、甘く見ていたのであった。
「‥‥‥はい」
「まぁ、報告にまとめられた、ワイバーンの群れに襲撃されたという点から考えて、土壇場で二体目の召喚獣を召喚して、手に入れるという事はまだわかる。でも、その類が‥‥‥」
‥‥‥学園長室に入って早1時間。
長々と、ディーは今、この適性学園の学園長に説教されているが‥‥‥その中で、学園長はちらりと、彼女を見た。
「‥‥‥フフフフ」
「‥‥‥うふふふ」
「…‥‥なんか、物凄いにらみ合いというか、微笑み合いになっているのだが…‥‥学園長という立場上、不純異性交遊は止めるぞ?」
「してませんし、まだなってません」
ノインと、件の二体目の召喚獣…‥‥カトレアの、互に笑みを浮かべつつ、何やら威圧を感じる様子を見て、学園長はだらだらと冷や汗をかくが、こっちも同じくかいている。
ワイバーンの群れに襲撃され、その最中にどうにか好転しようと召喚を試みて、成功したのは良いのだが‥‥‥呼んだ召喚獣が、これまた問題であった。
「それもそうかもしれないが…‥‥いや、普通植物系の召喚獣ならトレントやマンドラゴラ、フラワーマッチョなどもあるのだが…‥‥人型バージョンのマンドラゴラとも言うべき『アルラウネ』ってなんだ、君はあれか?異界の召喚士と言っておきながら、実は毒女召喚士なのか?」
「シャレにならないものはやめてください」
しかも、正確に言うのであれば、アルラウネともちょっと違う…‥‥吸血を行う類の『ヴァンパイア・アルラウネ』というらしい。
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『ヴァンパイア・アルラウネ』
マンドラゴラのように、通常であれば地面に埋まっている、ニンジンと芋を混ぜ合わせた人面植物がアルラウネ。
ただし、今回の召喚したのはその中でも人型になれる亜種、ヴァンパイア・アルラウネ。別名『吸血妖樹』。
人の生き血をすする事で発芽して成長し、それを糧にして攻撃性の高い植物モンスターとなり果てた存在。
様々な毒素を有しており、自分の意思で出すことも可能であれば、声に出して対象のみに当てることも可能。
人型になっているのは、その妖艶な見た目を元に人を誘惑し、自身の糧にしてしまうためだとも言われている。
――――――――――――――
「‥‥‥参照、『超・危険。世界の愉快な召喚植物トップ10』だけど…‥‥」
「あらあら、召喚主様、その情報はちょっと古いですわよ」
そのつぶやきが聞こえたのか、アルラウネもといカトレアが、ノインとの威圧感溢れる微笑み合いから外れ、俺の方へ寄って来た。
彼女は木の椅子に腰かけているが、その椅子は移動手段であり、彼女の攻撃手段でもある、体の一部。
大地に根を張る事で、多種多様な植物を己の支配下に置くことが可能であり、森での攻撃方法も、周囲の木々をちょっと操った結果でもある。
その木に乗って、そのまま俺の方へ寄って来たかと思うと、手を合わしてきた。
「わたくしは、その中でも変わり種。通常の人を自分の糧にして喰らうような、常識をもった彼女達とも異なる、非常識なモノ。マスターにカトレアという名前が与えられたその時からは、もう完璧に違うとも言えるのですわ」
「‥‥‥具体的には?」
「人を生で喰らう常識を外れ、マスターの血をちょっとだけ飲ませてもらうだけで元気になれる、低燃費なのですわ!」
それ、常識外れと違うような。いや、喰わない時点で違っているとも言えなくはないが…‥‥
「ご主人様に、血を吸わせてもらおうという時点で、害しかないようですガ?元気になりたいなら、植物らしく、光合成をおこなうか、肥料を戴くだけで済むでしょウ」
「んー、それは無理ですわね!それですまないのがわたくしですわ」
ぐっとサムズアップしたカトレアを見て、ノインはピクッとこめかみを震わせたように見えた。
なんというか、召喚してからすでに数時間は経つのだが、どういう訳か、彼女達滅茶苦茶気が合わない。
片や、人の叡智などからできたのか、それともなにか頭おかしい人が設計したのか、万能すぎる人造物であるメイドゴーレム。
片や、自然に生えつつも、その種族の中から外れつつ、木々を操ることができる自然物であるヴァンパイア・アルラウネ。
人工物と自然物故なのか、何やらそりが合わないらしい。
「‥‥‥まあ、人を喰らうタイプじゃないってのはいいのだが‥‥‥一歩間違えれば、喰らいつくしまくる激やば植物モンスターを出しかけたことに関して、反省して欲しい。幸い、彼女は君の血しか狙わないようだからね」
「そうですわ。わたくしはマスター以外の血を求めません。こうして召喚され、身に置かれている以上必ず守り、尽くすことを誓いますわよ。ええ、骨の髄まで…‥‥」
にやっと笑ったカトレアの笑顔は、妖艶ながらもなんとなく悪寒を感じさせた。
っと、そのカトレアと俺との間に、ずいっとノインが入り込んだ。
「物騒過ぎる妖樹は今ここで、斬り倒すべきでしょうカ?どうぞご主人様、判断ヲ」
「すぐに喧嘩を売るような、ゴーレムもどうかと思いますわ?マスター、彼女に暇を」
「…‥‥二人とも、喧嘩腰はやめて」
何だろう、この互に目から火花をぶつけているように見える光景は。
「学園長‥‥通常の召喚士が1体程度しか扱えない理由って…‥‥もしかして、このようなそりの合わなさもあるのでしょうか?」
「いや、それは無いとは思うが‥‥‥何にしても、君の召喚獣なのは変わりないし、自分で何とかしたまえ」
そういって、ここが学園長室なのにも変わらず、学園長は何故か自分で退出していった。
あとに残されたのは、俺達だけ‥‥‥‥あ、もしかして今、責任押し付けられた?逃げられた?
「さぁさぁ、ご主人様、御命令ヲ」
「マスターのいう事は、従いますわ」
互いににっこりと微笑むノインとカトレア。
そして迫って来て、ぎゅっと左右から挟まれる。
凶器と言えそうな柔らかいものが当てられ、男としては喜ぶべきことなのかもしれないが、物凄い冷や汗と緊張感しか、今は感じ取れない。
「えっと、ノイン、カトレア!二人とも喧嘩腰で相手せずに、できればトラブルを起こすことの無いように仲良くしてくれ!!」
「…‥‥了解いたしまシタ」
「ええ、了承しましたわ」
‥‥‥あれ?案外、あっさりと言う事を聞いてくれた?
あっけない解決をしたのか、と俺はその時思ったが…‥‥少し、甘く見ていたのであった。
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