ファイアブレス主体のパイロワイバーンっぽいかな?
おそらく摂氏400～600弱
周囲の可燃性物質が発火しなければ、あくまでも瞬間的な熱であり、直撃でもしなければ即死はしない。
更に霧で周囲を覆うだけで100～150℃の減熱は可能。
また、ナナカマドに代表される『火に強い樹木』なら、直撃しても焦げもつかないでしょう。
対空攻撃が不足している訳ですが、ブレスの射程はそれ程長くはない。
魔力等を介して疑似質量を持つ火球を吐き出すタイプなら大体40m程度
火炎放射系なら最大20m届かない程度
地表に攻撃を仕掛ける為にホバリングする可能性もあるし、そこも狙い目かね。

ナゲナワクモの要領で絡め捕っても良いし、鳳仙花やカタバミの種の様な飛び散るものを鋼鉄並みの硬さに強化しても良い。
コシュタ・ガンケンがあれば良かったんだけど（二階建て家屋の屋根程度の高さで空中を駆ける事が出来る）、元の身体能力でも相当な高さまでジャンプは出来るか。
何にせよ単体の強さではハクロ達の敵ではない。
何とかして地面に引き摺り降ろせば、こちらの勝ちだ。

絵に描いたような大ピンチ！果たして村人達の運命やいかに！？

1匹だけじゃ無かったのか！？

あ～、苦労人認定されたか……（笑

マッハ1だと時速1.224㎞
耐Gスーツは無いし、訓練も受けていない。
子供で体格/体重が少ないのは利点だが、その分身体強度と筋力、骨密度で劣る。
対策としては
ハクロの糸とカトレアの植物操作でバケットシートとシートベルトを作成/装着
ハクロの糸で足先から胸腔下部まで圧力を掛ける形で圧迫する（血流抑制による気絶避け）
高濃度酸素を供給出来る様に能力強化した植物で低酸素状態にならない様にする。
位かなぁ……

『フレイムワイバーン』
ファイアドレイクの下位亜種
全身に炎を纏うタイプとファイアブレスを吐くタイプがあり、後者はパイロワイバーンと呼ばれる事もある。
ワイバーン種は毒牙/毒爪/尾の先端にある毒針が有名だが、フレイム系列のものはこれらを持たない場合が多い。
理由としては、爬虫類の持つ毒そのものの性質として、たんぱく質系の毒が多く熱で変異してしまうからと考えられる。
ワイバーン種は竜種ではあるが、ドレイク種と違って前肢がそのまま皮翼/翼腕となっており、大抵の場合前肢指は退化している。
また、体格は比較的華奢であり、甲殻/鱗の強度もドレイク種程ではない。
単独で行動/生活をするのは稀で、通常は数頭～十数頭で群れを形成する。
リーダー個体は体格が比較的大きく、戦闘力が強い雄が多く、ハーレムを形成している場合もある。
ただし、頭の良さは雌個体の方が良い場合が多い。
岩山等に巣を作り、縄張りを形成する習性がある為、今回のような集団での移動には何らかの理由があると推測される。
1.餌不足による集団移動
2.同種の別集団との縄張り争いにおける敗走
3.強大な天敵（ドレイク種等）に追われた
4.卵泥棒の追撃
等が考えられる。
前記条件は、複数が重なる場合もある。
ジャック達には対空戦闘力/射撃力が不足している。
使い魔経由での魔法行使で、どこまで太刀打ち出来るかなぁ……

飛龍種か……
真竜で無いだけまだマシか？

竜種
と言っても色々
厄災級の古竜/龍や災害級の大型(成熟/成体)竜なら、ギルドではなく国に支援要請が届くので、今回のは縄張りを持たず単独で彷徨うはぐれ竜か若い個体、又は飛竜(ワイバーン)や獣竜等の亜竜の可能性が高い。
男爵の家臣騎士団規模では防衛はともかく、討伐は難しいだろう。

竜種が活動期に入って、暴れ出したか？

密偵系行商人というと本業が行商人となる。
実際は逆ですね。
各地へ足を運び、情報を収集する密偵が行商人に扮している訳です。
なぜ行商人に扮するのかと言えば、都合が良いからです。
他国に入国する際に、商人という立場は信用を得やすい上に、噂などを収集しても怪しまれない。商人がいく先々の情勢を集めるのは当たり前ですから。
通行手形の類いも、例えば土地に縛られ、基本的に移動しない筈の農民等に扮した場合は取得し難くなるのは自明の理。
一方、他の地域の特産品や薬、嗜好品、または地方では手に入りにくい生活用品、鉄製品、古着、塩等を扱う行商人を閉め出すのは損でしか無いので許可を得やすい訳です。
監視される事もほぼありません。

土地に縛られないという面では冒険者や傭兵でも良いが、武装している分、審査は厳しくなる。

密偵系で商人と並ぶのは吟遊詩人。
庶民のみならず上流階級の娯楽にも直結する彼らは、しばしば密偵や情報屋の真似事を行ったし、本職の密偵が隠れ蓑にした。

広範囲に、時には国を跨いで活動する遊牧民は密偵の隠れ蓑にはなり得ない。
彼等は独自の文化、部族ごとの掟を持っており、窃盗、誘拐、略奪などを行う者として地元有力者に嫌われており、交易商人としての側面がありながらも常に監視対象であった。

個人で放浪するドリフター(放浪者/流浪者 )は小金で雇えるため、繁忙期の農村等では季節労働者として重宝がられる場合があるが、元々、故郷からドロップアウトした様な者が多く、やはり犯罪に走り易い。その為警戒されるので、やはり密偵の隠れ蓑には向いていないですね。

日本では富山の薬売りが情報通で知られましたね。
彼等の顧客記録はとても詳細で、時にはそれを目当ての賊に襲われたりもしたそうです。
ただ、これは真面目で凝り性で、調べ物好きな日本人ならではと言えそう。
ほかにも御札売りなんてのも居ました。
これは伊勢神宮等の有名寺社の火除け厄除け満願成就等の御札を売り歩く商売で、自分ではお伊勢参りが出来ない庶民に重宝されました。まあ、本当に有名寺社の御札なのか、こっそり内職して適当に書いたものなのかは、買った側の運次第ですけどね。
ちゃんとした(?)御札売りなら毎年同じ家に売りに来て、去年の御札を回収してくれるので信用され易いんですけどね。
各地を旅するので、やはり相当な事情通でした。

そう言えば、増えた事を実家の方には伝えてるのか？

第３皇女様は行商人志望か……
まぁ、ある種、密偵的な役割も持ちそうだが……

ふむふむ
商人系皇女殿下(魔眼持ち)ね。
下手に魔眼を持つと人間不信に陥ったりし易いけれど、そこまで深刻ではなさそう。
ただ、狂愛種の心を覗く時には注意が必要かね。
ま、そこは追々と。
既に縁は結ばれているのだから、焦る事はないからね。

生前の記憶なのか、前世の記憶なのか

ジャック自身の前世記憶をどこまで活かせるかで、商売のやり易さは随分変わってくる。
あまり専門的知識の持ち合わせは無さそうだが、例えば元が現代日本人なら、普通に計算には強い部類。
悪い冗談に聞こえるかもしれないが、実際、現代でも九九算が出来るってだけで日本人＝計算に強いと言われますからね。
インド式かけ算が出来たら、もっと便利だ。
帳簿でも複式簿記の基礎が分かれば、普通にどこぞの商会とかでも即戦力になる。

そして、ちょっとした小物でも、現状を見渡してみて存在していないか、前世記憶で使っていたものより使い勝手が悪ければ改善すれば、それは立派な専売商品になりうる。
カトレアの能力で冷害や虫害に強い作物を作ったり、地中から塩分を吸い上げるコンフリー等のハーブを強化出来れば、現状では不作の地域が活用出来る様になるし、染料やスパイスは大抵が植物由来だ。
彼女らの力をあてにしたくないのは、男の矜持的なものもあるだろうが、実利を取らないのは勿体ないし、なにより家族なのだから頼るも頼らないも無いんだよ。

メイド……恐怖……う、頭が！？

フラグ立つ？（笑

まずは無事でなにより

それはともかく、貴人警護の連中は大失態ところではないので、あれこれ処罰処分を受けてね。
帝国の特産品や貿易関連品目も謎だし、今のところ『お礼』の使いどころはあまり無いかもね。
ジャックの個人収入はほぼ無いのだし。

ジャックに不審者が近付く前に３人が排除してるとか？

誘拐ねぇ

成功したとしても、サクッと消される未来しか無かった様に思えるが。
ま、頭の悪い破落戸なんか、そんなものかね。



因みに

『般若』
一般的には鬼の様な角を生やした白面の妖。
線が細い為か、女性の鬼と言われる事もあるが、実際には獄卒の類いではない。


宮中にて、突然に倒れ、衰弱して死する者共あり。
夜な夜な現れたる鬼面の妖、武人の剛剣をもってしても、これを討てず。
高名なる僧正招かれ、般若心経を唱える。
妖、口々に『あなおそろしの般若声や』とおそれおののき我先に退散す。


つまり、般若という名前の妖怪ではなく、般若心経を恐れて逃げたから『般若』と呼ばれる様になった訳です。
よく女性が怒る様と言われますが、どちらかというと『恨み』『嫉妬』『自己憐憫』を象徴する。

円滑で誤解のないコミュニケーションには、直接対話が欠かせないのが外交というものです。
(*´･ω･｀)b

カトレアは間接的に蜂系モンスターを使う戦闘が可能そう。
ただ、蜘蛛類は本能的に天敵である蜂の羽音でフリーズするし、共闘するならその手は使わない方が良いね。
逆に近隣にいる蜂系モンスターを一時的に遠ざけてあげた方が喜ばれるかもしれない。

厄災種(狂愛種)は愚かではない。
主であるジャックを害するものは、その根っこまで駆逐される。
裏から手を回すだけだと慢心していれば、その首に糸が食い込み、心臓に呪いを刻まれ、四肢を寄生植物に絡め獲られる事になろうよ。

ジャックには分からなくても、周辺の人々には丸見えとか？（笑

そう言えば、ハクロの糸を卸してるんだったか？
収入が凄い事に成ってそうだが

既に他国にまで影響してるとは……（笑

厄災種を凌駕するエルフ？
新しいカテゴリーを作った方が良いのでは？（笑

支給品の騎士鎧だけだと家名の特定は些か難しい。マントが有ればなぁ……
マント自身に紋章が縫い取られていたり、留め具に彫金されていたりするから。
剣はどうだろう。意外と出自を示す紋章が刻まれていたり、装飾に取り付けられている事もある。
騎士というのは互いに褒賞や身代金を得る為、そして戦場で倒れた際に身元不明にならないように工夫しているものだからね。
小物や短剣なんか所持はしていないかな?
自国他国を問わず、紋章は血族で基本デザインを共有していくから、現在絶えている家系でも傍系の子孫あたりがいれば特定可能。
まあ、本人は新たな主を得たから、それ程生前の身元とかは気にしないかもしれないが。

死の宣告の実験?
死刑囚とか、野盗あたりを使えば良いんじゃないかな?
観察だけなら方法は沢山ある。
国からの許可も下りやすいだろうしね。
(*´･ω･｀)b