異世界駆け抜け、あちこちへ ~人じゃないけど、旅人なんです~

志位斗 茂家波

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「私」
・とある大富豪がD51やC62などを参考にして作り上げた蒸気機関車。富豪の亡き後の遺産争い時に発生した爆破によって破壊され、その後何者かの手によって修復・大改造が施され、今の主人公になった。
・車両も連結しているが、人間体時には全部収納されており、いつでも好きな車両を出し入れ可能で、機関車単体で走行することもできる。
・元が蒸気機関車ゆえに、できれば線路がある世界を望むのだが、異世界だと早々巡り合う機会は少ないのが困りもの。水陸空全部制覇して走行できるが、それでも列車としてのさがゆえに線路が欲しい。

【基本スペック(蒸気機関車時)】
『識別番号:異世界間渡航ミステリー列車001』
「動力機関」:(爆破前)蒸気ボイラー⇒(現在)魔改造特殊エンジンボイラー
「車体素材」:(爆破前)特殊合金⇒(現在)不明。何が使用されたのか分からないが、少なくとも色合い自体は変わりなし。
「最高速度」:(爆破前)時速130km⇒(現在)大気圏内では時速300km。宇宙空間ではワープ航法も使用可能で、条件によってはさらなる速さが実現可能。とはいえ、爆破前の速度の方が気分的に慣れているので急ぐ時以外はそこまで出さない。
「最大馬力」:(爆破前)2500馬力⇒(現在)100万馬力。ただし、邪魔なものをふっ飛ばす時の勢い付けの時ぐらいにしか本領発揮しない。また、馬力の計算上より速度も出せるのだが、全速力を出す機会もそうそうないので意味もなかったりする。
「燃料」:(爆破前)石炭⇒(現在)人間体時に捕食したものなども燃料にできる。石炭以外にも特殊鉱石も少々。水は蒸気発生のために必要だが、自動生成&大気から吸収装置などを使用して問題ない。
「基本編成」:客車8両。状況に応じて増減、特殊車両の連結。最後尾が展望車なのは変わらない。
「容姿」:C62やD51を参考にしているが、どちらかと言えば動輪数が4つなのでD51にやや近い。でも、C62に近い外見もしており、互いのいいとこどりをしたような感じはある。
「特殊機能」
・シールド:バリヤーなどと言った方が分かりやすい透明な防壁。防水の役割も持ち、海の中であろうとも走行が可能になる。本体の防御力も凄まじいが、常時展開しており、耐久性がより高い。ただし、破損することもあり、壊れた場合修復するには1時間程度必要となる。
・言語翻訳:ありとあらゆる世界の言語を自動翻訳し、会話、筆記などによる意思疎通が可能。ただし、機能がやや高性能すぎて鳥の鳴き声などが言葉として届いたりして煩い時があり、たまに切っている。
・万能走行:線路上だけではなく、大空だろうと宇宙空間だろうと、水上雪上関係なく、ありとあらゆるところを走破できる。できれば線路希望だが、無いので仕方がなく使用する機会が多い。
・異世界転移:正確にいうと転移ではなく、空間に特殊なトンネルを形成し、異世界間を走行することが可能。ただし、機能を有するもの、もしくはそのものに入っているもの以外がそのトンネルを利用するとR18Gレベルのスプラッターなことになる危険なトンネルでもある。
・雪かき:爆破される前に、雪の日につけていた装備。牛避けなどに使えるほか、ドリルに変化して山の中などに無理やりトンネルを掘って突き進むことも可能。
・ステルス:蒸気機関車及び客車も編成して目撃されにくいのはこの機能が存在するため。切り替え可能であり、状況に応じて効力の変更も可能
・人間体変更:後述参照。
・他にも様々な機能が盛りだくさんだが、現時点ではここまで。

「その他」
・汽笛は「ボォォォォォ!!」が普通ではあるが、時たま調子が悪い時は気が抜けた音になる事もある。重力波などを利用しているため、真空でも響き渡らせることは可能。
・何者かの改造によって頑丈にはなっているが、故障しないわけでもないので、たまにメンテナンスが必要。必要に応じた世界へ渡って、新しい機能を追加、いらない機能を外すこともある。自分の人間体を部分的に顕現させ、自身のオーバーホールを行う事もある。
・最高速度300キロだが、実は音速~亜光速も可能。しかし、制御し切れないので出すことはない。蒸気機関車に速度を求めすぎである。

【基本スペック(人間体)】
「容姿」:中性的な好青年な旅人風。モデルは不明だが、おそらく改造を施した人物が設定しており、黒目黒髪なのは機関車ボディの色合いである。塗装すると影響出る。
「その他」
・蒸気機関車から変身した身体でありつつ、客車なども内蔵している。
・人間と変わらないような容姿をしているが中身が異なり、全力を出す際には蒸気が漏れる。
・食事が可能であり、燃料にすることもでき、客車の能力などを自由に操れる。
・力自体は蒸気機関車時の馬力より大幅に下がるが、それでも怪力ではある。
・機関車の機能も有しており、何時でも使用可能。ステルス機能が一番役に立つ場面が多い

【基本スペック(各客車)】
・気分次第で編成が入れ替わるが、最後尾が展望車なのは変わらない。基本的に8両編成が多い。
・また、動力集中方式な走行だが、客車自体も動力があり、短時間であれば短い距離を走行できる。
「車両その1:展望車」
最後尾に確実に編成される車両。後方部分にテラスなどが付いており、ゆったりとしたソファーや、ふかふかの絨毯など、居心地の良さを徹底的に施されている。匠のこだわりである。

「車両その2:食堂車」
中身は豪華なレストランでありつつ、メニューは注文時に机の上に自動転送。コックはおらず、爆破前に提供していたものから、各世界で食べた様々な食事が日替わりで出される。食料は買い込む必要があるが、別の物を変成して変える事もできるので、実質材料は無限に違い。味は食べてみるまで分からないものも多い。

「車両その3:普通客車」
基某銀河鉄道のものに近いが、冷暖房・CVカットなど何かと便利な機能あり。

「車両その4:図書車両」
内部構造が外部から見るよりも恐ろしく広くされており、各世界を巡って手に入れた書物が内蔵されている。翻訳できれば本好きな人にとっては尽きることがない天国。司書募集中。

「車両その5:上級客車」
爆破前から存在する、富豪のお客様向けに作られた高級な車両。内部が普通客車よりも豪華にされており、水道なども完備。リラックスでき過ぎる造りとなっており、人によっては腑抜けと化す。

「車両その6:豪華風呂車両」
‥‥‥客車なはずなのに、何故か温泉が湧き出ている不思議な車両。きちんと男湯と女湯に分かれており、日によって内部で沸いている温泉の効能が変化する。謎の性別専用の湯もある。

「車両その7:特殊分析車両」
世界によっては非常に不明なものも多く、それらがどの様な物なのか解析することができる特殊な車両。薬品も多くあり、万が一のための医療施設なども備え付けられている。

「車両その8:寝台車」
睡眠欲とは抗えぬもの。富豪がかつてこだわりまくったのか最高の睡眠を得られるようになっており、星空なども投影して美しい眠りを提供してくれる。

【基本的に上記の1~8を変成しているが、それ以外の車両】
「戦闘車両」
・緊急戦闘時に連結される車両。主な攻撃手段はマシンガン、列車砲、ミサイル等。使用されたことはほとんどないが、威力はどれも絶大。改造後についていた車両だが、編成することはめったにない。

「完全屋外車両」
・プールが備え付けられた、爆破前からあった富豪特製の車両。動く景色を眺めながら泳ぎたかったらしく、更衣室やジュースの無料販売所なども備え付けられている。

「庭園車両」
・内部が庭園と化しており、美しい景色が作られている車両。というか、小さな生態系が出来上がっており、季節によって移り変わりを魅せる。

「厩舎車両」
・馬や牛などを滞在させられる牧場型車両。たま~に編成して、ペットを持つ人たちの輸送時に使用したりする。

「消防車両」
・火災発生時に緊急連結される車両。上空も走れるので、空からの放水も可能と結構実用性が高い。

・その他、今後も出る車両あり。必要に応じて編成するが、基本は1~8が多い。



【その他の設定】
・基本的な旅の方針は、まだ見ぬ異世界を旅してまわる事。
・何があろうともその世界の者ではないので関わる気はないはずだが、それでも関わってしまうことが多い。
・世直し旅ではないが結果的にそうなる事もあり、災害時には人命救助を優先して行う。というのも、元が人を運ぶための蒸気機関車…‥‥言うのであれば、人の役に立ちたい本能的な物が根底にあるのが原因なのかもしれない。
・異世界停車時間はその世界によって変動。気が乗らなければすぐに旅立ち、面白そうであればしばらく巡っている。
・様々な世界でお金を使うが、何故か勝手に湧き出るものを利用している。湧き出る原因はおそらく改造者によるものなのだろうが、困る事もないので気にしない。とは言え、稼ぐ手段もあるので自力で稼ぎ、その世界で得た記念硬貨として収集していたりもする。
・異世界を走り抜ける列車だが、異世界を渡れるものはそれなりにいるようで、全員と連絡が取れるようにはしている。滅多にしないが、たまにその知り合いの世界に訪れる事もある。


‥‥‥現時点ではここまで。
リクエストがあれば、できる限り叶えていきたいとも思ってます。
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