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色々集めた結果を見せ始めたり
#417 土台は大事、その土台の土台も大事…‥デス
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SIDEシアン
…‥‥ワゼの行う島作り。
最初は海底火山を噴火させて、お手軽な土台作りから…‥‥
「‥‥‥と思っていたけど、まだその土台の土台分を弄るの?」
「ハイ。海底火山から作ったという事で、噴火の危険性がありますかネ」
島作りというのはちょっと興味が惹かれるので、本日も見に来たのは良いのだが…‥‥どうやらまだ、島の土台部分の工事中らしい。
上に土をかぶせて出来上がるみたいな想像はしていたが…‥‥ここは徹底的に、土台分を改造しまくるようだ。
「海底からのマグマだけですと、そこに滞在し続けますからネ。移動可能なように、火山部分との切り離しを行うのデス」
「でもそれだと、やった後に土地の拡張とかはできなくなるよね?」
「ハイ。火山活動によるものは出来なくなりますガ…‥‥それ以外の手法がありますからネ。そのため、まずは噴火時のリスクを無くすという事で、噴火する火山そのものと切断するのデス」
わかりやすく言うのであれば、浮島に近い状態にするようだ。
ただし、ただの浮島ではなくその海に沈んでいる部分には技術の粋を結集し、座礁や沈没などが無いように徹底的に対策を施すらしい。
「浮島ではなく氷山と言った方が近いかもしれませんが‥‥‥‥まぁ、氷の島でもありませんし、浮島で良いでしょウ」
「氷山の一角って言葉があるだけに、その真下がとんでもない量になりそうなんだけど」
とにもかくにも、火山部分との切り離し工事のために、現在海の中ではシスターズが作業中。
普段は海女だとか漁師として生活しているようだけど、こういう時の海中作業のために集まっているそうである。
「‥‥‥それってもう、メイドじゃないよね?」
「いえ、メイドなのデス。あくまでも副業をそれにして、他国で生活して情報収集などを行わせているだけですからネ。まぁ、そう言う作業以外にも海の方では‥‥‥」
そう言いながら、ちらっとワゼが目を向けたのは、海上に浮かぶ複数の船団。
帆船、改造した蒸気船や魔道具を利用した特殊工作船などがあるようだが…‥‥
「‥‥‥海賊もやっているシスターズもいますからネ。波の動きなどを確認して、島の調整を行っているのデス」
「海賊って‥‥‥それいいのか?」
海賊業は色々とアウトなような気がする。
「大丈夫デス。商戦を襲うとかではなく、普通に海で過ごしているシスターズで、むしろ悪党な海賊の方を懲らしめまわったり、あるいは島を巡って交流し、その島での特性などを調べる調査などを任務にしていますからネ」
「それもう海賊じゃなくて義賊とか海族とかじゃないのかな?」
「そうとも言いますネ」
とはいえ、名称を統一する際に海賊の方がなんとなくいいかなと思って、今はその名称にしているらしい。
もはや賊とは何なのか、そしてそれでもメイドと言い張れるのかという疑問を持ってしまうが…‥‥今さらな勘z逃がしてしまうなぁ…‥‥すでに遅い問題というか、何も考えないほうが気が楽な類というべきか。
何にしても今はとにかく、島の切り離し作業を僕らは見守るのであった‥‥‥‥
「ついでに、島の推進方法も複数用意する予定デス」
「何で?」
「何かと状況によって、最適な推進方法が変わりますからネ。スクリュー、水中ジェット、帆、海底キャタピラ‥‥‥‥色々と想定できる物に対応できるようにしておくのデス」
「前者は良いけど、最後のっているのか?」
「いざとなれば、潜水艦のように潜航できるようにしますからネ。海底とも縁があるのデス」
…‥‥それはもはや、島なのか?そう疑問に思ったが、何も言えないのであった。
海底要塞と言った方が良いような気がしてくるが…‥‥別荘とかは上に作るらしいし、それはどう解決するのだろうか‥‥‥?
―――――――――――――
SIDEハルディアの森:湖地下室
…‥‥着々と作業が進む中で、運び込まれる予定の機材の数々も同時に荷造りされていた。
あちこちでシスターズが動き回り、置かれている魔道具だとか薬品だとか、その他諸々どんどん箱に詰めたり、分解して現地で組み立てる方針で運んでいく。
何しろ、ここに置かれている品々はワゼが創り上げて来たものであるが、その数は半端ではない。
物凄く多く存在しており、手分けしないとかなり大変だったからだ。
「ご主人様のためにということで、作った品々ですガ…‥‥」
「大量過ぎて、運ぶ作業が一苦労デス」
ちょっと小話をかわしながらも、彼女達はどんどん作業を進めていく。
普通の人では持てないような重量級のものや、ちょっとでも揺らしてはダメなもの、少しでも混ざると危険な物があるが、そのすべてが問題なく輸送されていく。
人間離れした引っ越し業者とも言えるかもしれないが…‥‥そんなことはどうでもいいと言わんばかりに、彼女達はどんどんその部屋を片付けていく。
「109号室、実験材料および魔道具関係輸送完了。続けて110号室のものを‥‥‥」
「同時並行で地下ドッグの実験船なども牽引中。波風良好…‥‥」
「特殊ホムンクルス溶液、クローン培養液なども輸送完了。バイオメカの搬送を‥‥‥」
‥‥‥量が量だけに、それぞれを運んでいくのは非常に大変だ。
けれども、それは常人が行う話であり、常人で無いので難なく進んでいく。
色々とヤヴァイ研究なども混ざっているような気がしなくもないが‥‥‥‥必要であれば文句もないだろう。
そう思いつつ、彼女達は着々と作業を進め、一つ、また一つとどんどんこの場から消え失せていくのであった…‥‥
「‥‥‥姉妹機、実験体なども輸送確認。データのバックアップなども確認」
「多次元・異世界データの収拾のために送り出した姉妹機複数からのデータ転送も確認」
「他国から集めてきた禁忌書物の解読書などは丁寧に…‥‥」
…‥‥ワゼの行う島作り。
最初は海底火山を噴火させて、お手軽な土台作りから…‥‥
「‥‥‥と思っていたけど、まだその土台の土台分を弄るの?」
「ハイ。海底火山から作ったという事で、噴火の危険性がありますかネ」
島作りというのはちょっと興味が惹かれるので、本日も見に来たのは良いのだが…‥‥どうやらまだ、島の土台部分の工事中らしい。
上に土をかぶせて出来上がるみたいな想像はしていたが…‥‥ここは徹底的に、土台分を改造しまくるようだ。
「海底からのマグマだけですと、そこに滞在し続けますからネ。移動可能なように、火山部分との切り離しを行うのデス」
「でもそれだと、やった後に土地の拡張とかはできなくなるよね?」
「ハイ。火山活動によるものは出来なくなりますガ…‥‥それ以外の手法がありますからネ。そのため、まずは噴火時のリスクを無くすという事で、噴火する火山そのものと切断するのデス」
わかりやすく言うのであれば、浮島に近い状態にするようだ。
ただし、ただの浮島ではなくその海に沈んでいる部分には技術の粋を結集し、座礁や沈没などが無いように徹底的に対策を施すらしい。
「浮島ではなく氷山と言った方が近いかもしれませんが‥‥‥‥まぁ、氷の島でもありませんし、浮島で良いでしょウ」
「氷山の一角って言葉があるだけに、その真下がとんでもない量になりそうなんだけど」
とにもかくにも、火山部分との切り離し工事のために、現在海の中ではシスターズが作業中。
普段は海女だとか漁師として生活しているようだけど、こういう時の海中作業のために集まっているそうである。
「‥‥‥それってもう、メイドじゃないよね?」
「いえ、メイドなのデス。あくまでも副業をそれにして、他国で生活して情報収集などを行わせているだけですからネ。まぁ、そう言う作業以外にも海の方では‥‥‥」
そう言いながら、ちらっとワゼが目を向けたのは、海上に浮かぶ複数の船団。
帆船、改造した蒸気船や魔道具を利用した特殊工作船などがあるようだが…‥‥
「‥‥‥海賊もやっているシスターズもいますからネ。波の動きなどを確認して、島の調整を行っているのデス」
「海賊って‥‥‥それいいのか?」
海賊業は色々とアウトなような気がする。
「大丈夫デス。商戦を襲うとかではなく、普通に海で過ごしているシスターズで、むしろ悪党な海賊の方を懲らしめまわったり、あるいは島を巡って交流し、その島での特性などを調べる調査などを任務にしていますからネ」
「それもう海賊じゃなくて義賊とか海族とかじゃないのかな?」
「そうとも言いますネ」
とはいえ、名称を統一する際に海賊の方がなんとなくいいかなと思って、今はその名称にしているらしい。
もはや賊とは何なのか、そしてそれでもメイドと言い張れるのかという疑問を持ってしまうが…‥‥今さらな勘z逃がしてしまうなぁ…‥‥すでに遅い問題というか、何も考えないほうが気が楽な類というべきか。
何にしても今はとにかく、島の切り離し作業を僕らは見守るのであった‥‥‥‥
「ついでに、島の推進方法も複数用意する予定デス」
「何で?」
「何かと状況によって、最適な推進方法が変わりますからネ。スクリュー、水中ジェット、帆、海底キャタピラ‥‥‥‥色々と想定できる物に対応できるようにしておくのデス」
「前者は良いけど、最後のっているのか?」
「いざとなれば、潜水艦のように潜航できるようにしますからネ。海底とも縁があるのデス」
…‥‥それはもはや、島なのか?そう疑問に思ったが、何も言えないのであった。
海底要塞と言った方が良いような気がしてくるが…‥‥別荘とかは上に作るらしいし、それはどう解決するのだろうか‥‥‥?
―――――――――――――
SIDEハルディアの森:湖地下室
…‥‥着々と作業が進む中で、運び込まれる予定の機材の数々も同時に荷造りされていた。
あちこちでシスターズが動き回り、置かれている魔道具だとか薬品だとか、その他諸々どんどん箱に詰めたり、分解して現地で組み立てる方針で運んでいく。
何しろ、ここに置かれている品々はワゼが創り上げて来たものであるが、その数は半端ではない。
物凄く多く存在しており、手分けしないとかなり大変だったからだ。
「ご主人様のためにということで、作った品々ですガ…‥‥」
「大量過ぎて、運ぶ作業が一苦労デス」
ちょっと小話をかわしながらも、彼女達はどんどん作業を進めていく。
普通の人では持てないような重量級のものや、ちょっとでも揺らしてはダメなもの、少しでも混ざると危険な物があるが、そのすべてが問題なく輸送されていく。
人間離れした引っ越し業者とも言えるかもしれないが…‥‥そんなことはどうでもいいと言わんばかりに、彼女達はどんどんその部屋を片付けていく。
「109号室、実験材料および魔道具関係輸送完了。続けて110号室のものを‥‥‥」
「同時並行で地下ドッグの実験船なども牽引中。波風良好…‥‥」
「特殊ホムンクルス溶液、クローン培養液なども輸送完了。バイオメカの搬送を‥‥‥」
‥‥‥量が量だけに、それぞれを運んでいくのは非常に大変だ。
けれども、それは常人が行う話であり、常人で無いので難なく進んでいく。
色々とヤヴァイ研究なども混ざっているような気がしなくもないが‥‥‥‥必要であれば文句もないだろう。
そう思いつつ、彼女達は着々と作業を進め、一つ、また一つとどんどんこの場から消え失せていくのであった…‥‥
「‥‥‥姉妹機、実験体なども輸送確認。データのバックアップなども確認」
「多次元・異世界データの収拾のために送り出した姉妹機複数からのデータ転送も確認」
「他国から集めてきた禁忌書物の解読書などは丁寧に…‥‥」
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