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清算する時も新しく生み出す時も
#401 こういう場って良いものなのかもデス
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SIDEシアン
「ふわぁ…‥ちょっと盛り上がり過ぎましたわね」
「楽しんでいたらいいんじゃないかな?」
いよいよミスティアの兄たちの結婚式が始まる本日、ちょっと前夜で集まった家族で盛り上がっていたのか、少し眠たそうなミスティアに、僕はそう口にする。
ワゼが眠気覚まし用の茶を用意しつつも、出席のための正装に着替えていく。
「案外、その他の出席者たちも似たり寄ったりな服装だけど‥‥‥スーツにドレスってのは定番かな?」
「定番ですネ。とは言え、今回の主役は結婚式を執り行う新郎・新婦がたなので、そちらよりも目立ちすぎないように気を遣うようにしていマス」
会場へ行く出席者たちの姿を見つつ、きちんと整えていく。
娘たちもそれぞれいつもはおてんばだが、流石にこういう場ではびしっと決めるように教育済みなので、大人しくしているようだ。
【んっしょ、んっしょ‥‥‥こういうドレスって着るのは慣れないですよねぇ】
「わたくしとしても、できれば楽な格好でいたいのに…‥‥そうはいかないのが残念ですわ」
ドレスを着飾り、化粧を整えるハクロとミスティア。
すっぴんでも綺麗だとは思うが、それでもこういう場では施すようだ。
「こういうのって窮屈だけど、やらないといけないのよ?」
【ふみゅ~?】
「みー!」
ロールもきちんと着用して整えつつ、妹たちへ丁寧に施していくのも、中々ほのぼのする光景だろう。
というか、全員きちんと正装するのもありだな…‥‥これ、後で写真とかで記録したい。
「ワゼ、撮影可能か?」
「可能デス。こういう時のために、記録用機材は日夜改良を進め、今では立体映像記録どころか、実際に触れる立体像化もできるようにしていマス」
こういう方向での技術の発展が、一番良いんだろうなぁ‥‥‥武器とかもそりゃすさまじい物も多いけれども、平和的に利用できる方がよく伸びたほうが安心である。
一応犯罪などの利用方法もあるので、そちらへの対策も色々と検討中だが、そのうち写真展とか国ごとに開けるほど流通できるかもしれない。
‥‥‥まぁ、記録用の道具自体は元からあるそうだが、その発展は既に群を抜くレベルで発達しているようだ。なんでも、ハクロの姿があった当初から実は相当改良する組織とかが作られたのだとか…‥‥複雑だが、発達に貢献しているのは良い事だろうし、そこらへんは深く考えない方が良いだろう。
とにもかくにも、時間に遅れてしまわないように全員身だしなみも整え、会場へ向かう。
宿から直通の送迎用の馬車も用意されており、早めに出たのは良いのだが‥‥‥
「‥‥‥それでも結構、人が集まっているなぁ」
「あちこち、きちんと決められた場所にいるようですネ」
情報大国の情報の重要性を理解し、利用する人が多いからこそ、出席者の数もそれなりに多い。
ちらほらと各国の要人なども見かけるし‥‥‥
「あ、ゼリアスとかも発見」
「神聖国の預言者などもいマス」
見渡してみると、思いのほか見たことがある人も多いようである。ああ、でもそれなりに関係ない国からも見られているような気もするな。
「そりゃそうですわよ。貴方は魔王でもあるし、その話が他の国にも出ているのですわ」
「ひろがっているのかぁ‥‥‥中立の魔王って立場なんだけどなぁ」
女王であるミスティアの方を見ているのかと思えば、僕の方を見ているのも多いようだ。
なにしろ中立の魔王でありつつ、一国の女王の夫の座にいるもんね‥‥‥あ、後ハクロたちの方も目に付くようで、そちらも見ているようだ。
何かやらかされたらという事で、自衛用の道具も全員装備しているが…‥‥やらかされたら、本気で潰すからね?
何にしても、各国からの出席者が集まりつつ、時間が近づくにつれて皆待ちわびるような動きが見える。
普通の結婚式なら新郎新婦一組だが、今回は二組同時だからなぁ…‥‥それはそれで珍しいって言うのもあるか。
なお、ついでに聞いた血みどろな争いを起こすようなところであれば、こういう場に襲撃を書けたりすることもあるようだが、こちらは家族仲はいいので無駄な争いはないようだ。
その仲の良さに関して、争いごとで疲弊するような国の人達が、その秘訣を聞こうと新郎の両親席の前国王やその王妃・側室たちに向かっていたりもするが…‥‥聞いても多分意味ないとは思う。
うん、単純に王位継承権を受け取りたくないってことで、押し付け争いをしていたからね。
まぁ、それはそれで、今の平和な日々もあるし、彼女が女王になっても問題はなかったが…‥‥結果としてそれぞれが出世しているのはどうなのかと思う事もある。
それでも、満足でき合える日々があるのならば良いか…‥‥
そう思いつつも、いよいよ時間が来て、新郎新婦の入場が始まることになった。
立場的には義兄たちとなる人たちの結婚式だし、今はそこに集中するべきだ。
気を引き締めつつ、入場してきたタイミングで全員拍手をし始め、僕等も併せて迎え入れる拍手を行うのであった‥‥‥‥
【というか、この会場自体広いですよね。全員入ってますよ】
「建築技術は情報提供の対価で受け取ったらしいですからネ。情報と引き換えのもので、様々な発展ぶりが存在しているのも、ここの特徴デス」
「一応聞くけど、ワゼたちの技術もここに流れていたりするよね?」
「ええ、そうデス」
‥‥‥まぁ、できれば無茶苦茶過ぎる技術流出が起きていないことを願っておこう。流石にそこまでやらかすようなことはないとは思うし、事後報告に近いけれども、これは流石に問題ないレベルの奴‥‥‥なはずだよね?
―――――――――――――――
SIDE結婚式場警備員
「ふぅ、いよいよ始まったか…‥‥」
「隊長!リストに入っていない、不正入国者たちを捕らえました!!」
「おお、そちらもすぐに片付けよう!!」
結婚式場でいよいよ結婚式が始まり、盛り上がっている声が聞こえる丁度その頃。
式場外部の警備員たちは、気を引き締めてしっかりと業務を果たしていた。
というのも、この情報大国での結婚式で招待されている客たちは、それぞれ非常に重要な客ばかり。
国同士の問題などが起こらないように、問題児となりうる馬鹿共を一切シャットアウトしてはじいているのだが‥‥‥それでも、重要人物が多い事から繋がりを得たい者たちがやってくるのだ。
まだまともならいざ知らず、既にシャットアウトされているのは問題ありとみなされた者たちであり、中には呼ばれなかったことを逆恨みして邪魔をしようとする者たちもいる。
そのため、そう言う不敬な馬鹿共を一掃するために、警備員たちはしっかりと動くのだ。
‥‥‥ちなみに、警備の者たちも不正を施すような輩が良そうなものだが、この国にはそう言う輩はいない。
情報大国だけあって経歴や業務記録などもしっかりと取られており、誰かが隠そうとしてもすぐに明るみになり、結果として非常にまじめで不正を起こさない者たちしかいないのである。
一応、清濁併せ呑むという言葉もあり、その手に関しても手を抜かないように闇ギルドの方にも実はちょっとばかり応援を要請していたりするので、表裏社会どっちにしてもやすやすと侵入できないようにしているのであった。
ついでに、ワゼのシスターズの何体かもここに出張して職についており、より効率的かつ効果的に動いていたりするが‥‥‥それはそれで問題もないので、情報大国としても十分良い事であった。
「にしても隊長、案外多いですね」
「ああ、そうだな。中におられる方々はそれぞれ各国で重要人だからこそ、狙うような輩もいるのだろうが‥‥‥こうも多いと辟易するな」
隊長と呼ばれた警備員たちのリーダは、その言葉に溜息を吐きながらも答える。
「まぁ、それはそれで良いだろう。害をなす気満々な類もいれば、欲望を満たすために来ている輩も多いからな。しっかりと情報を搾り取ってやれ」
「あいあいさー!」
隊長の指示に従い、敬礼をしてその警備員は捕らえた者たちを引きずっていく。
こうやって本日も、哀れな馬鹿共は情報を盗られ、自らの首を絞めていくのであった‥‥‥‥
「にしても、不審者撃退用のゴム弾とかはわかるが、この光線銃とかもどこから我が国は得ているんだ?本日限りでの対神・悪魔仕様とかもあるらしいが…‥‥本当に何が襲ってくるのかが分からん」
‥‥‥まぁ、世の中知らないほうが良いのもあると隊長は理解し、仕事に努めるのであった。
「ふわぁ…‥ちょっと盛り上がり過ぎましたわね」
「楽しんでいたらいいんじゃないかな?」
いよいよミスティアの兄たちの結婚式が始まる本日、ちょっと前夜で集まった家族で盛り上がっていたのか、少し眠たそうなミスティアに、僕はそう口にする。
ワゼが眠気覚まし用の茶を用意しつつも、出席のための正装に着替えていく。
「案外、その他の出席者たちも似たり寄ったりな服装だけど‥‥‥スーツにドレスってのは定番かな?」
「定番ですネ。とは言え、今回の主役は結婚式を執り行う新郎・新婦がたなので、そちらよりも目立ちすぎないように気を遣うようにしていマス」
会場へ行く出席者たちの姿を見つつ、きちんと整えていく。
娘たちもそれぞれいつもはおてんばだが、流石にこういう場ではびしっと決めるように教育済みなので、大人しくしているようだ。
【んっしょ、んっしょ‥‥‥こういうドレスって着るのは慣れないですよねぇ】
「わたくしとしても、できれば楽な格好でいたいのに…‥‥そうはいかないのが残念ですわ」
ドレスを着飾り、化粧を整えるハクロとミスティア。
すっぴんでも綺麗だとは思うが、それでもこういう場では施すようだ。
「こういうのって窮屈だけど、やらないといけないのよ?」
【ふみゅ~?】
「みー!」
ロールもきちんと着用して整えつつ、妹たちへ丁寧に施していくのも、中々ほのぼのする光景だろう。
というか、全員きちんと正装するのもありだな…‥‥これ、後で写真とかで記録したい。
「ワゼ、撮影可能か?」
「可能デス。こういう時のために、記録用機材は日夜改良を進め、今では立体映像記録どころか、実際に触れる立体像化もできるようにしていマス」
こういう方向での技術の発展が、一番良いんだろうなぁ‥‥‥武器とかもそりゃすさまじい物も多いけれども、平和的に利用できる方がよく伸びたほうが安心である。
一応犯罪などの利用方法もあるので、そちらへの対策も色々と検討中だが、そのうち写真展とか国ごとに開けるほど流通できるかもしれない。
‥‥‥まぁ、記録用の道具自体は元からあるそうだが、その発展は既に群を抜くレベルで発達しているようだ。なんでも、ハクロの姿があった当初から実は相当改良する組織とかが作られたのだとか…‥‥複雑だが、発達に貢献しているのは良い事だろうし、そこらへんは深く考えない方が良いだろう。
とにもかくにも、時間に遅れてしまわないように全員身だしなみも整え、会場へ向かう。
宿から直通の送迎用の馬車も用意されており、早めに出たのは良いのだが‥‥‥
「‥‥‥それでも結構、人が集まっているなぁ」
「あちこち、きちんと決められた場所にいるようですネ」
情報大国の情報の重要性を理解し、利用する人が多いからこそ、出席者の数もそれなりに多い。
ちらほらと各国の要人なども見かけるし‥‥‥
「あ、ゼリアスとかも発見」
「神聖国の預言者などもいマス」
見渡してみると、思いのほか見たことがある人も多いようである。ああ、でもそれなりに関係ない国からも見られているような気もするな。
「そりゃそうですわよ。貴方は魔王でもあるし、その話が他の国にも出ているのですわ」
「ひろがっているのかぁ‥‥‥中立の魔王って立場なんだけどなぁ」
女王であるミスティアの方を見ているのかと思えば、僕の方を見ているのも多いようだ。
なにしろ中立の魔王でありつつ、一国の女王の夫の座にいるもんね‥‥‥あ、後ハクロたちの方も目に付くようで、そちらも見ているようだ。
何かやらかされたらという事で、自衛用の道具も全員装備しているが…‥‥やらかされたら、本気で潰すからね?
何にしても、各国からの出席者が集まりつつ、時間が近づくにつれて皆待ちわびるような動きが見える。
普通の結婚式なら新郎新婦一組だが、今回は二組同時だからなぁ…‥‥それはそれで珍しいって言うのもあるか。
なお、ついでに聞いた血みどろな争いを起こすようなところであれば、こういう場に襲撃を書けたりすることもあるようだが、こちらは家族仲はいいので無駄な争いはないようだ。
その仲の良さに関して、争いごとで疲弊するような国の人達が、その秘訣を聞こうと新郎の両親席の前国王やその王妃・側室たちに向かっていたりもするが…‥‥聞いても多分意味ないとは思う。
うん、単純に王位継承権を受け取りたくないってことで、押し付け争いをしていたからね。
まぁ、それはそれで、今の平和な日々もあるし、彼女が女王になっても問題はなかったが…‥‥結果としてそれぞれが出世しているのはどうなのかと思う事もある。
それでも、満足でき合える日々があるのならば良いか…‥‥
そう思いつつも、いよいよ時間が来て、新郎新婦の入場が始まることになった。
立場的には義兄たちとなる人たちの結婚式だし、今はそこに集中するべきだ。
気を引き締めつつ、入場してきたタイミングで全員拍手をし始め、僕等も併せて迎え入れる拍手を行うのであった‥‥‥‥
【というか、この会場自体広いですよね。全員入ってますよ】
「建築技術は情報提供の対価で受け取ったらしいですからネ。情報と引き換えのもので、様々な発展ぶりが存在しているのも、ここの特徴デス」
「一応聞くけど、ワゼたちの技術もここに流れていたりするよね?」
「ええ、そうデス」
‥‥‥まぁ、できれば無茶苦茶過ぎる技術流出が起きていないことを願っておこう。流石にそこまでやらかすようなことはないとは思うし、事後報告に近いけれども、これは流石に問題ないレベルの奴‥‥‥なはずだよね?
―――――――――――――――
SIDE結婚式場警備員
「ふぅ、いよいよ始まったか…‥‥」
「隊長!リストに入っていない、不正入国者たちを捕らえました!!」
「おお、そちらもすぐに片付けよう!!」
結婚式場でいよいよ結婚式が始まり、盛り上がっている声が聞こえる丁度その頃。
式場外部の警備員たちは、気を引き締めてしっかりと業務を果たしていた。
というのも、この情報大国での結婚式で招待されている客たちは、それぞれ非常に重要な客ばかり。
国同士の問題などが起こらないように、問題児となりうる馬鹿共を一切シャットアウトしてはじいているのだが‥‥‥それでも、重要人物が多い事から繋がりを得たい者たちがやってくるのだ。
まだまともならいざ知らず、既にシャットアウトされているのは問題ありとみなされた者たちであり、中には呼ばれなかったことを逆恨みして邪魔をしようとする者たちもいる。
そのため、そう言う不敬な馬鹿共を一掃するために、警備員たちはしっかりと動くのだ。
‥‥‥ちなみに、警備の者たちも不正を施すような輩が良そうなものだが、この国にはそう言う輩はいない。
情報大国だけあって経歴や業務記録などもしっかりと取られており、誰かが隠そうとしてもすぐに明るみになり、結果として非常にまじめで不正を起こさない者たちしかいないのである。
一応、清濁併せ呑むという言葉もあり、その手に関しても手を抜かないように闇ギルドの方にも実はちょっとばかり応援を要請していたりするので、表裏社会どっちにしてもやすやすと侵入できないようにしているのであった。
ついでに、ワゼのシスターズの何体かもここに出張して職についており、より効率的かつ効果的に動いていたりするが‥‥‥それはそれで問題もないので、情報大国としても十分良い事であった。
「にしても隊長、案外多いですね」
「ああ、そうだな。中におられる方々はそれぞれ各国で重要人だからこそ、狙うような輩もいるのだろうが‥‥‥こうも多いと辟易するな」
隊長と呼ばれた警備員たちのリーダは、その言葉に溜息を吐きながらも答える。
「まぁ、それはそれで良いだろう。害をなす気満々な類もいれば、欲望を満たすために来ている輩も多いからな。しっかりと情報を搾り取ってやれ」
「あいあいさー!」
隊長の指示に従い、敬礼をしてその警備員は捕らえた者たちを引きずっていく。
こうやって本日も、哀れな馬鹿共は情報を盗られ、自らの首を絞めていくのであった‥‥‥‥
「にしても、不審者撃退用のゴム弾とかはわかるが、この光線銃とかもどこから我が国は得ているんだ?本日限りでの対神・悪魔仕様とかもあるらしいが…‥‥本当に何が襲ってくるのかが分からん」
‥‥‥まぁ、世の中知らないほうが良いのもあると隊長は理解し、仕事に努めるのであった。
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