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清算する時も新しく生み出す時も
#388 情報はもたらされるのデス
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「…‥‥間近で見ると、やっぱり非常に気持ち悪い」
【仕方がないだろう?この間うっかり落石に巻き込まれ、被っていた死体が無くなったからなぁ】
「そんなことはどうでもいいとして、冥界の方で聞いてきたか?」
‥‥‥シアンたちがいる国よりもはるか北の大地にある国。
いや、そこは既に某国と言って良い惨状だがロールが簡易的な氷の城を作製し、その城内にて、とある悪魔がゼリアスの手によって召喚され、事情聴取されていた。
悪魔が悪魔を召喚するのはどうなのかと言いたいが、ゼリアスの場合は色々と事情がある大悪魔でもあり、別に問題はないらしい。
だが、その呼び出した相手というのが…‥‥
ブブブブブブゥ!!
「羽の音が、大きいかも」
【んぅんぅんぅ‥‥‥仕方がないなぁ、こうでもしないと落ち着かぬのだ】
以前、とある騒動にてシアンたちとも面識を持った、ゼリアスとは異なる悪魔‥‥‥混沌と絶望を愛する『ベルゼブブ』と名乗る悪魔なのだが、見た目が物凄く大きな蠅である。
普段は人間の死体を被って人に成りすましているのだが、最近不慮の事故によって無くしてしまい、現在新しい死体を捜しているそうなのだ。
死体が無ければ、本当に滅茶苦茶大きな蠅なので、気味悪がられるのも分かるが‥‥‥こうやって間近で見ると、ドン引きしたくはなるのも無理はないだろう。
【というか、容姿で悪魔を判断するな。中には悪魔でも嫌う種族の見た目をした悪魔だっているからな!!】
「ああ、あの巨大な這いよる混沌か…‥‥割と気さくな性格で話しやすいのだが…‥‥あれはなぁ」
ベルゼブブの言葉に対して、どこか遠い目になるゼリアス。
どうやらその悪魔とも面識があるようだが、相当なトラウマになっているかのような目でもある事から、どの様な物か想像がつき、詳しくは聞かないことにした。
とにもかくにも、今回この悪魔を呼んだのはとあることをしてもらうため。
そして、その事は既に終えており、今はその結果を聞いていたのだが…‥‥それを聞き、ゼリアスが頭を抱えた。
「‥‥‥マジか。冥界の王、本当にそう言ったのか」
「ああ、脱走されたってさ」
死体代わりにゼリアスが適当な肉の塊を魔法で作りだし、ひとまずは不気味な見た目をちょっとごまかした姿になりながら、ベルゼブブはそう答える。
…‥‥その話の内容は、この世界とは異なる世界、冥界での話。
この滅んだ国から消え失せた悪魔に、こうなった原因を聞いてもらうべく、なおかつ冥界の王は色々と面倒らしいのでベルゼブブの方を向かわせ、詳細を聞いてきてもらったのだが‥‥‥思いのほか、かなり面倒な話しになっていた。
「つまり、悪魔グズゥエルゼに利用されたのか‥‥‥」
「最悪と言えば最悪かもなぁ。いや、あの方の作る物の素晴らしさは良いのだが、そっちにとってはかなりの厄災だったか」
最悪な事に、以前シアンたちと共に捕らえ、撃破し、冥界送りにした悪魔グズゥエルゼが、冥界から逃げ出したという情報である。
しかも、その逃げ出す前から色々と用意していたようで、今回消えた悪魔の方も利用されていたらしく、色々と絞り出されたのか冥界で干物になっているところが発見されたのだ。
「ついでに、冥界の植物とかも何本か勝手に取っていったようで‥‥‥品種改良とかを行った可能性があるようだ」
「馬鹿か!!冥界の植物を冥界以外の場所で利用しようもんなら世界が滅びるだろうが!!」
だぁんっと、思わず机をたたくほど強く叫ぶゼリアス。
「ど、どういうことなの?」
「冥界は死の国‥‥‥‥本当に死しか存在しない国でもあり、そこに生えている植物も死に由来するものばかりで、厄介な性質を持つものが多い」
「そうだねぇ、分かりやすく言えば食虫植物ってあるだろうぅ?あれをさらに濃厚かつ濃密にして、何でも食べられるようにした悪食植物であると考えれば良いかもねぇ」
ロールの質問に、悪魔二人はそう答える。
冥界の植物は本気でシャレにならない類もあり、だからこそ冥界で管理されているものでもある。
だがしかし、あの悪魔グズゥエルゼはそれを手中に収め、それを手土産にして逃走したというのだ。
「ってことは、まさか」
「ここに、その植物の一つを蒔いて、逃げたんだろうねぇ」
それなら、この国で悪魔の魔法や神々の力などが働いた形跡がない理由が十分理解させられた。
冥界の植物は死の国の物でありつつ、魔力も何もない、無の存在ともいえる、厄介な性質を持つ。
ゆえに、どの様に生えたとしてもその痕跡は残さず、周囲へ死をもたらしてしまうのである。
「だが、この様子だとその植物の姿が見えないが‥‥‥それに、ここで蒔く意味は無いような」
「んぅんぅ、忘れてないかな?あの悪魔の性質は?」
「‥‥‥ああ、そう言えばそうだった、悪魔以上に悪魔過ぎる奴だった」
ベルゼブブの言葉に対して、思い出したように頭を抱えるゼリアス。
何も意味はないかもしれないと思ったが、あの悪魔の事だから好奇心で実験した感じでやったのだろう。
人の命を命とも思わず、自身の好奇心を満たすために犠牲も考えず、そして世界へ厄災を振りまきまくる。
悪の魔王の所業の8割を担っていたとも言うほどであり、それこそ非常に厄介すぎる悪魔であったという事を、思い出させられた。
「‥‥‥あれ?でも、冥界ってそんな簡単に出られるものなの?」
「そんな簡単に出ることはできん。何かしらの手段を講じたのだろうが‥‥‥手っ取り早い手段としては、誰かを唆して召喚されたか、あるいは‥‥‥いや、そうか」
っと、ここでふとゼリアスが気が付いたようにポンッと手を打った。
「あの白熊な悪魔の方の召喚陣があったか。個人ごとにされているはずだが、あれに介入して無理やり出てきたのかもしれない」
…‥‥この国へ来た際に、やらかす可能性があった悪魔の隠れ家だったらしき場所。
そこにはすでに、役立たずと化した悪魔の召喚陣があったのだが、一度も使われていないという訳でもなかっただろう。
そして悪魔は個人ごとに召喚陣があるらしいが、場合によっては他社の者に介入でき、それこそあれだけ大量の召喚陣を用意されていたのであれば、その数枚ほどが外にこぼれおち、それを介して出てくる可能性があったのだ。
「で、ついでに滅ぼしたっと‥‥‥いや、実験を行ったというべきか…‥‥先ずはどっちを追うのかが問題になりそうだ」
「というと?」
「冥界の植物を持ち逃げして、ここで植えて逃走した。ならばすぐにあとを追いかけたいが…‥‥ここに植えられていた植物は、どこへ向かったと思う?」
「‥‥‥あ」
この国で植えられたにしろ、その姿も見ていない。
ならば、何処かへ向かったかもしれないが、それこそとんでもない事態である。
「冥界の植物は冥界から出してはいけない‥‥‥‥世界を滅ぼしかねないからな」
「死をもたらすからこそ、命ある者たちの元へ向かう…‥‥簡単に言えば、全自動命処理機と同じだねぇ」
つまり、放置しておけば勝手に繁殖しつつ、移動する性質もあるようで、何処か命のある場所で暴れに暴れまくって、死を振りまく厄災になるそうなのだ。
その命の定義は幅広く、寿命というモノが付けばなんでも尽きさせるほどであり、生半可な方法では杭苦もできない。
とにもかくにも、非常に面倒なことになったのは間違いなく、まずはこの地に植えられていたはずの植物の消滅を急ぐべく、そこから動き出し始めるのであった‥‥‥‥
「…‥あ、でも行く宛は?」
「…‥足、だな。冥界の植物は厄介なことに、魔力なんかも持ち合わせていないし、目視ぐらいでしかとらえられん」
「冥界行くと、あれがうじゃっと群れを成して襲ってくるからねぇ…‥‥どうやって持ち逃げしたのか、それこそ聞きたいよ…‥‥」
「…‥‥間近で見ると、やっぱり非常に気持ち悪い」
【仕方がないだろう?この間うっかり落石に巻き込まれ、被っていた死体が無くなったからなぁ】
「そんなことはどうでもいいとして、冥界の方で聞いてきたか?」
‥‥‥シアンたちがいる国よりもはるか北の大地にある国。
いや、そこは既に某国と言って良い惨状だがロールが簡易的な氷の城を作製し、その城内にて、とある悪魔がゼリアスの手によって召喚され、事情聴取されていた。
悪魔が悪魔を召喚するのはどうなのかと言いたいが、ゼリアスの場合は色々と事情がある大悪魔でもあり、別に問題はないらしい。
だが、その呼び出した相手というのが…‥‥
ブブブブブブゥ!!
「羽の音が、大きいかも」
【んぅんぅんぅ‥‥‥仕方がないなぁ、こうでもしないと落ち着かぬのだ】
以前、とある騒動にてシアンたちとも面識を持った、ゼリアスとは異なる悪魔‥‥‥混沌と絶望を愛する『ベルゼブブ』と名乗る悪魔なのだが、見た目が物凄く大きな蠅である。
普段は人間の死体を被って人に成りすましているのだが、最近不慮の事故によって無くしてしまい、現在新しい死体を捜しているそうなのだ。
死体が無ければ、本当に滅茶苦茶大きな蠅なので、気味悪がられるのも分かるが‥‥‥こうやって間近で見ると、ドン引きしたくはなるのも無理はないだろう。
【というか、容姿で悪魔を判断するな。中には悪魔でも嫌う種族の見た目をした悪魔だっているからな!!】
「ああ、あの巨大な這いよる混沌か…‥‥割と気さくな性格で話しやすいのだが…‥‥あれはなぁ」
ベルゼブブの言葉に対して、どこか遠い目になるゼリアス。
どうやらその悪魔とも面識があるようだが、相当なトラウマになっているかのような目でもある事から、どの様な物か想像がつき、詳しくは聞かないことにした。
とにもかくにも、今回この悪魔を呼んだのはとあることをしてもらうため。
そして、その事は既に終えており、今はその結果を聞いていたのだが…‥‥それを聞き、ゼリアスが頭を抱えた。
「‥‥‥マジか。冥界の王、本当にそう言ったのか」
「ああ、脱走されたってさ」
死体代わりにゼリアスが適当な肉の塊を魔法で作りだし、ひとまずは不気味な見た目をちょっとごまかした姿になりながら、ベルゼブブはそう答える。
…‥‥その話の内容は、この世界とは異なる世界、冥界での話。
この滅んだ国から消え失せた悪魔に、こうなった原因を聞いてもらうべく、なおかつ冥界の王は色々と面倒らしいのでベルゼブブの方を向かわせ、詳細を聞いてきてもらったのだが‥‥‥思いのほか、かなり面倒な話しになっていた。
「つまり、悪魔グズゥエルゼに利用されたのか‥‥‥」
「最悪と言えば最悪かもなぁ。いや、あの方の作る物の素晴らしさは良いのだが、そっちにとってはかなりの厄災だったか」
最悪な事に、以前シアンたちと共に捕らえ、撃破し、冥界送りにした悪魔グズゥエルゼが、冥界から逃げ出したという情報である。
しかも、その逃げ出す前から色々と用意していたようで、今回消えた悪魔の方も利用されていたらしく、色々と絞り出されたのか冥界で干物になっているところが発見されたのだ。
「ついでに、冥界の植物とかも何本か勝手に取っていったようで‥‥‥品種改良とかを行った可能性があるようだ」
「馬鹿か!!冥界の植物を冥界以外の場所で利用しようもんなら世界が滅びるだろうが!!」
だぁんっと、思わず机をたたくほど強く叫ぶゼリアス。
「ど、どういうことなの?」
「冥界は死の国‥‥‥‥本当に死しか存在しない国でもあり、そこに生えている植物も死に由来するものばかりで、厄介な性質を持つものが多い」
「そうだねぇ、分かりやすく言えば食虫植物ってあるだろうぅ?あれをさらに濃厚かつ濃密にして、何でも食べられるようにした悪食植物であると考えれば良いかもねぇ」
ロールの質問に、悪魔二人はそう答える。
冥界の植物は本気でシャレにならない類もあり、だからこそ冥界で管理されているものでもある。
だがしかし、あの悪魔グズゥエルゼはそれを手中に収め、それを手土産にして逃走したというのだ。
「ってことは、まさか」
「ここに、その植物の一つを蒔いて、逃げたんだろうねぇ」
それなら、この国で悪魔の魔法や神々の力などが働いた形跡がない理由が十分理解させられた。
冥界の植物は死の国の物でありつつ、魔力も何もない、無の存在ともいえる、厄介な性質を持つ。
ゆえに、どの様に生えたとしてもその痕跡は残さず、周囲へ死をもたらしてしまうのである。
「だが、この様子だとその植物の姿が見えないが‥‥‥それに、ここで蒔く意味は無いような」
「んぅんぅ、忘れてないかな?あの悪魔の性質は?」
「‥‥‥ああ、そう言えばそうだった、悪魔以上に悪魔過ぎる奴だった」
ベルゼブブの言葉に対して、思い出したように頭を抱えるゼリアス。
何も意味はないかもしれないと思ったが、あの悪魔の事だから好奇心で実験した感じでやったのだろう。
人の命を命とも思わず、自身の好奇心を満たすために犠牲も考えず、そして世界へ厄災を振りまきまくる。
悪の魔王の所業の8割を担っていたとも言うほどであり、それこそ非常に厄介すぎる悪魔であったという事を、思い出させられた。
「‥‥‥あれ?でも、冥界ってそんな簡単に出られるものなの?」
「そんな簡単に出ることはできん。何かしらの手段を講じたのだろうが‥‥‥手っ取り早い手段としては、誰かを唆して召喚されたか、あるいは‥‥‥いや、そうか」
っと、ここでふとゼリアスが気が付いたようにポンッと手を打った。
「あの白熊な悪魔の方の召喚陣があったか。個人ごとにされているはずだが、あれに介入して無理やり出てきたのかもしれない」
…‥‥この国へ来た際に、やらかす可能性があった悪魔の隠れ家だったらしき場所。
そこにはすでに、役立たずと化した悪魔の召喚陣があったのだが、一度も使われていないという訳でもなかっただろう。
そして悪魔は個人ごとに召喚陣があるらしいが、場合によっては他社の者に介入でき、それこそあれだけ大量の召喚陣を用意されていたのであれば、その数枚ほどが外にこぼれおち、それを介して出てくる可能性があったのだ。
「で、ついでに滅ぼしたっと‥‥‥いや、実験を行ったというべきか…‥‥先ずはどっちを追うのかが問題になりそうだ」
「というと?」
「冥界の植物を持ち逃げして、ここで植えて逃走した。ならばすぐにあとを追いかけたいが…‥‥ここに植えられていた植物は、どこへ向かったと思う?」
「‥‥‥あ」
この国で植えられたにしろ、その姿も見ていない。
ならば、何処かへ向かったかもしれないが、それこそとんでもない事態である。
「冥界の植物は冥界から出してはいけない‥‥‥‥世界を滅ぼしかねないからな」
「死をもたらすからこそ、命ある者たちの元へ向かう…‥‥簡単に言えば、全自動命処理機と同じだねぇ」
つまり、放置しておけば勝手に繁殖しつつ、移動する性質もあるようで、何処か命のある場所で暴れに暴れまくって、死を振りまく厄災になるそうなのだ。
その命の定義は幅広く、寿命というモノが付けばなんでも尽きさせるほどであり、生半可な方法では杭苦もできない。
とにもかくにも、非常に面倒なことになったのは間違いなく、まずはこの地に植えられていたはずの植物の消滅を急ぐべく、そこから動き出し始めるのであった‥‥‥‥
「…‥あ、でも行く宛は?」
「…‥足、だな。冥界の植物は厄介なことに、魔力なんかも持ち合わせていないし、目視ぐらいでしかとらえられん」
「冥界行くと、あれがうじゃっと群れを成して襲ってくるからねぇ…‥‥どうやって持ち逃げしたのか、それこそ聞きたいよ…‥‥」
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