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一難去ってもなぜこうも来るのか
#148 平和な時は、のんびりするのデス
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SIDEシアン
…‥‥魔王の話もちょっとショックであったが、ハクロと一緒でそのショックは無くなった。
まぁ、魔王であろうとなかろうと、今更生活を変える必要性などもないというのが大きい。
「何にしても、今まで通りに過ごしていても、問題なさげだからなぁ…‥‥」
そうつぶやきつつ、今日も隣で寝ているハクロを見て僕はつぶやく。
【すにゅぅ……くぴぃ……】
体格差の関係も考え、ベッドの構造をワゼが改造したおかげで、ハクロも一緒に寝られる状態となった。
とは言え、万が一の寝ぼけ抱き死などの危険性を考え、安全装置付きだったりする。まだ使ったことはないが、とりあえず一撃でハクロが起きる仕様らしい。
‥‥‥「一発で」じゃなくて「一撃で」というところに、何となく不安がある。これ、どう考えても攻撃性を増した何かしらをやるんじゃないかな…‥‥怖いし、まだ大丈夫なので使っては無いが、使うことが無い事を願いたい。
【ふにゅ…‥シアン、おはようございます】
「おはよう、ハクロ」
と、考えていたところで、ハクロが目を擦って寝ぼけまなこながらも起きたようだ。
【そしておやすみなさい…‥‥ぐぅ】
「…‥‥今の意味あった?」
速攻で二度寝したハクロに対して、僕はツッコミを入れるのであった。
ハクロはなんというか、熟睡しすぎるせいか起きにくい。
こうして寝ている姿はまさに無防備であるが、そこも彼女らしさなのだろう。
「えい」
ぷにぷにと彼女の頬を押してみるが、二度寝をすると決め込んだ彼女はなかなか起きない。
綺麗な顔が、ちょっとした指の動きで変わるのはちょっと面白い。
「ふふふ、ハクロってやっぱり寝坊助だよね」
摘まんでみても、グイッと押してみても、熟睡している彼女。
なんとなくでやって見たいたずらだが、これが案外面白いのである。
「それにしても、もちっとした肌触りだよなぁ…‥‥」
ハクロの肌はしっとりすべすべ、もちっとした柔らかい感触がありつつも、しっかりとした土台ができていると言ったような感じである。
都市アルバスにある薬屋の美容液なども利用しているそうだが、それでも天然の状態でこの肌質なので、いかに反則的な状態なのだろうか。
世の美に追求する人たちからしてみれば、理想かつ嫉妬の対象になるようなものなんだろうなと思いつつ、彼女が起きるまでの間、僕はその肌触りといたずらを楽しむのであった。
朝食も終え、きちんと外着に着替え、僕らはポチ馬車に乗って今日も魔法屋として働くために都市アルバスへ向かう。
「今日の依頼は何があるかな?」
【できれば安心安全なものがいいですよね】
面白い依頼もありなのだが、いつぞやかの海での出来事などを考えると、しっかりとした安全が保障されているような依頼が欲しいところである。
まぁ、冒険者とは違って討伐系とか物騒な物は特にないので、何かに巻き込まれない限りは大丈夫なはずだろう。
「とは言え、あのファイスが言っていたこともあるからなぁ…‥‥」
‥‥‥魔王となるものにある共通点の一つに、魔王は何かしらの厄介事に巻き込まれやすいというものがあるらしい。
そう考えると、今までの騒動例が見事に証明しているので、今後も何かしらの厄介事に巻き込まれる可能性があるのだ。
流石に連続して起こるわけもないだろうし、当分は大丈夫だと僕は思いたい。
【大丈夫ですよシアン。厄介事と言えば、もうファイスさんの件がありましたし、今までの事を考えるのであれば、しばらくは大丈夫なはずです】
「そう言えば、そうだよね」
ファイスの件も厄介事であったし、しばらくは平和な日々であろう。
今までのケースもその平和の中で突然厄介事がやって来たが、それでも終わらせれば安心・安全・平和な日々があるので、今回も例にもれないはずである。
ハクロからの言葉に元気をもらいつつ、都市アルバスの魔法ギルドへ向けて馬車は進むのであった‥‥‥
―――――――――――――――――――――――
SIDEボラーン王国:王城内
‥‥‥第2王女ミスティアは今、ある問題に直面していた。
「…‥‥どうしましょう、これ」
「フ」
目の前にある山を見て、彼女は溜息を吐きつつ、彼女の護衛をしているフィーアも呆れたように返答する。
その山はとある書類なのだが‥‥‥‥これがまた面倒な物であった。
「こういうのは国王であるお父様のものですわよね?なぜわたくしの方にこれらが来るのでしょうか?」
「フー、フ」
「ええ、わかってますわよ。ぎっくり腰になって寝込んだお父様の分の仕事が、全兄弟に振られたのよね」
その書類の山、実はこの国の国王が行うべき仕事に関しての一部である。
王族というのは一見権力がありそうなものだが、国のトップであるだけにその仕事は多忙だったりする。
そのため、王位継承権はあれども仕事が嫌な王子・王女で押し付け合いが発生するという状況でもあるのだが‥‥‥‥何の因果か、数日前に国王が倒れたのだ。
ぎっくり腰だが、今回の原因は‥‥‥‥
「むしろ、これでぎっくり腰で済んだというのは奇跡に近いですわよねぇ…‥‥」
数日前、国王は普通に王城内を歩いていた。
執務の合間の休憩という事で、最近とある組織と何かしらの連絡を取りあって楽しんでいたそうなのだが、その移動の最中、ついうっかりで城内の階段で足を滑らせたのである。
そのまま滑って転がり、階段へ何段も身体を打ち付け、踊り場でも転がってすぎてまた下っていき、なんとか止まろうとしたところで、その階で掃除中であった侍女たちによって磨かれていた床で滑っていき、その先にある壁に激突するかと思いきや、偶然近くの部屋掃除のために出されていたクッションに激突し、反動でそのまま別方向へ滑って行ったのである。
全身打撲とかの怪我も考えられたが、何をどうしてか、それとも無駄に頑丈だったのか国王の身体には傷ひとつついていなかった。
呼ばれた医師にそう診断され、ほっと一息を吐き、そこで誰かが落としたらしい硬貨を見つけ、拾おうと身をかがめたそのタイミングで…‥‥
ごぎぃっ!!
「ぐげっ!?」
‥‥‥階段を転がり落ちて無事であったはずなのに、なぜそのような単純なことでぎっくり腰になってしまうのだろうか。
もはやコメディの星とやらに愛された父としか思えないと溜息を吐きつつ、寝込んでいる父親に変わって、王子・王女全員でその代理をしているのであった。
「っと、溜息を吐いていても仕方がないですわね。割り振られた仕事をこなしていきましょうか」
「フ!」
ミスティアの言葉に、フィーアは一生懸命サポートすると自信満々に答えるのであった。
「…‥‥にしても、外交上の書類なども多いですわね。神聖国との条約会談、帝国のある皇子が王位継承権から抜けたことでの混乱の可能性のために謝罪文、我が国内の温泉都市の他国との共同開発願い届、商会の国際化による税金見直し‥‥‥‥面倒なものが多いですわねぇ」
「フー」
帝国のある皇子の件に関して言えば、身内の方で起きたことなので細かい事情をフィーアは理解しているが、特に話すことはない。
何にしても、ミスティアにとってこの書類の山は消化可能なものであり、どんどん小さくしていった。
「消し飛ばされた山で見つかった新たな鉱床採掘権での争い、海岸部での巨大生物対峙国際協力案‥‥‥っと、これはもうそろそろの事ですわね」
そう言いながら、書類の山からある一つのものを見つけ、抜き出してミスティアはつぶやいた。
「騎士王国の交流親善試合…‥‥これはこれで見ごたえのあるものですし、見に行きたいですわね」
「フー?」
「どんな行事ですかて?簡単に説明すると、我が国の騎士と、その国の騎士との模擬戦を行って、互いの技量などを確かめ合い、友好を深める行事よ」
「フ…‥‥フ!」
「面白そうだから見に行きたい?ああ、そう言えば貴女の戦い方も、剣を使いますものね」
フィーアはミニワゼシスターズであり、戦闘スタイルに剣を扱う。
騎士たちの戦闘やその剣技には興味を持ち、自身に活かせるのであれば、取り入れていきたいのだ。
「そうですわね、せっかくですしその日までに仕事も何もかも終わらせて、見に行くのも良さそうですわね」
「フー!」
その言葉が嬉しいのか、ぴょこぴょこ跳ねて喜びを表現するフィーアの姿を見て、ミスティアはものすごく微笑ましく想えた。
「フー!フー!‥‥‥‥フ?」
「ん?どうしたの、フィーア」
「フ」
「…‥‥なるほど。そういう事ですわね。でしたらどうぞ、綺麗にやって来てちょうだい」
「フ!」
途中でぴたりと動きを止めたフィーアに問いかけてみると、どうやらまた面倒なお客さんが来たらしい。
ミスティア含め、王子・王女たちは王位継承権について興味はなく、むしろ押し付け合うほどなのに…‥‥彼女達について甘い汁を吸おうとするような害虫共が送り込んでくる、刺客などが。
排除したいが、そういう輩に限って色々とやっていたりするので、今は証拠を集めてまとめて捕縛できるようにしてもらいつつ、フィーアに害虫退治を行ってもらうのであった‥‥‥
…‥‥魔王の話もちょっとショックであったが、ハクロと一緒でそのショックは無くなった。
まぁ、魔王であろうとなかろうと、今更生活を変える必要性などもないというのが大きい。
「何にしても、今まで通りに過ごしていても、問題なさげだからなぁ…‥‥」
そうつぶやきつつ、今日も隣で寝ているハクロを見て僕はつぶやく。
【すにゅぅ……くぴぃ……】
体格差の関係も考え、ベッドの構造をワゼが改造したおかげで、ハクロも一緒に寝られる状態となった。
とは言え、万が一の寝ぼけ抱き死などの危険性を考え、安全装置付きだったりする。まだ使ったことはないが、とりあえず一撃でハクロが起きる仕様らしい。
‥‥‥「一発で」じゃなくて「一撃で」というところに、何となく不安がある。これ、どう考えても攻撃性を増した何かしらをやるんじゃないかな…‥‥怖いし、まだ大丈夫なので使っては無いが、使うことが無い事を願いたい。
【ふにゅ…‥シアン、おはようございます】
「おはよう、ハクロ」
と、考えていたところで、ハクロが目を擦って寝ぼけまなこながらも起きたようだ。
【そしておやすみなさい…‥‥ぐぅ】
「…‥‥今の意味あった?」
速攻で二度寝したハクロに対して、僕はツッコミを入れるのであった。
ハクロはなんというか、熟睡しすぎるせいか起きにくい。
こうして寝ている姿はまさに無防備であるが、そこも彼女らしさなのだろう。
「えい」
ぷにぷにと彼女の頬を押してみるが、二度寝をすると決め込んだ彼女はなかなか起きない。
綺麗な顔が、ちょっとした指の動きで変わるのはちょっと面白い。
「ふふふ、ハクロってやっぱり寝坊助だよね」
摘まんでみても、グイッと押してみても、熟睡している彼女。
なんとなくでやって見たいたずらだが、これが案外面白いのである。
「それにしても、もちっとした肌触りだよなぁ…‥‥」
ハクロの肌はしっとりすべすべ、もちっとした柔らかい感触がありつつも、しっかりとした土台ができていると言ったような感じである。
都市アルバスにある薬屋の美容液なども利用しているそうだが、それでも天然の状態でこの肌質なので、いかに反則的な状態なのだろうか。
世の美に追求する人たちからしてみれば、理想かつ嫉妬の対象になるようなものなんだろうなと思いつつ、彼女が起きるまでの間、僕はその肌触りといたずらを楽しむのであった。
朝食も終え、きちんと外着に着替え、僕らはポチ馬車に乗って今日も魔法屋として働くために都市アルバスへ向かう。
「今日の依頼は何があるかな?」
【できれば安心安全なものがいいですよね】
面白い依頼もありなのだが、いつぞやかの海での出来事などを考えると、しっかりとした安全が保障されているような依頼が欲しいところである。
まぁ、冒険者とは違って討伐系とか物騒な物は特にないので、何かに巻き込まれない限りは大丈夫なはずだろう。
「とは言え、あのファイスが言っていたこともあるからなぁ…‥‥」
‥‥‥魔王となるものにある共通点の一つに、魔王は何かしらの厄介事に巻き込まれやすいというものがあるらしい。
そう考えると、今までの騒動例が見事に証明しているので、今後も何かしらの厄介事に巻き込まれる可能性があるのだ。
流石に連続して起こるわけもないだろうし、当分は大丈夫だと僕は思いたい。
【大丈夫ですよシアン。厄介事と言えば、もうファイスさんの件がありましたし、今までの事を考えるのであれば、しばらくは大丈夫なはずです】
「そう言えば、そうだよね」
ファイスの件も厄介事であったし、しばらくは平和な日々であろう。
今までのケースもその平和の中で突然厄介事がやって来たが、それでも終わらせれば安心・安全・平和な日々があるので、今回も例にもれないはずである。
ハクロからの言葉に元気をもらいつつ、都市アルバスの魔法ギルドへ向けて馬車は進むのであった‥‥‥
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SIDEボラーン王国:王城内
‥‥‥第2王女ミスティアは今、ある問題に直面していた。
「…‥‥どうしましょう、これ」
「フ」
目の前にある山を見て、彼女は溜息を吐きつつ、彼女の護衛をしているフィーアも呆れたように返答する。
その山はとある書類なのだが‥‥‥‥これがまた面倒な物であった。
「こういうのは国王であるお父様のものですわよね?なぜわたくしの方にこれらが来るのでしょうか?」
「フー、フ」
「ええ、わかってますわよ。ぎっくり腰になって寝込んだお父様の分の仕事が、全兄弟に振られたのよね」
その書類の山、実はこの国の国王が行うべき仕事に関しての一部である。
王族というのは一見権力がありそうなものだが、国のトップであるだけにその仕事は多忙だったりする。
そのため、王位継承権はあれども仕事が嫌な王子・王女で押し付け合いが発生するという状況でもあるのだが‥‥‥‥何の因果か、数日前に国王が倒れたのだ。
ぎっくり腰だが、今回の原因は‥‥‥‥
「むしろ、これでぎっくり腰で済んだというのは奇跡に近いですわよねぇ…‥‥」
数日前、国王は普通に王城内を歩いていた。
執務の合間の休憩という事で、最近とある組織と何かしらの連絡を取りあって楽しんでいたそうなのだが、その移動の最中、ついうっかりで城内の階段で足を滑らせたのである。
そのまま滑って転がり、階段へ何段も身体を打ち付け、踊り場でも転がってすぎてまた下っていき、なんとか止まろうとしたところで、その階で掃除中であった侍女たちによって磨かれていた床で滑っていき、その先にある壁に激突するかと思いきや、偶然近くの部屋掃除のために出されていたクッションに激突し、反動でそのまま別方向へ滑って行ったのである。
全身打撲とかの怪我も考えられたが、何をどうしてか、それとも無駄に頑丈だったのか国王の身体には傷ひとつついていなかった。
呼ばれた医師にそう診断され、ほっと一息を吐き、そこで誰かが落としたらしい硬貨を見つけ、拾おうと身をかがめたそのタイミングで…‥‥
ごぎぃっ!!
「ぐげっ!?」
‥‥‥階段を転がり落ちて無事であったはずなのに、なぜそのような単純なことでぎっくり腰になってしまうのだろうか。
もはやコメディの星とやらに愛された父としか思えないと溜息を吐きつつ、寝込んでいる父親に変わって、王子・王女全員でその代理をしているのであった。
「っと、溜息を吐いていても仕方がないですわね。割り振られた仕事をこなしていきましょうか」
「フ!」
ミスティアの言葉に、フィーアは一生懸命サポートすると自信満々に答えるのであった。
「…‥‥にしても、外交上の書類なども多いですわね。神聖国との条約会談、帝国のある皇子が王位継承権から抜けたことでの混乱の可能性のために謝罪文、我が国内の温泉都市の他国との共同開発願い届、商会の国際化による税金見直し‥‥‥‥面倒なものが多いですわねぇ」
「フー」
帝国のある皇子の件に関して言えば、身内の方で起きたことなので細かい事情をフィーアは理解しているが、特に話すことはない。
何にしても、ミスティアにとってこの書類の山は消化可能なものであり、どんどん小さくしていった。
「消し飛ばされた山で見つかった新たな鉱床採掘権での争い、海岸部での巨大生物対峙国際協力案‥‥‥っと、これはもうそろそろの事ですわね」
そう言いながら、書類の山からある一つのものを見つけ、抜き出してミスティアはつぶやいた。
「騎士王国の交流親善試合…‥‥これはこれで見ごたえのあるものですし、見に行きたいですわね」
「フー?」
「どんな行事ですかて?簡単に説明すると、我が国の騎士と、その国の騎士との模擬戦を行って、互いの技量などを確かめ合い、友好を深める行事よ」
「フ…‥‥フ!」
「面白そうだから見に行きたい?ああ、そう言えば貴女の戦い方も、剣を使いますものね」
フィーアはミニワゼシスターズであり、戦闘スタイルに剣を扱う。
騎士たちの戦闘やその剣技には興味を持ち、自身に活かせるのであれば、取り入れていきたいのだ。
「そうですわね、せっかくですしその日までに仕事も何もかも終わらせて、見に行くのも良さそうですわね」
「フー!」
その言葉が嬉しいのか、ぴょこぴょこ跳ねて喜びを表現するフィーアの姿を見て、ミスティアはものすごく微笑ましく想えた。
「フー!フー!‥‥‥‥フ?」
「ん?どうしたの、フィーア」
「フ」
「…‥‥なるほど。そういう事ですわね。でしたらどうぞ、綺麗にやって来てちょうだい」
「フ!」
途中でぴたりと動きを止めたフィーアに問いかけてみると、どうやらまた面倒なお客さんが来たらしい。
ミスティア含め、王子・王女たちは王位継承権について興味はなく、むしろ押し付け合うほどなのに…‥‥彼女達について甘い汁を吸おうとするような害虫共が送り込んでくる、刺客などが。
排除したいが、そういう輩に限って色々とやっていたりするので、今は証拠を集めてまとめて捕縛できるようにしてもらいつつ、フィーアに害虫退治を行ってもらうのであった‥‥‥
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