150 / 229
4章 中等部後期~高等部~
4-23 後始末も付けないといけないのだが
しおりを挟む
パキィィィン!!
「‥‥‥ちっ、失敗したか」
突然響いた割れた音に対して、その人物は音がしたほうを見て、失敗したことを直ぐに理解した。
不十分なのは十分理解していたが、現時点でどの程度やれるのかと多少は期待したものの、やはり駄目であったという事だろうか。
「多少の細工による強化を施していたが、それでもやられたか…‥‥予想通りではあったが、こうもあっけなくやられてしまうとはな」
散らばった特殊な鉱石を踏みにじりつつ、彼は…‥‥ゲシュタリアは苦々しそうにそうつぶやく。
「だが、これでも多少は時間をかけているか…‥‥それだけでも収穫と喜べばいいか」
「ゲシュタリア様、そろそろお時間です」
「っと、もう時間か」
彼の側仕えの者が現れて告げたので、その場を去ることにする。
「用意は?」
「万全でございます。逃亡先は既に予定通りであり、この邸自体は焼却処分で十分かと」
「そうか」
案内されつつ、外に出た頃合いには燃え広がり、先ほどまでいた邸は炎に包まれていた。
「軍事国家の中でも、贅沢を尽くした貴族の屋敷だったが…‥‥一時的な拠点として扱ったとはいえ、最後ばかりは豪勢な最後で十分だろう」
そう言い残し、ゲシュタリアが乗った馬車はその場を去ってゆく。
周囲には命の気配はすでになく、燃え盛る邸の最後を見る者はいなかったのであった‥‥‥‥
【キュルル…‥‥疲れたよぉ、アルス】
「僕だって疲れたよ…‥‥帝都から離れていたとはいえそこまで遠くもないし、やってきた騎士団に説明したりとか、襲われた状況に関してとか…‥‥ああ、後日また報告をする羽目になるんだろうなぁ‥‥‥」
夕暮時、僕らはそろって寮の自室内で脱力してぶっ倒れていた。
原因は昼間にあった怪物…‥‥サイクロプス・怪と仮称したやつとの戦闘であり、事後処理に色々とかかったからだ。
出来るだけ被害が無いようにと思っていたが、それでも戦闘時に起きた爆発などは目立っており、戦闘が終了した頃合いに帝都の方から騎士団がわんさかやって来たのである。
それで色々と説明と、地面に埋めた怪物の掘り起こしと、その他諸々の処理を行い…‥‥ようやく解放されたのだが、精神的にも肉体的にも疲れ果てていた。
回復薬を作って回復することも可能だが、そんな気力がまずない。
ハクロの方は魔法をたくさん使ったので魔力も消費しており、そろって疲れてしまったのである。
「一応、詳しい解剖のためにその手の専門機関の方に怪物は運ばれるらしいけれども‥‥‥何であんなものが、僕らを襲ってきたのだろうか?」
【わからない、でも、何かこう、悪意みたいなのはあったと思う、キュルゥ‥‥‥】
真面目な話もしたいのだが、互に疲れているので直ぐにぶっ倒れてしまう。
まぁ、僕の場合は彼女のモフモフな蜘蛛の背中にうつぶせになっているのだが…‥‥ハクロの方は手足も脱力するためか天井にハンモックをぶら下げており、そこに乗っかっている形である。
【疲れた、本当に疲れた‥‥‥ああいうの、なんか相手にすると、精神的に疲れる】
「分かるよハクロ…‥‥本当に疲れたもんねぇ‥‥‥」
はぁぁっと深い溜息を吐き合いつつも、互いに無事に生きていることを素直に喜ぶ。
攻撃が通じない相手だったからこそ、本当に不味かったのだが、それでも辛うじて賭けに勝って生き延びることが出来た。
ただ、また同じようなことが無いとも限らないんだよなぁ。なんか僕らを狙っているような動きだったし、どこからか操られて動いていた怪物とかだったらシャレにならない。
「ああもぅ、考えても気が滅入るし、この話は一旦ここでやめよう。この先の難しい話しはもう大人の領域だろうし、国に投げよう」
【キュル、賛成。頭も疲れるの、嫌】
こういう類はもう国に投げつけたほうが良い。
そう考え、僕らはこれ以上怪物に関して考えないようにする。
【アルス、疲れた、お風呂入ってさっぱりしたい】
「そうだよね。ちょっと早いかもしれないけど、早めに風呂に入ってすっきりしようか」
【うん!】
お風呂に浸かれば多少は癒されるし、気持ちもいくらかは楽になるはずである。
そう思う中で、ふと僕は思いついた。
「‥‥‥あ、そうだハクロ。たまには一緒に入ろうか?」
【キュル?アルスの方から誘うの、珍しい】
「いや、なんかこの疲れている状態だと、うっかり長風呂しすぎてのぼせかねないからね…‥‥互いに気が付きやすい状況にしたいだけなんだよ」
‥‥‥他意はない。いや、本当にこのまま湯船に浸かったら、うっかりぶくぶくと沈みかねないからね。
そう考えると、お互いに目に見えるところにいたほうが良いからね。
とは言え、寮のお風呂場は当たり前だが男女別々に分かれているので、一緒に入ることはできない。
であれば、どうするのかと言えば‥‥‥‥ここは僕も小さくなる薬を飲んで、お手軽なタライの湯である。
準備は簡単で、混ぜ合わせて熱を発する薬を作製して周囲への火災防止策をしつつ、上にタライを載せてその中に水代わりの薬を投入するだけ。
ログハウスの木でも同じようなものを作っているので手慣れているが、流石に寮内で火の扱いは難しいので、薬で代用である。
そのため、火力の調整は少々できないのだが…‥‥うん、まぁゆったり浸かるだけであればそこそこの温度を保つだけのもので良いはずである。
そんなこんなでお手軽なタライの湯を作り、室内にうっかり入り込まれないように鍵もかけつつ、小さくなる薬をそろって飲み干して一緒に浸かる。
まぁ、流石にまだ裸の付き合いは色々と恥ずかしいので、水着を着用してだが…‥‥これはこれでゆったりとした薬湯となっているので居心地が良いのは変わらない。
【キュルゥ、このお風呂、なんか香りが良い…‥‥】
「香水にも応用できる薬を入れているからね‥‥‥ほんわかとした花の香の湯ってところかな」
薬湯であるならば、ちょっとはこだわって見たいところ。
なので、より癒されやすいように香り付けをして、じんわりと疲労回復効果を高める薬も混ぜており、浸かるだけで元気になって来るだろう。
でもすぐに動きまくるとかではなく、一晩ぐっすりと眠ることができる程度に収めているのでそこまででもないのだが‥‥‥‥それでも、お風呂に浸かるだけで癒されはする。
「ああ、極楽っていうか、お風呂って良いなぁ…‥‥この文化がより発展してほしいよ」
【同感、私もお風呂、好き】
ゆったりと息をつきつつ、互にお風呂に浸かって癒され合う。
のんびりとした時間が流れているようで、癒され具合は中々のものだろう。
【アルスの薬湯、これ良い‥‥‥キュル、アルス、もうちょっと寄って良い?】
「ああ、良いよ。今日の戦いでハクロが一番頑張ったし、ちょっとわがままを言っても良いよ】
【キュル♪だったらアルス、抱えて入りたい♪】
というか先ず、脱力し切ってまともに動く気すらないのだが…‥‥なされるがまま、僕は彼女の腕の中に収められ、一緒に湯の中に浮かぶ。
正確に言えば、ハクロの場合蜘蛛の体部部に重しを付けて沈めているのだが…‥‥そのおかげで大体同じぐらいの目線になっているから良いか。
腕に包まれつつ、後頭部に柔らかいものを感じて気恥しくも思うが…‥‥うん、深く気にするまい。
今回の戦闘でハクロが一番の功労者なのは間違いないし、好きにさせて良いだろう。
【キュル、良い湯♪アルス一緒♪】
「良い湯なのは間違いないかもね。これはこれで落ち着いて入浴しやすいし、たまにやっても良いかも?」
【ふふふ、アルス私の側に、一緒に入って…‥‥でも、この風呂、ちょっと熱い】
「あー、調整は難しいからちょっと熱めにしていたんだった」
【…‥‥水着脱ぐ、これでちょっと涼しい♪】
「いや、ちょっと待って…‥‥あ、もう遅いか。なんかもう、後ろが生に…‥‥」
…‥‥見なければいい話しか。うん、ちょっと布地の感触が失せているだけで、気にしなければいいだけだ。
とは言え、のぼせそうになるし…‥‥早めにあがろう。
なお、この時アルスたちは知らなかったが、天井裏が少々危険な状態になっていた。
ハクロ自身が疲れて糸の警戒を緩めていて気が付かなかったのもあるが、疲労していた様子に心配していた者たちがおり…‥‥まともにこの光景を見てしまったのである。
後日、とあるファンクラブ会員の間では『不意の極楽と地獄』と題をつけてこの時の様子を描いた絵画が出され、非常に高値で売買される幻の絵画となるのであった…‥‥
「うわぁ、天国なのはわかるけど、地獄な光景の方がすごいな‥‥‥‥」
「そりゃそうだろ。当事者たちは現在、輸血待ちだけど、この状況を見たせいで今もなお待たされているらしいからな…‥‥」
「それでいて気が付かせないようにやっているけど、凄まじいなこれ‥‥‥‥
「‥‥‥ちっ、失敗したか」
突然響いた割れた音に対して、その人物は音がしたほうを見て、失敗したことを直ぐに理解した。
不十分なのは十分理解していたが、現時点でどの程度やれるのかと多少は期待したものの、やはり駄目であったという事だろうか。
「多少の細工による強化を施していたが、それでもやられたか…‥‥予想通りではあったが、こうもあっけなくやられてしまうとはな」
散らばった特殊な鉱石を踏みにじりつつ、彼は…‥‥ゲシュタリアは苦々しそうにそうつぶやく。
「だが、これでも多少は時間をかけているか…‥‥それだけでも収穫と喜べばいいか」
「ゲシュタリア様、そろそろお時間です」
「っと、もう時間か」
彼の側仕えの者が現れて告げたので、その場を去ることにする。
「用意は?」
「万全でございます。逃亡先は既に予定通りであり、この邸自体は焼却処分で十分かと」
「そうか」
案内されつつ、外に出た頃合いには燃え広がり、先ほどまでいた邸は炎に包まれていた。
「軍事国家の中でも、贅沢を尽くした貴族の屋敷だったが…‥‥一時的な拠点として扱ったとはいえ、最後ばかりは豪勢な最後で十分だろう」
そう言い残し、ゲシュタリアが乗った馬車はその場を去ってゆく。
周囲には命の気配はすでになく、燃え盛る邸の最後を見る者はいなかったのであった‥‥‥‥
【キュルル…‥‥疲れたよぉ、アルス】
「僕だって疲れたよ…‥‥帝都から離れていたとはいえそこまで遠くもないし、やってきた騎士団に説明したりとか、襲われた状況に関してとか…‥‥ああ、後日また報告をする羽目になるんだろうなぁ‥‥‥」
夕暮時、僕らはそろって寮の自室内で脱力してぶっ倒れていた。
原因は昼間にあった怪物…‥‥サイクロプス・怪と仮称したやつとの戦闘であり、事後処理に色々とかかったからだ。
出来るだけ被害が無いようにと思っていたが、それでも戦闘時に起きた爆発などは目立っており、戦闘が終了した頃合いに帝都の方から騎士団がわんさかやって来たのである。
それで色々と説明と、地面に埋めた怪物の掘り起こしと、その他諸々の処理を行い…‥‥ようやく解放されたのだが、精神的にも肉体的にも疲れ果てていた。
回復薬を作って回復することも可能だが、そんな気力がまずない。
ハクロの方は魔法をたくさん使ったので魔力も消費しており、そろって疲れてしまったのである。
「一応、詳しい解剖のためにその手の専門機関の方に怪物は運ばれるらしいけれども‥‥‥何であんなものが、僕らを襲ってきたのだろうか?」
【わからない、でも、何かこう、悪意みたいなのはあったと思う、キュルゥ‥‥‥】
真面目な話もしたいのだが、互に疲れているので直ぐにぶっ倒れてしまう。
まぁ、僕の場合は彼女のモフモフな蜘蛛の背中にうつぶせになっているのだが…‥‥ハクロの方は手足も脱力するためか天井にハンモックをぶら下げており、そこに乗っかっている形である。
【疲れた、本当に疲れた‥‥‥ああいうの、なんか相手にすると、精神的に疲れる】
「分かるよハクロ…‥‥本当に疲れたもんねぇ‥‥‥」
はぁぁっと深い溜息を吐き合いつつも、互いに無事に生きていることを素直に喜ぶ。
攻撃が通じない相手だったからこそ、本当に不味かったのだが、それでも辛うじて賭けに勝って生き延びることが出来た。
ただ、また同じようなことが無いとも限らないんだよなぁ。なんか僕らを狙っているような動きだったし、どこからか操られて動いていた怪物とかだったらシャレにならない。
「ああもぅ、考えても気が滅入るし、この話は一旦ここでやめよう。この先の難しい話しはもう大人の領域だろうし、国に投げよう」
【キュル、賛成。頭も疲れるの、嫌】
こういう類はもう国に投げつけたほうが良い。
そう考え、僕らはこれ以上怪物に関して考えないようにする。
【アルス、疲れた、お風呂入ってさっぱりしたい】
「そうだよね。ちょっと早いかもしれないけど、早めに風呂に入ってすっきりしようか」
【うん!】
お風呂に浸かれば多少は癒されるし、気持ちもいくらかは楽になるはずである。
そう思う中で、ふと僕は思いついた。
「‥‥‥あ、そうだハクロ。たまには一緒に入ろうか?」
【キュル?アルスの方から誘うの、珍しい】
「いや、なんかこの疲れている状態だと、うっかり長風呂しすぎてのぼせかねないからね…‥‥互いに気が付きやすい状況にしたいだけなんだよ」
‥‥‥他意はない。いや、本当にこのまま湯船に浸かったら、うっかりぶくぶくと沈みかねないからね。
そう考えると、お互いに目に見えるところにいたほうが良いからね。
とは言え、寮のお風呂場は当たり前だが男女別々に分かれているので、一緒に入ることはできない。
であれば、どうするのかと言えば‥‥‥‥ここは僕も小さくなる薬を飲んで、お手軽なタライの湯である。
準備は簡単で、混ぜ合わせて熱を発する薬を作製して周囲への火災防止策をしつつ、上にタライを載せてその中に水代わりの薬を投入するだけ。
ログハウスの木でも同じようなものを作っているので手慣れているが、流石に寮内で火の扱いは難しいので、薬で代用である。
そのため、火力の調整は少々できないのだが…‥‥うん、まぁゆったり浸かるだけであればそこそこの温度を保つだけのもので良いはずである。
そんなこんなでお手軽なタライの湯を作り、室内にうっかり入り込まれないように鍵もかけつつ、小さくなる薬をそろって飲み干して一緒に浸かる。
まぁ、流石にまだ裸の付き合いは色々と恥ずかしいので、水着を着用してだが…‥‥これはこれでゆったりとした薬湯となっているので居心地が良いのは変わらない。
【キュルゥ、このお風呂、なんか香りが良い…‥‥】
「香水にも応用できる薬を入れているからね‥‥‥ほんわかとした花の香の湯ってところかな」
薬湯であるならば、ちょっとはこだわって見たいところ。
なので、より癒されやすいように香り付けをして、じんわりと疲労回復効果を高める薬も混ぜており、浸かるだけで元気になって来るだろう。
でもすぐに動きまくるとかではなく、一晩ぐっすりと眠ることができる程度に収めているのでそこまででもないのだが‥‥‥‥それでも、お風呂に浸かるだけで癒されはする。
「ああ、極楽っていうか、お風呂って良いなぁ…‥‥この文化がより発展してほしいよ」
【同感、私もお風呂、好き】
ゆったりと息をつきつつ、互にお風呂に浸かって癒され合う。
のんびりとした時間が流れているようで、癒され具合は中々のものだろう。
【アルスの薬湯、これ良い‥‥‥キュル、アルス、もうちょっと寄って良い?】
「ああ、良いよ。今日の戦いでハクロが一番頑張ったし、ちょっとわがままを言っても良いよ】
【キュル♪だったらアルス、抱えて入りたい♪】
というか先ず、脱力し切ってまともに動く気すらないのだが…‥‥なされるがまま、僕は彼女の腕の中に収められ、一緒に湯の中に浮かぶ。
正確に言えば、ハクロの場合蜘蛛の体部部に重しを付けて沈めているのだが…‥‥そのおかげで大体同じぐらいの目線になっているから良いか。
腕に包まれつつ、後頭部に柔らかいものを感じて気恥しくも思うが…‥‥うん、深く気にするまい。
今回の戦闘でハクロが一番の功労者なのは間違いないし、好きにさせて良いだろう。
【キュル、良い湯♪アルス一緒♪】
「良い湯なのは間違いないかもね。これはこれで落ち着いて入浴しやすいし、たまにやっても良いかも?」
【ふふふ、アルス私の側に、一緒に入って…‥‥でも、この風呂、ちょっと熱い】
「あー、調整は難しいからちょっと熱めにしていたんだった」
【…‥‥水着脱ぐ、これでちょっと涼しい♪】
「いや、ちょっと待って…‥‥あ、もう遅いか。なんかもう、後ろが生に…‥‥」
…‥‥見なければいい話しか。うん、ちょっと布地の感触が失せているだけで、気にしなければいいだけだ。
とは言え、のぼせそうになるし…‥‥早めにあがろう。
なお、この時アルスたちは知らなかったが、天井裏が少々危険な状態になっていた。
ハクロ自身が疲れて糸の警戒を緩めていて気が付かなかったのもあるが、疲労していた様子に心配していた者たちがおり…‥‥まともにこの光景を見てしまったのである。
後日、とあるファンクラブ会員の間では『不意の極楽と地獄』と題をつけてこの時の様子を描いた絵画が出され、非常に高値で売買される幻の絵画となるのであった…‥‥
「うわぁ、天国なのはわかるけど、地獄な光景の方がすごいな‥‥‥‥」
「そりゃそうだろ。当事者たちは現在、輸血待ちだけど、この状況を見たせいで今もなお待たされているらしいからな…‥‥」
「それでいて気が付かせないようにやっているけど、凄まじいなこれ‥‥‥‥
3
お気に入りに追加
3,791
あなたにおすすめの小説

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!


【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる