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2章 学園初等部~

軽く設定紹介2

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*一部ネタバレ注意及び、小説内で細かく見せられなかった容姿説明あり。
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『ここまでの登場人物紹介』

名前:エリザベート・フォン・エルスタン
性別:女性
容姿:優しそうでありつつ、高級感あふれた装飾品を身につけているが、派手すぎることは無く、穏やかな印象を与えるような容姿。ただし怒った時の姿は家族及び臣下たちのみぞ知る。
その他:
・エルスタン帝国皇帝カイザリアの妻であり、正妃と言う立場にある人物。
・アルス同様転生者であり、チート能力としては『瞬間移動』を与えられており、その効果は地球から月までの距離を1秒未満で向かえるほど。ただし、転生した時代はアルスよりもやや昔側であり、時間軸が合わないようなのだが、そこは神のみぞ知る。
・穏やかな正妃であり、気品あふれる姿は帝国内でも評判が高く、皇帝との仲の良い姿は理想の夫婦像ともされている。ハクロが憧れるような人でもあるのだが、怒った時は恐怖を抱かせるような圧倒的な威圧感を纏い、皇帝の正妃どころか魔王じゃないかと言われるほどだったりする。
・若いようにも見えるが、これでも4児の母。乳母などを雇って任せる時もあったが、それでも家族として、母親として深い愛情をもって子供たちにも接してきた。
・穏やかな人だが、若い時は活発であり、かつて皇帝陛下の兄が魅了魔法にかけられ、皇帝自身もその魔の手にかかるところでさっそうと現れ、深い愛情と怒り全力の拳によって目を覚まさせて、心をつかんだ。ゆえに、皇妃と呼ばずに『してくれた』という意味合いで正妃と呼ばれるようになった。
・アルスの事は同じ転生者と理解しつつ、薬の売買を持ちかけるなど商売人も向いていた可能性を見せている。同じ転生者仲間なので、時代のずれがありつつも分かる話が出るのは嬉しかったりする。
・ハクロの事も気に入っており、できれば自分の娘にしたいとも思っていたりする。立場的には難しいが、皇族たるもの全帝国民の母として接しようと心掛けている。
・なお、皇帝陛下が何かやらかすようなことをこぼせば、地獄耳と言うべきか瞬時に傍に現れていたりする。瞬間移動がチートではなく、その地獄耳の方がチートではないかという疑いを持ちたい。


名前:ルガ・フォン・エルスタン
性別:男性
容姿:皇帝と正妃の容姿を足して割って、皇帝寄りにした整った容姿。留学先の気候の影響か、肌は日焼けをしており褐色気味なことが多い。ちょっと砂漠の皇子風と言えばわかりやすい。
その他:
・皇族一家の長男。第1皇子でこの章の時点で17歳。
・その他に第2皇子ダニエル・フォン・エルスタン16歳、第3皇子クロスト・フォン・エルスタン15歳、そして第1皇女アリス・フォン・エルスタン12歳とあり、各自別々に留学中。
・ルガの留学先はデザイトリア共和国であったが、呪いをかけられ、その治療のために一時帰国をしてきた。現在は回復済み。
・解呪してくれたアルスや、その傍らにいたハクロに関しては皇帝との手紙である程度の情報は得ていたものの、実際に目にして驚いていたりする。そしてどれだけ重要な者たちであるかという認識もしっかりとできた。
・帝位継承権に関してはまだまだ争うこともあるだろうが、それでも兄弟仲は悪くはない方。まじめな性格ゆえに心配していたりする。


名前:ドマドン
性別:女性
容姿:瓶底メガネ白衣幼女
その他:
・国立モンスター研究所、15代所長の幼女のような見た目をした80歳のお婆ちゃん
・かつて夢魔との交渉により、「老いる事」を奪われてしまい、永遠の幼女となってしまったが、それでも問題なく過ごせている。というか、むしろ事情を知っている人たちがいても並べば犯罪的な絵面になりやすく、衛兵の世話になることがある。
・夫あり、子供あり、孫ありと、容姿だけを見れば色々とツッコミ満載。特に夫に関してはその夢魔の一件以降に結婚しているので、密かにロリコン疑惑あり。
・色々とやらかす所長であり、職員たちの胃を痛める事も多いが、有能である。というか、所長という座にいなければそれこそ色々と更なることをしでかされる可能性があるため、辞めさせるわけにもいかない。そもそもきちんとしていればそれこそいいお婆ちゃんでもあるのだが…‥‥難しい所である。


名前:ドンデル
その他:
・ヘルズ男爵領の経営に関して、次期当主が引き続くまでの代官として国から派遣された人物。
・そのままの状態を維持すればそこまで変わることが無かったが、かつての侯爵家時代からの使用人たちが戻って来てくれたことにより、協力してもらい領内の活性化に取り組んでいる。
・次期当主となるアルスに関しては、どの様な人物なのか国からの情報で把握しつつ、将来的に当主になってもらっても大丈夫そうだと理解する。
・何かと苦労も多いが、それでも使用人たちの協力も合って、最近少し楽になってきているらしい。今は名産品づくりなども目指し、アルスが引き継ぐまでに十分発展させるつもりである。
・アルスが引き継ぎ代行しなくても良い状態になれば、国から派遣された身ゆえに次の派遣先へ向かう模様。とは言え、そうなったとしても経営アドバイザーなど、良い相談相手としていつでも乗る気がある。

『出てきた国名・詳細』
国名:デザイトリア共和国
・エルスタン帝国のはるか西方に位置する砂漠の中にある国であり、砂漠内の各所にあるオアシスを都市として成り立っている国。
・水不足などに悩まされることがあった、他国との友好条約を結ぶことによって人工的な大河を作り出して解消されており、その大河を活かした運輸業で栄えている。
・今でこそ共和国という体制ではあるが、200年ほど前までは王国であり、愚王の手によって大荒れし、国民たちの努力で排除され共和国となった。ただし、完全に滅することは出来ず、今もなお当時の愚王の子孫やその一派が王制を取り戻そうと活動している。

国名:フキマリア聖国
・フキマリア教という宗教を国教としていた国
・ただし、この設定紹介までの間に色々とやらかした末に、勝手に滅亡した。


国名:ショコラリア王国、ヘルン王国、ベルバラン王国
・3ヵ国で連合を組み、帝国に宣戦布告してきた国々。
・戦争の背後には聖国の影もあったらしく、帝国に敗れ、それなりに考慮されつつも領土や権利の譲渡、属国化の処分を受けた模様。
・今後詳しく掘り下げる機会もあるかもしれない。とはいえ、この状態でやらかされたらその時は‥‥‥


『その他』
「国立モンスター研究所」
・帝都エルスタンから離れた都市『アルバニア』の地下に設立された研究所。略称は「モン研」であり、転生者が設立に関わっていたのか、地下内にある研究所の外見は某平謝り連続ロボット博士の居城のようになっている。別に悪の研究所という訳ではない。
・日夜様々なモンスターについての生態系や素材の利用方法等を探る研究を行っており、モンスターの家畜化や品種改良などに手を出し、どうにかして帝国の役に立てないかと試行錯誤を重ねている
・例としてはコカトリスの家畜化による卵の安定生産、ヨロイムカデの脱皮した皮を使った軽い騎士鎧の開発などがあげられるらしい。
・最近ではハクロに関する研究も行い、糸に関する研究が前進し、衣服・鎧の軽量化、耐久力向上などの結果を生み出している。快く研究に協力してもらえるように、できる限り負担を少なくし、希望の品などを許容可能な範囲で出している。
・研究所内には他にもモンスターが飼育課に置かれており、申請すれば見学も可能。ただし、時々何かしらのやらかしが起きるので、自己責任も必要。


「フキマリア教」
・この世界の宗教は各自自由だが、その中でもこの聖国だけで信仰されていた宗教。
・フキマリアという神を崇め奉りつつ、モンスターを絶対悪として、その神のためにも常日頃発展を目指すべしという教義がある。
・ただし、それだけなら研鑽を積めばいいだけの話のように思えるのだが、曲解によって初期のころとは比べようのないほどひどい状態になっており、聖国の滅亡と共に信徒も大多数が失われ、滅びゆく定めにある。

「謎の召喚された怪物」
・聖国で一発逆転を狙ってか、多くの信徒を犠牲にして召喚された怪物。
・三千もの数が呼び出されたが、個体の強さはソレほどでもなく、既に駆逐された。
・何を思ってこんなものを呼びだしたのか、そもそもこんな自滅装置みたいなものを呼びだして何がしたかったのかと、後世の歴史学者はツッコミを入れたとか入れていないとか。


「ハクロファンクラブ」
・元々は、ハクロに関する話によって監視や偵察の任務などを負った間諜や密偵たちが、ハクロに関して闇の世界の中で見えた希望の光として意気投合し合い、作り上げたファンクラブ。
・雇い主が違うとはいえ、彼女の笑顔を、幸せを守るために一致団結し、凄まじい一体感を見せ付ける。
・元々が有能な人たちでもあるので、そこにやる気という燃料が投下されたため、犠牲となる悪人共が増加する結果になり、何気に全世界の犯罪率が低下していたりする。
・ハクロ関係の品々も取り揃えており、ファンクラブ会員たちはどれだけ彼女が素晴らしいか、そしてこの希望の光を消さないようにできるかなどを話し合い、日夜その幸せを願って行動している。
・若干狂信者集団といっていいかもしれないが、宗教的なものではない。ただ、やらかそうと思った相手は即座に捕まり、数時間後には入会していたりする。
・プライバシーなどに関してはある程度配慮していたりするので、私生活を丸見えにして目にすることは無い。単純に、そのほのぼので温かく、幸せな光景を守るために見守っている集団ともいえる。


――――――――――――
設定紹介1からの変化点等について

・ハクロの不明だった今の種族名が、『ホーリーアラクネ』として研究所で定められた模様。『ホーリータラテクト』の名称とあまり変わらないが、これで一応正式な種族名となった。
・処分されたアルスの親たちの末路に関しては、ここでは記さない予定。とは言え、正統な当主に対する
扱い方や、当主代理としての責務を果たさず、血を途絶えさせかねなかったなどの罪が重なっており、死よりも重い極刑が下された模様。なお、兄モドキたちに関しては一応年齢なども配慮して、ギリギリ生き延びた道を選ぶことになった。今後の再登場の機会は‥‥‥‥予定しておきたい。
・当初の予定では、実はハクロは「しっかり者のお姉さん」みたいな性格になるはずであった。だがしかし、何をどうしてか「甘えん坊の子猫」みたいな性格になってしまった。いや本当にどうしてこうなった。
・ハクロの過去に関しては、彼女自身覚えていても封をしている面が見られ、当時の事を無理に思い出させようとすると拒絶反応を示す。ゆえに、過去話に関してはタブーとされている。
・恋愛感情に関しては、アルスもハクロもまだ未熟なところがある模様。とは言え、好きという気持ちで考えるのであれば、ハクロの方がリードしているように思える。甘えたりしたくなるのも、懐いているだけではなく大好きな面があるからなのだろう。
・とはいえ、ハクロの気持ちに関しては『人を恨む気持ち』が過去のことに関してまだくすぶっており、完全に癒えているわけではない。それがどうなるのかは…‥‥今後次第。
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