23 / 229
2章 学園初等部~
2-13 守りよりもまずはこっちだったか
しおりを挟む
準備もし終え、今度は脱皮なども無いように念入りに確認し終え、ようやく来た水泳の授業の日。
学園内でやるのではなく、帝都の防壁の側に存在していたプールに、僕たちはいた。
かなり昔に学園が国と交渉して作り上げた施設らしいが、毎年きちんと手入れをしているのでかなり良い保存状態であり、授業で使う以外の夏日では帝都の人達も遊びに来れるように解放しているらしい。
なので、この授業できちんと泳げるようになれば、自由に遊びに来れるという訳だ。
‥‥‥なお、そのおかげで泳げるようになった生徒たちは、卒業後に海軍に所属したりして、泳ぐことがある職業に就くことに役立っているらしい。泳げるってことはいざという時に役だったりするからね。
歴史の授業とかでは、ここで泳ぎに嵌り過ぎたがゆえに、大洪水などが起きた時にも泳ぎまくって難を逃れる人がいたり、戦時に滝登りすらも成しとげて活躍した将軍などもいるらしい。滝登りは流石に無理だと言いたい。というか、何をどうやって滝登りで活躍したのだろうか‥‥‥上流からの奇襲とか?
まだまだ勉強不足故に正確な理由は不明な点が多いが、今は水泳の授業が行われるのでそちらの方に気を戻しつつも、プールという事で一つ忘れていたことがあった。
前世の自分がどうだったのかはよく覚えていないのだが、プールの授業となればこの世界でもこれがあるらしい。
しゃああああああああ!!
プールまでの道のりに存在するのは、入る前に浴びる必要のあるシャワーの道。
しかも、魔法か何かでご丁寧にキンキンに冷やされた水のようで、浴びせられると滅茶苦茶冷たい。
「ぎゃああ!!つめたぁぁぁあ!!」
「ひぇぇぇぇさむぅぅぅ!!」
あちこちで悲鳴が聞こえるのだが、このシャワーを浴びる必要のある理由はきちんと存在していたりする。
体をきちんと綺麗にしたり、まだ泳いだことが無い人への水への恐怖心を薄れさせるなどがあるらしいのだが…‥‥この世界でもしっかりとこのシャワーを浴びることが浸透しているらしく、避けようがない。
そしてハクロも当然浴びる羽目になったようで、しっかりとプール前の冷たい洗礼により‥‥‥
【キュルルル‥‥‥】
「あー冷えちゃったか…‥‥うん、くっ付いていていいよ」
【キュルゥ】
プルプルと水の冷たさに身を震わせたようで、僕を抱きかかえて暖を取った。
僕自身も今ので体が冷えていたので、こうやってくっつきあうと温かいのだが…‥‥なんか周囲から視線が来る。
うん、水着の彼女に抱きかかえられている状態だからね。なんか嫉妬や怨嗟の視線がビシバシ飛んでくる気がする。柔らかくて温かいのに、冷たくて痛い物が相殺している。
まぁ、そんなことは気にしている意味も無く、全員浴び終えたところで受講する生徒たちの幅が初等部~高等部とあるので、各学年ごとにプールの各部へ分かれることになった。
「はーっはっはっはっはっは!!今年は入りたての初等部諸君!水泳前の冷たき道をよく乗り切ったなぁ!そしてようこそ!!私がこの初等部での水泳の授業を請け負うヅチーカだ!!」
ヅチーカ先生はそう言いながら高笑いをしていたが、どう見ても空元気である。
というのも、やや筋肉質な男性ではあったが、思いっきり足元をぶるぶると震わせて青ざめているからだ。やはりシャワーの冷たさは、大人であろうとも寒い様だ。
「寒かろう寒かろう!!だがしかし、これも入るまでのこと!!だがその前に体を温め直しつつ、なおかつ水中での動きは普通では使わないような身体の動かし方を行い、手足がつる可能性がある!!さぁ、だからこそ準備運動から始めよう!!」
まともな提案と言うべきか、体を少しでも動かして楽にしたいのか先生がそう叫び、準備運動を始めることになった。
手足を前に伸ばしたり、横に回したり飛び跳ねたりと、よくあるような準備運動。
それでも溺れるリスクを減らすには必要なので真面目に行いつつ、生徒全員が冷え体を温め直すためにまじめに取り組む。
そしてある程度運動したところで、まずはプールに浸かるところから始まった。
‥‥‥というのも、最初から行き成り飛び込みとかをするわけでもなく、ここで初めて泳ぐ人も多い。
なので、まずは水の中で体がどう動くのか確かめながら、徐々に慣らしていくそうだ。
水泳の授業と言えども、泳ぐまでの行程が長いが…‥‥まじめにやる価値はあるだろう。
「っと、体の力を抜いて結構浮くな。ハクロはどう?」
【キュル】
水の深さはそれなりにあるようで、そこに足が付かずに浮く生徒が多い。
そしてハクロもまた、浮いたと言えば浮いたようだが‥‥‥
【キュルル、キュルル♪】
くの字に曲がっているというか、何というか。
ちょっと犬かきに近い姿勢で浮いていたが…‥‥どうやら蜘蛛の下半身部分と、体の上半身部分では浮力が起きたようで、全体的に見ればかなり反っている状態。
たとえるならば、スケートのイナバウアーよりもさらに角度が急になっているというべきか…‥‥まともに泳げているのかが怪しいレベル。
でも、水に浮くのが楽しいのか、ハクロは喜んでいるので気にしないで良いのかもしれない。
【キュルルルゥ♪】
「あ、でも足を動かせばちゃんと進むのか」
蜘蛛の足の方できちんと推力は生み出せるらしく、のけぞっている状態であれども航行には問題無し。
そして泳げるのが楽しいのか、彼女はご機嫌そうに鳴くのであった。
…‥‥なお、泳ぐ速度がかなり遅かったが別に良いだろう。
人の足に比べて蜘蛛の足だと、どうも進むために水を蹴る力が入りにくいらしいからね。アメンボのように浮いて進む蜘蛛のモンスターも世の中にいるそうだが、彼女とは種族が違うから無理か。
「待てよ?だったら水かきのような物とか作ったら、そこそこの速度が出るんじゃ…?」
ダイバーとかの足に付けるようなアレがあれば速度はそれなりに期待してもいいかもしれない‥‥‥まぁ、今は泳ぐ楽しさを十分に味わえば良いかもね。
…‥‥バシャバシャと、ハクロが泳ぐ楽しさに目覚めている丁度その頃。
更衣室外…‥‥施設の外にある場所では、間諜たちがしっかりと動いていた。
「…‥‥というか、捕縛に乗り出す前に全員動けなくなるとはな」
「捕まえるのが楽でいいけど、洗うのが大変だぞこれは…‥‥」
間諜たちがそうつぶやき合う目の前にあるのは、更衣室覗きを様々な手で成し遂げようとした馬鹿者たち。
だが、彼らは全員地に伏しており、周囲には赤い物があふれ出していた。
「どうもまともに見ることに成功したのは良いが、刺激が強すぎてしまったようだな」
「うーん、彼女の裸を見たのは羨ましくも思えるけど、こんな大惨事は避けたいねぇ」
「軽蔑しますよ」
「「すいません」」
女性の間諜が冷たいまなざしを向ければ、その他の間諜たちが思わずそう返答してしまう。
まぁ、無理もないだろう。対策を潜り抜けた先の極楽を見た代償は、かなり高くついているようなのだから。
「しかしまぁ、ここまでの出血量はすさまじいな。どれだけ興奮したのやら」
「普通に変態行為をしたというのに、全員大事を成しとげたようなやり切った顔で、倒れてますからね」
「普通に犯罪者なので、後で地獄が待っているというのになぁ」
厳重注意だけで済む話でもなく、きちんとした処罰は用意されている。
ゆえに、今ここで安らかに逝っていても、起きた後には地獄へ案内されるのである。
果たしてそれが本当に代償に見合っているのかどうか、間諜たちは疑問に思うのであった。
…‥‥なお後日、これから連行される覗き魔たちの中に、かなり無理をして買ったらしい超高級撮影用の魔道具を持った者がおり、その内部に保存されていたデータを巡って、詳細を知った者たちで戦争が起こったのは言うまでもない。
「ん?」
「どうしたんですか?」
「いや、今何かこう、地面がちょっと揺れたような気が‥‥‥気のせいか?」
そして、この場でとある異変に気が付いた間諜がいたが、それが何だったのか知るのはもう間もなくのことである‥‥‥‥
学園内でやるのではなく、帝都の防壁の側に存在していたプールに、僕たちはいた。
かなり昔に学園が国と交渉して作り上げた施設らしいが、毎年きちんと手入れをしているのでかなり良い保存状態であり、授業で使う以外の夏日では帝都の人達も遊びに来れるように解放しているらしい。
なので、この授業できちんと泳げるようになれば、自由に遊びに来れるという訳だ。
‥‥‥なお、そのおかげで泳げるようになった生徒たちは、卒業後に海軍に所属したりして、泳ぐことがある職業に就くことに役立っているらしい。泳げるってことはいざという時に役だったりするからね。
歴史の授業とかでは、ここで泳ぎに嵌り過ぎたがゆえに、大洪水などが起きた時にも泳ぎまくって難を逃れる人がいたり、戦時に滝登りすらも成しとげて活躍した将軍などもいるらしい。滝登りは流石に無理だと言いたい。というか、何をどうやって滝登りで活躍したのだろうか‥‥‥上流からの奇襲とか?
まだまだ勉強不足故に正確な理由は不明な点が多いが、今は水泳の授業が行われるのでそちらの方に気を戻しつつも、プールという事で一つ忘れていたことがあった。
前世の自分がどうだったのかはよく覚えていないのだが、プールの授業となればこの世界でもこれがあるらしい。
しゃああああああああ!!
プールまでの道のりに存在するのは、入る前に浴びる必要のあるシャワーの道。
しかも、魔法か何かでご丁寧にキンキンに冷やされた水のようで、浴びせられると滅茶苦茶冷たい。
「ぎゃああ!!つめたぁぁぁあ!!」
「ひぇぇぇぇさむぅぅぅ!!」
あちこちで悲鳴が聞こえるのだが、このシャワーを浴びる必要のある理由はきちんと存在していたりする。
体をきちんと綺麗にしたり、まだ泳いだことが無い人への水への恐怖心を薄れさせるなどがあるらしいのだが…‥‥この世界でもしっかりとこのシャワーを浴びることが浸透しているらしく、避けようがない。
そしてハクロも当然浴びる羽目になったようで、しっかりとプール前の冷たい洗礼により‥‥‥
【キュルルル‥‥‥】
「あー冷えちゃったか…‥‥うん、くっ付いていていいよ」
【キュルゥ】
プルプルと水の冷たさに身を震わせたようで、僕を抱きかかえて暖を取った。
僕自身も今ので体が冷えていたので、こうやってくっつきあうと温かいのだが…‥‥なんか周囲から視線が来る。
うん、水着の彼女に抱きかかえられている状態だからね。なんか嫉妬や怨嗟の視線がビシバシ飛んでくる気がする。柔らかくて温かいのに、冷たくて痛い物が相殺している。
まぁ、そんなことは気にしている意味も無く、全員浴び終えたところで受講する生徒たちの幅が初等部~高等部とあるので、各学年ごとにプールの各部へ分かれることになった。
「はーっはっはっはっはっは!!今年は入りたての初等部諸君!水泳前の冷たき道をよく乗り切ったなぁ!そしてようこそ!!私がこの初等部での水泳の授業を請け負うヅチーカだ!!」
ヅチーカ先生はそう言いながら高笑いをしていたが、どう見ても空元気である。
というのも、やや筋肉質な男性ではあったが、思いっきり足元をぶるぶると震わせて青ざめているからだ。やはりシャワーの冷たさは、大人であろうとも寒い様だ。
「寒かろう寒かろう!!だがしかし、これも入るまでのこと!!だがその前に体を温め直しつつ、なおかつ水中での動きは普通では使わないような身体の動かし方を行い、手足がつる可能性がある!!さぁ、だからこそ準備運動から始めよう!!」
まともな提案と言うべきか、体を少しでも動かして楽にしたいのか先生がそう叫び、準備運動を始めることになった。
手足を前に伸ばしたり、横に回したり飛び跳ねたりと、よくあるような準備運動。
それでも溺れるリスクを減らすには必要なので真面目に行いつつ、生徒全員が冷え体を温め直すためにまじめに取り組む。
そしてある程度運動したところで、まずはプールに浸かるところから始まった。
‥‥‥というのも、最初から行き成り飛び込みとかをするわけでもなく、ここで初めて泳ぐ人も多い。
なので、まずは水の中で体がどう動くのか確かめながら、徐々に慣らしていくそうだ。
水泳の授業と言えども、泳ぐまでの行程が長いが…‥‥まじめにやる価値はあるだろう。
「っと、体の力を抜いて結構浮くな。ハクロはどう?」
【キュル】
水の深さはそれなりにあるようで、そこに足が付かずに浮く生徒が多い。
そしてハクロもまた、浮いたと言えば浮いたようだが‥‥‥
【キュルル、キュルル♪】
くの字に曲がっているというか、何というか。
ちょっと犬かきに近い姿勢で浮いていたが…‥‥どうやら蜘蛛の下半身部分と、体の上半身部分では浮力が起きたようで、全体的に見ればかなり反っている状態。
たとえるならば、スケートのイナバウアーよりもさらに角度が急になっているというべきか…‥‥まともに泳げているのかが怪しいレベル。
でも、水に浮くのが楽しいのか、ハクロは喜んでいるので気にしないで良いのかもしれない。
【キュルルルゥ♪】
「あ、でも足を動かせばちゃんと進むのか」
蜘蛛の足の方できちんと推力は生み出せるらしく、のけぞっている状態であれども航行には問題無し。
そして泳げるのが楽しいのか、彼女はご機嫌そうに鳴くのであった。
…‥‥なお、泳ぐ速度がかなり遅かったが別に良いだろう。
人の足に比べて蜘蛛の足だと、どうも進むために水を蹴る力が入りにくいらしいからね。アメンボのように浮いて進む蜘蛛のモンスターも世の中にいるそうだが、彼女とは種族が違うから無理か。
「待てよ?だったら水かきのような物とか作ったら、そこそこの速度が出るんじゃ…?」
ダイバーとかの足に付けるようなアレがあれば速度はそれなりに期待してもいいかもしれない‥‥‥まぁ、今は泳ぐ楽しさを十分に味わえば良いかもね。
…‥‥バシャバシャと、ハクロが泳ぐ楽しさに目覚めている丁度その頃。
更衣室外…‥‥施設の外にある場所では、間諜たちがしっかりと動いていた。
「…‥‥というか、捕縛に乗り出す前に全員動けなくなるとはな」
「捕まえるのが楽でいいけど、洗うのが大変だぞこれは…‥‥」
間諜たちがそうつぶやき合う目の前にあるのは、更衣室覗きを様々な手で成し遂げようとした馬鹿者たち。
だが、彼らは全員地に伏しており、周囲には赤い物があふれ出していた。
「どうもまともに見ることに成功したのは良いが、刺激が強すぎてしまったようだな」
「うーん、彼女の裸を見たのは羨ましくも思えるけど、こんな大惨事は避けたいねぇ」
「軽蔑しますよ」
「「すいません」」
女性の間諜が冷たいまなざしを向ければ、その他の間諜たちが思わずそう返答してしまう。
まぁ、無理もないだろう。対策を潜り抜けた先の極楽を見た代償は、かなり高くついているようなのだから。
「しかしまぁ、ここまでの出血量はすさまじいな。どれだけ興奮したのやら」
「普通に変態行為をしたというのに、全員大事を成しとげたようなやり切った顔で、倒れてますからね」
「普通に犯罪者なので、後で地獄が待っているというのになぁ」
厳重注意だけで済む話でもなく、きちんとした処罰は用意されている。
ゆえに、今ここで安らかに逝っていても、起きた後には地獄へ案内されるのである。
果たしてそれが本当に代償に見合っているのかどうか、間諜たちは疑問に思うのであった。
…‥‥なお後日、これから連行される覗き魔たちの中に、かなり無理をして買ったらしい超高級撮影用の魔道具を持った者がおり、その内部に保存されていたデータを巡って、詳細を知った者たちで戦争が起こったのは言うまでもない。
「ん?」
「どうしたんですか?」
「いや、今何かこう、地面がちょっと揺れたような気が‥‥‥気のせいか?」
そして、この場でとある異変に気が付いた間諜がいたが、それが何だったのか知るのはもう間もなくのことである‥‥‥‥
80
お気に入りに追加
3,791
あなたにおすすめの小説

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる